Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook (インテル Celeron) のレビュー

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Chromebookとしては性能も普通で、比較的普通に使える機種になります。また、11.6型と小型の2 in 1 PCなので、家や学校、カフェや新幹線、飛行機内など場所を選ばずに使いやすいですね。

低価格モデルなので最新スペックではないですが、普段使い用として購入するのであれば十分な性能だと思います。

本機はLenovo公式サイトで販売されておらず、量販店モデルになっています。街の電気屋さんやAmazon楽天などで購入できます。

 

Lenovoでは新生活スタートダッシュセールを実施中で、新モデルも旧モデルも安くなっています。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

IdeaPad Flex360i Chromebook (インテル Celeron)のスペックレビュー

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook スタンドモード

CPU Celeron N4500
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 32GB
グラフィックス 内蔵グラフィック
ディスプレイ(11.6型) HD IPS液晶 マルチタッチ
OS Chrome OS
無線 WiFi5
寸法(幅x奥行きx高さ) 285 x 205.2 x 18.45㎜
重さ 1.25㎏
バッテリー 約10時間
保証 1年間
自動更新ポリシー 2028年6月
価格 5万円前後~

各動作の快適度で、◎が一番です。

Web閲覧 メール 動画視聴 ビデオ電話
ドキュメント

パソコンの頭脳であるCPUは、Celeron N4500というローエンドモデルが搭載しており、Chrome OSなので性能以上に快適に使えます。

メモリはChromebookでは大きめの4GBで、ストレージはかなり小さめの32GBとなります。Chromebookは基本的に「Google Driveなどのクラウドにデータ保存」をするので、本体に容量はありません。

クラウドに保存すると言っても、インターネットに繋がっていれば保存・取り出しはできるので、特に難しいわけではありません。

ディスプレイは11.6型と小型でHD解像度、液晶は高品質のIPS液晶が搭載です。解像度が高くないですが、ディスプレイも小さいしIPS液晶なので画質が荒いと思うことは無いと思います。

バッテリー駆動時間も標準的な約10時間で、1.25㎏と軽いので持ち運びに向いています。

総合的な使い勝手は悪くないですが、やはり量販店モデルなので、このスペックにしてはちょっと高いかな?と思います。

 

楽天

公式サイト

兄弟モデルとの比較

IdeaPad Flex360i Chromebookと兄弟モデルの筐体<左/本機種・右/IdeaPad Flex360 Chromebook>

兄弟モデルのIdeaPad Flex360 Chromebookとの比較です。似た様な筐体ですが、本機の方が若干大きいです。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Flex360
CPU Celeron N4500 Media Tek MT8183
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 32GB eMMC 32GB/64GB
ディスプレイ HD IPS マルチタッチディスプレイ
無線 WiFi5
バッテリー 10時間 16時間
重量 1.25㎏ 1.2㎏
価格 5万円前後~ 3.9万円~

両機種はほぼ同じ外観にスペックですが、兄弟モデルの方がバッテリー駆動時間が長く、そして安いですね。

プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。詳しくは「CPU」の項目で紹介していますが、本機のスコアはChromebookとしては一般的なものです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Celeron N4500  1885
MediaTek MT8183  1659

 

Chromebookとは?

Chromebookのセキュリティ

Chrome Windows
OS Chrome OS Windows
ブラウザ 基本的にGoogle Chrome Edge(好きなものを選択可能)
保存 基本的にGoogle Drive 基本的に内蔵ストレージ
ダウンロード Google Play Microsoft Store
各Webサイト
Office
セキュリティ 完全自動 自分でも対処した方が良し

Chromebookって何?って思う人も多いと思いますが、簡単に言うと「普通のノートパソコン」です。普通に使えます。

ただし、OSがChrome OSなので、Androidスマホのパソコン版と言った感じです。Windowsパソコンとの大きな違いは、好きなものをダウンロードできるかどうかですね。

