Lenovo Legion Slim 750iのレビュー・クリエイター向けPCとしてもゲーミングPCとしても使える!

2020年6月にリリースされたLegion 750iの兄弟機種で、よりスリムに、より軽くなった機種になり、2021年2月26日販売予定です。

追記)販売が遅れて3月下旬からになりました!

どちらかと言うと、「クリエイターPCとして作りたかったけど、LegionだからゲーミングPCっぽさを残した機種」という印象で、ゲーミングPCとして見るとミドルユーザー向け、クリエイターPCとして見たら比較的ハイスペックPCだと思います。

ゲームだけでなく、Web用画像編集にも合うsRGB 100%の色域や、製版向け画像編集にも合うAdobe RGB 100%の色域もあり、もちろん、Adobe Premiere CCなどを使った動画編集も快適にできます。

本機種はスリムで持ち運びがしやすいので、毎日持ち運びをする大学生にも合うと思うし、外出先でゲームや動画編集を、と考えてる人にピッタリですね。

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Legion Slim 750iスペックレビュー

Lenovo Legion Slim 750i 正面

CPU Intel core i7-10750H
Core i9?
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 1TB
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1660Ti Max-Q
NVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Q
ディスプレイ(15.6型) FHD IPS 光沢無し sRGB 100%
4K UHD Adobe RGB 100%,HDR 400,Dolby Vision
リフレッシュレート 144Hz(FHD)
60Hz(UHD)
OS Windows 10 Home
Microsoft Office 搭載機種あり
無線 WiFi6、Bluetooth v5.0
生体認証 指紋センサー
オーディオ Dolby Atmos for Gaming
寸法 356x250x15.9㎜
重さ 1.86㎏
バッテリー 8.0時間
保証 1年間
発売日 2021年2月26日(金)

CPUはハイパフォーマンスモデルのHシリーズが搭載で、Core i7と高い性能ですね。ハイスペックなゲーミングPCやクリエイターPCに搭載されるスタンダードなものです。仕様書を見るとCore i9-10980HK搭載モデルもあるみたいですが、現時点で発表されている機種は、Core i7-10750Hのみとなっています。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、オンボード(8GB)+スロット(8GB)の16GBになっています。ただし、Core i7-10750Hはメモリサポートが2933MHzまでなので、2933MHzで動作します。

ストレージは高速タイプの、SSD M.2が搭載です。最高峰のデータ転送速度があるので、サクサク快適です。

グラフィックボードはミドルクラスのGTX 1660 Tiか、RTX 2060が搭載です。中量級ゲームならまず問題なくプレイ出来るし、重量級ゲームは画質調整をすればプレイできるものもあります。

ディスプレイは2種類あり、フルHD・リフレッシュレート144Hzで、高色域のsRGB 100%なのでより鮮やかな描写になっています。もうひとつは4K UHDで、HDR(ハイダイナミックレンジ)にAdobe RGB 100%の色域です!ポスターなどの印刷用画像編集に向いているほど色域が高いですが、リフレッシュレートが60Hzなので、ゲームをする場合はリフレッシュレートが144Hzのモニターを使ってプレイした方がいいですね。

ゲームをする場合はもちろん有線接続が良いですが、次世代通信規格のWiFi6にも対応しているので、無線でも安定した高速通信が可能です。

画像編集や動画編集、CG作成などをするクリエイターPCを探している人はUHDディスプレイを、ゲーミングPCを探している場合はFHDディスプレイを選べば快適に使えますね。

また、この15.6型でこの性能のノートパソコンとしてはかなり軽いし薄いので、持ち運びがしやすいし、おしゃれです。

Legionシリーズの比較

本機種の最大の特徴は「小型軽量」の、一言に尽きます。スペックだけを見ると、兄弟機種のLegion 750iの方がよりゲーミングPCとしての性能が高く、モデル違いのLegion 550Piと似たようなものになっています。

Legion 550Pi 本機種 Legion 750i
CPU Core i7-10750H Core i7-10750H
Core i9?
Core i7-10750H
メモリ/最大 16GB/32GB
2スロット
16GB/24GB
1スロット+オンボード
16GB/32GB
2スロット
ストレージ SSD 512GB SSD 1TB SSD 1TB
ディスプレイ FHD(sRGB100%) FHD(sRGB100%)
UHD(Adobe RGB 100%)
FHD(sRGB100%)
リフレッシュレート 144Hz 144Hz(FHD)
60Hz(UHD)
240Hz
GPU GTX 1660Ti
RTX 2060
GTX 1660Ti Max-Q
RTX 2060 Max-Q
RTX 2060
RTX 2070S Max-Q
RTX 2080S Max-Q
WiFi6 対応 対応 対応
寸法 363.1×259.6×23.6㎜ 356x250x15.9㎜ 359.3x259x19.9㎜
電源 230W 230W 230W
重さ 2.3㎏ 1.86㎏ 2.25㎏
バッテリー 10.8時間 最大8時間 最大9時間
価格 12.9万円~ 16.5万円~

