HP(ヒューレットパッカード)は個人向けPCのPavilionやEnvyなどが有名ですが、ビジネス用PCもラインアップが豊富で、個人向けとは違ったより高いセキュリティや耐久性を兼ね揃えた機種があります。
HPのビジネスモデルって「法人向け」と言うイメージがあるかもしれませんが、個人でも購入は可能なんですね。昨今、セキュリティに関するモラルが高まっているので、「安心して使えるPC」として人気がありますね。
ビジネスモデルと言っても堅苦しい外観じゃなく、最近は個人向けモデルの様におしゃれな機種も増えてきたので、購入もしやすくなっています。
HPビジネスノートの特徴
左の機種はビジネスモデルのHP ProBookで、右は個人向けのHP Pavilionですが、外観だけじゃどっちがどっちか、ほぼ判断できないですよね。以前は性能や機能、耐久性などがメインで、見た目は二の次だったのですが、ここ最近は機能や耐久性に加え「おしゃれな外観」を取り入れた機種が増えてきています。
以前テレビでCMを流していたので一番有名なのはDragonfly だと思いますが、こちらは画面比3:2と縦に長い13.5インチで、重さは1000gとなっています。モビリティに優れた機種もありますね。
また、これはビジネスモデルに限った話じゃないですが、HPは世界のノートパソコン出荷台数がNo.2の会社で、世界全体のノートパソコン約5台に1台はHP製となっています。
<Gatner.comより>
ビジネスモデルの種類
HPのビジネスモデルは、基本的に「サポート」と「セキュリティ」に力を入れており、各モデルは以下のような特徴があります。(性能の項目はCPUやメモリ、ストレージなどの総合評価です)
性能 | ビジネスサポート(日本) | ビジネスセキュリティ | 特徴 | |
HP ビジネス | あり | 無し | 徹底的にコスパ重視の機種 筐体は樹脂素材 |
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ProBook | あり | 有り | 天板とキーボード面にアルミニウム素材の機種もありで、 MILスペック、セキュリティも堅牢 |
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Elite | Elite Premiumサポート | 有り | ハイエンドモデルで、セキュリティやサポートも万全 アルミニウム合金を使った筐体 |
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ZBook | あり | 有り | ハイエンドワークステーションで、ピカ一の性能。 アルミニウムを使用 |
性能の星評価を見てもわかる通り、HPのビジネスモデルはそこまでハイスペックじゃないんですね。どちらかと言うと、そつなくビジネスで使える程度のスペックで、耐久性やセキュリティ、サポートに力を入れています。(2021年に入り、スペックが高いものが使用されるようになりました)
なので、単純なCPUやメモリなどの性能は、個人モデルの方が高い性能が多いです。また、ビジネスモデルは新機種が出る頻度も少なく、若干型遅れの印象を受けるかもしれません。
ただし、上記の話はZBook以外のことで、ZBookは日本で一番売れているワークステーションで、性能もサポートも最高クラスです。
素材
上の比較表に記載しましたが、各モデルで筐体の素材に違いがあります。
HPシリーズの樹脂素材とは「プラスチック」のことで、分かる人が見たら「プラスチック」と分かります。まぁ、コスパ重視の機種なので、妥当な素材だと思います。
その他の機種は基本的にアルミニウムが使用されていますが、機種によっては天板だけアルミだったり、天板とキーボード面のみに使用されていたりします。
また、環境への取り組みのため「オーシャンバウンド・プラスチック(簡単に言うと海に廃棄されたプラスチック)」も使用しています。
東京生産モデル
HPビジネスノートの中には東京生産モデルがあり、日本品質で作られた機種になります。また、国内発送のため比較的短時間での配送が可能、輸送時の機体への影響も最小限なので人気があるし、安心ですね。
東京生産モデルは特定の機種のみになり、すべてのビジネスモデルと言うわけじゃありません。
セキュリティ
HPのビジネスモデルを購入するメリットの大部分は、このセキュリティにあると思います。世界で一番安全なビジネスPCをうたっているだけあり、ここまで多くの独自セキュリティを搭載したパソコンは見たことがありません。
以下に紹介するセキュリティは主なもので、機種によっては増減します。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen5・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Run・・・OSの重要な機能や設定を構成時の状態に維持し、万が一設定が無効になった場合は再起動し、安全な状態に戻す
- HP Sure Recover・・・OSがウイルス感染しても自動的にリカバリーする
- HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリーする
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
多くの「HP独自のセキュリティ」があるので、堅牢性がかなり高いです。ビジネス用途ではもちろん、個人でも情報が漏洩することは避けたいので、有益だと思います。
ただし、HPシリーズには上記セキュリティは付いていません。
サポート
HPのビジネスモデルは「日本でのサポート」になり、ここ最近海外のコールセンターを使う会社が多い中、日本品質での対応は助かりますね。
