Lenovo IdeaPad Duet 350iのレビュー キーボードが取り外せる2 in 1 PC

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キーボードが取り外せ、タブレットとしても使えるし、普通のノートパソコンとしても使える2 in 1 PCです。付属のペンでお絵かきなどもできるので、子供が興味を持ちやすいパソコンだと思います。

Windows 10 Home Sモードと言う「より安全で安心」して使えるOSが搭載で、大人はもちろん、子供に使わせても安心できます。

性能的には控えめですが、使ってて面白い機種だと思います。

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

IdeaPad Duet 350iのスペックレビュー

Lenovo IdeaPad Duet 350i 左斜め前から

CPU Intel Celeron N4020
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 128GB
ディスプレイ(10.3型) WUXGA IPS マルチタッチ 光沢あり
OS Windows 10 Home Sモード
無線 WiFi5、Bluetooth V5.0
カメラ インカメラ200万画素
アウトカメラ500万画素
Microsoft Office Office Home &Business 2019
寸法(幅x奥行きx高さ) 253 x 173.1 x 16.1㎜(キーボード装着時)
253 x 167.5 x 11㎜(タブレットのみ)
重さ 602g(タブレットのみ)
874g(キーボード装着時)
バッテリー 11時間
保証 1年間
同梱 デジタルペン
価格

CPUはエントリ―クラスで・・・と言うか、かなり控えめな性能になっています。それでもOSが通常のOSじゃなくSモードと言う軽量タイプなので、「おそっ」って思うことはそこまでないと思いますが、「速い」と思うことは皆無だと思っていた方がいいです。

メモリは4GBと一般的なタブレットの容量で、このCPU性能を考えると問題ないと思います。

CPUの性能はかなり控えめですが、ストレージはスマホやタブレットに使用されるeMMCと言うそこそこ速いものが搭載なので、CPUの性能ほど遅くはないです。

ディスプレイはFHD相当の高解像度で、高品質のIPS液晶なので、コントラスト比も高く見やすいです。また、タッチディスプレイなので指や付属のペンで触って操作ができるので、子供でも使いやすいですね。

カメラはタブレットなので2つあり、ビデオ電話など自分の顔を映すインカメラは200万画素、写真を撮るアウトカメラは500万画素となっています。画素数が低いので、これで写真を撮る機会は少ないと思います。

最大の特徴はキーボードが取り外せるということで、タブレットとして使うこともできれば普通のパソコンとして使うこともできます。タブレット時は602gと重くも軽くもないですが、フォリオキーボード装着時はなんと874gとかなり軽く、持ち運びもしやすいです。

総合的に見て、動画を見たりWeb検索をするくらいの用途向きで、リビング用や子供用に合うと思います。

公式サイト

旧モデルとの比較

Lenovo IdeaPad Duet 350iと旧モデルの筐体<左/本機種・右/IdeaPad D330>

旧モデルのIdeaPad D330との比較です。似た様なサイズの筐体ですが、新機種はベゼル(画面の黒い枠)が細く、重量も軽くなっています。(メモリ・ストレージ・バッテリーは最大値)

本機種 IdeaPad D330
CPU Celeron N4020 Celeron N4020
メモリ 4GB 8GB
ストレージ eMMC 128GB eMMC 128GB
ディスプレイ FHD相当 IPS HD相当 IPS
無線 WiFi5 WiFi5
バッテリー 11時間 11時間
重量 602g(タブレットのみ)
874g(キーボード装着時)
600g(タブレットのみ)
1135g(キーボード装着時)
価格 4.7万円~

