Lenovo IdeaPad Flex 360 Chromebookのレビュー・3.9万円からのお買い得モデル

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

Lenovo最新のChromebookで2 in 1 PCの本機種は、タブレットの様に指で操作ができ、子供にも使いやすい仕様になっています。

11.6型とかなり小さく、重量はたったの1.2㎏なので学校に持ち運ぶのも楽ですね。キーボードも小さいので、手が小さな小学生でも使いやすいです。

また、本機種はセキュリティが堅牢なChromebookなので、安心して子供に使わせることができます。

もちろん子供だけでなく、学生やビジネスパーソンの外出用機種としても合うと思います。

Lenovoでは年度末決算セールを実施中で、新モデルも旧モデルも安くなっています。また、3/22まで72時間セールも開催中です。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

IdeaPad Flex 360 Chromebookのスペックレビュー

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 正面

CPU Media Tek MT8183
メモリ 4GB
ストレージ 最大eMMC 64GB
ディスプレイ(11.6型) HD IPS液晶 マルチタッチ
OS Chrome OS
無線 WiFi5、Bluetooth V4.2
生体認証
寸法 285 x 202 x 17.45㎜
重さ 1.2㎏
バッテリー 最大16時間
保証 1年間
自動更新ポリシー 2028年6月
価格 3.9万円~

パソコンの頭脳であるCPUは、タブレット用のMediatek MT8183が搭載なので性能は低いですが、スリープからの復帰が速く頻繁に開け閉めする人は特に使いやすいと思います。

プロセッサーの性能はエントリークラスですが、Chromebookなので普通に使えます。Chrome OSを使用しているデバイスは、性能が低くてもサクサク動くんですよね。

メモリは最新のLPDDR4xが搭載で、4GBとChromebookにしては十分な容量です。

ストレージはeMMC 32GBか64GBが選べ、基本的にChromebookではGoogle Driveに保存するか他のクラウドサービスを使ってデータを保存するので、小さな容量になっています。また、本機種はUSBポートやmicro SDカードリーダーがあるので、外付けHDDやmicro SDカードを接続してデータ保存もできます。

ディスプレイは解像度が低いHDディスプレイですが、小型ディスプレイなのでそこまで画質が低いように見えないと思います。ただし、コントラスト比も高く視野角も広いIPS液晶なので、悪くないですね。

バッテリー駆動時間が最大16時間と長いので、学校に持って行く場合や1日外出する人でも十分だと思います。

総合的に見てエントリークラスのスペックですが、Chromebookなので動作は普通、バッテリー駆動時間も長いので、低負荷な事しかしない子供には問題ないスペックです。また、外出用の機種としてなら、子供だけでなく多くの人にも使いやすいと思います。

公式サイト

旧モデルとの比較

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebookと旧モデルの筐体比較<左から本機種・Flex 350i>

旧モデルのIdeaPad Flex 350は海外でのみ販売されており、OSがWindowsです。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 IdeaPad Flex 350i
CPU Mediatek MT8183 Celeron N4120
Pentium N5030
メモリ 4GB 4GB
ストレージ eMMC 64GB eMMC 64GB/SSD 256GB
ディスプレイ 11型 HD IPS 11型 HD/FHD IPS
無線 WiFi WiFi
バッテリー 16時間 12.8時間
重量 1.2㎏ 1.2㎏
価格 約4.3万円~

旧モデルは海外でのみ販売されており、Chromebookじゃないので性能の比較が難しいですが、本機種はスペックが下がっています。これは「Chromebook」なので、性能を上げなくても快適に使いやすいからだと思います。

旧モデルはFHDディスプレイもあるようですが、本機種は解像度が劣るHDディスプレイのみです。11型と小さいので、あまり差が出ないからかな?と思います。

グラフはプロセッサーの性能を測る、Passmarkスコアです。

本機種はChromebookなので使いやすいですが、Windows PCでスコア2500前後と言ったらかなりストレスを感じる機会が多いですね。

ライバル機種

Lenovo Ideapad Flex 360 ChromebookとFlex 550i Chromebook、IdeaPad Duet Chromebookの筐体比較<左から本機種・Flex 550i Chromebook・IdeaPad Duet Chromebook>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Flex 550i Chromebook Duet Chromebook
CPU MediaTek MT8183 Celeron 5205U MediaTek Helio P60T
メモリ 4GB 4GB 4GB
ストレージ(eMMC) 64GB 64GB 128GB
ディスプレイ 11.6型 HD IPS
タッチ
13.3型 FHD IPS
タッチ
10.1型 FHD IPS
タッチ
無線 WiFi5 WiFi6 WiFi5
バッテリー 16時間 10時間 10時間
重量 1.2㎏ 1.38㎏ 920g
2 in 1 PC X(キーボード取り外し可能)
価格 3.9万円~ 5.5万円~ 3.9万円~

