Lenovo IdeaPad Slim 360(17型)の実機レビュー・Ryzen 5000シリーズ搭載

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

IdeaPad Slim 3シリーズと言えば、Slim 5シリーズよりもスペックが下がる廉価版的な位置づけなのですが、本機種は5シリーズと言ってもいいくらいのスペックです。

CPUには超高性能のRyzen 5000シリーズ搭載、ストレージはSSD、ディスプレイはSlim 3シリーズでは稀なFHD IPS液晶で色域も広く、上位モデルと同じ、もしくはそれ以上の仕様になっています。

正直言うと、本機種をレビューしてて「なぜこれがSlim 3シリーズなんだろう?」と思うくらい高品質でした。

17型と大きいですが、重さは2.2㎏とこのクラスにしては悪くないので、時々持ち運びがある場合でも問題ないと思います。

レビュー機は購入機種で、Ryzen 7 5700U・メモリ8GB・ストレージ 512GBになります。

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

 IdeaPad Slim 360(17型)(AMD Ryzen 5000シリーズ)のスペックレビュー

Lenovo IdeaPad slim 360 AMD 17inch

プロセッサー AMD Ryzen 5 5500U
AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 最大8GB(オンボード+スロット)
ストレージ SSD 最大512GB
ディスプレイ 17.3型 FHD IPS 光沢なし
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
セキュリティ Windows Defender、TPM 2.0、プライバシーシャッター
無線 WiFi、Bluetooth v5.0
指紋センサー 無し
サイズ 399x274x19.9㎜
重さ 2.2㎏
バッテリー 最大8時間
保証 1年間引き取り修理
価格 6万4438円

プロセッサーには最新のRyzen 5000シリーズが搭載で、その中でも特に性能が高いRyzen 5かRyzen 7が選べます。CPU性能だけで言えば、ハイエンドモデルとそん色ないですね。デスクトップ並みに、すごく高い性能です。

ただし、メモリが8GB(オンボード4GB+スロット4GB)なので、CPUの性能のわりには小さな容量です。保証は外れますが、自分でメモリを増設したらRyzen 7でも使いやすくなると思います。

ストレージはM.2 PCIe NVMeで、最大512GBとなります。高速タイプのSSDなので、パソコンの起動もデータ移動も速いです。

ディスプレイはSlim 3シリーズでは珍しく、フルHD IPS液晶になっています。通常Slim 3シリーズでは、HDディスプレイかフルHDだけどTN液晶という質が低いものが使用されるのですが、本機種は上位モデルのSlim 5シリーズと同じです。

前面カメラは100万画素で、内蔵マイクも2つあるので、ビデオ電話やWeb会議にも対応できます。

総合的に見るとCPUの性能が超高く、ディスプレイも高品質でその他は標準スペックと言った構成です。搭載メモリが最大8GBのでRyzen 7の恩恵は受けにくいかな、と言う印象ですが、メモリを増設しないのであれば、Ryzen 5でも十二分に高性能です。

 

公式サイト

 

前モデルとの比較

旧モデルのIdeaPad Slim 350(17 AMD)との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Slim 350
CPU AMD Ryzen 5 5500U
AMD Ryzen 7 5700U
AMD Ryzen 3 3250U
AMD Ryzen 5 3500U
AMD Ryzen 7 3700U
メモリ 8GB(3200MHz) 8GB(2400MHz)
ストレージ SSD 512GB SSD 512GB
ディスプレイ FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi5
バッテリー 最大8時間 7.8時間
重量 2.2㎏ 2.2㎏
価格 6.4万円~ 5.1万円~

Ryzen 3000シリーズから5000シリーズに変わり、かなり性能が上がっていますね。メモリもDDR4-2400MHzから3200MHzに上がったので、処理速度は40%ほど上がっています。

ベゼル(画面の黒い枠)もかなり細くなったので、スペックだけじゃなく見た目も上がっています。

Lenovo IdeaPad Slim 360(17)とIdeapad slim 350の筐体比較

<左・Slim 350 17型/右・本機種>

 

ライバル機種

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの方は表を右にスクロールできます)