※D330は2018年に販売が開始しましたが、記載スペックは2021年モデルになります。

パソコンの頭脳であるCPUは同じものが搭載で、メモリは旧モデルの方が大きくできます。ただし、ディスプレイは本機種がFHDで、旧モデルはHDと解像度が低いですね。

大まかなスペックはほぼ同じですが、フォリオキーボード装着時の重さが全然違っており、本機種は約260gも軽くなっています。

より持ち運びに適した仕様になっていますね。

ライバル機種

Lenovo IdeaPad Duet 350iと比較機種の筐体<左から本機種・IdeaPad Duet Chromebook・Surface Go 2>

本機種と似たような機種との比較です。(メモリ・ストレージ・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Duet Chromebook Surface Go 2
CPU Celeron N4020 Helio P60T Pentium Gold 4425Y
Core m3-8100Y
メモリ 4GB 4GB 8GB
ストレージ eMMC 128GB eMMC 128GB eMMC 64GB
SSD 128GB
OS Windows Sモード Chrome OS Windows Sモード
ディスプレイ FHD相当 sRGB 96%
画面比16:10
FHD相当 sRGB 100%
画面比16:10
FHD sRGB 100%
画面比3:2
無線 WiFi5 WiFi5 WiFi6、LTE
バッテリー 11時間 10時間 10時間
重量 602g(タブレットのみ)
874g(キーボード装着時)
450g(タブレットのみ)
920g(キーボード装着時)
544g(タブレットのみ)
789g(キーボード装着時)
価格 4万円~ 6.5万円~(キーボード+約2万円)

まずはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。上3つは、2021年販売のノートパソコンに搭載される新CPUです。

IdeaPad Duet Chromebookはタブレット用のCPUを使っているため同じ計測方法が使えないのですが、Geek Benchという違う測定値を見たところ、本機種搭載のN4020より30%ほど高い性能でした。同じくSurfaceも控えめな性能ですね。

どれも性能は低いですが、それぞれSモードのOSやChrome OSを使っているため、比較的動作は速いです(激遅じゃないです)。

唯一Surface Go 2のみWiFi6やLTEモデルがあり、一段上のスペックで、若干軽いですね。

購入のポイント

  • 本機種・・・ベゼルが大きく、子供が使ってもディスプレイを壊しにくい仕様で、子供であれば特に困らないスペック
  • IdeaPad Duet Chromebook・・・大人でも普通に使えるスペックで、Chromebookなので機能は限定的ですがより快適に使えます。タブレット時は450gと軽い!
  • Surface・・・ビジネスパーソンの外出用も使える機種。一番高いが、そこそこまともな機能付き

メリット・デメリット

良い点

・子供がパソコンに興味を持ちそうな仕様
・キーボードが取り外せ、タブレットとしても使用可能
・OSがSモードなので、子供に使わせても安心

残念な点

・控えめな性能
・インターフェースがパソコンとしては少ない(タブレットとしては多い)

IdeaPad Duet 350iの特徴

Lenovo IdeaPad Duet 350i 正面

まず最初に思うことは、ベゼル(画面の黒い枠)が極太ですね。児童向けのパソコンは、落としたりぶつけたりしてもディスプレイが傷付きにくいようにこうなっていることが多いです。

Lenovo IdeaPad Duet 350iのキーボードを外したところ

最大の特徴はキーボードを外すことができるので、タブレットとしても使えるし、普通のノートパソコンとしても使える2 in 1 PCなんです。

Lenovo IdeaPad Duet 350iのタブレット部分

タブレット部分の寸法は

・横253㎜・・・一万円札1.5枚分(240㎜)
・縦167.5㎜・・・一万円札の長辺(160㎜)
・厚さ11㎜・・・一円玉の直径の半分(10㎜)

になります。ほぼ同じサイズのiPad 10.2インチの大きさが横250.6㎜、縦174.1㎜、厚さ7.5㎜なので、縦の長さは6.6㎜も短いです。

ただし本機種の重さは602gで、iPadは490gと軽いですね。本機種にはキックスタンドが付属しているし、純粋なタブレットか2 in 1 PCの違いがあるので、しょうがない部分だと思います。

Lenovo IdeaPad Duet 350i 上から

フォリオキーボード付きで畳んだ時の寸法は、

・横幅は同じ長さの253㎜
・縦173.1㎜で+5.6㎜
・厚さ16.1㎜で+5.1㎜

になります。重さは874gとかなり軽いです。10.3型の小型機種と言うのもありますが、かなり軽いので小学生でも持ち運びが楽ですね。

Lenovo IdeaPad Duet 350iの背面

先述したキックスタンドです。これがあるので、タブレット時もノートパソコン時もディスプレイを好きな角度に調整できます。

Lenovo IdeaPad Duet 350i 左側面

横から見たDuet 350iです。薄いですね。

素材

筐体もキーボードも樹脂素材で、キックスタンドは耐久性も高いアルミニウムとマグネシウムの合金になっています。

キーボード

Lenovo IdeaPad Duet 350iのキーボード

キーボードは272gと軽量で、73キー・バックライトなしになります。Bluetooth接続も可能なので、タブレットを机に置いて、キーボードを足の上に置いてと、離れて使うこともできます。