上位モデルのFlex 550i Chromebookとは、CPU性能は同じくらいですね。ただし、上位モデルなのでWiFi6があったり、ディスプレイがFHDだったりと高いスペックになっていますね。

CPUの性能は、こちらになります。(Ideapad duetのみ計測時期が違うので、若干高い数字になっています)

性能が一番高いのはIdeaPad Duetですが、先述したように計測時期が変わりBenchmarkソフトウェアのバージョンも変わっているので若干高いスコアになっています。それを鑑みても、本機種のMT8183より若干高い性能だと思います。

また、IdeaPad Duetはキーボードが取り外せるので、完全なタブレットとしての使用も可能なので使いやすいですね。タブレット時の重量は450gです。

Flex 550i Chromebookは同じく2 in 1 PCで、ディスプレイが360度回転するタイプなので使い勝手が高いですが、タブレットモードで使う場合は若干重たさを感じます。また、アクティブペンも付属しているので、絵を描いたり、メモを取ったりもでき、大学生や社会人により合うと思います。

本機種はバッテリー駆動時間が一番長く、重量も1.2㎏なので機動性も高いですね。ただし、ディスプレイが本機種のみHDディスプレイです。

購入のポイント

  • 本機種・・・外出が多い人はこれ!
  • Flex・・・大きめで高画質ディスプレイならこれ!
  • IdeaPad Duet・・・機動性・性能が高く、キーボードを取り外せるので子供でも使いやすい

メリット・デメリット

良い点

・軽量で持ち運びがしやすい
・バッテリー駆動時間が長い!
・USBポートがあるので機器を接続できる
・タブレット向けのCPUなので復帰が速い
・Chromebookなので子供に安心して使わせることができる

悪い点

・タブレット向けのCPUなので控えめな性能
・インターフェースが少ない
・ディスプレイがHD
・11型にしては重たい

Chromebookとは?

Chromebookのセキュリティ

Chrome Windows
OS Chrome OS Windows
ブラウザ 基本的にGoogle Chrome Edge(好きなものを選択可能)
保存 基本的にGoogle Drive 基本的に内蔵ストレージ
ダウンロード Google Play Microsoft Store
各Webサイト
Office
セキュリティ 完全自動 自分でも対処した方が良し

Chromebookって何?って思う人も多いと思いますが、簡単に言うと「普通のノートパソコン」です。普通に使えます。

ただし、OSがChrome OSなので、Androidスマホのパソコン版と言った感じです。Windowsパソコンとの大きな違いは、好きなものをダウンロードできるかどうかですね。

Win PCは各Webサイトから好きなものをダウンロードできますが、ChromebookはGoogle Playからのみダウンロードができます。なので、「特殊なアプリやソフトをダウンロードしない」人は、特に気にならないと思います。

また、Chromebookはストレージが小さいので、パソコン本体にデータを保存せずに(保存してもOK)、クラウドにデータを保存するような仕様です。これは、いつでもどこでも、どのデバイスでも情報をシームレスに共有できるようにするためですね。

また、セキュリティはGoogleが対処しており、基本的に自分で何かをすると言う必要はありません。万が一、変なサイトに飛んでしまっても、システムと切り離されているので、そのページを閉じればOKです。パソコンがウイルス感染したりすることはほぼ無いそうです。

パソコンに詳しくなくても、簡単に使えますね。

IdeaPad Flex 360 Chromebookの特徴

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 正面

Lenovoはベゼル(画面の黒い枠)が細いことで有名なのですが、やはり子供向けの機種なので落としたりぶつけたりしたときにディスプレイが壊れにくいように、ベゼルを大きく取っていますね。

11型ノートパソコンとしては若干大きめのサイズで、

・幅285㎜は、千円札2枚分(300㎜)
・奥行き202㎜は、500mlペットボトルの高さ(205㎜)
・高さ17.45㎜は、一円玉の直径(20㎜)

とほぼ同じです。11型としては若干大きいですが、普通のカバンにすっぽり入るサイズです。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 右斜め前から

Chromebookと言っても普通のパソコンで、画面はタブレットの様な画面でWin PCとは違いますが、特に違和感は無いと思います。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 背面

天板はツートンカラーになっており、LenovoとGoogleのロゴもあります。カラーはアークティックグレー(シルバーっぽい色)なので、見た目も良く安っぽくないです。

2 in 1 PC

2 in 1 PCとはディスプレイを360度回転させることができ、色々なモードで使うことができます。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook テントモード<テントモード>

テントモードはベッドに寝転んで使ったりするときに、底面にある吸気口を塞がないので筐体が熱くなりにくいです。動画を見る時によく使います。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook タブレットモード<タブレットモード>

タブレットモードは、移動中の車内や電車内、机のない席に座っているときに使いやすいですね。指で操作ができるので、普通のタブレットの様に使えます。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook スタンドモード<スタンドモード>

