ジプシージャズ入門

ジプシージャズやドイツでの育児・雑学について

なぜ欧米でユダヤ人は嫌われる?

日本人には馴染みが薄いと言うか、「なぜ?」と思うかもしれませんが、欧米ではユダヤ人をよく思ってない人は多いです。

私達日本人からすると、「何でそこまで嫌われるの?」「彼らが何をしたの?」って思いませんか?

私はよく思っていました。

日本では日ユ同祖論などあるし、多くのユダヤ人を助けた杉原千畝も有名なので、親イスラエルの人が多いと思いますし、私が出会ったイスラエル人のほとんどは親日家でしたね。

さて今回は、歴史的背景も含めて、何故ヨーロッパでユダヤ人が嫌われている(いた)か理由を紹介します。

目次

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ユダヤ人とは?

ユダヤ人が嘆きの壁で祈っている

英語でJew/Jews(ジュウ/ジュウズ)もしくはJewish(ジューイッシュ)といい、基本的にはユダヤ人の母親から生まれたらユダヤ人で、父親がユダヤ人でも母親がユダヤ人でない場合、子供はユダヤ人にはならない。

また、正式な手続きを経てユダヤ教に改宗した人は、ユダヤ人となれるんですね。

特徴としては、いつも「キッパ」と呼ばれる小さな帽子を被っていて、大きく長い髭を蓄えています。

ただ、イスラエル国内でユダヤ教を信仰していない人は、イスラエル人と定義されているようです。

有名なユダヤ人

ユダヤ人って結構多いって知っていました?

有名どころでは、アインシュタイン、ノイマン型コンピュータを作ったノイマン、経営学の本をいくつも出しているピータードラッカー、映画監督のスティーブン・スピルバーグ、コンピューター会社のDELLの創業者マイケル・デル、Face bookのマーク・ザッカーバーグ、Googleの創業者2人セルゲイ・ブリンラリー・ペイジ、当然イエスキリストもユダヤ人です。

名前をあげるとキリがないくらい、世界的に影響を持った人たちが多いです。

イスラエルとは?

イスラエル

紀元前にカナンの地と言われる、今のエルサレムがある辺りにあったとされ、内乱のため分裂したり、他国に侵攻され滅ぼさたりしたが、ローマ帝国、オスマン帝国に統治された後、1928年にイギリス主導でイギリス委任統治領パレスチナとして運営され、紆余曲折を描きながら1948年イスラエル独立宣言を行い建国。

これが問題を作っているんですけどね。

というのも、イギリスの※1「3枚舌外交」のせいで火種が起き、※2国連の決定」のせいで、アラブ人(パレスチナ人)が住んでいた地域にイスラエルが来て建国したんです。

※1(アラブ・フランス・ユダヤに配慮した3つの協定)

※2(パレスチナをユダヤ人・アラブ人・国連統括地の3つに分ける案)

パレスチナ人にとっては、たまらないですよね。いきなり自分の国に国連が3分割しようって言って来て、結局今は、パレスチナ自治区と呼ばれ国の体裁もとれてないんです。

しかも、今イスラエルに住んでいるイスラエル人・ユダヤ人って白人に近い肌の色や、見た目ですよね?

もともとここに住んでいた(イエスキリスト時代)ユダヤ人って、キリストを見たらわかりますが、色黒で、アラブ人なんですよね。

パレスチナ人の方が、正当なユダヤ人の見た目なんですが・・・

どう思いますか?2000年前に住んでいた(血の繋がってない/血縁のかなり薄い)子孫が、「ここは元々俺の国があったところだから、出て行って?」何て来たら?

ジャイアンくらい理不尽な振る舞いですよね。

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 欧米でユダヤ人が嫌われる理由

私は日本人なので、差別意識はないので、ヨーロッパの友達に聞いて見ました。

友達は差別主義者ではないですが、何故の部分を答えてくれました。

「金にがめつい」「民族主義」「人に迷惑かけても、宗教だからと気にしない」「お金にうるさい」「損得勘定しかしない」「お金のことしか考えてない」「うるさい」などです。

こう言った話も聞きました。

『ヨーロッパが大戦中に、地元の貴族などは土地を担保にユダヤ人にお金を借りていて、戦争に負けたのでお金が返せなくなって、土地を取り上げられらから、よく思ってない人が多い。』

これは、お金を返せない方が悪いと思いますが、似たような話は沢山ありますよね。

日露戦争でもそうですが、ユダヤ人は日本とロシアどちらにもお金を貸していて、どっちが勝っても損をしないようにしていた、とか、太平洋戦争の時も、日本はユダヤ人にお金を借りていたりとかで、結局借金を払い終えたのは、82年後の1981年、本当に長い間お金を払っていたんですね。

これは教訓ですね。お金は借りるな、と。

ベネチアに住んでいる友人は『ユダヤコミュニティーが近くにできて、うるさくなった。何度も揉めたので、知り合いのお偉いさんに話をつけてもらいに言ったが、何か言えば「差別」と言うばっかりで、困ってる』と言ってました。

まぁ、お金にがめついのは知っていましたが、それだけで2000年以上も嫌われるものなんですかね〜?