本機種 IdeaPad Slim 360i HP 17-by2000
CPU Ryzen 5000 インテル11世代 インテル10世代(Core i5~)
メモリ 8GB 8GB 8GB
ストレージ SSD 512GB SSD 512GB SSD 256GB
SSD 128GB+HDD 1TB
ディスプレイ FHD IPS FHD IPS FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi5 WiFi5
バッテリー 8時間 8時間 10時間
重量 2.2㎏ 2.2㎏ 2.47㎏
価格 6.4万円~ 5.3万円~ 約12万円~

Ryzenのプロセッサーは通常インテルモデルより安いのですが、本機種はインテルモデルより1.1万円高いです。まあ、Ryzen 3でもCore i5なみの性能があるのでこうなったかもしれませんが。とにかくCPU性能が高い機種が欲しいという場合は、本機種はお勧めですね。コア数も大きいので、動画編集もしやすいです。

インテルモデルのSlim 360iはグラフィック性能とシングルコア性能も高いので、画像編集などをする人に向いていますね。HPは光学ドライブ付きなので若干高いですが、DVDライターが欲しい人は一考に値すると思います。

 

メリット・デメリット

良い点

  • 超高性能CPU搭載
  • ディスプレイの品質が高い!
  • 樹脂素材だが加工が施され、樹脂っぽくない(高級感がある)

残念な点

  • 指紋センサーが無い

 

IdeaPad Slim 360(17型)の特徴

lenovo IdeaPad Slim 360 (17) 右斜め前から

今までのSlim 3シリーズは、5シリーズと差を出すためにベゼル(画面の黒い枠)が若干太かったのですが、本機種は結構細くなっていますね。

 

ベゼルの実測は上部10.9㎜、左右7㎜、下部26.1㎜でした。画面が大きいので、実際の数字ほど大きく見えないですね。

 

lenovo IdeaPad Slim 360 (17) ディスプレイと天板のつなぎ目

ただし、ディスプレイの枠の下に接続部分みたいな箇所があり、天板とはめ込まれている感じになっています。こんな形、初めて見ました。

寸法は幅が399㎜、奥行き274㎜、厚さが19.9㎜となっています。

  • 幅は500mlペットボトル2本分(420㎜)
  • 奥行きは新聞紙の横幅(273㎜)
  • 厚さは1円玉(直径20㎜)

と、ほぼ同じサイズです。17型なので大きいですが、重さは2.2㎏と17型にしては重くないです。

lenovo IdeaPad Slim 360 (17)とFlex 550 15の筐体比較

こちらは本機種とIdeaPad Flex 550の15.6型の筐体を並べたものですが、本機種17.3インチはめちゃくちゃ大きいですね。通常、15.6インチでも大きい方なんですが、17型の画面だと作業がしやすいです。

カラーはアークティックグレーで、若干濃いグレーです。Flex 550のプラチナグレーと比べると、濃さが分かりますね。

lenovo IdeaPad Slim 360 (17)の筐体エッジ

筐体は丸みを帯びていて、柔らかい(優しい)印象を持ちます。

 

lenovo IdeaPad Slim 360 (17)のディスプレイが開く最大角度

ディスプレイは写真の角度まで開きます。

 

生体認証

Lenovo IdeaPad Slim 360(17) 顔認証カメラを接続

Slim 3シリーズなので、指紋認証や顔認証はありません。ただし、Lenovo 500 Full HD Windows Hello対応 Webカメラを使えば、顔認証でサインインできるので楽になります。

 

素材

lenovo IdeaPad Slim 360 (17)の天板

素材は樹脂素材ですが、天板とパームレスト部分は「ん?これアルミニウム?」って思うくらい手触りも良く、見た目も良いです。気にしない人がほとんどだと思いますが、触っても分からないと思います。

パームレストも手触りが良く、アルミニウムの様に高級感があります。

lenovo IdeaPad Slim 360 (17) 底面カバー

底面カバーは、一目でわかる樹脂素材です。

全体的に見ても高級感があり、低価格モデルとは思えない出来です。

 

キーボード

Lenovo ideapad slim 360(17) パームレスト

キーボードはテンキー付きですが、バックライトはありません。キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測で横縦18.4㎜x18.8㎜、キーストローク(キーを押し込む距離)は約1.4㎜でした。

