Lenovo IdeaPad Gaming 370(AMD)のレビュー Ryzen 6000 Hシリーズ+RTX 30シリーズ搭載ゲーミングPC

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LenovoにはLegionと言うゲーミングブランドがありますが、本機のIdeaPad Gamingシリーズは初心者や初めてのゲーミングPCを買う人をターゲットにした、低価格モデルになります。

低価格モデルと言ってもそれなりの価格なので、しっかりしたスペックになっています。

まずはレビューのまとめをどうぞ。

良い点

・最新のRyzen 6000シリーズ搭載
・メモリも最新のDDR5が搭載
・SSDの増設が可能
・画面比が16:10で、17インチ並みの情報が表示される
・ディスプレイが高品質でクリエイターにも合う
・低価格
・WEBカメラが高画質のFHD
・カーソルキーが大きく操作しやすい
・冷却性能が高い

 

残念な点

・SSDが旧モデル
・樹脂素材

 

Lenovoでは年度末決算セールを実施中で、新モデルも旧モデルも安くなっています

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

IdeaPad Gaming 370のスペックレビュー

CPU Ryzen 5 6600H
Ryzen 7 6800H
メモリ DDR5 16GB
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス RTX 3050
RTX 3050 Ti
ディスプレイ(16型)
アスペクト比
WUXGA IPS 光沢なし
16:10
リフレッシュレート 165Hz
OS Windows 11 Home
無線
有線
Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
ギガビットイーサネット
オーディオ Nahimicオーディオ
生体認証
Webカメラ 1080p FHD
寸法(幅×奥行×高さ) 359.6 × 277.8 × 20.9~25.9㎜
重さ 2.6㎏
バッテリー
電源
最大14時間
170W・3ピン
保証 1年間
価格 13.7万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 6000 Hシリーズが搭載で、超高性能プロセッサーです。Ryzen 5は6コア12スレッド、Ryzen 7は8コア16スレッドと多コアで、マルチタスクもサクサクできます。

メモリも最新のDDR5-4800MHzが搭載で、メモリスロットは2つ・最大16GBになっています。仕様書のメモリ最大値は16GBになっているので、スロットが2つあるとはいえ増設はしない方が良さそうです(しかも保証も外れますしね)。

ストレージはSSD 512GBが搭載で、旧モデルのPCIe 3.0×4になっています。旧モデルとは言え2021年までは最速モデルだったし、速度もかなり速いです。また、M.2スロットの空きが1つあるので、増設も可能です。

グラフィックスはRTX 30シリーズで、ローエンド~ミドルクラスの性能です。旧モデルにあったRTX 3060がなくなりましたが、中量級以下のゲームをする人にあうグラボです。

ディスプレイは縦に長い16:10のアスペクト比で、FHD相当のWUXGAになります。旧モデルは15.6型でしたが、それが16インチと大きくなり、アスペクト比も縦に長くなったので、今までよりもより広範囲のフィールドが見れるようになっています。

今まで画面から切れていた敵も、見やすくなりますね。

また、リフレッシュレートが165Hzとぬるぬるプレイもできます。ただし、グラボが最大でもRTX 3050 Tiなので、性能を最大限生かせるゲームは、虹6やFortniteなどの軽いゲームのみになると思います。

色域も広く、クリエイター向けのsRGB 100%なので、ゲームをしていても色鮮やかで没入感が高く、クリエイティブワークをする人にも使いやすいです。

パソコンのコア性能は比較的高いですが、価格は意外に安めに設定されています。

その他のスペックはWindows 11 Home、Wi-Fi 6とギガビットイーサネット、そして高画質1080p FHD Webカメラが搭載、電源は170Wになっています。

左右に1つずつの排気口と、背面に2つの排気口があるのでインターフェイスは若干少ないですが、USB-Aが2つとUSB 3.2 Gen 2 Type-Cが1つ、HDMIもあるので使いにくいわけじゃないと思います。

 

公式サイト

 

2022年のトレンドと比較

2022年のハイエンドゲーミングノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。

ハイエンドPCは2022年に入り、基本スペックが高く、欠点が減ってき、プラスアルファの性能が増えています。例えば最安値モデルでもリフレッシュレートが高い、Webカメラが高品質などです。

Ryzen 6000 DDR5 PCIe 4.0 120fps以上
×
アスペクト比16:10 sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Wi-Fi 6E メタル素材 USB4
× × ×

