HP 470 G8のレビュー・17インチの大画面にインテル11世代CPU搭載エントリービジネスノート

低価格ビジネスモデルのHPシリーズ・HP 470の最新機種です。旧モデルのG7は光学ドライブが搭載でしたが、本機種は光学ドライブ非搭載なので筐体がかなり小さくなっています。

全体的に「いつものHPシリーズ」といった仕様ですが、プロセッサーは高性能インテル11世代になっています。

がっつりビジネスに使う機種と言うよりは、普段使い用だけどセキュリティやサポートが良い機種が欲しいという人に合うと思います。

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HP 470 G8のスペックレビュー

HP 470 G8 左斜め前から

CPU Core i3-1125G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 256GB+HDD 最大1TB
グラフィックス UHDグラフィックス
Iris Xe
ディスプレイ(17.3型) FHD UWVA 非光沢
無線 WiFi5、Bluetooth 5.0
生体認証 指紋センサー
セキュリティ TPM 2.0
寸法(幅x奥行きx高さ) 400.7 x 257.8 x 19.9㎜
重さ 2.085㎏
バッテリー 最大8.5時間
保証 1年間
価格 販売予定モデル

パソコンの頭脳であるCPUは最新のIntel 11世代が搭載で、通常モデルじゃない上位モデルのCore i3、そして通常版のCore i5とCore i7が搭載可能です。Core i3でもかなり性能が高く快適に作業ができるほどで、Core i5やi7に匹敵する性能になっています。

ただし、メモリ16GBのCore i5とi7はグラフィック性能が高いIris Xeなので、より幅広い用途で使いやすいですね。

メモリは8GB(8GB x1)と16GB(8GB x2)で、メモリの増設はできません。16GBモデルはデュアルチャンネルメモリなのでIris Xeに対応し、処理速度も速いです。

ストレージは速度が速いM.2 PCIe NVMeのSSD 256GBと、M.2 SSD+1TB HDD搭載モデルもあります。ここ最近HDD搭載モデルを見ることも減りましたが、HDDが必要と言う人もいると思うので助かりますね。

ディスプレイは大型の17.3型で、FHD解像度で非光沢になっています。液晶はUWVAという「高視野角」タイプで、輝度は300nitと明るめです。

全体的に見てエントリ―クラスのスペックで、「普通」に使う分には困らない機種です。

公式サイト

旧モデルとの比較

HP 470 G8と旧モデルの筐体<左/本機種・右/HP 470 G7>

旧モデルのHP 470 G7との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 470 G7
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i3-10110U
Core i5-10210U
Core i7-10510U
メモリ 16GB
ストレージ SSD 256GB+HDD 1TB
ディスプレイ FHD UWVA FHD IPS、HD SVA
無線 WiFi5
バッテリー 8.5時間 6.7時間
光学ドライブ 無し 有り
重量 2.085㎏ 2.5㎏
価格 6.5万円~

旧モデルは光学ドライブ搭載でしたが、本機では非搭載になったので筐体がかなり小さくなり、約400gも軽くなってますね。また、CPUが10世代から11世代に上がり性能も高くなっています。

プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1125G4  9500
Core i7-10510U  6939
Core i5-10210U  6482
Core i3-10110U  4052

 

ライバル機種

HP 470 G8と比較機種の筐体<左から本機種・Probook 450 G8・Lenovo IdeaPad Slim 360i 17>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Probook 450 Slim 360i
CPU Core i3-1125G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 16GB 32GB 8GB
ストレージ SSD 256GB+HDD SSD 1TB SSD 512GB
指紋センサー ×
ディスプレイ 17.3型
FHD UWVA
15.6型
FHD IPS、HD TN
17.3型
FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi5/6 WiFi5
バッテリー 8.5時間 12.5時間 8時間
重量 2.05㎏ 1.74㎏ 2.2㎏
価格 13.1万円~ 5.4万円~

Slim 360i以外はビジネスモデルになり、MILスペックに準拠した耐久性があります。また、指紋センサーもあるので使いやすいですね。ただし、Slim 360iは価格が5万円台とかなり安いです。。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1125G4  9500
Core i3-1115G4  6546

 