キーピッチはもうちょっとあってもいいかなと思いますが、窮屈な感じはしません。キーストロークは軽めですが、少し押しごたえもあるのでミスタイプはしにくいと思います。

 

 

ディスプレイ

ディスプレイも高品質で、FHD IPS液晶 光沢なし プライバシーシャッター付きとなっています。

lenovo IdeaPad Slim 360 (17)のディスプレイ

解像度 液晶 光沢 輝度 色域
FHD IPS なし 300nit NTSC 72%

 

FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
IPS液晶 視野角が広くコントラスト比も高い液晶
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
輝度 ディスプレイの明るさ。250nitが標準
色域 色空間の規格で、色域が広いとより詳細な色を描写できる。一般的なディスプレイはNTSC 45%
プライバシーシャッター 前面カメラのカバー

安い機種にはTN液晶という視野角が狭いものが使われることが多いのですが、本機種はより高品質なIPS液晶になっています。また、フルHD解像度で高画質、輝度も高く色域も広いディスプレイなんです。クリエイター向けディスプレイに近い品質ですね。

i1 Display Proで色域などを計測しました。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) の色域

黄色に塗られた部分が本機種の色域とsRGB 100%の色域が一致している部分になります。

  • sRGBカバー率・・・90.6%
  • sRGB比・・・100.7%
  • 輝度・・・306nit

公称値のNTSC 72%はsRGB比 100%相当なので、公称値通りの色域ですね。IdeaPadの中でも低価格モデルであるSlim 3シリーズで、これだけ色域が広い機種も珍しいですね。上位モデルのSlim 5シリーズですら、こんなに色域が広い機種はほとんどないですよ。

下の写真は上位モデルのSlim 550i(右)と、本機種のディスプレイ比較です。

Slim 360 17とSlim 550iのディスプレイ比較 Slim 360 17とSlim 550iのディスプレイ比較

本機種の方が輝度も高く、色域も広いですね。

次に、視野角のチェックです。

視野角はかなり広く、ほぼ真横から見てもディスプレイがちゃんと見えます。

Lenovo IdeaPad Slim 360(17)プライバシーシャッター

プライバシーシャッターも付いているので、オンライン会議やビデオ電話の離席中などカメラを使わない時にシャッターを閉じておくと、プライバシーも守られます。

 

 

プロセッサー

lenovo IdeaPad Slim 360 (17) CPUのシール

プロセッサーは最新のRyzen 5000シリーズ搭載です。このクラス最高峰の性能があり、正直言うと、本機種にRyzen 7は高性能すぎるかなと思います。当然Ryzen 7の方が5より高い性能なのでより快適ですが、先述したようにメモリも小さいのでRyzen 5で十分だと思います。

コア/スレッド GPUコア 基本クロック
ブーストクロック
キャッシュ TDP
Ryzen 5 5500U 6/12 7 2.1/4.0GHz 8MB 15W
Ryzen 7 5700U 8/16 8 1.8/4.3GHz 8MB 15W

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U CPU-Z

購入機種はAMD Ryzen 7 5700Uで、プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアは16129とかなり高めでした。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U Passmarkスコア<Performancetestの測定結果>

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5800H  21767
Ryzen 7 5800U  19960
Ryzen 7 Pro 5850U  19604
Ryzen 5 5600H  17768
Ryzen 7 5700U  16129
Ryzen 5 Pro 5650U  16850
Ryzen 5 5600U  15944
Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 3 5400U  12110
Ryzen 3 5300U  10092
Athlon Silver 3050U  3198
AMD 3020e  2625

普段使い用と言うよりも、専門職向けのパソコンに搭載されるような性能ですね。かなりサクサク快適に使えます。

また、5000シリーズからマルチスレッディングと言って、スレッドがコアの倍の数になっているので、より快適に使えるようになりました。

コアとスレッドの解説

マルチスレッディングになったことにより、より多くの作業を並行してできるようになっています。

こちらはCinebench R23のスコアで、マルチコア性能はパソコンの総合性能、シングルコア性能はクリエイティブワークをするときに必要な性能です。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U Cineench R23の測定結果