SSDはPCIe 3.0が搭載となっていますが、CPUやメモリ、ディスプレイはハイエンドモデル並みです。

Wi-Fiは6EじゃないですがWi-Fi 6に対応し、素材は樹脂、そしてUSB4はないですがUSB 3.2 Gen 2 Type-Cが搭載です。

価格も安いので、ハイエンドモデルとはちょっとしたところに差が出ていますが、この価格にしては全体的な品質は高い方だと思います。

 

旧モデルとの比較

Lenovo IdeaPad Gaming 370と旧モデル<左/本機種・右/IdeaPad Gaming 360>

旧モデルのIdeaPad Gaming 360との比較です。旧モデルは量販店モデルで、公式サイトでは販売されませんでした。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 IdeaPad Gaming 360 AMD
CPU Ryzen 5 6600H
Ryzen 7 6800H
Ryzen 5 5600H
Ryzen 7 5800H
メモリ DDR5 16GB DDR4 16GB
ストレージ SSD×2 SSD+HDD
ディスプレイ WUXGA IPS sRGB 100%
16型 16:10
FHD IPS
15.6型 16:9
GPU RTX 3050
RTX 3050 Ti
GTX 1650
RTX 3050/3050 Ti
RTX 3060
リフレッシュレート 165Hz 120/165Hz
通信 Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット
電源 170W 135/170W
重量 2.6㎏ 2.25㎏
価格 13.7万円~ 17万円~

変更点です。

・CPUがRyzen 5000から6000シリーズに
・メモリがDDR5に
・ディスプレイが15.6インチから16インチに
・ディスプレイが16:10と縦に長くなり、sRGB 100%、輝度が350ニトになった
・GTX 1650とRTX 3060が非搭載に
・WEBカメラがFHD画質に(以前はHD画質)
・筐体が大きくなり、排熱効率もアップ
・350g重くなった
・価格が安くなった
・ファンが20%大きくなり、冷却性が15%アップ

筐体が15.6型から16型と大きくなり、アスペクト比も16:10と縦に長くなったので、表示情報量はかなり大きくなっています。より広いフィールドが見渡せるので、ゲームもしやすいですね。

全体的な性能も上がっていますが、RTX 3060がなくなったので、GPU性能は下がっています。

以前は量販店モデルだったので価格も高めですが、最低価格が3.3万円も安くなり、性能が上がったので、お得になっています。

 

 

IdeaPad Gaming 370 AMDの特徴

IdeaPad Gaming 370 AMD 左斜め前から

4辺狭額ベゼルで、画面比率が高いですね。上部はノッチになっており、Webカメラなどを搭載している部分のみ大きくて、他の部分が細くなっています。

寸法は

・幅 359.6㎜
・奥行き 277.8㎜
・高さ 20.9~25.9㎜

となっており、16インチとしては一般的な幅ですが、奥行きは長めで厚さ(高さ)も大きめです。

 

IdeaPad Gaming 370 AMD 横から

筐体は後ろに飛び出したようになっており、ゼロバンプヒンジを採用しているので、旧モデルよりも薄型化に成功しています。

 

IdeaPad Gaming 370 AMD 筐体

本機はデュアルファンに2方向吸気、そして4方向から排気し、冷却性能が向上しています。キーボードのキーの隙間と、底面にある通気口からフレッシュエアーを取り入れるので、熱がこもりにくい構造になっています。

通気口は青色に光るので、かっこいいですね。キーボードのバックライトはホワイトなので、通気口のライティングとマッチしますね。

 

IdeaPad Gaming 370 AMD 底面

おしゃれな底面吸気口のデザインですね。見えないところまでこだわっているのが、分かります。

スピーカーは底面左右に1つずつ配置しており、2Wになります。オーディオは、ここ最近多くのゲーミングPCに搭載しているNahimicオーディオで、バーチャルサラウンド技術で没入感のある音響を楽しめます。

 

IdeaPad Gaming 370 AMD 背面

筐体は樹脂素材です。

 

Webカメラ

IdeaPad Gaming 370 AMD Webカメラ

Webカメラは、高画質FHD 1080pが搭載です。

ゲーミング用途ではそこまでないかもしれませんが、顔出し配信をする人や、ビジネス兼用で使う人などは別途高画質Webカメラを購入していた人も多いと思いますが、FHD カメラであれば、一般的なモデル(HD画質720p)よりもよりきれいな映像が相手に映し出されるので、別途購入することもないかもしれません。

