Lenovoデスクトップに、新しいLegionがリリースされました。価格は比較的安い値段なのですが、スペックが高い!
ゲーミングPCなので当然ですが、この価格でここまでやっていいの?って言うくらいすごいですね。グラボも4種類から選べるので、用途と予算に合わせて選ぶことが出来ます。
初めてのゲーミングPCという人から、結構やり込んでいるハイスペックモデルが欲しい人にも合うパソコンになっています。
追記)NVIDIA GeForce RTX 3070モデルが追加されました!
本機種は「新生活応援キャンペーン」対象機種で、2021年1月21日~5月9日まで最大5500円の割引になっています!
Contents
Legion T550iのレビュー

CPU | Intel core i5-10400(キャッシュ12MB) Intel core i7-10700(キャッシュ16MB) |
---|---|
コア/スレッド | i5)6/12、i7)8/16 |
クロック数 | i5)2.9GHz・ブースト時4.3GHz i7)2.9GHz・ブースト時4.7GHz |
メモリ | 8GB、16GB(最大128GB) |
HDD | 最大2TB |
SSD | 最大512GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX1650 Super NVIDIA GeForce GTX1660 Super NVIDIA GeForce RTX2060 NVIDIA GeForce RTX2070 Super NVIDIA GeForce RTX 3070 |
電源 | GTX1650 Super 400W(80PLUS GOLD) その他 650W(80PLUS GOLD) |
WiFi6 | 対応 |
冷却システム | Legion Coldfront 2.0 |
外部ディスプレイ出力 | 解像度・7680x3840 |
サイズ | 185x457x456㎜ |
重さ | 最大14㎏ |
価格 | 8.1万円~ |
CPUにはハイスペックなモデルが使用され、デュアルストレージなので大容量です。パソコンがサクサク動く性能です。
メモリが最大16GBと超ヘビーユーザーには物足りないかなと思いますが、8GBを選んだ場合は3スロット、16Gを選んだ場合は2スロット空きがあるのでメモリ増設をすれば問題ありません。
グラフィックスボードもミドル性能のGTX 1650 Superから高性能RTX 2070 Superまで4種類選べるので、どの程度のゲームをするかでスペックを選べますね。
サイズは標準的なデスクトップサイズなので、机の下に置く感じになります。
かなりハイスペックなタワー型ですが、価格が8.3万円からとかなり安いですね。
Legion T550iの特徴

机の上にディスプレイと並べておくことは無いと思いますが、おしゃれなのでこれもありかもですね。(ディスプレイは別売りです)
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側面です。
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Legionのロゴが光るのが、かっこいいですね。冷却システムにはLegion Coldfront 2.0冷却システムを搭載しており、大容量のCPUクーラー、通気性の良い筐体全体に空気を循環させる大型ファンが設置されています。
このサイズの筐体では珍しく、フロントに120㎜ファンが2つも付いています。