本機はマルチコアが8456、シングルコアが1262でした。マルチコアはかなり高い性能です。

Cinebench R23

オレンジ色・・・マルチコア 青・・・シングルコア

Core i7-11800H  12180
 1492
Core i5-11500H  9532
 1492
Ryzen 7 5700U  8456
 1262
Ryzen 5 5500U  7783
 1180
Core i7-1185G7  6246
 1538
Core i7-1165G7  6070
 1504
Core i5-1135G7  5913
 1343
Core i3-1115G4  3343
 1319

マルチコアはすごく高いですが、シングルコアはIntelですね。

Ryzen 7 5700U PCmark 10の計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

  • 総合性能は5198
  • Essentialは8951→通常用途やビデオ会議などはかなり使いやすい
  • Productivityは8065→Officeなどの事務用途はかなり高速に使える
  • Digital content creationは5282→外部GPU無しにしては高性能

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  9553
Core i5-1135G7  9502
Ryzen 7 4700U  9230
Ryzen 7 5700U  8951
Core i7-1065G7  8661
Core i3-1115G4  8411
Ryzen 3 Pro 4350G  8271

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 7 4700U  7641
Ryzen 3 Pro 4350G  7534
Core i7-1165G7  6643
Core i5-1135G7  6300
Core i3-1115G4  5994
Core i7-1065G7  5487

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 7 4700U  5178
Core i7-1165G7  5150
Ryzen 3 Pro 4350G  4555
Core i5-1135G7  4189
Core i7-1065G7  3699
Core i3-1115G4  3646

 

グラフィックス

3Dグラフィック性能を測る、3D GraphicMarksのスコアです。グラフィック性能が高いとOfficeワークがしやすかったり、画像・動画編集なども快適にできます。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U 3Dグラフィック ベンチマーク

Performanceteastで計測した3D Graphics Markのベンチマークは、2368でした。内蔵グラフィックとしては、高い性能です。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 7 5700U  2368
Ryzen 5 5500U  2326
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
UHD  888

旧世代のRyzen 4000に比べ、かなり性能が上がっていますね。

グラフィック性能が高かったので、ゲームでもベンチマークを取りました。標準品質のFHD解像度でのベンチマークです。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U ドラゴンクエストX ベンチマーク

ドラゴンクエストXは、スコア10370の「すごく快適」でした。

ちょっと重ためのファイナルファンタジーXIV ENDWALKER 暁月のフィナーレは高品質のFHD解像度です。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Ryzen 7 5700U ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

スコア3731と低めで「設定変更を推奨」と出ました。FFは標準品質に落とせばプレイ出来そうですね。

 

 

メモリ(RAM)

メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより大きなファイルやデータが扱いやすくなります。

本機種のメモリはDDR4-3200MHzで、最大8GBになっています。オンボードに4GB、スロットに4GB入っているので、メモリの増設も可能です。

通常、メモリが8GBあれば困ることは無いですが、CPUの性能をもっと出したいなら大きなメモリの方が有利ですね。

また、メモリの動作周波数(MHz)は処理速度に影響するのですが、本機種は最高値の3200MHzなので、快適にサクサク使えます。

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) Memory Mark ベンチマーク

Memory Markでベンチマークを計測したところ、2195になりました。世界平均が2504なので、若干数値が劣りますね。

16GBのメモリを増設(合計20GB)したら、数値は20%ほど上がりました。

Lenovo ideapad slim 360(17)の筐体内部

 

Lenovo ideapad slim 360(17) メモリ増設後のMemory Mark ベンチマーク

メモリやストレージの増設方法は、「Slim 360 17の取り外し・増設」で詳しく紹介しています。

その他のLenovo機種との比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Thinkbook 13s Gen 2 16GB  2921
Ideapad Flex 550i 14型 8GB  2700
IdeaPad Slim 360(17) 20GB  2680
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 16GB  2539
Ideapad slim 550i 8GB  2385
Thinkbook 15 Gen 2 8GB  2227
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 8GB  2205
IdeaPad Slim 360(17) 8GB  2195
Ideapad Flex 550i 15型 8GB  2175
Thinkbook 14 Gen 2 8GB  1908
Ideapad s145 AMD 8GB  1682

 

8GBとしては標準的だと思います。

 