各機種の特徴

  • 本機種・・・17型としては比較的軽く、Core i3でもかなり性能が高い
  • ProBook 450 G8・・・15.6型ディスプレイだが最大メモリも大きく、WiFi6にも対応。外出先で大画面で作業をしたい人向け
  • Lenovo IdeaPad Slim 360i・・・低価格モデルで据え置き用としておすすめ

メリット・デメリット

良い点

・高性能CPU搭載
・HDDも搭載でき、大容量

残念な点

・インターフェースが若干乏しく、SDカードリーダーやUSB-Cに映像出力機能があればより使いやすかった

HP 470 G8の特徴

HP 470 G8 正面

旧モデルに比べると筐体も小さくなりましたが、エントリービジネスモデルなのでベゼル(画面の黒い枠)は若干太いですね。

HP 470 G8 画面液晶比率

画面液晶比率は76.8%と低めですが、標準的な低価格モデルの仕様ですね。ちなみにここ最近は80%以上は当たり前で、90%を超える機種もあります。

HP 470 G8 右斜め前から

寸法は

  • 幅400.7㎜(≒一万円札2.5枚分/400㎜)
  • 奥行き257.8㎜(≒一万円札1.5枚分/240㎜)
  • 高さ19.9㎜(≒一円玉/20㎜)

になります。17型なので、大きいですね。持ち運びができないことは無いですが、据え置き用としての利用が便利だと思います。デスクトップを購入したくないという人には、特に合うと思います。

HP 470 G8 右側面

横綱級の大きさですが、厚さは19.9㎜、重量は約2.05㎏とそこまで重たくありません。標準的な15型より200gほど重たいだけです。

HP 470 G8 背面

天板にはちょっと大きめのHPのロゴがありますが、シンプルでおしゃれですね。

 

耐久性

HPビジネスノートの耐久性

HPのビジネスノートは机からの落下や満員電車内での圧力、温度の高低差やほこりの中などでの使用を想定した12万時間以上のテストをクリアしているので、安心して使えるパソコンです。

また、EPEAT Silverという認証を得ており、外箱に持続可能な資源を利用するなど地球環境に配慮しし、サステナブルに貢献しています。

キーボード

HP 470 G8 正面

キーボードはテンキー(数字のキー)付きで、バックライトキーはありません。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7×18.7㎜で、窮屈じゃない幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜~1.7㎜と、タイピングしやすい押しごたえになっています。

パームレストに指紋センサーもあるので、サインインも一瞬で完了です。

CPU

製造プロセス コア/スレッド
キャッシュ
グラフィックス ベースクロック
シングルコアターボ時
Core i7-1165G7 10nm
SuperFin
4/8
12MB
Iris Xe 2.8GHz
4.7GHz
Core i5-1135G7 10nm
SuperFin
4/8
8MB
Iris Xe 2.4GHz
4.2GHz
Core i3-1125G4 10nm
SuperFin
4/8
8MB
UHDグラフィックス 2GHz
3.7GHz
Core i3-1115G4 10nm
SuperFin
2/4
6MB
UHDグラフィックス 3GHz
4.1GHz

※最大TDP 28W。Core i3-1115G4は比較のため記載

一般的に搭載されるCore i3は1115G4なのですが、本機種には上位モデルのCore i3-1125G4が搭載になっています。コアとスレッドがCore i5やi7の様に4コア8スレッドになっているので、大きく性能が上がっています。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1185G7  10958
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1145G7  10907
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1125G4  9500
Core i7-1065G7  9063
Core i5-1035G1  8010
Core i3-1115G4  6546

Core i3でも、第10世代Core i7よりも高い性能になっていますね。正直言って、Core i3で十分な人がほとんどかなと思います。

こちらはCinebench R23のスコアで、マルチコア性能はパソコンの総合性能、シングルコア性能が高いと動画編集や画像編集などのクリエイティブワークがしやすくなります。

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・計測機種 青・・・比較

Core i7-11800H  12180
Ryzen 7 5800H  12969
Ryzen 5 5600H  9974
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-11500H  9532
Ryzen 5 5500U  7783
Core i7-1185G7  6246
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i3-1125G4  ??
Core i7-1065G7  4475
Core i5-1035G1  3672
Core i3-1115G4  3343