1348~1351年にペストが流行したときにも、非難されて、処刑されていましたしね。

ペストが流行したときに、処刑されるユダヤ人の写真

<画像はウィキペディアより>

本当の理由

聖書

欧米人の根底にあるユダヤ人への感情は、おそらくクリスチャニティー(キリスト教)のせいだと思います。

キリスト教はユダヤ教のことが嫌いなので、何かと目の敵にして来ましたよね?

イエスキリストはいつの間にか白人になったし、※13の数字もいつの間にか不吉なものになったし、※6も666の悪魔の数字になったりと。

※数字の6や13はユダヤ教では聖数として扱われています。(ただ、聖数はかなり多いので偶然この数字になった感もありますが・・・)

旧約聖書と新約聖書は所々内容が違うみたいだし。

旧約聖書はユダヤ教のもので、新約聖書はキリスト教のために作られた別物って感じでしょうね。

ではなぜキリスト教がユダヤ教、ユダヤ人を嫌いなのかというと、「ユダがキリストを裏切ったためにキリストが殺害されたから」でしょう。

キリスト教にとってキリストは神。

でも、ユダヤ教は唯一神を信仰しているので、キリストが神を名乗ることは掟に反するんです。。だって、神様は一人(唯一)じゃないとダメなので。

そこで俗にいう「裏切り者のユダ」が、キリストを殺害したのです。

ただ、ここで考えてほしいのは、ユダもキリストもユダヤ人です。ですので、ユダヤ人が掟に反しているユダヤ人を殺しただけなのですが、キリスト教が出来たためにユダは「悪」と定義されてしまったんです。

また、この「裏切り者のユダ」はキリスト教から見た視点では裏切り者ですが、ユダヤ教からみたら信仰心の深い者じゃないでしょうか?

パレスチナ紛争

ただ、最近ではガザ地区のこともあり、イスラエル・ユダヤ人をよく思ってない人が増えていますね。

パレスチナ紛争とは、簡単に言うとユダヤ人がアラブ人が住んでいるパレスチナにイスラエルを建国して、領土を拡大している問題です。

一般的にみたら、イスラエルに非があるように思えますが、色々な事が絡み合って複雑なようです。

<こちらシオニズムとは?この世はお金がすべての資本主義社会に詳しく書いているので、こちらもどうぞ>

特に日本はアメリカ寄りなので、親イスラエルのニュアンスの報道が多いと思いますが、戦力差はヒノキの棒(パレスチナ)対ミサイル(イスラエル)って感じですよね。

しかも下の図を見てもらえば一目瞭然ですが、パレスチナはどんどん領土を奪われていますし。(黒い部分がパレスチナの土地、黄色がイスラエル)

パレスチナの国土の減り具合

<palestineportal.org より参照>

イエスキリストは「Love Thy Neighbor」(隣人を愛せ)と言いましたが、ミサイル打ち込んでいる所を見ると、信仰どころじゃないようですね。

こんなこともあり、 欧米ではイスラエル製品やイスラエルをサポートしている会社をボイコットしよう、と言う活動をよく見ます。

イスラエルをサポートしている会社は、ほぼユダヤ資本なので納得いきますが。

参考までに一部紹介します。

イスラエルを支持している会社

ほぼ、みんなが知っている会社ですね。マクドナルド、バーガーキング、コカコーラ、セブンイレブン、リーバイス・・・

世界の有名財閥もユダヤ出身者多いですしね。

まとめ

結局のところ、なぜ彼らが嫌われるのかと言うのは、一言では言い表せない歴史背景が絡んでますが、根底にあるものは、「ユダが裏切ったためにキリストが殺害された」ことが大きいです。

そこから派生して、キリスト教がユダヤ教を陥れるための長年の宣伝、イギリスの適当な外交のおかげの建国→戦争、ビジネスがうますぎるための嫉妬、パレスチナを略奪しているから、など複雑なようですね。

 

コチラの本もおもしろいので、是非読んでみて下さい。ちょっと行き過ぎでユダヤ人が悪者っぽく書かれていますが、陰謀論=ユダヤ人って構図がみんな好きなので、しょうがない所もありますが・・・。

読みものとしては面白いですが、あまり真に受けずに半分フィクションとして読んでみて下さい。

世界を動かすユダヤの陰謀: 人類をあやつる「闇の支配者」たち (王様文庫)

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