Lenovo ThinkCentre MシリーズSmall全機種の比較レビュー

Lenovoのビジネスデスクトップには、筐体がかなり小さい「Tiny」に、小型の「Small」、そしてミニタワー型の「Mini-Tower/Tower」があります。

Smallは若干の拡張性もありつつ、Tinyよりも筐体が大きいためエアフローも良いし、デスクの上に置いても邪魔にならないサイズなので、置き場所に困ることはないと思います。

また、Tinyの様にノートパソコン用や省電力モデルのCPUじゃなく通常版のものなので、性能も普通のデスクトップとそん色ありません。

Lenovoでは9月29日まで四半期決算セールを実施中で、大幅割引になっています!!

この機会をお見逃しなく!

ThinkCentre MシリーズSmallの特徴

ThinkCentreの筐体

ThinkCentreには上の写真の様に4種類あり、これに加えてAll-in-One PCというモニター一体型のモデルがあります。

Smallは10L以下の筐体で、ほとんどの機種の寸法はこの様になります。

  • 幅92.5㎜・名刺の長辺(91㎜)
  • 奥行き297.7㎜・千円札の長辺2枚分(300㎜)
  • 高さ339.5㎜・1万円札の長辺2枚分(320㎜)

と、ほぼ同じサイズです。

フルタワーは30L以上なので、三分の一ほどの大きさです。すごく小さいですが、インターフェイスは豊富です。

<M75s Small Gen 2のインターフェイス>

1. オプティカルドライブ
2. 電源ボタン
3. ハードディスク アクセスランプ
4. マイク入力
5. メディアカードリーダー スロット(搭載モデルのみ)
6. マイク入力/ヘッドホン出力コンボジャック
7. USB3.1 Gen1 Type-C
8. USB3.1 Gen1
9. USB3.1 Gen2
10. ライン出力
11. シリアルポート
12. DisplayPort
13. PS/2ポート x2 (マウス/キーボード用) (オプション)
14. イーサネットポート(RJ-45)
15. USB3.1 Gen1
16. USB3.1 Gen1
17. 電源コネクター

これは一例としてですが、ほとんどのモデルはこの様に多くのインターフェイスがあり、カスタマイズからポートも増やせます。

小型と言っても侮れないです。

 

モデル別の特徴

Thinkcentre M75s Small Gen 2 寝かせた状態

<筆者購入のM75s Small Gen 2>

MシリーズSmallには、70番台(旧機種は700番台)、80番台(旧機種は800番台)、90番台(同じく900番台)があり、基本的な違いはこの様になります。

vPro PCI Express x16 最大ストレージ
70シリーズ x 1つ SSDx1+HDDx2
80シリーズ 1つ SSDx1+HDDx2
90シリーズ 2つ SSDx+HDDx2

注)vProとは、企業の情報システム部門など、システム管理に携わる人向けの機能

ただし、Gen 3になりもうちょっと細かくいろいろなパーツが分けられているので、Gen 3モデルはこちらを参考にどうぞ。

M90s Small Gen 3 M80s Small Gen 3 M70s Small Gen 3
CPU Core i3、i5
i7、i9
Core i5、i7 Core i5、i7
i9
メモリ DDR5 128GB DDR5 128GB DDR4 128GB
ストレージ SSD ×2+HDD ×2 SSD+HDD ×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
PCI Express ×16 2つ 2つ 1つ
LAN Wi-Fi 6/6E
ギガビットイーサネット
Wi-Fi 6、ギガビットイーサネット
電源 260/310/380W
重量 5.3㎏
vPro 対応 対応 非対応
価格 9.9万円~
(Core i3)
10.2万円~
(Core i5)
12.2万円
(Core i5)

vProが必要であれば80か90シリーズ、なくても良ければ70シリーズ、大きなストレージが必要であれば90シリーズです。

PCI Express x16はグラフィックボードを挿す個所です。多くの場合は補助電源が必要ですが、ロープロファイルならそのまま挿して使えます。

 

スペック

最新モデルを選べばCPUやメモリ、SSDの性能もかなり高いので、かなり快適にビジネス用途でマルチタスクをこなせます。

また、メモリは4つのスロットがあるので、最大128GBまで増設が出来ます。一般的に8GBあればそこそこの動きで、快適に使うなら16GB、ちょっと特殊な作業をするなら32GB以上がおすすめです。

CD-RやDVD-Rに書き込みが出来るDVDスーパーマルチドライブも搭載可能なので、フルスペックのパソコンと変わりがありません。中にはDVD-ROMという読み込み専用のものが選べますが、CDやDVDを焼いたりする場合はDVDスーパーマルチドライブになります。

 

電源

Lenovo ThinkCentre MシリーズSmallの電源

電源はフォームファクターと言う項目からカスタマイズでき、基本は180W 85%になっています。

横の数字の85%や92%と言うのは「電源の変換効率」で、例えば100Wの85%であれば「100Wの消費電力で85W供給」できます。100Wの92%であれば「100Wの消費電力で92W供給」できます。