通常のコールセンターよりもつながりやすく、何といってもたらいまわしがないというのが嬉しいです。時間は、月~金が朝9時から夜21時まで、土曜日が朝9時から夕方17時までになっています。
また、保守拠点は国内に420以上あるので、修理対応も迅速に対応できます。
ビジネスモデルの中には「Elite Premiumサポート」もあり、より上のサポートが受けられます。こちらは朝8時から夜21時まで(月~金)、土曜日は朝8時から夕方17時30分までになります。
保証
HPのビジネスモデルは1年間引き取り修理サービスが標準で付いており、万が一の際も安心です。引き取り修理サービスとは、HP指定業者が自宅、または会社にPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれるサービスです。期間内であれば、パーツ代や輸送費はHPが負担します。
また、保証のアップグレードもでき、オンサイト修理もあります。
オンサイト修理は、PC設置場所にエンジニアが来て現場で修理対応するものです。セキュリティの観点からも、時間の観点からも都合がよいですね。
他にも「標準保証ではカバーしない」水漏れや落下による破損、盗難などにも対応するHP Care Packというサポートもあります。
サポートや保証はとにかく充実しているので、企業としてもそうですし、個人としても安心して購入できると思います。
HPシリーズ
以前はかなり低い性能で、テキストワーク用に大量購入するのに合う機種が多かったですが、2022年くらいから徐々にスペックが上がってきて、まともになりました。まともと言うか、普段使い用PC並みの性能になってきています。
インターフェイスが少なく、アダプタなどを購入しないといけない可能性があります。
本項では公式サイトで販売されている機種のみ紹介しており、公式サイトでは販売終了だが楽天などで販売されているモデルや旧モデルは「法人向けHPシリーズ全機種のレビュー」でご紹介しています。
HP 255 G10
高性能Ryzen 7000シリーズ搭載で、 15.6インチで1.58㎏と軽量モデルです。持ち運びがしやすい大画面PCで、バッテリー駆動時間もそこそこあります。ただし、ちょっと中途半端な機種で、輝度が低く屋外ではちょっと使いにくく、RJ45がないので、据え置き用としてはアダプタが必要になると思います
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(15.6型) | FHD UWVA 光沢なし |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
重さ | 1.58㎏ |
バッテリー | 最大約12時間17分 |
価格 | 7.1万円~ |
HP 245 G10
14インチで1.36㎏と軽く、CPU性能も高い機種です。インターフェイスが少ないので、ビジネス用と言うよりも、持ち運びが多く屋内で使うことが多い学生に合うと思います。もしくは、社内移動や持ち運びが多いけど屋外では使用しないという社会人向けです
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(14型) | FHD UWVA |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | 720p HD |
重さ | 1.36㎏ |
バッテリー | 最大約12時間17分 |
価格 | 7.1万円~ |
HP 250 G9
インテル第12世代CPUが搭載で、メモリは最大16GBと、そこそこ使えるモデルです。ただし、多くの部分でコストカットのために微妙になっていますが、インテルCPU搭載で8万円からと、安めです。
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U |
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メモリ | 8/16GB |
ストレージ | HDDもしくはSSD |
ディスプレイ(15.6型) | FHD UWVA液晶 光沢なし |
通信 | Wi-Fi 5/6、イーサネットコネクタ |
生体認証 | 指紋センサー |
重さ | 約1.74㎏ |
バッテリー | 最大約8.2時間 |
価格 | 8.1万円~ |
HP 250 G8
5万円からと低価格ですが、価格なりの性能です。一癖ある機種ですが、スペックに詳しい人であれば正確に判断できると思います。バッテリー駆動時間が短いので、据え置きようとして活躍すると思います
CPU | Intel Celeron N4020 Intel Core i3-1115G4 Intel Core i5-1135G7 |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(15.6型) | HD TN液晶 光沢なし FHD UWVA液晶 光沢なし |
OS | Windows 11 Home/Pro |
通信 | Wi-Fi 5/6 ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー |
重さ | 1.74㎏ |
バッテリー | 最大約6時間25分 |
価格 | 5万380円~ |
HP 470 G8
旧モデルの470 G7は光学ドライブ搭載でしたが、本機は非搭載になりスリムになりました。CPUも最新のIntel 11世代なので、性能も大幅にアップです。ビジネスノートですがそれほどビジネス用途で快適に使えそうにはないので、普段使い用や自宅で使用する簡単な仕事用に合うと思います
