Lenovoのゲーミングデスクトップで最高峰シリーズT730の後継機種T750iは、Intel最高峰のCPU・Core i9-10900Kに、NVIDIA GeForce RTX 2080SuperやRTX 3080が搭載可能です。
はっきり言って、モンスターデスクトップになります。これより性能が高いゲーミングPCはどこの会社を見渡しても、ほぼないと思います。そのくらい、今現在最高のものを使っています。
また、Legionの最大の特徴としてライトニングがかっこいいという事が挙げられますが、本機種ではより進化し、はっきり言ってこんなにかっこいいパソコンを見たことが無いってくらいかっこいいです。
注)2020年10月にRTX 3080搭載モデルが出たので、追記しています。
Contents
Legion T750iのレビュー
<モニターは別売りです>
CPU | Intel core i7-10700K Intel core i9-10900K |
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コア/スレッド | i7)8/16 i9)10/20 |
メモリ | 16GB、32GB(最大128GB) |
ストレージ | HDD 2TB+SSD 512GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super NVIDIA GeForce RTX 2080 Super NVIDIA GeForce RTX 3070 NVIDIA GeForce RTX 3080 |
WiFi6 | 対応 |
冷却方式 | 水冷 |
電源 | 650W(80PLUS GOLD) 850W(80PLUS GOLD) |
サイズ | 211x483x450㎜ |
重さ | 最大15㎏ |
保証 | 1年間 |
価格 | 18.5万円~ |
CPUのコアとスレッド数が、半端ないですね。8コア16スレッド/10コア20スレッドですよ。これで快適にできないことがあるなら教えて欲しいってくらい、高性能です。
メモリはDDR4-3200MHzなので速度も速いですね。ストレージは当然デュアルストレージで、HDD 2TB+SSD 512GBの大容量です。結構な数のゲームを保存できますね。
しかもメモリとSSDにも専用のヒートシンクが張られているので、システム温度が上がりにくくなっています。
CPUクーラーは簡易水冷で、120㎜のファンが前面に3つ、背面に1つの合計4つ付いており、前面ファン3つは速度を変えることも可能です。
高性能パソコンはいかに温度を低く保つかが最重要なのですが、本機種では騒音性も低く低温での安定した状態で稼働しやすくなっています。
Legion T750iの特徴
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このライトニング、かなりかっこいいですよね。サイドパネルが透明になっているので、内部のライトニングが見えるし、前面パネルもメッシュ状になっているので通気性も良く、ファンライトニングが見えます。
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前面のCDみたいに見える3つのファンは、使用状況に合わせて速度モードを変更できるので、ゲームをやっていない時は静かに使えます。筐体自体も34Lと広く、水冷クーラーなので、温度の上昇はしにくくなっています。
右の側面はカバーがあるので、普通の見た目です。
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インターフェイスはパソコン上部にUSBが2つ、ヘッドフォン/マイクジャック、そして電源ボタンがあるので楽に起動できます。
背面には以下のポートがあります。
5. USB 3.1 x 1
6. USB 2.0 x 4
7. USB3.1 Type-C x 1
8. USB 3.0 x 2
9. オーディオポート x 6(7.1cサラウンド対応)
10. イーサネットコネクター
グラフィックカードにはDisplay Portが3つ、HDMIが1つ付いています。(RTX 2070SuperにはUSB Type-Cも付いています)
CPU
Intel core i7-10700K | Intel core i9-10900K | |
開発コード | Comet Lake | Comet Lake |
製造プロセス | 14nm | 14nm |
コア/スレッド | 8/16 | 10/20 |
ベースクロック | 3.8GHz | 3.7GHz |
