HP ProBook 430 G8のレビュー 小型軽量化された新モデル登場

意外にしっかりしたスペックで、低価格モデルだった前作のProBook 430 G7が新しくなり、430G8として帰ってきました。G7はビジネスモデルにしてはスペックもほどほどよかったのに安かったので、購入者も多かったと思います。

新モデルのProbook 430 G8は、最新のインテル第11世代CPUを搭載で、小型軽量化が進んだ分、若干高くなっていますが、よりおしゃれで使いやすくなった部分も多いです。

  HPビジネスPCは半期セールを開催しており、最大56%の割引になっています。また、毎週金・土・日曜日は週末セールもやっているので、お見逃しなく!

また、特別にHPより本サイト専用の割引リンクを作っていただき、2021年10月31日までに「7.7万円以上の法人向けモデル」を購入した場合は、上記割引からさらに4%OFFになります。 こちらの割引クーポンもどうぞ。

ProBook 430 G8のスペックレビュー

HP ProBook 430 G8 正面

CPU Intel core i3-1115G4
Intel core i5-1135G7
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(13.3型) FHD IPS液晶 光沢なし
HDディスプレイ 光沢なし
OS Windows 10 Home、Pro
グラフィックス CPU内蔵
無線 WiFi5/WiFi6、Bluetooth 5
セキュリティ HP Sure sense、Sure Click、BIOSphere Gen 5、TPMなど
重さ 1.37㎏
寸法 306.9×208.4×17.7㎜
バッテリー 最大12.75時間
保証 1年間引き取り修理
その他 Office Home &Business 2019搭載可能
価格 6.4万円~

旧モデルではLTE搭載モデルもあったのですが、本機種は今現在、LTEモデルがないようです。

パソコンの頭脳であるCPUは、最新のインテル第11世代CPU搭載なので、今まで以上にサクサク快適に使うことができます。Core i5には、最高峰の内蔵グラフィックス・Iris Xeが搭載で、動画編集や画像編集もやりやすくなっていますね。

メモリはスロット2つで、最大32GBまで搭載できるので、大容量も可能です。ただし、現時点では16GBまでの販売しか確認できなかったので、こちらは自分で増設したら32GBと言うことかもしれません。

どちらにしても、大容量搭載が可能です。

ストレージはSSD・128GB~1TBまで選べ、128GB以外は高速タイプのM.2 PCIe NVMeになっています。どちらにしても128GBは小さいので、256GB以上を搭載しておけばサクサク快適にデータ移動もできます。

ディスプレイはCPUと連動しており、Core i3モデルはHDディスプレイ、Core i5モデルはHDかフルHDの2種類が選べます。あまりパソコンを使わない人であればHDディスプレイでも良いかもしれませんが、通常、フルHDディスプレイを選ぶことになると思います。

無線は、WiFi5かWiFi6が選べるので、外出が多い人や無線接続をする人はWiFi6を選んだ方が、通信速度も速いし、安定します。

ディスプレイにフルHDを選べば、スペック的に満足いくと思います。

公式サイト

旧モデルとの比較

HP Probook 430 G8とG7の筐体比較<左/本機種・右/Probook 430 G7>

旧モデルのProbook 430 G7との比較です。新機種になりベゼル(画面の黒い枠)がかなり細くなっていて、その分小型軽量になっています(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 ProBook 430 G7
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i3-10110U
Core i5-10210U
メモリ 32GB(3200MHz) 32GB(2666MHz)
ストレージ SSD 1TB SSD 512GB+HDD 500GB
ディスプレイ FHD IPS、HD TN液晶 FHD/HD TN液晶
無線 WiFi5/6 WiFi5/6、LTE
バッテリー 12.75時間 15.25時間
重量 1.37㎏ 1.44㎏
価格 6.4万円~ 6.3万円~

CPUが第10世代から11世代に変わり、メモリも2666MHzから最高周波数の3200MHzになったため性能がかなり上がっています。ただし、旧モデルはLTEが搭載可能でしたが、本機種にはありません。なぜ、持ち運び用の13.3型なのにLTE機能を削除したのかちょっと疑問ですね。

こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。

全体的に50%近く性能が上がっています。

ライバル機種

HP Probook 430 G8とProbook 635 Aero G7、Lenovo Thinkbook 13s Gen 2の筐体比較<左から本機種・Probook 635 Aero G7・Lenovo Thinkbook 13s Gen 2>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Probook 635 Aero G7 ThinkBook 13s Gen 2
CPU Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Ryzen 3 4300U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 7 4700U
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 16GB
・自分で増設した場合32GB
16GB 16GB
ストレージ SSD 1TB SSD 512GB SSD 1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス 内蔵グラフィックス Iris Xe
ディスプレイ FHD IPS、HD TN 250nit
画面比16:9
FHD IPS 400nit
画面比16:9
FHD相当 300nit sRGB 100%
画面比16:10
無線 WiFi5/6 WiFi6 WiFi6
バッテリー 12.75時間 16.9時間 18.7時間
重量 1.37㎏ 990g~ 1.26㎏
Thunderbolt 4 なし なし あり
最低価格
Core i5同等スペック価格
6.4万円~
11.4万円
8.4万円~
8.4万円
8.4万円~
8.4万円