上から見た時も、おしゃれな感じですね。電源ボタンは右端の大きなボタンです。後ろ部分には持ち運びしやすいように、ハンドルが付いています。

インターフェイスは下記にて詳しく説明していますが、困ることが無いくらいポートの種類や数はありますね。
CPU
パソコンの頭脳であるCPUには、以下の2種類があります。
Intel core i7-10700 | Intel core i5-10400 | |
開発コード | Comet Lake | Comet Lake |
製造プロセス | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 8/16 | 6/12 |
ベースクロック | 2.9GHz | 2.9GHz |
ブーストクロック | 4.8GHz | 4.3GHz |
キャッシュ | 16MB | 12MB |
TDP | 65W | 65W |
共にかなり性能が高い、最新第10世代のものになっています。下のグラフは本機種搭載のCPUと、その他Legionで使われるCPU等のPassMarkスコアの比較です。(グラフをタップすると数値が表示されます)
下から2番目のCore i7-10750Hは、ノートパソコンで使われる最新10世代のかなり性能が高いCPUです。それよりもCore i5も性能が上回っているし、Core i7に至っては18000オーバーと性能がかなり高いです。
ゲームをやっていて困ることはまずないと思います。
コアとスレッド・・・数字が大きい方が、同一時間内で処理できるデータが多くなる
また、第10世代のCPUにはハイパー・スレッディング・テクノロジーが導入され、スレッド数がコアの倍になりましたね。
例えばLegion T530に搭載されていたCPUは、Intel core i7-9700で前世代のものですが、これは8コア8スレッドでした。(i5-9400は6コア6スレッド)
ただし今世代のCPUからは、
- i7-10700・・・8コア16スレッド
- i5-10400・・・6コア12スレッド
に性能アップしています。
なので以前のLegionの機種に比べると、かなり快適にプレイできるようになっています。
クロック数・・・動作周波数のことで、これも数字が大きいと処理できるデータ量が上がる
クロック数も共に、2.9GHzと高めになっていますね。ブースト時は、i5が4.3GHz、i7が4.7GHzとなっています。
グラフィックス
右にスライドできます↓
GTX 1650 Super | GTX 1660 Super | RTX 2060 | RTX 2070 Super | |
GPUアーキテクチャ | Turingシェーダー | Turingシェーダー | Turing | Turing |
CUDAコア | 1280 | 1408 | 1920 | 2560 |
Gigaレイ/秒 | ー | ー | 5 | 7 |
ベースクロック | 1530MHz | 1530MHz | 1365MHz | 1605MHz |
ブーストクロック | 1725MHz | 1785MHz | 1680MHz | 1770MHz |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 4GB | 6GB | 6GB | 8GB |
メモリ帯域 | 192Gbps | 336Gbps | 336Gbps | 448Gbps |
TDP | 100W | 125W | 140W | 215W |
こちらは追加されたRTX 3070の詳細です。他のグラボは比較のために入れています。
RTX 3080 | RTX 3070 | RTX 2080 Super | RTX 2070 Super | |
GPUアーキテクチャ | Ampere | Ampere | Turing | Turing |
CUDAコア | 8704 | 5888 | 3072 | 2560 |
レイトレーシングコア | 68(第2世代) | 46(第2世代) | 48(第1世代) | 40(第1世代) |
Tensorコア | 272(第3世代) | 184(第3世代) | 384(第2世代) | 320(第2世代) |
ベースクロック | 1440MHz | 1500MHz | 1650MHz | 1605MHz |
ブーストクロック | 1710MHz | 1730MHz | 1815MHz | 1770MHz |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 10GB | 8GB | 8GB | 8GB |
TDP | 320W | 220W | 250W | 215W |
グラフィックスは、ミドルクラスからハイスペッククラスのグラボが選べます。
- NVIDIA GeForce GTX 1650 Super
- NVIDIA GeForce GTX 1660 Super
- NVIDIA GeForce RTX 2060
- NVIDIA GeForce RTX 2070 Super
- NVIDIA GeForce RTX 3070
下のグラフは各グラフィックボードとその他の、Fire Strikeのベンチマークスコアの比較です。
ミドルクラスのグラボは、GTX 1650, 1660Super, RTX2060と3つから選べるのですが、どれを選んでもほぼ問題なくゲームは出来ますね。
重いゲームをすることが多い人で、解像度が高い方が良い場合は、RTX 2060もしくはRTX 2070 Super、もしくはRRTX 3070ですね。
RTX 3070は新しいグラボで性能も高いのですが、比較的安くなっています。
また、RTXはリアルタイム・レイトレーシング対応なので、光の反射などの光の動きが現実世界の様にリアルに描写されます。「レイトレーシング」とは、光線(光)がどのように動くか追跡して表現する技術で、これを「リルタイム」でシュミレートし描写する技術なんです。

左と右の画像は全然違うでしょ?
また、DLSSにも対応しているので、fpsを落とさずに画質を上げることも出来ます。
ゲームのベンチマークスコア
各ゲームのベンチマークスコアです。単位は全てリフレッシュレート・fpsになります。各グラフをタップすると、数値が表示されます。
fpsとは?・・・1秒当たりのフレーム数で、画面が何回切り替わったかの数値です。fpsが60を下回ると「快適」とは言い難いレベルになります。
まずはRTX 3070です。性能的にはRTX 2080 Tiとほぼ同じクラスです。
ハイスペックモデルのNVIDIA GeForce RTX 2070 Superのゲームベンチマークスコアです。
重量級のFF15も高画質で105fpsとなっているので、サクサク動きますね。同じく重た目のゲーム・モンハン ワールドですが、高画質でも90です。重量級のゲームをこのくらいのリフレッシュレートで出来たら、問題ないですね。
次に、NVIDIA GeForce RTX 2060のゲームベンチマークスコアです。
コチラも重量級のFF15が、高画質で98fpsと高めですね。中量級のゲームFF14に至っては、高画質でも120fpsです。
ミドルクラスのNVIDIA GeForce GTX 1660 Superです。
FF15は高画質だと68となり、出来ないことは無いですが「快適に」とは言えないかもしれないですね。ただし中画質(標準)だと90fpsなので、画質を下げれば問題なくプレイできます。
モンハンも同じく高画質だと60を切ってしまっているので、中画質でのプレイをおすすめします。中量級のFF14であれば高画質でも115fpsと高いリフレッシュレートなので、問題なく高画質で楽しめます。
最後にNVIDIA GeForce GTX 1650 Superです。
GTX 1650 Superだと、重量級ゲームは低画質でのプレイをおすすめします。中画質でも問題ないですが、「快適レベル」にする為には低画質になると思います。
ただし中量級のゲームは高画質でもおおよそ100fpsを上回っているので、問題なく快適にプレイできますね。
グラボのまとめとして、この様になります。
- どのグラボを選んでも重たいゲームもプレイは出来る
- GTXシリーズは重いゲームは画質を下げてプレイ
- 個人的にはGTX 1660 Super以上をおすすめ
価格はこの様になっているので、予算に合わせてグラボを決めましょう。
NVIDIA GeForce GTX 1650 Super | 約8.1万円~ |
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NVIDIA GeForce GTX 1660 Super | 11.6万円~ |
NVIDIA GeForce RTX 2060 | 13.4万円~ |
NVIDIA GeForce RTX 2070 Super | 15.6万円~ |
Xbox Game Pass for PC(β版)

