IdeaPad S145はさすがのIdeaPadと言った感じで、おしゃれでスペックも標準~高いものが選べますが、価格は抑えられています。
最新の第10世代のCPUにストレージもSSDと、PCを快適に使うために必要な機能も入っています。
特にCPUは一般的なノートパソコンに使われるUシリーズじゃなく、性能が高いGシリーズになっているので、結構がっつり使う人にも満足がいく機種です。
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IdeaPad S145(15型)のレビュー

まずはスペックを見ていきましょう。
CPU | Intel core i3-1005G1 Intel core i5-1035G1 Intel core i7-1065G7 |
---|---|
コア・スレッド | i3)2コア4スレッド、i5,i7)4コア8スレッド |
メモリ | 4GB, 8GB |
ストレージ | 128GB~512GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
セキュリティー | Windows Defender |
Office | 有り・無し |
ディスプレイ | FHD |
グラフィックス | インテル UHD、Iris Plus |
バッテリー | 6.2時間 |
重量 | 約1.85㎏ |
サイズ | 362.2×251.5×19.9mm |
カラー | ミネラルグレー |
保証 | 1年間引き取り修理 |
価格 | 4.2万円~ |
CPUをIntel core i7を選ぶと、次世代内蔵グラフィックスであるIris Plus Graphicsが搭載されているので、軽いものであれば3Dゲームも楽しめます。
メモリも最大8GBまでと一般的な使い方であれば十分なサイズだし、セキュリティもその他のアイデアパッドのハイエンドモデルと同じものが付いているので安心ですね。
バッテリーが6.2時間とそこまで長くないので、外出先で使う時は充電ケーブルを持ち歩いた方がよさそうです。
使い心地としては、テンキーが付いているのでタイピングが多い人には役に立つことが多いですね。↓これがテンキー。

ただし、これだけのスペックが付いて4.2万円からとかなりコスパが高い機種になっています。
また、2.5インチベイが1つあるので、HDDの増設も可能です。大容量ストレージが欲しい人には特におすすめの機種になります。
外観

外観はザ・アイデアパッドと言った感じの見た目で、15型なので画面が大きくて見やすいですね。

向かい合って座ってる時はこんな感じでほぼ180度に開くことが出来るので、お互い画面も見れます。

USBポートも3つあり、HDMIもあるので外部ディスプレイにケーブル一本で接続できます。
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カラーはミネラルグレーで、高級感がありますね。この色の為にThinkpadじゃなくIdeapadを選ぶんですよね。
それでは下記にて詳しく紹介していきます。
CPU

なんとこの低価格モデルでCPU(プロセッサ)に、第10世代のCPU・Gシリーズが使われています。
CPUとはパソコンの頭脳にあたり、各動作に命令を出す部分なのでこの性能が低いとパソコンの動作が遅くなります。
1世代違うと性能が全然違うので、これは助かりますね。
一般的にcore i3が標準レベルの性能なので、パソコンを毎日3~4時間以上使うって人はi5かi7だと作業効率もかなり上がります。
下のグラフはS145搭載のCPUと、その他良く使われるCPUのPassMarkスコアの比較です。
実はS145はこんなに安いのに、性能が高いGモデルのCPUが付いています。
i3-1005G1でもスコア5000越えで、i5-1035G1に至ってはハイスペックモデルのi7-10610Uよりも性能が高いです。
コア・スレッド数
各CPUはコア数とスレッド数が違うので、ここも注意したいところです。
core i3 | core i5 | core i7 |
2コア | 4コア | 4コア |
4スレッド | 8スレッド | 8スレッド |
コアとスレッドは道路と車線に例えると分かりやすいのですが、コア数は道路の数、スレッド数は車線の数としてみると、この様になります。

1コア1スレッドだと道路が1本で1車線なので、データ移動が1つ(例です)しかできないのですが、1コア2スレッドだと車線が2つあるので、2つのデータを一緒に扱うことが出来ます。
なので、コア数とスレッド数が高いものは、同時作業(並行作業)がしやすいという特徴があります。
並行作業とは例えば、音楽をダウンロードしながら、Youtubeを見て、Wordで資料を作成していると言った感じで、同時にいろいろ作業をしていることを指します。
ライトユーザーであればcore i3でも大丈夫だし、もっといろいろ使うって人はi5やi7がおすすめです。
後述しますが、core i7には内蔵グラフィックス・Iris Plus Graphicsが搭載されているので、3Dゲームをする人は必ずi7を選びましょう。
クロック数
クロック数とはGHzで表示され、数字が高いものは同じ時間内で多くの処理が行えます。
- i3・・・1.2GHz
- i5・・・1.0GHz
- i7・・・1.3GHz
となっています。
クロック数はそこまで高くないですが、CPUの性能自体が高いのでそこまで気にしなくても大丈夫だと思います。
メモリ
メモリは作業テーブルのイメージですね。
- メモリが大きい
- =作業テーブルが大きい
- =作業がしやすい
- =快適にPCが動く
私は外出用にIdeaPad320s(販売終了)の、core i3、メモリ4GB、SSD128GBというものを使っていますが、資料作成や論文を書く、標準アプリでの画像・動画編集は全然できていますが、ちょっと重たいアプリを使うとパソコンがうなることが多いです。
ライトユーザーであれば4GBでも問題ないですが、もっと色々するって人は8GBをおすすめします。
CPU core i5でメモリ8GBは鉄板と呼ばれるスペックで、大抵のユーザーには十分なスペックですよ。
ちなみに、Core i3モデルのみオンボード(スロット無し)で、Core i5,i7はオンボード+スロット1つになるので、メモリの増設も可能です。
メモリの種類はPC4-21300 DDR4で、動作周波数は2666MHzです。
ストレージ
以前はHDD(ハードディスクドライブ)というストレージが一般的だったのですが、今現在安いPC以外はほぼ全てSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)になっています。
S145は安いにもかかわらずSSDになっていますね。
SSDとHDDの違いは、この様になります。
SSD | HDD | |
値段 | 高い | 安い |
動作音 | 静か | うるさい |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
データ移動 | 速い | 遅い |
寿命 | 長い(壊れにくい) | 短い(壊れやすい) |
SSDとHDDは仕組みが全然違うのですが、HDDは磁気を帯びたディスクを高速で回転させ、磁気の性質を変えてデータを保存するのに対して、SSDはデータ保存をする空間に0と1の数字を書き込みデータ保存をします。
ライトユーザーであれば128GBでも特に困ることは無いと思いますが、容量がいっぱいになる前に外付けHDDにデータ移動をこまめにやりましょう。
SSDも種類は、M.2 PCle-NVMeというめっちゃ速い転送速度があるものになっています。
一般的にSATAというモデルとPCle-NVMeと2種類あるのですが、
- SATA・・・データ転送速度の理論値が6Gbps
- PCle 3.0×2・・・データ転送速度の理論値が16Gbps
となっており、PCle-NVMeは約2倍以上の性能になっています。
また、本機種の仕様書を見ると2.5インチベイが一つあるので、HDDの増設も可能です。
OS