また、プライバシーシャッターもあるので、Webカメラを使わないときは閉じておけば安心です。

 

キーボード

IdeaPad Gaming 370 AMD キーボード

キーボードは84キーで、ホワイトバックライトとテンキー付きです。テンキーも大きく、カーソルキーは特別大きいので、操作性も高いですね。

タッチパッドは120㎜×75㎜と16インチとしては標準クラスですが、相対的に見る大きいですね。

 

高性能Ryzen 6000 Hシリーズ搭載

Ryzen 5 6600H Ryzen 7 6800H
製造プロセス 6nm
アーキテクチャ Zen 3+
コア 6 8
スレッド 12 16
キャッシュ 16MB
ブーストクロック 4.5GHz 4.7GHz
基本周波数 3.3GHz 3.2GHz
GPUコア数 6 12
TDP 45W 45W

アーキテクチャは最新のZen 3+になっており、前世代のZen 3と比較して以下の様な特徴があります。

・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応

内蔵グラフィックスがリアルタイム レイトレーシングに対応しており、ゲームによってはより快適にプレイできるようになっています(本機はグラボ搭載なのであまり関係ないですが・・・)。

また、電力効率も高く、ほぼ似た様なスペックのIdeaPad Gaming 370i インテルモデルは最大11時間のバッテリーですが、本機は14時間と若干長くなっています。

 

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-12900H  29773
Core i7-12700H  27754
Ryzen 7 6800H  23308
Ryzen 9 5900HX  23249
Core i5-12500H  23156
Core i7-1280P  22897
Ryzen 7 5800H  21981
Core i7-11800H  21652
Ryzen 9 5900H  20960
Ryzen 5 6600H  20085
Core i7-1270P  19915
Core i7-1260P  18771
Core i9-10855H  15964
Core i7-1165G7  10620

Ryzen 7 6800Hは、Ryzen 5000シリーズのRyzen 9 5900HやHXよりも高い性能ですね。すごいです。

 

次はこちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアは8000を、シングルコアは1500を超えるとかなり高い性能です。

マルチコアシングルコア

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  16745
Ryzen 7 6800H  14135
Core i5-12500H  14009
Ryzen 9 5900HX  13875
Ryzen 7 5800H  12969
Core i9-11950H  12836
Core i9-11900H  12345
Core i7-11850H  12345
Core i7-11800H  12180
Ryzen 7 5800U  11203
Ryzen 5 5600H  9974
Core i7-1165G7  6070

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  1806
Core i5-12500H  1628
Core i9-11950H  1574
Core i9-11900H  1540
Core i7-1185G7  1538
Core i7-11850H  1517
Core i7-1165G7  1504
Ryzen 7 6800H  1498
Core i7-11800H  1492
Core i5-11500H  1492
Core i5-1240P  1488
Ryzen 9 5900HX  1478
Ryzen 7 5800U  1478

 

グラフィックス

RTX 3050 Ti Laptop RTX 3050 Laptop
アーキテクチャ Ampere
プロセス 8nm
CUDAコア 2560基 2048基
RTコア 20基 16基
Tensorコア 80基 64基
ブースト周波数 1035-1695MHz 1057-1520MHz
メモリタイプ GDDR6
メモリ帯域 192Gbps 192Gbps
メモリバス幅 128bit 128bit
メモリ容量 4GB 4GB
TDP 85W 85W

RTX 30シリーズはリアルタイム レイトレーシング対応で、DLSSも対応です。リアルタイム レイトレーシングとは、光の反射などの動きをリアルタイムでシュミレートして描写する技術です。

レイトレーシングOFFの時は、ガラスや水溜りに反射がほとんど無いのですが、レイトレーシングをONにすると光の反射がリアルに表現され、現実世界の様に映し出されます。

またDLSSを使えば、画質を落とさずにフレームレートを上げることが出来ます。

リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングOFF> リアルタイムレイトレーシング<レイトレーシングON>

 

DirectX 11で動作するFire Strikeと、DX12で動作するWQHD(2K/2560×1440)向けのTime Spyのスコアです。

Fire StrikeTime spy

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3070 Ti  24924
RTX 3080  23637
RTX 3070  22431
RTX 2080  20939
RTX 2070 Super  19070
RTX 3060  17853
RTX 2070  16872
RTX 2060 Max-Q  13876
GTX 1660 Ti  13074
RTX 3050 Ti  11768
RTX 3050  10718
GTX 1650  8033
GTX 1650 Max-Q  6861