CPU | Core i3-1125G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 256GB+HDD 最大1TB |
ディスプレイ(17.3型) | FHD UWVA 非光沢 |
その他 | WiFi5、Bluetooth 5.0、指紋センサー |
重さ | 2.085㎏ |
バッテリー | 最大8.5時間 |
価格 | 8.2万円~ |
HP 250 G7/CT Refresh
比較的新しい機種で、高性能CPUのGシリーズ搭載モデルもあります。本機種は、とにかく安くていいのでパソコンが必要な人に合うと思います。
発売日 | 2020年9月11日 |
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カラー | ダークアッシュシルバー |
CPU | Intel Celeron N4020 Intel core i3-1005G1 Intel core i5-1035G1 |
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大256GB HDD 最大1TB(SATA) |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(15.6型) | フルHD 220nit HD 220nit |
OS | Windows 10 Home、Pro |
その他 | WiFi、Bluetooth搭載、光学ドライブモデルあり、Office Home &Business 2019搭載可能 |
バッテリー | 最大12時間 |
重さ | 1.78㎏ |
価格 | 3万9380円~ |
HP Pro/ProBookシリーズ
HPシリーズより格段にまともなスペックになっており、筐体も小型軽量になっています。本シリーズはHP独自のセキュリティがあるので、本格的な「ビジネスモデル」になります。
本項目では公式サイトで現在販売されている機種を記載しており、旧モデルなどは「ProBook全機種の比較レビュー」でご紹介しています。
ProBook 445 G10
CPUには高性能Ryzen 7000シリーズが搭載で、メモリは最大32GBと大きく、パワフルにできる機種です。ディスプレイの輝度が250ニトとちょっと低いですが、概ね標準的なスペックで、持ち運びに向いています
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(14型) | FHD UWVA 非光沢 |
通信 | 1ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6E |
生体認証 | 指紋センサー |
セキュリティ | HP Wolf Security |
重さ | 約1.38㎏~ |
バッテリー | 最大約10時間45分 |
価格 | 8.2万円~ |
ProBook 450 G9
最新のインテル第12世代が搭載で、メモリが最大32GBと大きいので、多くのタブやアプリを同時に使う人に合う機種です。Core i5モデルにはHD解像度のディスプレイもあるので、ご注意を。
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(15.6型) | HD/FHD UWVA |
OS | Windows 11 Pro Windows 10 Pro(Windows 11からのダウングレード版) |
無線 | Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー |
重さ | 1.79㎏~ |
バッテリー | 最大12時間15分 |
価格 | 9.5万円~ |
ProBook x360 435 G8
CPU性能が高く、13.3型なのにメモリスロットが2つあるという特徴がありますが、無線は旧規格のWiFi5、ディスプレイはTN液晶と、ちょっと「躊躇する」スペックです。ただし、2 in 1 PCなので、使い勝手は高いです
CPU | Ryzen 3 5400U Ryzen 5 5600U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(13.3型) | FHD 光沢 400nit タッチ |
無線 | WiFi 5、Bluetooth5 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
重さ | 約1.45㎏ |
バッテリー | 最大約17時間 |
価格 | 9万6580円~ |
ProBook 635 Aero G8
Ryzen 5000シリーズ搭載で重量は999gと超軽量モデルです。Ryzen 5と7はZen 3アーキテクチャになっており、全体的な性能が上がっています。LTEモデルは2021年12月から販売予定ですが、持ち運びが多い人におすすめの機種です
カラー | シルバー |
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CPU | AMD Ryzen 3 5400U AMD Ryzen 5 5600U AMD Ryzen 7 5800U |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(13.3型) | フルHD 400nit 非光沢 |
無線 | WiFi5、Bluetooth5、4G LTE |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
バッテリー | 最大18.7時間 |
重さ | 約999g |
価格 | 8.6万円~ |
ProBook 650 G8
