HP 470 G7のレビュー・17型で光学ドライブ付きの希少モデル

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公式サイトでの販売は終了し、現在は楽天で販売されています。また、後継機種の470 G8が発表されたので、こちらをどうぞ!

 

ここ最近あまり見なくなった17インチの大画面で、光学ドライブ付きの希少な機種になります。主流なノートパソコンは13インチ~15インチで種類が豊富ですが、17型は少ないですよね。ましてや光学ドライブ付きもここ最近、あまり販売されないので、「大画面で光学ドライブ付きPC」を探している人にはうってつけの機種だと思います。

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HP 470 G7のスペックレビュー

HP 470 G7 正面

カラー シルバー
CPU Intel core i3-10110U
Intel core i5-10210U
Intel core i7-10510U
メモリ 最大16GB
ストレージ 最大 SSD 256GB+HDD 最大1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
AMD Radeon 530
ディスプレイ(17.3型) HD SVA 非光沢 220nit
FHD IPS 非光沢 300nit
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ DVDライター
その他 WiFi、Bluetooth 5搭載、SDカードリーダー、Office Home &Business 2019搭載可能
セキュリティ Windows Defender、TPM、セキュリティロックケーブル用スロット
バッテリー 最大6.7時間(JEITA測定)
寸法 418x272x24.5㎜
重さ 2.5㎏
保証 1年間
価格 8万2280円~

パソコンの頭脳であるCPUには比較的快適に使えるCore i3から、ビジネス用途でもがっつり使えるCore i5とCore i7があります。

メモリは8GBか16GBと大きいので、どちらを選んでも十分な容量があります。

ストレージはCore i3とi5モデルにはHDD 500GBが、Core i5とi7にはSSD 256GB+HDD 1TBが搭載です。2021年に、HDDのみ搭載のパソコンを使う人はほとんどいないと思います。パソコンの起動も遅いし、すべてが遅いのでおすすめしません。

ディスプレイはCore i3とi5モデルには「HDディスプレイ」が、Core i5とi7モデルには高解像度の「フルHDディスプレイ・IPS液晶」が搭載です。表示される情報量が多く、見やすいフルHDがおすすめですね。

指紋センサーや顔認証などの「ハイテク機能」は無く、シンプルな機能になっていますが、光学ドライブ搭載なのでCDやDVDを読み書きする人には使いやすいと思います。

最大バッテリー駆動時間は6.7時間と短いし、大きなパソコンなので主に据え置き用として使う人に合う機種です。

SDカードリーダーに有線LANケーブルポートもあり、HDMIやUSB-Aも搭載しているので、比較的豊富なインターフェイスになっています。

Core i3モデルは「う~ん・・・」と首をかしげざるを得ないスペックですが、SSD搭載でフルHDのCore i5モデルとi7モデルは「使いやすいビジネスノート」だと思います。

公式サイト

ライバル機種

HP 470 G7と比較機種の筐体<左から本機種・HP 17-by2000・lenovo ideapad slim 360i>

本機種と似たような17型機種との比較です。一番右のIdeaPadはベゼル(画面の黒い枠)がかなり細いので、おしゃれですね(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 HP 17-by2000 IdeaPad Slim 360i
CPU Core i3-10110U
Core i5-10210U
Core i7-10510U
Core i5-1035G1
Core i7-1065G7
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 16GB 8GB 8GB
ストレージ SSD 256GB+HDD 1TB SSD 128GB+HDD 1TB SSD 512GB
グラフィックス UHD/Radeon 530 UHD/Radeon 530 Iris Xe
ディスプレイ HD/FHD IPS FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi5 WiFi5
バッテリー 6.7時間 10時間 8時間
重量 2.5㎏ 2.47㎏ 2.2㎏
光学ドライブ あり あり なし
価格 8.2万円~ 12万円~ 5.3万円~

全機種17型の大画面ですが、Lenovo IdeaPad slim 360iのみ光学ドライブが搭載していません。と言うのも、持ち運びが少なく事務所や自宅で使う場合は、光学ドライブ無しの機種に外付けドライブ(3000円弱)を搭載したら同じように使えます。

また、本機種はSSD+HDDのデュアルストレージなので、多くのデータを保存できます。

CPUの性能はこちらになり、性能はIdeaPad <HP 17 <本機種になります。

各機種の特徴

  • 本機種・・・大容量ストレージで光学ドライブ内蔵
  • HP 17-by2000・・・光学ドライブ内蔵でデュアルストレージ、CPU性能が高い10世代Gシリーズ
  • IdeaPad Slim 360i・・・光学ドライブは無いが、ベゼルが細くおしゃれな機種で、Core i5以上を選ぶとグラフィック性能が高いIris Xe搭載なので作業がしやすくなる

メリット・デメリット

本機種のメリット・デメリットは、以下になります。

良い点

・光学ドライブ内蔵
・大画面で作業がしやすい
・外部グラフィックボードも搭載可能

残念な点

・2.5㎏と重いので、持ち運びに向かない
・ベゼルが大きい

HP 470 G7の特徴

HP 470 G7 左斜め前から

シルバーのおしゃれな筐体ですが、17型なので全体的に大きいですね。

寸法は幅418㎜、奥行き272㎜、高さは24.5㎜で、

  • 幅は、500mlペットボトル2本分の高さ(424㎜)
  • 奥行きは、千円札の長辺2枚分(300㎜)
  • 高さは、1円玉(直径20㎜)