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・計測機種 青・・・比較

Core i7-1185G7  1538
Core i7-1165G7  1504
Core i7-11800H  1492
Core i5-11500H  1492
Ryzen 7 5800H  1445
Ryzen 5 5600H  1374
Core i5-1135G7  1343
Core i3-1125G4  ??
Core i3-1115G4  1319
Ryzen 5 5700U  1274
Ryzen 5 5500U  1180
Core i7-1065G7  1153
Core i5-1035G1  1060

マルチコア性能は10世代に比べると50%近く上昇していますが、AMD Ryzenの方が高い性能ですね。ただし、シングルコア性能はぶっちぎりでインテルCPUの方が高くなっています。

グラフィックス

グラフィック性能が高いとOfficeワークや複数画面を使った作業、画像編集などのクリエイティブワークがしやすくなります。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 5 5500U  2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1125G4  ??
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
UHD  888

 

インテル11世代CPUはグラフィック性能やシングルコア性能が高いので、より快適に作業ができますね。

ディスプレイ

HP 470 G8のディスプレイ

解像度 光沢 液晶 輝度
FHD
1920×1080
なし UWVA 300nit
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
UWVA液晶 ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングルの略で、視野角が広い液晶
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準

ディスプレイは高解像度のFHDで視野角が広いUWVA、そしてディスプレイの輝度が300nitあるので、明るく見やすいディスプレイです。標準的なディスプレイなので、特に不満に感じることもないと思います。

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、最大16GBになります。この動作周波数(3200MHz)が高いとメモリの処理速度が速くなるのですが、本機は最高周波数なので、サクサク快適です。

本機は、メモリは8GB 1枚(Core i3、Core i5)とメモリ16GB(8GB x2、Core i5、Core i7)の2種類があり、Core i5モデルのみ8GBと16GBの2種類があります。

8GBモデルを選んだ場合はメモリが1枚のシングルチャンネルメモリで、グラフィックは高性能のIris Xeでなく、UHDグラフィックスになるのでご注意を。

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

メモリ8GBモデルはSSD 256GBで、メモリ16GBモデルはSSD 256GB+HDD 1TBになります。どちらのモデルもM.2 SSDが搭載なので、パソコンの起動も速く、快適に使用できます。

セキュリティ

セキュリティはWindows標準搭載のWindows Defenderというマルウェアやウイルス対策があり、TPM 2.0と言うWindows 11必須のモジュールもあります。TPMはパスワードなどの重要情報を別の場所に保管するもので、セキュリティが強化されます。

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・41WHrで、最大バッテリー駆動時間は約8.5時間になります。バッテリー駆動時間は据え置き用としては比較的長いので、部屋を移動したときも充電アダプターの持ち運びは必要なさそうです。

 

インターフェイス

HP 470 G8 右側面

右側面インターフェースは、電源コネクタとUSB-Aになります。

HP 470 G8 左側面

左側面インターフェースはUSB-A、HDMI、USB-C(データ転送のみ)、ヘッドフォン/マイクジャックになります。

17型にしてはインターフェースは乏しいですが、気にならない人もいると思います。

サポート・保証

HP ビジネスサポート

HPのビジネスノートは日本でのサポートを行っており、保守拠点は国内に420拠点以上あるので、修理対応もスピーディーです。

ビジネスサポートは通常のコールセンターよりもつながりやすく、何といってもたらいまわしがないというのが嬉しいです。時間は、月~金が朝9時から夜21時まで、土曜日が朝9時から夕方17時までになっています。

保証は1年間引き取り修理で、HP指定業者が自宅や会社にPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれます。最長5年まで延長でき、保証期間内はパーツ代や輸送費は無料です。

もしくは「オンサイト修理」と言う、「エンジニアが指定住所に来て修理」をする保証にアップグレードでき、こちらも最長5年まで延長できます。

アクシデントサポートと言う通常保証じゃカバーされない「水濡れ」「落下」「盗難」などをカバーする保証もあります。

ビジネスモデルなので、保証とサポートは手厚いですね。

まとめ

CPUの性能は高く、普通に使う分には特に困ることは無いと思います。ビジネス用途となると、インターフェースが若干乏しいので、ポートを増やすハブがあればより快適になると思います。

また、HPのビジネスノートは「HP独自のセキュリティ」が売りですが、本機の様なHPシリーズには搭載していないので、より堅牢なセキュリティが必要な場合は、ProbookEliteと言った上位モデルの検討が必要になります。

公式サイト