Lenovo IdeaCentre 560i(第11世代インテル)のレビュー

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高性能・インテル11世代CPU搭載モデルで、負荷のかかることでも今まで以上に快適に使えます。メモリは最大32GB、ストレージは1.5TBと大きいので、ビジネス用途としても十分に使える性能です。

また、おしゃれなボディなのでリビングに置いても部屋の雰囲気を壊さないし、家族共用PCとしても合います。

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IdeaCentre 560i(第11世代インテル)のスペックレビュー

Lenovo IdeaCentre 560i 筐体と付属のマウス・キーボード<ディスプレイは別売り>

CPU Core i5-11400
Core i7-11700
メモリ 最大16GB(最大容量 32GB)
ストレージ 最大 SSD 512GB+HDD 1TB
グラフィックス インテルUHDグラフィックス
OS Windows 10 Home
無線 WiFi、Bluetooth v5.0
有線 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
Microsoft Office Office Home &Business 2019搭載モデルあり
寸法 145 x 285 x 340㎜
重さ 5.4㎏
電源 260W
付属 マウス・キーボード
保証 1年間
価格 5.6万円~

パソコンの頭脳であるCPUが最新の第11世代なので、かなり高い性能になっています。Passmarkスコアを見ると、Core i7-11700は「ゲーミングPCやクリエイターPCに搭載されるCore i7-10700Kよりも高い」性能です。

普段使い用以上の用途にも対応できますね。

メモリは最大16GBまでの販売で、スロットが2つあるので自分で増設する場合は32GBまで可能です。ストレージも最大でSSD 512GB+HDD 1TBまで搭載と、余裕がありますね。

DVDスーパーマルチドライブも搭載、イーサネットは最大1000Mbpsと速く、快適な通信速度があります。また、マウスとキーボードも付属なので、ディスプレイがあれば本機種を購入したらすぐに使い始めることができるもの特徴ですね。

このスペックで5.6万円からと言うのは、コスパが高いです。

前モデルとの比較

旧モデルのIdeaCentre 550iとの比較です。(メモリ・SSDは最大値)

本機種 IdeaCentre 550i
CPU Core i5-11400
Core i7-11700
Pentium GOLD G6400
第10世代Core i3,i5,i7
メモリ 32GB(スロット2つ) 64GB(スロット2つ)
ストレージ SSD 512GB+HDD 1TB SSD 512GB+HDD 1TB
グラフィックス UHDグラフィックス750/730 UHDグラフィックス610/630
Radeon RX 550X
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ DVDスーパーマルチドライブ
電源 260W 260W/380W
重量 5.4㎏ 5.4㎏
価格 5.6万円~ 5万円~(Core i5)

CPUが第10世代から11世代に変わりましたが、仕様書上の最大メモリは32GBに減っています(と言うか、CPU以外同じものを使用しているので、本機種も64GBに対応しているはずですが・・・)。また、電源が本機種は260Wのみですが、旧モデルは380Wもあります。

筐体自体は同じものの様で、寸法・重量・外観は同じで、USB-A 3.1が追加されています。また、以前はOfficeワークなどがしやすくなるRadeon RX 550Xというグラフィックスカードが搭載できましたが、本機種では内蔵グラフィックスのみになっています。内蔵グラフィックスの性能がかなり上がったので、エントリークラスのグラボは必要なくなったのかなと思います。

CPU性能が上がったので使い勝手は高くなっていますが、全体的に見てマイナーアップデートで、CPU以外特に変わりがありません。

10世代11世代CPUの比較

クリックで開きます

メリット・デメリット

メリット

・最新の11世代CPU搭載で、性能が高い
・おしゃれな筐体で、場所を選ばずに設置できる
・机上に置ける小型ボディ

デメリット

・本格的な動画編集などグラフィックボードが必要な作業はしにくい
・拡張性が低い

公式サイト

IdeaCentre 560i(第11世代インテル)の特徴

Lenovo IdeaCentre 560i 正面

真っ黒な筐体が多いデスクトップPCではユニークなカラーで、ブラックとグレーのツートンカラーです。リビングに置いても違和感がないと思います。

Lenovo IdeaCentre 560i 左斜め前

寸法は幅145㎜、奥行き285㎜、高さ340㎜で、14Lの小型筐体なので、机の下だけじゃなく、机上に置いても圧迫感が少ないですね。

・幅・・・千円札の長辺(150㎜)とほぼ同じ
・奥行き・・千円札の長辺x2(300㎜)とほぼ同じ
・高さ・・・一万円札の長辺x2(320㎜)プラス2cm

Lenovo IdeaCentre 560i スライドカバーを右にした状態

前面のインターフェイス部分はスライドカバーが付いており、右にずらすとDVDスーパーマルチドライブが、左にずらすとUSB-Aやカードリーダーなどがあります。

Lenovo IdeaCentre 560i 左側面

筐体の左側面には排気口があります。

Lenovo IdeaCentre 560i 右側面

右側面です。

Lenovo IdeaCentre 560i 筐体上部

筐体上部です。

Lenovo IdeaCentre 560i 筐体下部

底面です。ゴム足が付いているので床やデスクを傷つけにくいですね。また、ここにも空気口があります。

Lenovo IdeaCentre 560iの外観 筐体と付属品、ディスプレイ

モニターは別売りですが、USB接続のマウスとキーボードが付属しているので、モニターを購入すればすぐに使い始めることができます。

拡張性

Lenovo IdeaCentre 560i 背面

拡張性はそこまで高くなく、PCI Express x16が1つ、PCI Express x1が1つ、そしてHDDドライブのみの機種を選んだ場合は、M.2 2280/2242が1つ空いています。