本機種はその他多くのProBookと違い、Core i3を選んでもフルHD IPS液晶で、バランスが良い機種です。メモリスロットも2つあるし、ストレージはSSD 最大1TBと大容量です。Thunderbolt 4も搭載で、WiFi6は搭載可能なので、2021年のビジネスノートのスタンダードスペックだと思います。
発売日 | 2021年4月 |
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カラー | シルバー |
CPU | Intel core i3-1115G4 Intel core i5-1135G7 Intel core i7-1165G7 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス Iris Xe |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS液晶 光沢なし 250nit |
その他 | WiFi6/5、Bluetooth 5、指紋センサー、顔認証、Office Home &Business 2019搭載モデルあり |
バッテリー | 最大12.5時間 |
重さ | 1.74㎏ |
価格 | 8.5万円~ |
ProBook 450 G8
15型の大画面で作業がしやすく、重さは1.74㎏とヘビー級と言うわけでもないので、持ち運びがしにくいわけではありません。インテル11世代CPU搭載で性能も高く、とりわけ標準以上のスペックになりますが、Core i3モデルはHDディスプレイのみと、若干残念なスペックです。また、Iris Xeが必要な場合はメモリを自分で増設するか、32GBのメモリを選ぶことになり、中級者以上向けのパソコンです。
発売日 | 2021年2月 |
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カラー | シルバー |
CPU | Intel core i3-1115G4 Intel core i5-1135G7 Intel core i7-1165G7 |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(15.6型) | フルHD IPS 光沢なし HD 光沢なし |
OS | Windows 10 Home、Pro |
その他 | WiFi6/5、Bluetooth 5、指紋センサー、Office Home &Business 2019搭載モデルあり |
バッテリー | 最大12.5時間 |
重さ | 1.74㎏ |
価格 | 6.4万円~ |
ProBook 440 G8
本機は公式サイトに登場してその後すぐ削除されました。理由は不明です
エントリ―クラスのノートパソコンですが、最新の11世代CPUにSSDも搭載と、「普通」に使えるスペックです。輝度が250nitと室内で使うには問題ない明るさなので、据え置き用のパソコンを探している人に向いています。
CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1135G7/1145G7 |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 256GB |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 光沢なし |
グラフィックス | UHDグラフィックス Iris Xe |
その他 | WiFi5、Bluetooth 5、4G LTE、指紋センサー |
重さ | 1.38㎏ |
バッテリー | 最大12.75時間 |
価格 | ― |
ProBook 430 G8
13型と小型で持ち運びがしやすく、Core i5を選べばがっつりと作業もできるほどです。WiFi6もあるので外出先で使用しても、サクサク使いやすいですね。
発売日 | 2021年2月 |
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カラー | シルバー |
CPU | Intel core i3-1115G4 Intel core i5-1135G7 |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | フルHD IPS 光沢なし HD 光沢なし |
その他 | WiFi6/5、Bluetooth 5、指紋センサー、Office Home &Business 2019搭載モデルあり |
バッテリー | 最大12.75時間 |
重さ | 1.37㎏ |
価格 | 6.4万円~ |
HP Eliteシリーズ
全体的に波のないスペックになっており、どのモデルを買っても失敗はないシリーズです。若干価格は上がりますが、ビジネスモデルと考えると妥当な値段だと思います。また、ProBookやHPシリーズに比べ、ベゼルが細くおしゃれな機種が多いです。
旧モデルや公式サイトで販売が終わった機種は削除しているので、全てを確認したい人は「Elite全機種の比較レビュー」をどうぞ。
Elite Dragonfly G4
Evoプラットフォーム認証
画面アスペクト比が4:3と縦に長く、13.5インチで1.0㎏と超軽量モデルです。軽いだけじゃなくスペックもしっかりしています。500万画素の超高解像度Webカメラに、人感検知機能もあり、HP Wolf Security(オプション)もあります
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U |
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メモリ | LPDDR5 16GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(13.5型) | WUXGA+ UWVA |