Time Spy

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3080  11510
RTX 3070 Ti  11427
RTX 3070  10260
RTX 2080  9585
RTX 2070 Super  8328
RTX 3060  8323
RTX 2070  7317
RTX 2060 Max-Q  5870
RTX 3050 Ti  5518
RTX 3050  5018
GTX 1650  3555
GTX 1650 Max-Q  2985

RTX 3050と3050 Tiはローエンド~ミドルクラスと言った性能です。

 

ゲームのベンチマークスコア

スコアの単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)で、60以上が「快適」にプレイできる目安です。スペックや状況により数値は変動するので、参考値として見てください。また、スコアはFHD画質でのスコアです。

RTX 3050 Ti ベンチマークスコア

オレンジ色・・・低画質 青・・・標準 赤・・・高画質

Fortnite  146
 67
The Witcher 3 Wild Hunt  88
 50
Cyberpunk 2077  60
 41
 0
PUBG  122
 77
 70
Call of Duty: Warzone  55
0
Red Dead Redemption 2  98
 61
0
Battlefield V  93
 89
 83
Apex Lengends  126
 100
 90
Rainbow Six Siege 0
 130
 101

 

RTX 3050 ベンチマークスコア

オレンジ色・・・低画質 青・・・標準 赤・・・高画質

Fortnite  200
 181
 75
The Witcher 3 Wild Hunt  177
 103
 56
Cyberpunk 2077  66
0
PUBG  135
 77
Call of Duty: Warzone  66
0
Battlefield V  125
 108
 98
Apex Lengends  137
 118
 109
Rainbow Six Siege  258
 198
 141

 

ディスプレイ

IdeaPad Gaming 370 AMD 正面

インチ
解像度
光沢/液晶 アスペクト比 輝度
16インチ
WUXGA
なし/IPS 16:10 350nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
1200:1 sRGB 100% 178° 165Hz
Free Sync

 

WUXGA フル・ハイディフィニション相当で、解像度は1920×1200ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250~300nitが標準
Free-Sync ディスプレイのリフレッシュレートとグラボのフレームレートを合わせ、ティアリングやカクツキがない滑らかな描写になる技術

ディスプレイは16インチと大きく、アスペクト比が16:10と縦に長いので、17インチ並みの情報が表示されます。例えば、今までだったら画面に映らなかった部分も表示されるので、画面外だった敵が見えたり、より広大なフィールドが見れるので、プレイしやすくなります。

また、Web画像でもより情報が多いし、Excelなどでも同じく表示情報が多くなるので、スクロールアップ/ダウンの回数も減り、作業効率が上がりますね。

解像度はフルHD相当のWUXGAで、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶になっています。コントラスト比は一般的なモデル(700~800:1)よりもかなり高いので、色の違いがくっきり描写され、よりシャープになります。

また、色域はクリエイター向けのsRGB 100%です!

sRGB 100%のディスプレイとNTSC 45%のディスプレイ<左・NTSC 45%/右・sRGB 100%>

一般的なディスプレイのNTSC 45%と比べると、全然色合いが違いますね。より没入感も高くなるし、画像・動画編集もしやすくなります。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリは最新のDDR5-4800MHzが搭載で、メモリスロット2つ・最大16GBになります。最新のメモリで動作周波数も高いので、処理速度がかなり速いです。

ちなみにメモリスロットが2つあるので増設もできそうですが、最大16GBまで対応と記載されているので、やらない方が良さそうですね。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

SSDは旧モデルのPCIe 3.0×4が搭載ですが、データ転送速度も速いので、ゲームのロード時間やパソコンの起動もサクサクです。

また、M.2スロットの空きが1つあるので、増設も可能です。ただし、その場合は保証が外れます。

こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  7000MB/秒
 5000MB/秒
PCIe 3.0×4  3000MB/秒
 2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

通信

周波数 通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4/5GHz 300Mbps
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

有線は、最大1ギガビットのイーサネットが搭載です。

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは4セル・71Whrで、最大バッテリー駆動時間は約14時間となります。ゲーミングPCとしてはかなり長いですが、ゲームをやっているとここまでもつことはないので、外出先でプレイする場合は、短時間でも充電アダプターを持って行った方が良いと思います。

