Lenovo IdeaPad Slim 360 15型(AMD Ryzen 5000シリーズ)のレビュー

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IdeaPad Slim 3シリーズ最新作で、最新の高性能CPU・Ryzen 5000シリーズ搭載、外観もブラッシュアップされおしゃれになっています。

Slim 3シリーズって低価格モデルなのですが、Ryzen 7モデルもあり、はっきり言ってかなり性能が高いです。

学生にはもちろん、ビジネスパーソンの自宅用機種としても使えるほど性能が高く、テンキー付きなので数字を扱うことが多い人は特に使いやすいです。

注)2021年6月16日・日本ではサンドカラーじゃなくアークティックグレーのみの販売になったので、画像と記事を修正しています

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

 IdeaPad Slim 360(15型)(AMD Ryzen 5000シリーズ)のスペックレビュー

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15)

プロセッサー AMD Ryzen 3 5300U
AMD Ryzen 5 5500U
AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 最大8GB
ストレージ SSD 最大512GB
ディスプレイ 15.6型 FHD TN 光沢なし
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
OS Windows 10 Home
セキュリティ Windows Defender、プライバシーシャッター
無線 WiFi、Bluetooth 5.0
指紋センサー 無し
サイズ 359.2 x 236.5 x 19.9㎜
重さ 1.65㎏
バッテリー 最大10時間
保証 1年間引き取り修理
価格

プロセッサーには最新のRyzen 5000シリーズが搭載で、最大でRyzen 7 5700Uを搭載できます。超高性能CPUで、なんと8コア16スレッドになっています!!

メモリは最大8GBで、オンボードに4GB、スロットに4GBのデュアルチャンネルメモリになっているので、8GBメモリ1枚時よりも処理速度が速いです。低価格モデルなのに、メモリ2枚組はすごいですね。

ストレージはM.2 PCIe NVMeで、最大512GBとなります。高速タイプのSSDなので、パソコンの起動もデータ移動も速いです。仕様書によると、SSD+HDDモデルもあるようです。

ディスプレイは高画質のフルHD TN液晶で、解像度が高いので見やすいですね。また、720p HDの内蔵Webカメラに、内蔵マイクも2つあるのでビデオ電話やWeb会議、オンライン授業などにも対応できます。

総合的に見て、普段使い用のパソコンとしては上出来だと思います。持ち運びが少ない学生や、外出先でも大画面で作業をしたい人、もしくは家族共用PCとして使いやすいです。

公式サイト

旧モデルとの比較

Lenovo IdeaPad Slim 360(15)と旧モデルの比較<左・本機種/右・Slim 350>

今までのSlim 3シリーズは、5シリーズと差を出すためにベゼル(画面の黒い枠)が若干太かったのですが、本機種はベゼルが細いですね。旧モデルのIdeaPad Slim 350と比べると一目瞭然ですが、上下左右全てのベゼルが細くなっていますね。

旧モデルとのスペック比較です(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Slim 350 15
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
3020E
Ryzen 7 3700U
メモリ 8GB 4GB
ストレージ SSD 512GB SSD 512GB
ディスプレイ FHD TN HD TN、FHD TN
無線 WiFi5 WiFi5
バッテリー 10時間 9時間
価格 3.8万円~

実は旧モデルのIdeaPad Slim 350 15は他のSlim 350シリーズよりもだいぶ遅れてリリースされ、販売開始は2020年12月で、公式サイトに登場したのが2021年の6月です(他のモデルは2020年6月!)。14型や17型はRyzen 4000シリーズが搭載ですが、本機種のみAMD 3020eやRyzen 3000シリーズが搭載という異色の旧スペックを使用した機種です。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

本機種搭載のRyzen 3でも、Ryzen 7 3700Uより高性能です。

ライバル機種

Lenovo IdeaPad Slim 360(15)と比較機種に筐体<左から本機種・Slim 550 AMD・Slim 550i Intel>

本機種と似たような機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Slim 550 15 Slim 550i 15
CPU Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 8GB 16GB 16GB
ストレージ SSD 512GB SSD 512GB SSD 512GB
グラフィックス Radeon Radeon Iris Xe
ディスプレイ FHD TN FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi6 WiFi5
バッテリー 10時間 15時間 13時間
重量 1.65㎏ 1.66㎏ 1.66㎏
価格 5.8万円~ 19.2万円~

Slim 550i以外はRyzen 5000シリーズ搭載で、ほぼ似たようなスペックになっています。大きく違う点は、

  1. 550シリーズはIPS液晶
  2. 550シリーズはメモリ最大16GB
  3. 550シリーズは天板もしくはパームレストにアルミ素材が使用

本機種以外は上位モデルの550シリーズなので、より高品質でハイスペックになります。また、Slim 550 AMDのみWiFi6対応ですね。

こちらはPassmarkスコアです。

Ryzen搭載モデルの方がCPUの総合性能が高いですが、インテルモデルは「シングルコア性能」が高く、グラフィック性能も高いので、画像編集や動画編集をすることがある人はIntelモデルの方が使いやすいと思います。