無線 | Wi-Fi 6E、4G LTE/5Gあり |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 約1.0㎏~ |
バッテリー | 最大14時間32分 |
価格 | 21.4万円~ |
EliteBook 860 G9
Evoプラットフォーム認証
パワフルなインテル第12世代CPU搭載で、メモリはDDR5 最大64GBと大容量、ディスプレイはアスペクト比が16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示されます。インターフェイスがちょっと少ないですが、全体的に満足が行くハイエンドPCです。
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1280P |
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メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(16型) | WUXGA UWVA、400ニト、画面比16:10 |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素 |
重さ | 1.83㎏~ |
バッテリー | 最大約21時間52分 |
価格 | 16.4万円~ |
EliteBook 830 G9
13.3インチで画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチ並みの情報が表示されます。作業効率が高い機種で、バッテリー駆動時間もそこそこ長いので、持ち運びに便利です
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA UWVA |
OS | Windows 11 Pro Winodws 10 Pro(11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 5MP、IRカメラ |
重さ | 1.28㎏ |
バッテリー | 最大約13時間42分 |
価格 | 16.9万円~ |
EliteBook 650 G9
15.6インチの大画面で、メモリが最大64GBと大容量なので、デスクトップの様な使い方に合います。ただし、HP Wolf Securityは標準で非搭載で、オプションで搭載可能です
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1265U |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(15.6型) | FHD UWVA 非光沢 250ニト |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.79㎏ |
バッテリー | 最大10時間17分(JEITA 2.0測定) |
価格 | 13.5万円~ |
EliteBook 640 G9
メモリが大きく、Wi-Fi 6EやLTE対応モデルもあり、コンパクトな筐体です。バッテリー駆動時間もそこそこ長いので、持ち運びが多い人に合います。上位モデルにしては低めのスペックで、価格が抑えられています
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U/1245U |
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メモリ | DDR4 最大64GB |
ストレージ | SSD 256GB |
ディスプレイ(14型) | FHD UWVA 光沢なし |
通信 | LTE、Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.37㎏ |
バッテリー | 最大約13.4時間 |
価格 | 10.2万円~ |
EliteBook 630 G9
13.3インチでは珍しくメモリが最大64GBと大きく、LANポートがあります。重さも1.2㎏からと軽く、Wi-Fi 6Eに対応、そしてバッテリー駆動時間は最大約14時間となっています
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i5-1245U |
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メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(13.3型) | FHD UWVA 400ニト |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | HD 720p、IRカメラ |
重さ | 1.2㎏~ |
バッテリー | 最大14時間10分 |
価格 | 11.8万円~ |
EliteBook 1040 G9
14インチでたったの1.16㎏と超軽量で、Wi-Fi 6EにLTEも搭載と、持ち運びが多いビジネスパーソンにお勧めの機種です。輝度も最大1000ニトと高く、CPUは省電力モデルが搭載、指紋センサーや顔認証もありで、Evoプラットフォーム認証を得た「使いやすい」機種です
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