とほぼ同じサイズです。

HP 470 G7 閉じた状態の右側面

光学ドライブがあるので、厚さ(高さ)は大きいですね。重量も2.5㎏と大きめなので、据え置き用として使いやすいと思います。

HP 470 G7 背面

シルバーなので、高級感がある外観ですね。素材は樹脂になります。

HP 470 G7のキーボード面

天面もキーボード面も光沢のある質感で、悪くないと思います。

CPU

core i3-10110U core i5-10210U Core i7-10510U
製造プロセス 14nm 14nm 14nm
コア/スレッド 2/4 4/8 4/8
ベースクロック 2.1GHz 1.6GHz 1.8GHz
ターボブースト時 4.1GHz 4.2GHz 4.9GHz
キャッシュ 4MB 6MB 8MB
TDP 15W 15W 15W

 

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

(グラフをタップすると数値が表示されます)

Core i3は低負荷な作業しかしない人向けで、先述したようにストレージがHDD搭載なので、遅いです。

Core i5はビジネスでもがっつり使えるほどの性能があり、SSD搭載モデルであれば快適に使用できます。HDD搭載モデルの場合は、同じく遅いです。

Core i7は7000オーバーのスコアで、快適に作業ができますね。

グラフィックス

グラフィックスにはAMD Radeon 530と言うエントリークラスのグラフィックボードが搭載で、ビデオメモリ(VRAM)は2GBになります。

性能的にはCPU内蔵グラフィックス並みですが、ビデオメモリ2GBあるので、Office作業や動画編集・画像編集は若干やりやすくなっています。

ディスプレイ

HP 470 G7のディスプレイ

 

インチ 解像度 光沢 輝度 液晶
17.3インチ フルHD
1920×1080
なし 300nit IPS
17.3インチ HD
1600×900
なし 220nit SVA

Core i3と一部のCore i5モデルに搭載されるHDディスプレイは、一般的なHDディスプレイよりも解像度が高いので、そこまで品質が悪いということはありません(通常のHDは1366×768)。ただし、できれば高解像度のフルHDディスプレイに、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶が使用されている、Core i5モデルかCore i7モデルがおすすめです。

キーボード

HP 470 G7のキーボード

キーピッチ(キーの中心から上下左右の次のキーの中心までの距離)は18.7×18.7㎜と標準的なサイズです。

キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と悪くないですね。比較的タイピングもしやすいです。

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する場所で、パソコンの作業台になります。作業台が大きいとより大きなデータや、より多くのことがやりやすくなります。

Core i3とi5のメモリ8GBモデルか、Core i7の16GB(8GBx2枚)があります。Core i7にはメモリが2枚使用されているので、メモリ1枚の16GBよりも処理速度が速いため、快適に使えます。

どちらを選んでも大きな容量なので、安心ですね。

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動なんかにも関わってくるパーツなんですね。

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 16Gbps~32Gbps 6Gbps(SATA接続)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージは、

  • Core i3、Core i5・・・HDD 500GB
  • Core i5、Core i7・・・SSD 256GB+HDD 1TB

になります。

HDDは基本的に勧めませんが、「作業効率よりも価格で選ぶ」場合は選択してよいかもしれません。ただし、遅いです。

光学ドライブ

本機種はDVDライターが搭載しています。もう一つの主流である、DVDスーパーマルチドライブとの比較です。

読み込み、書き込み DVDスーパーマルチドライブ DVDライター
CD-R,CD-RW
DVD-R,DVD-R+,DVD-RW,DVD-RW+
DVD-RAM △(書き込み非対応)

DVDライターは、DVD-RAMの読み込みはできますが、書き込みができないだけで、あとはDVDスーパーマルチドライブと同じになります。

セキュリティ

  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
  • セキュリティロックケーブル用スロット・・・持ち出しできないようにワイヤーを繋げる箇所

サポート・保証

HP ビジネスサポート

HPのビジネスノートは日本でのサポートを行っており、保守拠点は国内に420拠点以上あるので、修理対応もスピーディーです。

ビジネスサポートは通常のコールセンターよりもつながりやすく、何といってもたらいまわしがないというのが嬉しいです。時間は、月~金が朝9時から夜21時まで、土曜日が朝9時から夕方17時までになっています。

HP 470 G7の保証

保証は1年間引き取り修理で、HP指定業者が自宅や会社にPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれます。最長5年まで延長でき、保証期間内はパーツ代や輸送費は無料です。

もしくは「オンサイト修理」と言う、「エンジニアが指定住所に来て修理」をする保証にアップグレードでき、こちらも最長5年まで延長できます。

アクシデントサポートと言う通常保証じゃカバーされない「水濡れ」「落下」「盗難」などをカバーする保証もあります。

ビジネスモデルなので、保証とサポートは手厚いですね。

インターフェイス

HP 470 G7の右側面インターフェイス

左から、メディアカードリーダー、USB-A 2.0、DVDライター、そしてセキュリティロックケーブル用スロットがあります。

HP 470 G7の左側面インターフェイス

左から、電源コネクタ、RJ45(LANケーブルポート)、HDMI、USB-A 3.1 Gen 1、ヘッドフォン/マイクジャックになります。

唯一USB-Cがないですが、変換ポート(千円弱)を購入すれば使用できます。

まとめ

コスパの面で見るとあまりよくないですが、17型で光学ドライブ付き、グラフィックボード搭載という希少な機種と言うことを考えれば、このくらいの値段(8.2万円から)かなと思います。

Core i3モデル以外は「普通に快適に使える」スペックなので、これらの機種がメインの検討機種になると思います。

公式サイト