違いは多くあるのですが、「本機種は最低価格が一番安く低スペック」です。軽いと言えば軽いのですが、同等モデルなら他の機種の方が価格も安く軽いですね。

購入のポイント

  • 本機種・・・スペックは二の次で、セキュリティがしっかりした安いビジネスノートを探している人におすすめ
  • Aero 635 G7・・・超軽量モデルでバッテリー駆動時間も長く、スペックもまとも。持ち運びが多い人向き
  • Thinkbook 13s Gen 2・・・唯一画面の縦横比が16:10と縦に長いので、14型以上の情報が表示される。外出先でもがっつりと作業をしたい人向け。またThunderbolt 4もあるので、使いやすい

メリット・デメリット

良い点

・堅牢なセキュリティ
・ベゼルが細くおしゃれな外観
・比較的軽い
・比較的バッテリー駆動時間が長い

残念な点

・FHDディスプレイを選ぶと価格が上がる
・Iris Xeが欲しい場合は自分でメモリの増設が必要
・ディスプレイが250nitと外で使うには若干暗い
・LTEモデルが無くなった

ProBook 430 G8の特徴

HP ProBook 430 G8の外観 左斜め前から

旧モデルのG7に比べ、上下のベゼル(画面の黒い枠)がかなり細くなり、小型軽量になっていますね。2020年後半以降にリリースされたHPのビジネスノートは、どんどんおしゃれになっていますね。(以前はずんぐりむっくりした筐体が多かったですもんね・・・)

HP ProBook 430 G8と旧モデルのProbook G7の大きさ比較

旧モデルのG7も同じ13.3型なのですが、G8では奥行きが2.26㎝も小さくなっているんです。

幅は306.9㎜、奥行き208.4㎜、厚さ17.7㎜で、大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べても、幅+9.9㎜、奥行きは―1.6㎜となっています。普段使っているビジネスバッグに、すっぽり入るくらい小さいですね。

HP ProBook 430 G8 閉じた状態の右側面

厚さは17.7㎜と1円玉(直径20㎜)より若干小さいので、カバンの中でもかさばりにくいと思います。

重量は旧機種の1.44㎏から1.37㎏と、70g軽くなりました。このクラスだと、70gは結構大きな違いです。

HP ProBook 430 G8の外観 背面から

筐体は丸みがあるような、カクカクしたようなデザインで、目を引くものです。後ろから見ても、おしゃれですね。

サステナビリティ

HP ProBook 430 G8の素材

本機種は海洋プラスチックを含むリサイクル素材をスピーカー部分に使ったり、キートップの素材の50%は廃棄されたDVDをリサイクルしたりと、環境にも配慮しています。

キーボード

HP ProBook 430 G8のキーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)はデスクトップ用並みの18.7㎜と、余裕をもってタイピングできます。キーストローク(キーを押したときに押し込める距離)は1.5㎜と、若干標準よりも深いです。

キーストロークが浅いとカチャカチャ音がしたり、打感が無いのでミスタイプも多くなるのですが、1.5㎜あればタイピングはしにくくないです。普通に良いと思います。

また、キーボード右下には指紋センサーがあり、電源ボタンはDeleteキーの横にあります。

HP ProBook 430 G8のキーボード

個人的には、右下にあるカーソルキーの「←」と「→」が大きい方が良いですが、すぐに慣れると思います。Enterキーが大きいので、この点は使いやすいですね。

ちなみに、キーボードは防滴機能付きなので、ちょっとした水滴なら落ちても大丈夫なようです。(ただし、水濡れは標準保証対象外)

耐久性

HPビジネスノートパソコンの耐久性テスト

これは本機種のみじゃなくビジネスモデルに当てはまるのですが、12万時間に及ぶ品質テストを行っており、衝撃や温度・湿度変化などの耐久性テストにもクリアした機種になります。

また、米軍の物資調達規格に準拠したものなので、頑丈なんです。

CPU

Core i5-1135G7 Core i3-1115G4
製造プロセス 10nm
SuperFin
10nm
SuperFin
コア/スレッド 4/8 2/4
キャッシュ 8MB 6MB
グラフィックス Iris Xe UHDグラフィックス
基本クロック 2.4GHz 3.0GHz
ブーストクロック 4.2GHz 4.1GHz

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

注)数値は状況やスペックによって大きく変わるので、参考値として見てください

Core i3-1115G4は、10世代CPUに比べると激的に性能が上がっており、10世代CPUのCore i5とほぼ同等性能です。目安のスコアである7000には足りませんが、Core i3でも今まで以上に快適に作業ができますね。