注)Legion 550PiはGTX 1650モデルもありますが、割愛しています

本機種はより性能が高いLegion 550Piもあれば、Legion 750iもあるので、「パソコンの持ち運びをする人」、「薄いゲーミングPCが欲しい人」に合うと思います。

また、クリエイターPCとして購入する場合で4K UHDディスプレイを選んだら、リフレッシュレートが60Hzなので、ゲームは快適ではないですよね。となると、UHDを選ぶならクリエイターPCとしてのみ使うか、外付けモニターを使ってハイリフレッシュレートで楽しむかになります。

まぁ、どちらにしても薄型の方がおしゃれなので、持ち運びしない人でもメリットはあると思いますが。

公式サイト

Legion Slim 750iの特徴

Lenovo Legion Slim 750i 左斜め前から

薄いですね。しかも他のLegionよりも500g近く軽く、普段使いのIdeaPad並みの軽さですね。前モデルのLegion 750iと大きさを比べてみます。

奥行き 高さ 重さ
本機種 356㎜ 250㎜ 15.9㎜ 1.86㎏
750i 359.3㎜ 259㎜ 19.9㎜ 2.25㎏

奥行きは9㎜、高さは4㎜、重さは約400gも小さくなっています。同じインチ数でここまでできたのはすごいですね。しかも、薄いですね。IdeaPadの14型並みです。

ゲーミングPCの中ではかなりの小型軽量モデルになっています。

Lenovo Legion Slim 750i 左側面

小さくなったとは言っても、排気口は左右の側面と背面に大きく取られており、底面の吸気口もがっつりとあるので、エアフローは良さそうです。

Lenovo Legion Slim 750i 天板と背面のインターフェイス<背面の排気口>

Lenovo Legion Slim 750i 底面<底面の吸気口>

ここまで小型にできた要因として、Coldfront 2.0という冷却システムを採用し、82枚のブレードで構成されるデュアルファンは静音性と冷却性が高く、鋼製のフィンサーマルもあるので熱が分散され冷やされやすいとのことです。

Lenovo Legion Slim 750i 半分閉じた状態 正面

ディスプレイ上部に「Legion」と刻印されているのですが、レーザーを使用した刻印だそうです。

素材

Lenovo Legion Slim 750i 背面

素材はアルミニウムを使用しており、耐久性も高く軽量です。

キーボード

Lenovo Legion Slim 750i 上から

キーボードはカーソルキーが特徴的ですね。若干下に出っ張った感じで、キーも大きいので押しやすいです。また、キーピッチは1.3㎜と普通です。

Lenovo Legion Slim 750iのキーボード ソフトラバーランディングスイッチ

キー内部にはラバードーム形状のソフトランディングスイッチがあり、タイプ感が上がっているとのことです。

CPU

Intel core i7-10750H
開発コード Comet Lake
製造プロセス 14nm
コア/スレッド 6/12
ベースクロック 2.6GHz
ターボブースト時 5.0GHz
キャッシュ 12MB
TDP 45W

CPUはハイパフォーマンスモデルのHシリーズで、現状ではCore i7-10750Hのみになっています。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

スコアは12903と高い性能ですね。

こちらはシングルコアとマルチコアの性能を測る、Cinebench R20です。

マルチコアもかなり高い性能なので、ゲームがやりやすいです。

グラフィックス

RTX 2060 Max-Q GTX 1660 Ti Max-Q
アーキテクチャー Turing Turing
CUDA コア 1920 1536
ベースクロック 975MHz 1140MHz
ブーストクロック 1185MHz 1335MHz
レイトレーシング 対応
メモリタイプ GDDR6 GDDR6
メモリ帯域幅 264GB/秒 288GB/秒
メモリ容量 6GB 6GB

NVIDIA GeForce RTXシリーズはリアルタイム レイトレーシングが可能で、3Dの描写が現実世界のように見えます。「レイトレーシング」とは、光線(光)がどのように動くか追跡して表現する技術で、これを「リルタイム」でシュミレートし描写する技術なんです。