Win PCは各Webサイトから好きなものをダウンロードできますが、ChromebookはGoogle Playからのみダウンロードができます。なので、「特殊なアプリやソフトをダウンロードしない」人は、特に気にならないと思います。

また、Chrome OSは軽量に作られているので、低スペック機種でもサクサク使えるという特徴もあります。例えば、Windows PCとChromebookでまったく同じスペックがあったら、Chromebookだと数倍速く動く感じです。さすがグーグルですね。速度にこだわっています。

もう1つの特徴は、Chromebookはストレージが小さいので、パソコン本体にデータを保存せずに(保存してもOK)、クラウドにデータを保存するような仕様です。これは、いつでもどこでも、どのデバイスでも情報をシームレスに共有できるようにするためですね。

また、セキュリティはGoogleが対処しており、基本的に自分で何かをすると言う必要はありません。万が一、変なサイトに飛んでしまっても、システムと切り離されているので、そのページを閉じればOKです。パソコンがウイルス感染したりすることはほぼ無いそうです。

パソコンに詳しくなくても、簡単に使えますね。

 

IdeaPad Flex360i Chromebookの特徴

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 2 in 1 PCの各モード

本機種最大の特徴は、コレですよね。ヒンジが360度回転する2 in 1 PCです。

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook テントモード<テントモード>

テントモードは、底面の排気口を塞がないのでボディが熱くなりにくく、ソファやベッドに寝転がって使う時、または、飛行機や新幹線内でテーブルの幅が小さいときにも使いやすいですね。

 

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook スタンドモード (2)

<スタンドモード>

ペンや指で操作するときに使いやすい、スタンドモードです。

 

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook タブレットモード

<タブレットモード>

タブレットの様に使えるタブレットモードです。ただし、本物のタブレットよりも大きく重いので、片手持ちなどはきついです。

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 正面 (2)<デスクトップモード>

がっつり使う時は、通常の形が使いやすいです。

この様に、場所や状況に合わせて使いやすい形に変えることができるので、場所を選ばずに使いやすいです。

 

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 背面

筐体背面はツートンカラーになっており、天板には小さく「LENOVO」と「Chromebook」のロゴがありますね。

 

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 右斜め前から

11.6型の小型筐体で、

幅285.5㎜ ≒ 千円札2枚分(300㎜)
奥行205.2㎜ ≒ 500mlペットボトルの高さ(205㎜)
高さ18.45㎜ ≒ 一円玉の直径(20㎜)

と、11型にしてはかなり大きいですが、A4用紙(297×210㎜)以下のサイズに収まっています。

 

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 正面

小型ディスプレイに大きな筐体を使っているから、ベゼル(画面の黒い枠)を大きくせざるを得ず、太い枠になっていますね。

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook キーボード<購入時は日本語キーボードになります>

キーボードは78キーのJIS配列で、バックライトはありません。矢印キーが小さいですが、問題ないと思います。

 

CPU

Celeron N4500
製造プロセス 10nm
コア/スレッド 2/2
キャッシュ 4MB
ベースクロック 1.1GHz
ブーストクロック 2.8GHz
TDP 6W

省電力プロセッサーのCeleronが搭載です。省電力とは言えブーストクロックもあるので、がっつり使えます。

 

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-10510U  6939
Core i5-10210U  6482
Snapdragon 8cx Gen 2  4103
Core i3-10110U  4052
Snapdragon 7c  2333
Celeron N4500  1885
MediaTek MT8183  1659
Celeron N4020  1589

 

本機種搭載のCeleron N4500は、上の表を見て通り控えめな性能です。

Chromebookで言えば、Passmarkスコアが4000以上になると「ミドルハイスペック」に分類されますが、本機は1885と「普通」クラスです。普段使い用としては使いやすい性能です。

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook ディスプレイ

解像度 光沢 液晶 タッチ
HD あり IPS 10点マルチタッチ
HD ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1366×768ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い