Core i5-1135G7はスコアが約1万と、ハイエンドモデルですね。こちらは4コア8スレッドなのでマルチタスクもしやすく、より作業がやりやすいです。

こちらはマルチコア性能とシングルコア性能を数値化した、Cinebench R20です。

これを見ると、Core i3はやっぱりかなり性能が上がっていますね。「ビジネス用途ならCore i5以上」と言う固定概念もなくなりそうです。

グラフィックス

グラフィックスは、Core i3がインテルUHDグラフィックスで、Core i5が内蔵グラフィックス最高峰のIris Xeになります。ただし、内蔵グラフィックスのIris Xeはデュアルチャンネルメモリー(正確には128bit接続)の時のみで、シングルチャンネルメモリー(メモリが1枚)の時はインテルUHDグラフィックスとして扱われるので、メモリを増設して2枚で使用しないと高性能グラフィックスは動作しません。販売モデルはメモリ1枚のみなので、Iris Xeにするには自分で増設しないといけません。ただし、増設した場合は、保証が外れます。

(数値は状況やスペックによって大きく変わるので、参考値として見てください)

ディスプレイ

HP ProBook 430 G8のディスプレイ

解像度 光沢 液晶 輝度
HD
1366×768
なし 250nit
FHD
1920×1080
なし IPS 250nit
HD ハイディフィニション、低解像度で安い機種に使用される
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準

ディスプレイには解像度が低いHDディスプレイと、標準的な高解像度のフルHDの2種類があります。HDディスプレイは液晶が記載されていないので、一般的にTN液晶という視野角が狭くコントラスト比も低いものが搭載されていると思います。

フルHDは標準的なディスプレイで、現在の主流になっています(というか、HDディスプレイを見ることの方が少ないです)。こちらはIPS液晶で、視野角も広くコントラスト比も高いので、目にも優しいし、見やすいです。

HP ProBook 430 G8のプライバシーシャッター

また、ディスプレイ上部のWebカメラにはプライバシーシャッターがあるので、Web会議の離席中や休憩中、またはカメラを使用していないときは、シャッターを閉じてプライバシーを守ることができます。

このWebカメラは視野角が88度と大きいので、本機種1台で1~2人を映すには十分な画角があります。3人以上だと視野角が90度以上が推奨なので、パソコンをちょっと遠くに離して使えば大丈夫です。

メモリ

メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより多くのデータ・より大きなデータが扱いやすくなります。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロットが2つあるので増設も可能です。メモリの動作周波数(MHz)が高いと処理速度が速いのですが、DDR4-3200MHzは現行最高なので、処理速度が速いタイプです。

公式サイトでは今現在、メモリは最大16GBまでカスタマイズできるので、32GBにしたい場合は自分で増設することになります。また、先述したように、メモリが2枚じゃないとIris XeはインテルUHDグラフィックスとして扱われるので、ご注意を。

ストレージ

ストレージはパソコンの起動や、データ移動の速度などに影響するパーツで、いくつか種類があります。

HP ProBook 430 G8のストレージの種類

本機種に搭載できるのはSSD 128GB~1TBまでで、512GBにはOptaneメモリが付いています。

SSD SSD(SATA) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 15秒前後 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 中価格 安い

今回HDDは無いですが、SSD SATAとSSD PCIe NVMeがあります。SATAは転送速度もHDD SATAと同じ速度で、128GBと容量が小さく、すぐに足りなくなると思います。

512GBに搭載しているOptaneメモリとは、メモリにウェブサイトなどのデータをキャッシュ(記憶)できるので、高速表示が可能になります。

公式サイト

セキュリティ

HPビジネスモデルのセキュリティ

HPのビジネスノートは「世界で最も安全なビジネスPC」と言っているくらい、セキュリティが堅牢で、HP独自のセキュリティが多く搭載しています。

  • HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
  • HP BIOSphere Gen5・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
  • HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
  • HP Sure Start Gen 6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
  • HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
  • HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
  • セキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる

インターフェイス

HP ProBook 430 G8の右側面インターフェイス

右側面にはHDMI、USB-A 3.1 Gen 1(最大転送速度5Gbps)、USB-C 3.1 Gen 2(給電、映像出力機能付き)、電源コネクタがあります。

HP ProBook 430 G8の左側面インターフェイス

左側面には、ナノセキュリティロックケーブル用スロット、USB-A 3.1 Gen 1、ヘッドフォン/マイクジャック、Micro SDカードリーダーがあります。

SDカードリーダーが無いのは残念ですが、一眼やデジカメを使わない限り使い事も少ないと思うので、インターフェイスは必要十分にあると思います。

保証・サポート

HP ビジネスサポート

HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。

保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
  • アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応

保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。

まとめ

最新の11世代CPU搭載で、小型軽量化が進んだ機種なので、機動性も機能性も上がっています。Core i3でも高い性能なので、もそこまでハイスペックを求めていないのであれば、Core i3でも十分使えると思います。

ただし、Core i3モデルはHDディスプレイなので、頻繁にパソコンを使う人にはあまりお勧めできるものではありません。

全体的な機能や性能は「問題なくビジネス用途で使える」ので、個人的な評価は高い機種です。

公式サイト