Xbox Game Pass for PCで、100タイトル以上のWindows PC版ゲームに無制限でアクセスが出来ます。
最初の1ヶ月は100円で、その後は425円/月となっています。期間限定価格なので、今後価格が変わる可能性があります。
これは本機種を買ったら出来るというわけじゃなく、今お持ちのパソコンでも出来ます。
メモリ
メモリはDDR4-2933 SDRAM UDIMMで、8GBと16GBから選べます。
メモリスロットは4つあり、8GBの場合は8GBのメモリが1つ、16GBの場合は8GBのメモリが2つ使用されています。最大128GBまで増設できるので、かなり大容量にできます。
メモリ増設が簡単にできるので、必要であれば増設しましょう。
ストレージ
ストレージはHDDとSSDの、デュアルストレージです。HDDは最大2TB、SSDは最大512GBとなっています。
HDDはSATA接続なので、最大データ転送速度は6.0Gbpsとかなり速いものになっています。
SSDはM.2 PCle-NVMe Type2280で、最大データ転送速度は32Gbpsと超速いものが搭載です。
拡張スロットに空きがあるのでSSD、HDDともに1つづつ増設可能です。
電源
電源はCore i5+GTX 1650Sが400Wで、Core i7+GTX 1650Sやその他のグラボは650W GOLDになっています。650W GOLDは供給電力も大きいので、おすすめですね。
WiFi6
本機種より、LegionのデスクトップでもWiFi 6に対応しています。
WiFi6は5Gのような次世代通信規格で、今までの通信規格WiFi5では通信速度の理論値は6.9Gbpsでしたが、WiFi6では9.6Gbpsと40%ほど速くなっています。
有線LANケーブルを使う人がほとんどだと思いますが、今後は無線でも同じくらいの通信速度が可能になりましたね。
ちなみにルーターが対応していないとWiFi6にならないので、使っているルーターを確認してください。
高速通信なら「10ギガ対応のドコモ光はGMOとくとくBB」がおすすめです。
インターフェイス

- USB 3.0 Type-C
- USB 3.0x2
- USB 2.0x2
- イーサネットコネクター
- マイクロホン
- ライン入力
- ライン出力
- 電源コネクタ
- USB 3.0
- ヘッドホン・マイクロホンコンボジャック
- 電源ボタン
また、グラフィックスカードには以下のポートがあります。
NVIDIA GeForce GTX 1650 Super | Display portx2 HDMI |
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NVIDIA GeForce GTX 1660 Super | Display port Dual Link DVI-D HDMI |
NVIDIA GeForce RTX 2060 | Display portx3 HDMI |
NVIDIA GeForce RTX 2070 Super | Display portx3 HDMI Type-C |
おすすめディスプレイ

パソコンと同時にディスプレイも買う人は、Lenovo G24-10モニターの同時購入をおすすめしますよ。
ディスプレイ | 23.6型 TN WLED液晶 |
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応答速度 | 1ms(0.001秒) |
リフレッシュレート | 144Hz |
輝度 | 300cd/m2 |
視野角 | 水平・170度、垂直160度 |
接続タイプ | HDMI 1.4 Display port 1.2 |
その他特徴 | AMD Radeon FreeSync搭載 フリッカーフリー ブルーライト軽減機能 |
カラーサポート | 1670万 |
重さ | 3.2㎏(モニター部分のみ) |
サイズ | 1.83x13.31x21.94インチ |
保証 | 3年間 |
リフレッシュレートも144Hzと高く、応答速度が0.001秒と超速い反応です。また、AMD Radeon FreeSyncテクノロジー対応なので、遅延のない滑らかなeスポーツにも最適なディスプレイです。
その他周辺機器
LenovoではLegionシリーズの為に、特別のマウスやキーボードを作っているのでこちらも併せて確認してみて下さい。

Lenovo Legion M500 RGB ゲーミングマウス

Lenovo Legion K500 RGB メカニカルゲーミングキーボード
まとめ
ここまでスペックが高いのに約8.1万円からとかなりお買い得になっていますね。
当然ゲームだけでなく、本格的な画像・動画編集などのヘビーな作業にも対応できるので、安心して使えます。
ゲームに関して言えば、あまり重いゲームをしないという人はGTX 1650 Superでも良いですが、高画質で快適にプレイしたい場合はGTX 1660 Super以上をおすすめします。
購入・詳細は公式ページをどうぞ。