ストレージ

ストレージはM.2 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)なので、起動も速いしサクサク動きます。ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動などにも関わる重要なパーツなんですね。

SSD PCIe NVMe HDD
最大データ転送速度 16Gbps~32Gbps 6Gbps
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
静か うるさい
サイズ 小さい 大きい
価格 高い 安い

Lenovo IdeaPad Slim 360 (17) シーケンシャル速度

シーケンシャルリード(読み込み速度)は1980MB/秒、ライト(書き込み)は1278MB/秒でした。このクラスのノートパソコンとしては普通だと思います。大きなデータのやり取りをしない限り、普通に快適に使える速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  3402MB/秒
Ideapad Flex 550i 14型 512GB  3333MB/秒
Thinkbook 14 Gen 2 256GB  2986MB/秒
Ideapad Flex 550i 15型 512GB  2621MB/秒
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  2539MB/秒
Ideapad slim 550i 512GB  2385MB/秒
Thinkbook 13s Gen 2 512GB  2302MB/秒
Thinkbook 15 Gen 2 256GB  2240MB/秒
IdeaPad Slim 360(17) 512GB  1980MB/秒
Ideapad s145 AMD 256GB  1645MB/秒

 

ちなみに、ストレージも増設可能です。

Lenovo ideapad slim 360(17)の筐体内部

黄色枠部分にHDDの増設が可能です。

 

バッテリー駆動時間

本機種はどちらかと言うと据え置き用として使うことが多いので、バッテリーは2セルで、駆動時間は8時間と長くないです。

ただし、ちょっとした外出であれば十分なバッテリーがあるし、外で長時間作業をするときは充電アダプターを持ち運べば大丈夫です。

 

 

インターフェイス

Lenovo IdeaPad Slim 360(17)右側面インターフェース

右側面インターフェースは4 in 1 メディアカードリーダーと、USB 2.0があります。

Lenovo IdeaPad Slim 360(17)左側面インターフェース

左側面には電源コネクタ、USB-A 3.0、HDMI、USB-C 3.0、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになります。

SDカードリーダーにHDMI、そしてUSB-Aが2つ、USB-C(データ移動のみ)も1つあるので、十分だと思います。

 

保証・サポート

IdeaPadの保証とサポート 詳細

本機種は1年間引き取り修理保証に、電話やチャットなどでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは夕方6時まで)

引き取り修理・・・指定住所にLenovo指定業者がPCを引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後郵送してくれる。また、修理は国内でやっており、NECのコンピューター事業所で対応しているので日本クオリティで、修理、返送も比較的早いです。 (保証期間内はパーツ・輸送費など無料)

 

 

筆者購入時の納期

本機購入を購入したのが8月18日で、到着が9月6日と2週間半で到着しました。目安納期が2~3週間だったので、ほぼ目安どおりでした。

 

1ヵ月使った後の感想

やはり、CPUの性能が高いのでサクサク快適に動作し、メモリを20GBに増設したのでLightroomやPhotoshopも使いやすいです。グラフィック性能もそこそこ高いので、プロ向けの編集作業などをしない限り、十分だと思います。

ディスプレイの色域が高いので動画も見やすいし、画像編集も比較的狙った色合いに合わせることができるので、個人的に満足しています。

基本はテキスト中心の執筆作業、Excelでの会計、簡単な画像編集、楽譜作成+動画、動画視聴に使用しており、このくらいの負荷の作業であれば必要以上の性能があると思います。特に遅いと感じることは無いと思います。

ただし、筆者は通常Thinkpad トラックポイントキーボード2と言う外付けキーボードを使ってるので、比べると「タイピングのしやすさ」に難がありますが、一般的なキーボードの仕様なので、多くの人には影響がないと思います。

 

まとめ

17.3型の大画面ノートパソコンはあまり種類が無いので、貴重ですね。

基本的なスペックはかなり高く、ディスプレイの品質も良い、そして価格も比較的安いのですごくお勧めの機種になります。

指紋センサーが無いのが若干面倒ですが、紹介したように顔認証付きWebカメラなどを使えばサインインも一瞬で終わるので、楽に使い始めることができます。

総合的に見て、この価格でこのスペックはかなりコスパが高いです。

 

公式サイト