ディスプレイは先述したように、ベゼル(画面の黒い枠)が太いですね。HD解像度ですがIPS液晶を搭載しているので、悪い品質ではありません(良いわけでもありません)。低価格モデルのChromebookでは、一般的な品質だと思います。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR4xと(意外にも)最新のもので、4GBになります。

Chromebookで4GBは標準的な容量なので、特に問題なく使えると思います。

 

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) eMMC HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps HDD以上SSD以下 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 中価格 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはタブレットやスマホに使用されるeMMCで、32GBになります。速度的には問題ない速さでが、容量が小さいので、基本的にGoogle Driveなどのクラウドにデータを保管することになります。(Google drive は15GBまで無料)

もしくは、本機種はmicroSDカードが搭載できるので、クラウドに保存したくない場合は増量しておいた方が良いと思います。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セルで、最大バッテリー駆動時間は約10時間となります。10時間あれば、一日持ち運びしても十分使えると思います。

また、急速充電に対応しているので、約1.8時間で満充電になります。

 

インターフェイス

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 右側面インターフェース

  • 1. 電源ボタン
  • 2. ボリュームボタン
  • 3. USB-A 3.0
  • 4. HDMI
  • 5. セキュリティー・キーホール

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 左側面インターフェース

  • 6. USB-C 3.0(充電・映像出力機能付き)
  • 7. USB-A 3.0
  • 8. マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
  • 9. microSDメディアカードリーダー

全てのUSBのデータ転送速度は5Gbpsになり、USB-CはDisplay Port映像出力機能付きなのでモバイルモニターや外付けモニターを使って2画面作業もできます。ただし、このUSB-Cポートはパソコンを充電するポートでもあるので、モニターに「パワーパススルー機能」がないと充電しながら使用できません。

それでもHDMIがあるので、こちらを使えば充電しながら2画面作業も可能です。

 

サポート・保証

Lenovo公式サイトで購入できる機種は、標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

ただし、本機は量販店モデルなので、購入時にご確認ください。

 

ライバル機種

Lenovo Ideapad Flex 360i ChromebookとFlex 550i Chromebook、IdeaPad Duet Chromebookの筐体比較

本機種 Flex 550i Chromebook Duet Chromebook
CPU Celeron N4500 Celeron 5205U MediaTek Helio P60T
メモリ 4GB 4GB 4GB
ストレージ(eMMC) 32GB 64GB 128GB
ディスプレイ 11.6型 HD IPS
タッチ
13.3型 FHD IPS
タッチ
10.1型 FHD IPS
タッチ
無線 WiFi5 WiFi6 WiFi5
バッテリー 10時間 10時間 10時間
重量 1.25㎏ 1.38㎏ 920g
2 in 1 PC X(キーボード取り外し可能)
価格 約5万円~ 5.5万円~ 3.9万円~

全機種同じくらいのスペックでですが、ディスプレイサイズとストレージ容量が違いますね。

持ち運びを重視するならIdeaPad Duet Chromebookが一番合い、よりがっつり作業をしたいのであればFlex 550iが13.3インチなので使いやすいです。

本機種はその中間と言った感じで、持ち運びも重視しつつ、自宅で作業をするときは外付けモニターに繋げばがっつり作業ができます。

 

まとめ

Lenovo IdeaPad Flex360i Chromebook 2 in 1 PCの各モード

良い点

・小型軽量で持ち運びがしやすい
・2 in 1 PCなので使い勝手が良い

 

残念な点

・ベゼルがかなり太い
・ストレージが小さい

 

総合評価

総合的に見て「あまり特徴がない機種」と言うスペックですが、A4用紙以下の筐体サイズで1.2㎏台となると8万円以上の13型モデルになるので、本機はコンパクトではあります。

普段使い用途であれば特に困るようなスペックになっていないので、十分だと思います。

 

楽天

公式サイト