雑学

    ヨーロッパ(ドイツ)のビーガン事情

    こんにちは。

    最近スーパーに行くと、やたらビオ(オーガニック)やビーガンマークがついた商品が溢れてますね。

    私が住んでいるドイツでは、みんな大好きです。意外に値段もそんなに高くなく、AldiやLidlで売ってますし。

    今やビーガンは信条というより、(私はビーガンと言うのが)クールだから、流行りだからって感じもしますが。

    ちなみに私のドイツ人妻は、ただいまヴィーガン歴10年で、ヴィーガン栄養士みたいな資格の取得中です。

    出産前だけはビタミンB12摂取の為に、私がどーしてもベジタリアンになってくれと説得して、チーズだけは食べてくれました。

    さて、今回はそんなヨーロッパのビーガン事情と、ヴィーガンとの食生活を紹介します。

    ビーガン(Vegan)とは

    ビーガン/ヴィーガン

    ビーガン、もしくはヴィーガンは、菜食主義者のことで、定義は動物由来の製品を食べない人たちのことです。

    実はビーガンの中にも種類があって、完全に動物由来の製品を食べない、使わないグループと、動物由来品を食べないけど使うグループなどです。

    はちみつも動物由来製品なので、食べないって言うビーガンも多いですしね

    ちなみに、はちみつの蜜って元々は花の蜜なんですよね。それが蜂の唾液(酵素)によってブドウ糖と果糖になり、その他ミネラルなどが混ざって、蜂蜜と呼ばれるものになるんです。

    ですので、もともとは花の蜜なので、食べても良いんじゃないかなって思いますが・・・

    その一方でベジタリアンはというと、基本的にヴィーガンとほぼ同じですが、はちみつや乳製品などの動物由来の製品を食べる人たちの事です。

    ビーガンとの生活

    ビーガンとの暮らし

    ちなみに私の妻はビーガンなので、食生活の一部を紹介します。

    • 共通のお皿から食べ物を取るときは、お肉を触ったフォークなどは使わずにサラダ用のフォークを使う。
    • BBQの時は、肉と野菜完全に別々のタイミングで、別のプレートで調理。
    • お肉を触ったフォークなどで他のものを触るのはダメ。
    • お肉用と野菜用の2つのフライパンが必要。
    • 包丁やまな板も野菜用と肉用の2種類必要
    • 外食はほぼなし。ヴィーガンレストランのみ可能

    この様にちょっと不便に見えるかもしれませんが、慣れれば特に問題はありませんし、外食しなければ済むことなので、問題ってわけでもありません。

    また、妻は特に私が食べるものに何か言ってくるわけじゃないので、私は好きなものも食べれます。

    ドイツのベジタリアン、ヴィーガン

    ヴィーガンの食事 豆<かぼちゃの種・クルミ・ミューズリー・ヘーゼルナッツ・ゴジベリー・ヘンプの種・ヒマワリの種・カシューナッツは常備>

    ドイツのベジタリアンは、豆を食べることがすっごく多いです!たんぱく質を摂取するために何種類もの豆、アボカド、木の実(ドライフルーツ)、豆腐をほぼ毎日食べています。

    <ドライフルーツ>

    ひよこ豆(19g/100g)・キドニービーン(24g/100g)なんかは、お肉に匹敵するくらいのたんぱく質があるので、おすすめですね。大豆は100gあたり36gのたんぱく質があるので、食肉の150%ほどのたんぱく質が含まれています。(食肉は種類によるけど20~24g/100g)

    他にもドイツでは、主に豆が原材料のお肉の味がするヴィーガンミートなるものが溢れています。バーガーやシュニッツェル、豆腐までベジタリアン用に売っているんですね。(ドイツでは当たり前にベジタリアンなもの(豆腐・フルーツジュース・コーヒー等)も、ベジタリアンって宣伝しています)

    ドイツのベジタリアン・ヴィーガン肉

    写真はdmに売っているベジタリアンの為のお肉で、原料は主に大豆で、ジャックフルーツのヴィーガンミートなんてものもあります。

    お肉の味が恋しいベジタリアンやヴィーガンは食べればいいと思いますが、私たち一家では1度試しただけです。

    理由は、妻「別にお肉の味が恋しくないし、豆食べているので必要ない」。私は普通にお肉を食べるので、そんなもの食べる必要がない、です。

    また、先日ちょっと家を調べて見たら、多くのものにBio、もしくはVeganのマークがあったので紹介します。

    ドイツのビオ、ヴィーガン製品

    歯磨き、プロテイン、コーヒー豆、キャロットジュースや、シャンプーにボディソープまでなんでもかんでもビオかヴィーガンマークがついています。

    他にも、ナッツやドライトマトなどの野菜や穀物にもヴィーガンマークがついたものがあるのですが、ビーガンじゃないナッツを見てみたいんですが・・・。注)豆製品は塩をまぶす時に、塩が付きやすいようにコーティングされるのですが、これが動物由来製品のようです

    今ではどんな製品にもビオマークや、ヴィーガンマークが付いていますよね
    以前持っていたココナッツオイルもビーガンって書いてましたし、ここまできたら洋服にもそのうちビーガンマーク付きそうですよね。

    ん?ビーガン服?