PCI Express x16があるので、グラフィックボードの増設も可能ですが、カードの寸法と消費電力に気を付けて増設してください。

ライバル機種

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・ストレージは最大値。スマホの方は表を右にスクロールできます)

本機種 IdeaCentre 350 AMD IdeaCentre 550i
CPU インテル11世代 Athlon Silver 3050U
Ryzen 3000シリーズ
Pentium GOLD G6400
インテル10世代
メモリ 32GB 16GB 64GB
ストレージ SSD 512GB+HDD 1TB SSD 256GB+HDD 1TB SSD 1TB+HDD 2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス 内蔵グラフィックス Radeon RX 550X搭載可能
通信 WiFi
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
WiFi
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
WiFi
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
光学ドライブ 有り 有り 有り
重量 5.4㎏ 3.55㎏ 5.4㎏
価格 5.6万円~ 4万円~(Athlon)
5.8万円~(Ryzen 5)
3.8万円~(Pentium)
5万円~(Core i5)

IdeaCentre 350 AMDはより小型の筐体で、最低価格も4万円からとなっています。そこまでスペックを必要としない人であれば、こちらも候補に入ると思います。

旧モデルの550iも同じく低価格での販売で、最新ノートパソコンCPUにとらわれない人や、性能が落ちても安い方がいいという人に合います。ただし、グラボも搭載できるので、自分でカスタマイズしたくない人にも合うと思います。

本機種は一番性能が高く、CPUもCore i5とCore i7のハイエンドモデルのみになっており、価格もこの中では高めの5.6万円からです。安いモデルがないですが、性能を取るなら本機種が一番です。

CPU

Core i7-11700 Core i5-11400
開発コード Rocket Lake Rocket Lake
製造プロセス 14nm 14nm
コア/スレッド 8/16 6/12
キャッシュ 16MB 12MB
グラフィックス UHDグラフィックス750 UHDグラフィックス730
基本クロック 2.5GHz 2.6GHz
ブーストクロック 4.9GHz 4.4GHz
TDP 65W 65W

最新の第11世代CPUで、6コア12スレッドか、8コア16スレッドのハイエンドモデルです。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

現在Core i7のデータしかないのですが、第10世代Core i7-10700Kよりも高い性能になっています。末尾にKが付くCPUは、ゲーミングPCやクリエイターPC、ワークステーションなどの特殊な用途に使うPCに搭載されるものですが、それ以上スコアが高いって、すごいですね。

また、10世代のCore i5-10400のスコアは1万3000と高く、11世代はこれよりも高くなると思います。サクサク快適に使えますね。

グラフィックス

インテルXeグラフィックス アーキテクチャを採用し、第10世代CPUに比べ演算ユニット(EU)がUHDグラフィックス 750では96基と倍増しており、エントリークラスのグラフィックボードより高性能とのことです。

また、IPU6と言うアクセラレータを搭載しており、最大4K 90fpsのリアルタイムエンコードや、最大4200万画素の写真編集のアクセラレーションが可能になっています。

グラフィック性能を表すVideo Card Benchmarksのスコアです。(スペックや状況によりスコアは変わるので、参考値として見てください)

10世代CPUに搭載されているUHDグラフィックス 600番台に比べ性能は大きく上がっていますが、公式サイトが公表するほどの高い性能にはなっていません。

公式サイト

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzに対応していますが、搭載されているのは2933MHzです。低価格モデルなのでしょうがないですが、最新のメモリが欲しかったですね。

公式サイトでは8GB(4GBx2)か16GB(8GBx2)のメモリ搭載モデルが販売で、どちらもデュアルチャンネルメモリー(メモリを2枚1組で使用)なので、メモリ1枚使用時よりも処理速度が速いです。

この価格のデスクトップで、デュアルチャンネルメモリはすごいですね。

また、メモリスロットは2つで、最大32GB(16GBx2枚)まで増設できます。

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

本機種のストレージは、以下の構成になっています。

・HDD 1TB
・HDD 1TB+SSD 256GB
・HDD 1TB+SSD 512GB

HDDのみの機種はパソコンの起動も、データ移動も遅く、Web閲覧など全てがSSDに比べて遅いので、SSD搭載モデルが良いですね。

電源

電源は260W(80PLUS GOLD)が搭載になります。前機種には380Wもあったのですが、本機種は260Wだけになっています。消費電力は変わってないはずですが、効率が良くなったのか分かりませんが、執筆時現在260Wのみです。

インターフェイス

Lenovo IdeaCentre 560i インターフェイス

1. 電源ボタン
2. オーディオ/マイクコンボ
3. USB3.0 Type-C
4. USB 3.0 x 1
5. USB 3.1 x 1
6. 3-in-1メディアカードリーダー(SD、SDHC、SDXCカード)
7. オーディオポート
8. HDMI
9. VGA
10. イーサネットコネクター(RJ-45)
11. USB2.0 X4
12. 電源ジャック

これに加えて、前面の左側にDVDスーパーマルチドライブがあります。

インターフェイスは豊富なので、困ることは無いと思います。

サポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。(サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

まとめ

お手頃な価格ですが性能はばっちり、そして、おしゃれなので人気が出てくる機種だと思います。

何といってもカジュアルな見た目なので、リビングに置いても合うし、机の下でも上でも置けるサイズなので、置き場所に困らないと思います。

公式サイト