購入のポイント

  • 本機種・・・低価格で質もほどほどに良いので、そこまでハイスペックな機種はいらないユーザー向け
  • Slim 550 AMD・・・よりハイスペックな機種が欲しいユーザー向け
  • Slim 550i Intel・・・動画編集などのクリエイティブワークをする人向け

メリット・デメリット

良い点

・超高性能プロセッサー搭載で快適に使える
・FHDディスプレイ
・ベゼルが細いので見やすいしおしゃれ

悪い点

・若干青みがかった色になるTN液晶搭載(IPS液晶とは並べて比べないと普通は分かりませんが・・・)

IdeaPad Slim 360(15)の特徴

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15) 左斜め前から

先ほども言ったように、ベゼル(画面の黒い枠)がかなり細いですね。外観からは上位モデルか下位モデルかの判断が付きにくいですね。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15) 横から

寸法は幅359.2㎜、奥行き236.5㎜、厚さ19.9㎜で、大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べると、幅+6.22㎝、奥行き2.65㎝となっています。15・6型としては、普通サイズですね。

厚さは19.9㎜と若干大きく、一円玉(直径20㎜)と同じサイズです。重さは標準的な1.7㎏なので、持ち運びがしにくいわけではないですね。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15) 天板

丸みのある筐体で、ポップな感じですね。

Lenovo IdeaPad Slim 360(15)の底面

底面には吸気口と、スピーカーが両サイドにあります。スピーカーが底面にあると、机に音が反響して少し重低音が効いた音になります。個人的に、底面スピーカーが好きですね。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15) 背面

全体的にシンプルな見た目なので、あまり主張をしすぎないパソコンを探している人に合うと思います。

ディスプレイ

ディスプレイも高品質で、FHD TN液晶 光沢なし プライバシーシャッター付きとなっています。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15) ディスプレイ

FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
TN液晶 視野角が狭くコントラスト比が低い。若干青みがかった色合い
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
プライバシーシャッター 前面カメラのカバー

高解像度のFHDディスプレイなので見やすく、目にも優しいディスプレイです。ただし、TN液晶という安いモデルに搭載される液晶になっています。

プロセッサー

プロセッサーは最新のRyzen 5000シリーズ搭載で、このクラス最高峰の性能があります。

コア/スレッド GPUコア 基本クロック
ブーストクロック
キャッシュ TDP
Ryzen 3 5300U 4/8 6 2.6/3.8GHz 4MB 15W
Ryzen 55500U 6/12 7 2.1/4.0GHz 8MB 15W
Ryzen 7 5700U 8/16 8 1.8/4.3GHz 8MB 15W

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

普段使い用のノートパソコンとしてはかなり性能が高く、高すぎなんじゃ?ってくらいですね。サクサク快適に使えます。

また、5000シリーズからマルチスレッディングと言って、スレッドがコアの倍の数になっているので、より快適に使えるようになりました。

コアとスレッドの解説

マルチスレッディングになったことにより、より多くの作業を並行してできるようになっています。

メモリ

メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより大きなファイルやデータが扱いやすくなります。

本機種のメモリはDDR4-3200MHzで、8GB(4GBx2)になっています。通常、メモリが8GBあれば困ることは無いので、十分かと思います。

また、メモリの動作周波数(MHz)が現行最高値の3200MHzと高く、処理速度も速いです。

ストレージ

ストレージはM.2 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)なので、起動も速いしサクサク動きます。ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動などにも関わる重要なパーツなんですね。

SSD PCIe NVMe HDD
最大データ転送速度 16Gbps~32Gbps 6Gbps
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
静か うるさい
サイズ 小さい 大きい
価格 高い 安い

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は、最大10時間とそこそこ長いですね。ただし、急速充電には対応しておらず、フル充電には3.5時間かかります。

インターフェイス

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15)の右側面インターフェース

右側面には、SDカードリーダーとUSB-A 2.0(最大データ転送速度480Mbps)になります。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (15)の左側面インターフェース

左側面には、電源コネクタ、USB-A 3.0(最大データ転送速度5Gbps)、HDMI、USB-C 3.0(最大データ転送速度5Gbps)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックがあります。

インターフェイスは必要十分で、USB-CとAのデータ転送速度が5Gbpsと速いので、外付けHDDなどを使ってもサクサク使えますね。

保証・サポート

IdeaPadの保証とサポート 詳細

本機種は1年間引き取り修理保証に、電話やチャットなどでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは夕方6時まで)

引き取り修理・・・指定住所にLenovo指定業者がPCを引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後郵送してくれる。また、修理は国内でやっており、NECのコンピューター事業所で対応しているので日本クオリティで、修理、返送も比較的早いです。 (保証期間内はパーツ・輸送費など無料)

まとめ

今までのSlim 3シリーズは廉価版的なイメージがありましたが、本機種は全てが標準以上のスペックですね。CPU性能に至ってはかなり高いので、比較的負荷の高い作業をする人でも快適に使えると思います。

大画面でパソコンを使いたい人や、エクセルをよく使う人、家族共用PCなど、色々な人に合う機種です。カラーもおしゃれなので、女性に合いそうですね。

公式サイト

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