    ありそうな気がしたので、検索!!

    あ、ありました・・・。

    ブームが来るかも、ヴィーガン服

    vegan clothesと検索したら、出てきますね・・・。

    もう何でもありじゃないですか?

    ビーガンの服<Vegan.lifeより引用>

    これはビーガン服の紹介兼オンラインショップっぽいです。

    原材料を見てみると、バンブー(竹)とかパイナップルの皮とか使っているみたいですが、石油化学製品である、ナイロンやポリウレタンなども使っていますね。

    革製品や、ウール、シルクなどの動物(昆虫も)が関わってできるものを、使ってないようです。

    コンセプトはすごく良いと思いますが、ナイロンなどの質の悪いものを使った服より、昆虫が関わっていても絹の方が良くないですか?

    先ほども言いましたが、動物から搾取しないように努めていることは良いことと思うのですが、じゃあ、石油製品はいいんでしょうか?

    石油を採掘する度に、地球が泣いてますよ?

    ヴィーガンにも種類がある

    私はビーガンの友達も多いし、一時期ベジタリアンだったので気持ちも分からなくはないですが、私が知ってるビーガンは一般的なイメージのビーガンとはかけ離れているかもしれません。

    ミルクも飲むし、卵を食べるビーガンもいれば、中には肉を食べるビーガンもいますよ。彼らは「ビーガンだけど、動物製品も食べるよ」って言います。(ヴィーガンって名乗らなければいいのにって思うけど・・・)

    というのも、本物の(?)ビーガンは家畜を育てていて、動物から搾取しないで共存する方法を取っているように思えます。

    以前私はスペイン人のビーガン(人によってはベジタリアンと呼ぶかもしれません)の友達に、「ミルク飲むのにビーガンなの?」って質問しました。

    返答はこうでした。

    「知ってる?私たちの家畜のヤギたち。ミルクを出さないと乳が張って痛みが発生して、泣くのよ。だから毎朝乳搾りをするし、せっかくの天からの贈り物だから、捨てないで飲むわよ。これは動物搾取や虐待じゃなくて、自然の摂理。ヤギのためにミルクを取っているの」

    なるほどね、と思いました。

    他のビーガンは、こんなことも言ってました。

    「私は柵に入れられて育った鶏の卵は食べない。抗生物質入りの食料を与えられているし、不健康だし。でも、柵がなく自由に育った鶏の卵は食べるよ。だって自然の中で育った動物だから」

    基本的に、彼らのヴィーガンの定義は劣悪な環境で育った動物がかわいそうなので、動物製食品を取らないって感じですね。

    これであれば、私も納得がいきます。

    過激派ヴィーガン

    過激派ビーガンが襲う

    最近ヨーロッパ(フランス)で、過激なビーガンが目立ってますね。

    精肉店の前で、プラカードを持って営業妨害したり、ショーウィンドウを壊したりと、彼らは根本的に間違った認識を持っていると思うんですが・・・

    物を壊したり、他人の生活を壊しても良いけど、動物は守ろう!みたいな感じですかね〜。

    もちろん過激派は少数派ですが、ビーガンのイメージが悪くなりますよね。ちなみにこういった事をやっている人は、ヴィーガン初心者で洗脳された若い人が多いみたいです。

    ついでに、こちらのなぜフランス人はデモが好きなのかも読んでみて下さい。私はパリに6年ほど通っていたのですが、デモに参加する友人が多かったので色々聞いてみました。

    資本主義的ビーガン

    資本主義経済のビーガン事情

    最近は商業的なことも含めて、いろいろな商品にビーガンやビオ(オーガニック)のマークがありますよね。

    私は昔から思っていたのですが、ビオのマークがある野菜は2−3倍の値段でも売れるし、ビーガンと書いていたら、人々は盲目的に良いものと思って高くても買いますし

    ちなみに<ビオ・オーガニック>製品って、農薬全然使ってないと思うでしょ?使ってるんですよ。認定された農薬を使えばオーガニックって言っていいんです。詳しくはビオ(オーガニック)食品に農薬が使われている!! をどうぞ。

    良いビジネスですね。今では多くの人がビオ製品を買っているので、彼らは大満足でしょうね。

    最後に

    色々書きましたが、ビーガンといっても色々種類もあるし、人それぞれの定義による感じですね。他人に意見を押し付けなければ、誰が何を食べようと関係ないですが。

    実は私はドイツに来る前は、ペシェタリアン(peschetarian)と自分を呼んでいました。

    ペシェとはイタリア語で魚という意味で、魚は食べるけど肉は食べない、というものです。

    ただ、以前から友達の家などに招かれた時に、肉料理を出されたら、失礼にならない様に食べてましたが、自分で料理してってことはありませんでした。

    ビーガンでも、ベジタリアンでもミータタリアン(meatatarian・お肉を食べる人)、何でもいいですが、人に迷惑をかけるような行動は慎んでほしいですね。