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メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA UWVA 1000ニト |
OS | Windows 10 Pro(Windows 11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、LTE、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 1.16㎏~ |
バッテリー | 38Whr/51Whr 最大12時間9分(JEITA 2.0測定) |
価格 | 19.7万円~ |
Elite x2 G8
タブレットPCでキーボードが取り外せるタイプになります。第11世代CPU搭載で性能も高く、WiFi6やLTEにも対応で持ち運びが多い人におすすめです。また、タブレットとして使用できるため、どこででも使えて使い勝手が高いです。
CPU | Core i3-1115G4/1125G4 Core i5-1135G7/1145G7 Core i7-1165G7/1185G7 |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(13型) | WUXGA+ IPS Sure Viewモデルあり 3K2K IPS |
その他 | 指紋センサー、顔認証、インカメラ 1080p FHD、WiFi6、4G LTE |
重さ | 820g(タブレット) 1175g(キーボード装着時) |
バッテリー | 最大11時間 |
価格 | 20.5万円 |
EliteBook 840 Aero G8
Evoプラットフォーム認証
Dragonflyに次ぐ軽さで持ち運びがしやすく、メモリは最大64GBと大容量です。WiFi6もあり、LTEモデルもあるので外出が多いビジネスパーソンに合いますね。もちろん、HP Sure Viewモデルもあるので、カフェなどの人が多い場所でも安心して使えます!
発売日 | 2021年11月 |
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カラー | シルバー |
CPU | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大 512GB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | フルHD UWVA 光沢なし(HP Sure Viewあり) |
その他 | WiFi6、Bluetooth搭載、指紋センサー、顔認証、Office Home &Business 2019搭載モデルあり、4G LTEモデルあり |
バッテリー | 20.7時間 |
重さ | 1.13㎏~ |
価格 | 18.7万円~(割引前価格) |
Elite Folio
ARM系のプロセッサーであるQualcom Snapdragon 8cx Gen 2を搭載で、ファンレス(CPUを冷やすファンがない設計)になっています。おしゃれで小型、でも画面比が3:2なので14型以上の情報が表示されます。WiFi6に5G LTE搭載で軽いので、外出が多いビジネスパーソンにおすすめしますが、使えないアプリが多いのがたまにきずです。
発売日 | 2021年6月 |
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カラー | グレー |
CPU | Qualcom Snapdragon 8cx Gen 2 |
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.5型) | WUXGA+ IPS 光沢 400nit |
OS | Windows 10 Pro ARM |
その他 | WiFi6、5G LTE、顔認証、画面縦横比3:2、HP Eliteスリムアクティブペン付属 |
バッテリー | 最大24.5時間 |
重さ | 1.32㎏ |
価格 | 18万4580円~ |
HP ZBook
13年連続で国内シェアNo.1のワークステーションです。すごいですね。
中身を見ると納得の結果ですが、スペックが凄いですもんね。ワークステーションならHP!っていう人も多いです。
ワークステーションのみ保証は3年間・オンサイト修理になっています。
本記事では公式サイトで販売されている新しいモデルのみ紹介しているので、旧モデルなどは「Zシリーズ全機種の評判と比較」に記載しています。
ZBook Fury 16 G9
現行最高性能を誇る機種で、メモリスロットは4つ、M.2 SSDスロットも4つと、デスクトップの様なノートパソコンです。大きく重たいので移動は大変ですが、どこででも本格的な作業ができる機種です
CPU | Core i7-12800HX/12850HX Core i9-12950HX |
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メモリ | DDR5 最大128GB |
ストレージ | SSD ×4 |
グラフィックス | NVIDIA RTX A1000/A2000/A3000/A4500/A5500 |
ディスプレイ(16型) | WUXGA 非光沢 |
通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、LTEあり、RJ45 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | HPプライバシーカメラ(5MP)、IRカメラ |
重さ | 約2.6㎏ |
電源 | 200/230W |
価格 | 45.9万円~ |
ZBook Studio 16 G9