個人的にこのモードを使うことはほぼないですが、動画を見ているときに画面をもっと自分側に寄せたいとき等に便利です。

他にも通常のデスクトップモードでがっつり作業をしたりと、自分がいる状況に合わせて使いやすい形状にできます。

キーボード

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebookのキーボード

キーボードは普通ですが、バックライトはありません。スピーカーがキーボード上部にあるので、音もクリアに聞こえます。ただし、先ほど紹介したテントモードで音楽を聴くと、スピーカーが反対を向いているので音が聞こえにくいです。

CPU

注)タブレットやモバイル向けのプロセッサーはCPUと呼ばずに「SoC」と言うのですが、便宜上CPUとしています。

CPUにはMedea Tek MT8183が搭載で、タブレットに使用されるものになります。先述したように、スリープからの復帰は速いですが、タブレット向けのCPUなのでパソコン向けよりも若干性能が劣ります。

ただしCPUは8コアなので、多くのことが同時にしやすい性能です。

コアとスレッド数

下のグラフは、CPUの性能を表すPassmarkスコアです。

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

本機種搭載CPU以外は「パソコン向けCPU」ですが、Chromebookに搭載されることが多いCPUです。これらと比べるとMT8183は性能が低いですね。エントリーモデルなのでこのくらいかなとは思いますが、Chromebookとして見ても性能は低い方です。

ただし、Chrome OSなのでストレスを感じずに使える程度の性能はありますが、ビジネス用途などの高負荷な使い方には合いません。

ディスプレイ

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 正面

解像度 光沢 液晶 輝度 コントラスト比 視野角 マルチタッチ
HD
1366×768
あり IPS 250nit 800:1 170° 対応
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
液晶 IPS液晶はコントラスト比が高く、視野角も広い
コントラスト比 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能
nit 明るさを表す単位。通常250前後が標準
視野角 視野角が広いと横から見ても画面が暗く見えにくい

ディスプレイはHDという低解像度ですが、小型ディスプレイなのでFHDと比べてもそこまで見劣りしません。IPS液晶を使っているので、コントラスト比も高く視野角も広いので、悪くないと思います。

ディスプレイ上部にはWebカメラもあり、マイクも内蔵されているので、オンライン授業などにも対応できます。また、カメラを使用していないときはプライバシーシャッターという物理シャッターを閉じておけば、プライバシーも完全に守られます。

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

Chromebookで4GBと言えば標準、もしくは標準以上の容量で、問題なく使えると思います。ただしメモリはLPDDR4x-1866MHzと動作周波数(MHz)が低いので、処理速度は速くありません。

 

公式サイト

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) eMMC HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps HDD以上SSD以下 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 HDD以上SSD以下 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 中価格 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

eMMCはスマホやタブレットに搭載されるストレージで、パソコン用のSSDほどじゃないですがデータ転送速度も速く使いやすいストレージです。

ただしストレージは最大64GBと小さいので、Google Driveにデータを保存した方が使いやすいかもしれません。もしくはmicroSDカードを使って、データ保存もできます。

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・42Whで、最大バッテリー駆動時間は16時間と長めです。先ほど言ったように本機種は11型にしては若干重たいですが、外出時に充電アダプターを持ち運ばなくても一日使えるくらいのバッテリーがあるので、総合的に見ると軽い部類に入りますね。

インターフェイス

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 右側面インターフェイス

右側面には電源、ボリュームキー、そしてセキュリティキーホールがあります。セキュリティキーホール、はパソコンを展示したりするときに「持ち出されないように」ワイヤーを付けたりします。

Lenovo Ideapad Flex 360 Chromebook 左側面インターフェイス

左側面にはUSB-C 2.0(Power DeliveryとDisplay Port映像出力機能付き)が1つ、USB-A 2.0が1つ、マイク・ヘッドフォンジャック、microSDカードリーダーが1つあります。

USBはどちらも2.0なので、最大データ転送速度は480MBと遅めです。

サポート・保証

標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。サポートは朝9時~夕方6時までになります。

また、保証は以下の2にアップグレードもできます。

  1. 片道引き取り修理・・・自身で梱包しリペアセンターに郵送する(配送費は自身が負担)。返送費はLenovoが負担。交換パーツは基本無料
  2. 引き取り修理・・・指定業者が指定場所(自宅など)にピックアップにきて、リペアセンターに配送、修理後返送してくれる。(郵送費はすべてLenovo負担)

まとめ

新機種と言う割には目を引くような新しいことは無いですが、低価格で2 in 1 PCが購入できるという点がメリットだと思います。Chromebookなのでそこまでスペックも必要ないし、セキュリティは万全、小型でバッテリー駆動時間も長く、3.9万円と言う低価格なので悪くないと思います。

もちろん、高負荷な事をする人やビジネス用途のメイン機としては力不足ですが、普段使いであれば特にストレスもなく使えると思います。

公式サイト