レイトレーシング<NVIDIAより>

画像右の方が光やガラスの反射も鮮明だし、没頭感が違いますね。また、fpsを落とさずに画質を上げることが出来るDLSSにも対応しているので、より鮮明な映像が楽しめます。

GTX 1660 Ti Max-QとRTX 2060 Max-Qは15%ほどの性能差になりますが、先述したようにRTX 2060のみ「レイトレ」に対応しています。また、CUDAコアは20%以上差があるし、NVIDIA STUDIOというクリエイティブソフトが使いやすくなる機能もあります。

ゲームベンチマークスコア

こちらは各ゲームのベンチマークスコアで、単位はfps(1秒間に更新されるコマ数)になります。通常、60fps以上が「快適」で、それ以下はカクツキがあったりします。また、ベンチマークは状況やスペック、回線によっても変わるので参考値としてみてください。

ディスプレイ

Lenovo Legion Slim 750i 底面

液晶/光沢 輝度 色域 その他
FHD IPS
光沢無し
300nit sRGB 100% 144Hz
Dolby Vision
UHD IPS
光沢無し
600nit Adobe RGB 100% 60Hz
Dolby Vision
VESA HDR 400
FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
UHD ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160
IPS 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
nit 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準
コントラスト 最少輝度(黒色)と最大輝度(白色)の差。差が大きいとより鮮やかで、力強い描写が可能
HDR ハイ・ダイナミック・レンジの略で、黒つぶれ、白飛びなどが無く、より本来の色を表現できる
Dolby Vision Dolby独自の規格。最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できる
sRGB 色空間の規格。web用画像編集に向いている色域
Adobe RGB アドビ社の色空間規格。より多彩な色を表現できる。画像編集・製版向けスペック
60Hz/144Hz リフレッシュレート(1秒間に画面が更新できるコマ数)

何度か言ったように、ゲームもしくはWeb用画像編集をするならFHDで、動画編集や製版向け画像編集をするならUHDですね。

色域図<色域図>

上の図は色域を表すもので、カラフルな楕円は私たちが視覚出来る領域です。三角は、それぞれの色域が表現できる領域になります。この図だけ見るとsRGB100%って大したことない様に見えますが、一般的な(もしくは色域が記載されていない)ノートパソコンのディスプレイはsRGB 100%の6割ぐらいの領域なので、sRGB100%は比較的高い色域になります。

UHDを選択した場合は、144Hzなどの外付けモニターを使ってゲームをすれば、快適にできます。

メモリ

仕様書によると、メモリはDDR4-3200MHzが搭載ですが、Core i7-10750Hは2933MHzまでの対応なので、2933MHzで動作します。

メモリはオンボード1つ(8GB)にスロット1つ(8GB)の最大16GBで、ほとんどのゲームはこれで十分だと思います。欲を言えば、スロット2つが良かったですね。

ストレージ

ストレージは、高速タイプのSSD M.2 PCIe NVMeが搭載です。

現時点ではPCIe 3.0×2か3.0×4か、もしくは4.0×4か分かりませんが、Legion 750iにはPCIe 3.0×4が搭載なので、同じか4.0×4になると予想されます。

インターフェイス

Lenovo Legion Slim 750i 天板と背面のインターフェイス

背面には、USB-A 3.1が2つと電源コネクタがあります。

Lenovo Legion Slim 750i インターフェイス

左側面にはマイク・ヘッドフォンジャック、4-in-1メディアカードリーダーが、右側面にはThunderbolt 3が2つあります。

なんか不思議なインターフェイスですね、USB-Aが背面のみって・・・

まぁ、ここ最近のクリエイターPCの様に、「全てをThunderbolt経由で使ってください」ってことなんだと思います。やはりThunderbolt対応のドッキングステーションも、今後必要になるかもしれないですね。(って言うか、あった方が便利ですね)

Thunderbolt 3は、

  • データ転送
  • 映像出力(Display Port<アダプタ経由でHDMIやDVI、VGAも>)
  • 給電可能
  • 最大データ転送速度は40Gbps

とかなり速いので、使い勝手はいいですね。というか、新しいPCにはThunderbolt搭載機種が増えてきたので、数年したら標準の規格になっているかもしれませんね。

まとめ

LenovoのゲーミングPCとしてはスペック的にちょっと中途半端ですが、軽くて小さいミドルクラスのゲーミングPCを探している人や、編集作業をするクリエイターPCを探している人には、合う機種だと思います。

まだ販売が始まっていない分情報が少ないですが、2021年2月26日販売予定なので、手に入れ次第追記していきますね。

公式サイト