OSも最新のWindows 10 Homeです。
このOSの特徴として、Windows Defenderというセキュリティが標準で付いています。
以前は評価が低かったのですが、改良に改良を重ね、最近ではセキュリティソフトのランキングでも上位に入ってくるほどの性能になりました。
他にもマルウェア対策やフィッシング対策、危険なページをクリックしてしまったら、ページを読み込む前に遮断してくれたりと、使い勝手がかなり良くなっています。
ディスプレイ

ディスプレイはFHD TN液晶 光沢なし になっています。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
---|---|
TN液晶 | 視野角が狭いので角度を変えると薄暗く見える時もあり |
光沢なし | 映り込みが軽減された液晶 |
以前はHD(ハイディフィニション)が主流でしたが、ここ最近は画面がきれいなFHDが多くなっています。
また、S145は画面の枠(ベゼル)部分が狭いので、おしゃれになりましたね。
グラフィックス
グラフィックスは3Dゲームをする時に必要な機能なのですが、それ以外にも3Dペイントや一般用途の時にも汎用されています。
内蔵グラフィックスはインテルUHD(CPU・core i3, i5)とインテルIris Plus Graphics(CPU・core i7)があります。
各グラフィックスの性能は、この様になります。(注・機種によってスコアは変動するので、参考値としてみて下さい。)
GTX 1050Tiというのはグラフィックボードで、画像・動画編集の推奨スペックに言われることが多いもので、この中では飛びぬけています。
Iris PlusはCPU内蔵グラフィックスでは一番性能が高いんじゃないかな?と思います。
軽い3Dゲームは出来るものも有りますが、ゲーム用途じゃないので期待しない方がいいです。
Intel UHDグラフィックスは、普通の性能です。普通に使う分に困ることは無いし、標準アプリのビデオエディターなどで編集する分には問題ありません。
購入ページでグラフィックスの確認できますが、Iris PlusはCore i7にのみ付いています。

Microsoft Office

Wordやエクセルが使えるオフィスは、搭載機種とそうでない物2種類あるので、必要な方は確認をして買いましょう。
+2万円くらいなので、そこまで必要じゃないという人は無料で使えるオンラインのオフィスでもいいと思います。
5GBまでだったら、クラウドストレージに無料で保存されます。
バッテリー

バッテリーは6.2時間と長くはないですが、半日ほどカフェで作業をするくらいなら問題なくできます。
ただし外出する時は万が一を考えて、充電ケーブルを持って行くことをおすすめします。
サイズ
<ほぼ180度に開けるS145>
外出が多い人用に作られた機種じゃないので1.85㎏と軽くはないですが、重くもないといった感じですね。
サイズは362.2x251.5x19.9㎜となり、標準的な大学ノートは297×210x20㎜なので、横6.5㎝・縦5.1㎝ほど大きいだけですね。
15型なので小さくないですが、持ち運びに困るサイズでもありませんね。
保証
Lenovoのパソコンは、標準で1年間引き取り修理が付いています。
万が一の時に役に立ちますね。
インターフェース

- 電源ジャック
- HDMI
- USB2.0
- USB3.0
- USB3.0
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- 4-in-1メディアカードリーダー
スマホやタブレットの充電も出来るし、HDMIが付いているので外付けディスプレイに繋げて2画面で作業も出来ますね。
カードリーダーもあるので、SDカードやスマホのMicroSDカードもデータ移動が楽にできます。
最後に
4.2万円からとかなり安いのですが、スペックはまともなのでライトユーザーであれば間違いなく十分な機能があります。
パソコンを毎日使う場合は前述したように、CPUやメモリが高いものを選べ大丈夫ですね。
最初にお伝えしたように、セール期間中なのでこの機会をお見逃しなく。