 

公式サイト

 

インターフェイス

IdeaPad Gaming 370 AMD 背面

背面インターフェイスは左から、HDMI、RJ45、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)、電源コネクタになります。

IdeaPad Gaming 370 AMD 左側面

左右側面はUSB 3.2 Gen 1が1つずつと、左側面にはマイク/ヘッドフォンジャックもあります。

排気口が両側面にあるのでインターフェイスは多くないですが、問題ない程度についていると思います。

最大データ転送速度はUSB 3.2 Gen 1が5Gbps、Gen 2は10Gbpsになります。

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。また、Premium Care、もしくはLegion Ultimate Supportにアップグレードができ、これらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

Lenovo Legionのサポート

Legion Ultimate Supportは「ゲーミングに特化した24時間サポート」になっており、パソコンの不具合の対処法や使い方の事だけじゃなく、最新ゲームの推奨環境やゲームを快適にプレイする上での知識・どうやったら勝てるかなども提供しています。

しかも、スタッフはゲームに精通した熟練プレイヤーなので、専門用語(ゲーム用語)やコミュニティ用語での会話が可能です!

このサポートのおかげで、初心者でも気軽にゲーミングPCデビューできるようになりましたね。

 

ライバル機種

Lenovo IdeaPad Gaming 370と比較機種<左からIdeaPad Gaming 370i・本機種・Legion 570i>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

IdeaPad Gaming 370i 本機種 Legion 570i
CPU Core i5-12500H
Core i7-12700H
Ryzen 5 6600H
Ryzen 7 6800H
Core i5-12500H
Core i7-12700H
メモリ DDR4 16GB DDR5 16GB DDR5 32GB
ストレージ SSD×2 SSD×2 SSD×2
グラフィックス RTX 3050
RTX 3050 Ti
RTX 3060
RTX 3050
RTX 3050 Ti
RTX 3050 Ti
RTX 3060
RTX 3070
ディスプレイ WUXGA IPS
16型 16:10
WUXGA IPS
16型 16:10
FHD/2.5K IPS
15.6型 16:9
リフレッシュレート 165Hz
通信 Wi-Fi 6
ギガビット
Wi-Fi 6/6E
ギガビット
電源 170/230W 170W 230/300W
重量 2.6㎏ 2.6㎏ 2.4㎏
RTX 3050
RTX 3050 Ti
RTX 3060
RTX 3070
14.2万円~
16.6万円~
16.4万円~
13.7万円~
15.3万円~


15.0万円~
17.9万円~
23.3万円~

RTX 3050モデルは本機種が一番安く、RTX 3050 Tiは上位モデルのLegion 570iが一番低い価格です。Legion 570iは画面比が16:9で15.6インチなので一番小さいディスプレイですが、筐体もアルミニウム素材で電源も大きく、より高性能です。

ちなみにインテルモデルの方がPassmarkスコアが高いですが、370iはDDR4が搭載で、価格も高いので、悩ましいですね。CPUにこだわりがないなら、AMDモデルの本機種が一番コスパが高いですね。

 

まとめ

良い点

・最新のRyzen 6000シリーズ搭載
・メモリも最新のDDR5が搭載
・SSDの増設が可能
・画面比が16:10で、17インチ並みの情報が表示される
・ディスプレイが高品質でクリエイターにも合う
・低価格
・WEBカメラが高画質のFHD
・カーソルキーが大きく操作しやすい
・冷却性能が高い

 

残念な点

・SSDが旧モデル
・樹脂素材

 

総合評価

グラフィックボードはローエンド~ミドルクラスですが、全体的な性能が高く、欠点らしい欠点がない機種かなと思います。

細かいことを言えば、SSDがPCIe 3.0だったり、樹脂素材、USB4がないなどありますが、低価格モデルでディスプレイの品質も高く、リフレッシュレートもぬるぬるの165Hz、アスペクト比も流行の16:10、Webカメラは高画質FHDと、ポイントを抑えていると思います。

色域もsRGB 100%と広いので、ゲーマーだけじゃなく、クリエイターにも使いやすい機種です。

重たいので持ち運び向きじゃないですが、バッテリー駆動時間も長いので、ちょっとした外出なら問題ないと思います。

13万円台からで整ったスペックなので、人気が出そうな機種です。

 

公式サイト