Lenovo 500e Chromebook Gen 3のレビュー GIGAスクール構想向けの2 in 1 PC

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GIGAスクール構想向けのPCで、「児童のため」を念頭にして作られて機種です。

耐久性向上のために筐体にはゴム製バンパーを使用し、ポートとヒンジも補強、そして机などからの落下や屋外での使用を想定したMILスペック(米軍の物資調達規格)に準拠した仕様です。

 

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

Lenovo 500e Chromebook Gen 3のスペックレビュー

 

CPU Intel Celeron N4500
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 32GB
グラフィックス UHDグラフィックス
ディスプレイ(11.6型) HD IPS マルチタッチ
OS Chrome OS
無線 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
カメラ 前面・720p HD
背面・500万画素
生体認証
寸法(幅×奥行×高さ) 289.6 x 202.4 x 19.9㎜
重さ 1.33㎏
バッテリー 最大約12.1時間
保証 1年間
ペン 本体収納型USIペン付属
ダイレクト価格 6万4900円

各動作の快適度で、◎が一番です。

Web閲覧 画像・動画編集 動画視聴 ビデオ電話
Office
△(オンライン版のみ)

パソコンの頭脳であるCPUは、Celeron N4500と言う控えめな性能ですが、Chromebookなのでほどほど快適に使えます。あまりたくさんのタブやソフトを同時に使わなければ、問題ないですね。

メモリは意外にも高性能なLPDDR4x-2933MHzが搭載で、標準的な4GBになります。

ストレージはタブレットやスマホに使用されるeMMCが搭載で、32GBと小さめです。そこまで保存するものもないと思うし、必要であればGoogle Driveに保存すると思うので十分だと思います。

ディスプレイは低解像度のHDですが、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶なので、悪くないと思います。また、11.6型と小さな画面なので、解像度が低くてもそこまで目立たないです。

ディスプレイは強度の高いゴリラガラスを使用しているので、ちょっと安心ですね。

前面カメラは標準的な720p HD解像度で、背面カメラは500万画素とぼちぼちの性能です。

無線通信は驚いたのですが、最新のWiFi6に対応しており、Bluetoothも最新の5.2になります。

11.6型としては大きく、そして重たいですが、児童向けと言うこともあってゴム製バンパーが使われていたり、MILスペックに準拠した堅牢性があるので、衝撃などで壊れにくい仕様です。

 

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Chromebookとは?

Chromebookのセキュリティ

Chrome Windows
OS Chrome OS Windows
ブラウザ 基本的にGoogle Chrome Edge(好きなものを選択可能)
保存 基本的にGoogle Drive 基本的に内蔵ストレージ
ダウンロード Google Play Microsoft Store
各Webサイト
Office
セキュリティ 完全自動 自分でも対処した方が良し

Chromebookって何?って思う人も多いと思いますが、簡単に言うと「普通のノートパソコン」です。普通に使えます。

ただし、OSがChrome OSなので、Androidスマホのパソコン版と言った感じです。Windowsパソコンとの大きな違いは、好きなものをダウンロードできるかどうかですね。

Win PCは各Webサイトから好きなものをダウンロードできますが、ChromebookはGoogle Playからのみダウンロードができます。なので、「特殊なアプリやソフトをダウンロードしない」人は、特に気にならないと思います。

また、Chromebookはストレージが小さいので、パソコン本体にデータを保存せずに(保存してもOK)、クラウドにデータを保存するような仕様です。これは、いつでもどこでも、どのデバイスでも情報をシームレスに共有できるようにするためですね。

セキュリティはGoogleが対処しており、基本的に自分で何かをすると言う必要はありません。検証済みのブートプロセスにより、起動するたびにシステムに悪意のある変更がされていないかを自動的に検出し、必要に応じてより安全なバージョンに戻します。

万が一変なサイトに飛んでしまっても、システムと切り離されているので、そのページを閉じればOKです。パソコンがウイルス感染したりすることはほぼ無いそうです。

ただし、ChromebookはMicrosoft Officeアプリが使用できない(オンライン版は使用可能)なので、どうしてもMicrosoft Officeを使う人はWindowsパソコンが使いやすいかもしれません。