ZBookハイエンドモデルの機種で、Fury 16 G9に次ぐ性能があります。FuryよりもメモリとSSDの容量が少ないですが、ディスプレイは4K WQUXGAやOLED液晶もあり、HP Dreamcolor対応モデルもあります。
CPU | Core i7-12700H/12800H Core i9-12900H |
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メモリ | DDR5 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA RTX A1000/A2000/A3000/A4500/A5500 NVIDIA GeForce RTX 3060/3070 Ti/3080 Ti |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS/WQUXGA OLED 非光沢 タッチあり Dream Colorあり |
OS | Winodws 10 Pro(Windows 11 Proからのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 約1.9㎏ |
電源 | 約200W |
価格 | 45.9万円~ |
ZBook Power 15 G9
第12世代Core i7 Hシリーズ搭載で、メモリも最新のDDR5、GPUは最大でRTX A2000とミドルクラスのスペックです。ただし、メモリが最大32GBと小さめなので、小規模なデータを扱う人に向いています
CPU | Core i7-12700H Core i7-12800H |
---|---|
メモリ | DDR5 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | NVIDIA RTX A1000 NVIDIA RTX A2000 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS液晶 非光沢 |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 約2㎏ |
バッテリー 電源 |
約16時間 約150W |
価格 | 37.6万円~ |
ZBook Firefly 16 G9
16インチの大型機種で、据え置き用として合いそうな機種ですが、ワークステーションとしては下位モデルです。画面アスペクト比が16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示されます
CPU | Core i7-1255U Core i7-1265U |
---|---|
メモリ | DDR5 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA T550 |
ディスプレイ(16型) | WUXGA 非光沢 1000nit |
OS | Windows 10 Pro(Winodws 11 Proからダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 約2㎏ |
バッテリー | 約6時間57分 |
価格 | 31万円~ |
ZBook FireFly 14 G9
持ち運び向けのワークステーションで、軽量コンパクトな筐体です。ワークステーションとしては下位モデルなので、外出用の機種としてや、あまり高負荷なことをしない人に向いています
CPU | Core i7-1255U Core i7-1265U |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA T550 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA 非光沢 |
OS | Windows 10 Pro(Winodws 11 Proからダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | Bang & Olufsen |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 約1.5㎏ |
バッテリー | 約7時間41分 |
価格 | 29万円~ |
ZBook Studio 15 G8
外出用機種として性能が高いStudioです。CPUなどのスペックは上位モデルと同じですがmよりコンパクトで軽い機種で、メモリとストレージ容量が若干少ないです。それでも外出用機種としては、合格点のスペックです。
CPU | Core i7-11800H Core i7-11850H Core i9-11950H |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060/3070/3080 NVIDIA T1200 NVIDIA RTX A2000/A3000/A4000/A5000 |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS UHD OLED |
無線 | WiFi6、Bluetooth 5 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
重さ | 1.9㎏ |
バッテリー | 最大9.5時間 |
電源 | 150W/200W |
価格 | 24.8万円~ |
まとめ
エントリークラスから、超ハイスペックなワークステーションまで細かに分かれていますが、HPシリーズ以外は基本的な性能も高く作業効率も上がる機種が多いですね。
また、セキュリティとサポートが手厚いので、安心して仕事に専念できる機種です。