ターボブースト時 | 5.1GHz | 5.3GHz |
TDP | 125W | 125W |
最新第10世代のCPUで、超ハイエンドモデルの2つが選べます。
下のグラフは、CPUの性能を表すPassmarkスコアの比較になります。(グラフをタップすると数値が表示されます)
通常、スコアは5000くらいで標準、7000あればビジネス用でもがっつり使えるくらいなのですが、本機種搭載のCPUはCore i7が19703、Core i9が24046と桁違いの性能になっています。
Core i9-10900Kより上のCPUは、XeonやCore Xシリーズなどの専門職向けの機器に搭載されているものくらいで、一般に見るCPUでは最高峰のものになります。
また、コアとスレッドが大きいと同時に処理できるデータが多くなるのですが、Core i7で8コア16スレッド、i9で10コア20スレッドと、どちらもモンスタークラスの性能になっています。(普通のCPUは4コア8スレッドが標準です)
グラフィックボードがリアルタイム・レイトレーシングに対応しているので、このくらい高性能じゃないと対応できないんでしょうね。
クロック数もベースクロックで3.8GHz/3.7GHz、ブースト時で5GHzオーバーです!オーバークロックしないでこれだけのクロック数があるなんて、最高ですね。(クロック数が高いと、同じ時間内に処理できるデータ量が上がります。)
ちなみにCPUのKシリーズはオーバークロックが出来るシリーズで、Lenovo Vantage for GamingでCPUとGPUのオーバークロックが簡単に設定できます。
グラフィックス
RTX 3080 | RTX 3070 | RTX 2080 Super | RTX 2070 Super | |
GPUアーキテクチャ | Ampere | Ampere | Turing | Turing |
CUDAコア | 8704 | 5888 | 3072 | 2560 |
レイトレーシングコア | 68(第2世代) | 46(第2世代) | 48(第1世代) | 40(第1世代) |
Tensorコア | 272(第3世代) | 184(第3世代) | 384(第2世代) | 320(第2世代) |
ベースクロック | 1440MHz | 1500MHz | 1650MHz | 1605MHz |
ブーストクロック | 1710MHz | 1730MHz | 1815MHz | 1770MHz |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
メモリ容量 | 10GB | 8GB | 8GB | 8GB |
TDP | 320W | 220W | 250W | 215W |
NVIDIA GeForce RTXシリーズはリアルタイム レイトレーシングが可能で、3Dの描写が現実世界のように見えます。「レイトレーシング」とは、光線(光)がどのように動くか追跡して表現する技術で、これを「リルタイム」でシュミレートし描写する技術なんです。
光の反射やガラスに反射して映る映像なんかも、かなり鮮明になっています。
また、fpsを落とさずに画質を上げることが出来るDLSSにも対応しているので、より鮮明な映像が楽しめます。
下のグラフはグラフィックボードの性能を表すFire Strike Graphicsのベンチマークスコアです。(同じくタップすると数値が表示されます)
RTX 2070 Superが24394で、RTX 2080 Superが28022です。RTX 3080は4万オーバーです。正真正銘ハイエンドモデルですね。まぁ、このグラボでできないゲームは、ほとんど存在しないと思いますよ。
特にRTX 3080を選んだ場合は、4Kプレイが視野に入りますね。
ゲームベンチマークスコア
下のグラフは各グラボのゲームベンチマークスコアで、FHD設定、単位はfpsになります。60以上は「快適」にプレイできる目安です。
まずはNVIDIA GeForce RTX 2070 Superのベンチマークです。
重量級のFF15でも高画質で105と良いスコアですね。RDR2も高画質で83となっています。重量級ゲームの場合は中画質だと120近辺なので、ゲームによっては中画質に変えた方が良さそうですね。
次はRTX 2080 Superです。
<Fortniteはエピックでの数値、Apexは最高画質での数値です>
RTX 2080 Superの場合は、まず困ることは無いと思います。高画質でも全然fps出てますね。
RTX 3070です。
最後にRTX 3080です。こちらのみ、FHD、WQHD(2K)、UHD(4K)でのグラフです。