OS

OSは、Windows 10 Home・Sモードが搭載されています。Sモードは、セキュリティを強化する目的でMicrosoft storeでしかアプリがダウンロードできない仕様になっており、高速化の為、ブラウザはMicrosoft Edge、検索はBingに固定されています。

Sモードのメリットは、主に以下のものがあります。

  • 起動が速い
  • パソコンの動きも速い
  • 認証されたアプリのみダウンロード可能なのでセキュリティが万全

お子さんが使用していて、不審なサイトからよくわからないものをダウンロードしてしまうこともないので、安心して使わせることができます。

Microsoft提供以外のアプリをダウンロードする場合や、通常のWindows 10 Homeにしたい場合、検索にGoogleやYahooを使いたい場合は、Sモードを解除すればできます。ただし、いったん解除したら元に戻せないし、動きが悪くなります。

CPU

Celeron N4020
製造プロセス 14nm
コア/スレッド 2/2
キャッシュ 4MB
グラフィックス Iris Xe
基本クロック 1.1GHz
バーストクロック 2.8GHz
TDP 6W

プロセッサーの性能は控えめですが、Windows 10 Home SモードのOSなので、このスペックにしては比較的軽快です。

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

SモードじゃないOSを使う時は、上記スコアが4000ほどで「ぼちぼち」使える程度で、本機種はスコア1626でSモードなので同じくらいの体感速度だと思います。

まぁ、児童向けのパソコンなので、問題ないと思います。

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Duet 350i 右斜め前から

右にスライドできます↓

解像度 光沢 液晶 輝度 コントラスト比 色域
WUXGA
1920×1200
あり IPS 340nit 1000:1 sRGB 96%
WUXGA フル・ハイディフィニション相当の画質だが、画面比が16:10なのでこの名称
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準
コントラスト比 最小輝度と最大輝度の差
色域 色域が広いとより多くの色が描写でき、より鮮やかに見える。sRGB 96%は通常のディスプレイよりも広い色域がある

ディスプレイはパソコンの品質と言うよりもタブレットの品質で、輝度・コントラスト比・色域が高く、鮮やかな色が描写される高品質です。また、10.3型でFHD相当の解像度なので、目にもよく、きれいな画質です。

タッチディスプレイなので、指で操作したり付属のペンで絵を描いたりもできます。

公式サイト

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

本機種はDDR4-2400MHzの4GBで、オンボードになります。普通です。

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) eMMC HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps HDD以上SSD以下 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 10秒前後 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 中価格 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。本機種にはタブレットやスマホに搭載されるeMMCが搭載で、比較的起動も速く使い勝手が良いストレージです。

ストレージは128GBとそこそこありますが、足りない場合は最大128GBのmicroSDカード(約3000円)を使うことができるので、最大256GBにできます。

内蔵カメラ

インカメラは200万画素で、フルHD(約207万画素)のWebカメラとほぼ同じくらいなので、そこそこ質が高いカメラです。(通常のノートパソコンには720p・約92万画素のWebカメラが搭載)

アウトカメラは写真を撮るときに使いますが、500万画素とここ最近のスマホは2000万画素とかあるので見劣りしますね。

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は最大11時間で、充電時間は2時間になります。一般的なタブレットと同じくらいの時間ですね。

インターフェイス

Lenovo IdeaPad Duet 350i 右側面インターフェース

右側面インターフェイスには電源ボタンとボリュームボタンがあります。

Lenovo IdeaPad Duet 350i 左側面インターフェース

左側面インターフェースにはマイク・ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダー、USB-C(充電、Display Port出力機能付き)が2つあります。

通常のノートパソコンとしてみたらインターフェースは少ないですが、タブレットとして見ると豊富なインターフェースです。

映像出力機能付きのUSB-Cが2つあるのでモニターに接続も可能だし、microSDカードリーダーがあるのでストレージの増設も可能なので、悪くないですね。

サポート・保証

公式サイトで言及されていないため、詳細が分かり次第アップデートします。

まとめ

子供向けのタブレットPCとしては普通に使えるほどで、SモードのOSなのでセキュリティ的にも安心して子供に使わせることができます。

子供ってやっぱりタブレットが好きなので、ここからパソコンに興味を持ちいろいろと始めて行くかもしれませんね。初めての一台にピッタリだと思います。

公式サイト