 

旧モデルとの比較

Lenovo 500e Chromebook Gen 3と旧モデル<左/本機種・右/500e Chromebook 2nd Gen>

 

旧モデルの500e Chromebook 2nd Genとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
CPU Celeron N4500 Celeron N4120
メモリ 4GB(LPDDR4x) 4GB(LPDDR4)
ストレージ eMMC 32GB
ディスプレイ 11.6型 HD IPS タッチ
無線 WiFi6 WiFi5
バッテリー 12.1時間 10時間
重量 1.33㎏ 1.32㎏
ダイレクト価格 6.4万円~ 5.8万円

以前は角張った筐体でしたが、本機種は丸みがありますね。寸法は若干小さくてコンパクトになりましたが、重さはほぼ同じです。

性能は上がっているはずですが、Passmarkスコア(CPU性能を数値化したもの)を見ると性能が低くなっています。

本機種・Celeron N4500・・・1841

旧機種・Celeron N4120・・・2455

というのも、以前は4コア4スレッドでしたが、新機種になり2コア2スレッドになっているためです。

 

コアとスレッド数の意味

簡単に言うと、2コアだと2つのことが同時にでき、4コアだと4つのことが同時にできる仕組みなので、新機種は性能が下がっているんです。

2コアで十分だと判断したんでしょうか?

 

Lenovo 500e Chromebook Gen 3の特徴

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 左斜め前から

学童向けの機種で、性能云々と言うよりも、壊れにくさを追求した機種なのでずんぐりむっくりしていますね。

寸法と重さは13.3型並みなので、それだけ補強がしてありかなり頑丈になっていると思います。

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 背面

色は濃いグレーなので、ビジネス用途っぽく見えますね。汚れが目立ちにくいようにこのカラーに下のでしょうか。

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 テントモード<スタンドモード>

本機種はヒンジが360回転する2 in 1 PCなので、色々な形状にして作業ができます。ちなみに、右下の赤い部分にはUSIペンが入っており、ペンを使っての操作も可能です。

 

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 タブレットモード<タブレットモード>

筆者の息子も2 in 1 PCを使っていますが、子供ってこの「トランスフォーム」できる機種が好きですよね。

 

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 側面

厚さは19.9㎜とかなり分厚いです。

ただし、インターフェースは豊富で、右側面には電源、音量ボタン、USB-A 3.2 Gen 1、HDMI、があり、左側面にはUSB-C 3.2 Gen 1、USB-A 3.2 Gen 1、ヘッドフォン/マイクジャック、MicroSDカードリーダー、そしてUSIペンが収納されています。

 

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 ディスプレイ

ディスプレイは低解像度のHDですが、高品質なIPS液晶なのでそこまで悪くないです。通常であれば、特に子供には低解像度のディスプレイはお勧めしませんが、本機は小さいのでそこまで画質が悪く見えないです。

 

MIL規格

米軍の物資調達規格であるMILスペックに準拠した機種で、耐水性キーボードやディスプレイのヒンジ部分も補強されており、天板にゴムのバンパーを施したりと、落下・衝撃を想定して作られています。

子供に安心して使わせることができますね。

 

WiFi6

次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は、このクラスにしては長めの12.1時間もあるので、1日使っても大丈夫だと思います。

また、約2時間で満充電になります。

 

サポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

ただし、本機はGIGAスクール構想向けの機種なので、保証は購入時にご確認ください。

 

まとめ

Lenovo 500e Chromebook Gen 3 右斜め前から

良い点

・耐久性抜群
・インターフェースが豊富

 

残念な点

・性能が下がったが価格が上がった
・低解像度

 

学童向けの機種なのでパソコン本来の性能以外の面を特化した機種になり、堅牢性が高そうです。インターフェースがこんなに豊富なので、一般的な使用で困ることは無いと思います。また、無線規格も最新なので良いと思います。

ただし、堅牢性を高めたため筐体は大きく、そして重いですが、学区内移動程度の距離であれば問題ないと思います。

学校向けの仕様で、個人で買うことは無いと思います。児童向けのご家庭用をお探しなら、こちら「児童向けノートパソコン」も併せて読んでみてください。

 

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