さすがに4Kとなると軽めのゲームが中心になりますが、2Kだと結構100fps以上が多いので、現実的に見たら2Kディスプレイを使ったほうがよさそうですね。
メモリ
メモリはパソコンの作業台で、大きければより多くのデータ・より大きなデータが処理できます。
本機種搭載のメモリはDDR4-3200MHzの高性能メモリで、ヒートシンクが搭載されています。メモリは2933MHzや2666MHzが多いのですが、本機種はより高速表示が出来る3200MHzなので、安心して使えますね。
また、メモリスロットは4つあるので、最大128GBまで増設できます。
ストレージ
ストレージは大容量のHDD(7200rpm)2TB+SSD(M.2 PCle-NVMe) 512GBになります。SSDにもヒートシンクが貼られているので、温度が上がりにくくなっています。
HDD(ハードディスクドライブ)には5400rpmと7200rpmがあり、rpmは1分間にドライブが回転する回数になります。7200rpmの方が高性能で、データ移動速度も速いです。
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)は、SATAと言うモデルと本機種搭載のPCle-NVMeがあるのですが、PCle-NVMeはHDDの数十倍の速さ、SATAの約7倍の速度があります。パソコンやゲームの起動、ロード時間も短縮されます。
また、ストレージベイは3.5型に空きが一つあるので、ストレージの増設が可能です。
WiFi6
次世代通院規格のWiFi6は、スマホの5G回線と共に注目されている通信規格です。
現行のWiFi5は通信速度の理論値が6.9Gbpsですが、WiFi6は約40%アップの9.6Gbpsになっています。万が一部屋にLANケーブルが届かないって人も高速通信でインターネットが使えますね。ちなみに、ルーターをWiFi6対応のものにする必要があります。
高速通信なら「10ギガ対応のドコモ光はGMOとくとくBB」がおすすめです。
モニター
既にゲーミングモニターを持っている場合は必要ないですが、一般のモニターはリフレッシュレートが低いので、その場合はゲーミング用のモニターLenovo G24-10もチェックしてみて下さい。
モニターのスペックは23.6型 FHD TN WLED液晶で、主な機能を以下に紹介します。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
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TN液晶 | 視野角が狭く、横からモニターを見ると薄暗く見える角度もある |
WLED液晶 | 色純度が高いので発色が良く、軽量、視野角が広い |
リフレッシュレート | 144Hz・1秒間に切り替わるフレームの数。大きければ大きいほど滑らか描写になる。144Hzは性能が高い |
応答速度 | 1ms(0,001秒) |
輝度 | 300nit・ディスプレイの明るさを表す。250前後あれば標準 |
インターフェイス | HDMI, Display Port, ヘッドフォン |
チルト | モニターの傾き可能角度・前5度、後ろ22度傾けることが可能 |
フリッカーフリー | フリッカー(画面のちらつき)がない(出にくい) |
ブルーライト軽減機能 | モニターから出る青い光(ブルーライト)は、長時間みると目が疲れるため、ブルーライトが軽減できる機能付き |
AMD Radeon FreeSyncテクノロジー搭載 | 遅延のない滑らかな描写が可能 |
保証 | 3年間 |
液晶はTN WLED液晶で、WLED液晶は発色が強く視野角も広いし、寿命も長いので保証が3年も付いています。
アクセサリー
もしキーボードやマウス、ヘッドフォンも持っていない場合は、1万円ちょっとのこちらのセットがお得です。
これらはゲーミングPCの為に作られた、ゲーム用のものなので性能も高いんですよ。
特にキーボードはアンチゴーストに対応し、最大12個のキーを同時押ししても競合せずに入力できます。しかもLEDバックライト付きなので、妖しい色に光ります。
まとめ
LenovoのゲーミングPC最高峰、いや、業界全体見渡しても最高クラスに位置するスペックのT750iは、とにかくライトニングがかっこよすぎます。いろんなゲーミングPCがありますが、ここまでカッコよくて性能が高いものもないですよね。
見た目だけじゃなく、筐体にファンが4つもあるし、ヒートシンクも貼られているのでシステム温度も上がりにくいですしね。
詳細は公式ページをどうぞ。