変換効率が高いものを使えば、若干ですが電気代も安くなります。

また、180Wの電源よりも380Wの電源の方がパソコンのパフォーマンスが高くなるので、大きな電源を搭載していた方が良いです。

例えば私たちがマラソンをする時に90%の力で走るのと、50%の力で走るのでは、50%で走った方が長時間走れますよね。電源も同じで、フルパワーで電力供給するよりも50%で供給した方が長持ちするんです。

 

MIL規格

Lenovoのビジネスモデルは、MIL規格と言う「米軍の物資調達規格」に準拠した堅牢性があります。これはTinyだけじゃなく、全てのThinkCentreに共通したスペックです。

衝撃テストに温度、湿度などを変えてのテストなどを行っており、耐久性は抜群です。

 

カスタマイズ

Thinkcentre m75s small gen 2 筐体内部

拡張性はそこそこあり、ほぼツールレスで取り外しができるので、初心者でも簡単にカスタマイズができます。

フルタワーだと配線が多かったりで接続箇所を間違えることもありますが、本機は「そこそこ」の大きさなので、作業がしやすいですね。

カスタマイズ方法はこちらで確認できます。

 

セキュリティ

ビジネスモデルの本機種には、多くのセキュリティが搭載しています。モデルによって若干セキュリティは異なりますが、多くのモデルに以下のセキュリティが搭載されています。

  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアやフィッシングなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでパスワードを設定できるので、パソコン内部のデータが盗み見られる可能性がかなり減ります
  • DASH(Desktop and Mobile Architecture for System Hardware)・・・保護されたアウトバンド管理やリモート管理が可能
  • セキュリティキーホール・・・パソコンが持ち出されないようにロックするワイヤー設置する個所
  • Smart USB Protection・・・USBポートからのデータ流出や、外部からUSBポート経由でシステムやネットワークに侵入を防ぐ
  • AMD GuardMIテクノロジー・・・マルウェアやフィッシングなどのサイバーセキュリティ―に対処(プロセッサーのRyzen Proに搭載)
  • シャーシ イントルージョン スイッチ(カスタマイズにより搭載)・・・筐体へのアクセスを記録できる(誰かが勝手に開けて内部を触っても分かる)

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

Lenovo製品は、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、保証は1年間になっています。電話サポートは、Lenovo休業日以外の毎日朝9時から18時までで、Lenovo休業日は通常、第2第4日曜日と年末年始などです。

ビジネスモデルは基本的に「オンサイト修理」と言って、技術員が直接家や事務所に来て修理をする保証が付いています。

Lenovo ThinkCentreの保証とサポート

最長で5年まで延長も出来るので、保証は長い方がいいと思います。また、ビジネスモデルには「プレミアサポート」と言うサポートがあり、「24時間365日、専任エージェントが対応」してくれる保証も選ぶことが出来ます。

Lenovo プレミアサポート

詳細はこちら「プレミアサポート」で確認できます。

 

ThinkCentre MシリーズSmall全機種

販売が新しい順に紹介していきます。

ちなみにThinkCentreを購入するとマウスとキーボードが付属になっていますが、そのマウスとキーボードのレビューもあるので、購入を考えている人はぜひこちらもどうぞ。

デスクトップに付属するキーボードのレビュー

Lenovo USBエッセンシャルマウスのレビュー

 

ThinkCentre M90s Small Gen 3

ThinkCentre M90s Small Gen 3インテル12世代CPUにDDR5のメモリ、そしてPCIe 4.0のSSDと、最新のスペックを詰め込んだ機種です。PCI Express×16が2つあるので、グラフィックボードの搭載も可能です。欠点らしい欠点がない機種です

リリース 2022年5月
CPU Pentium Gold G7400
インテル12世代Core i3、Core i5、Core i7、Core i9
メモリ 最大128GB
ストレージ SSD×2+HDD×2
OS Windows 11 Home/Pro
通信 ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2選択可能
重さ 最大5.3㎏
電源 260~380W
価格

レビュー

公式サイト

 

ThinkCentre M80s Small Gen 3

Lenovo ThinkPad M80s Small Gen 3Gen 3シリーズで唯一Core i7までしか搭載できませんが、PCI Express ×16が2つあり、vPro対応です。Core i7以下のCPUをお考えなら、コスパが高い機種になります。

リリース 2022年6月
CPU Core i5-12500
Core i7-12700
メモリ DDR5 最大128GB
ストレージ SSD×2+HDD×2
グラフィックス インテルUHD
OS Windows 11 Home/Pro
通信 ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6/6E、Bluetooth 5.2選択可能
オーディオ 内蔵スピーカー
光学ドライブ ウルトラスリムDVD-ROM
ウルトラスリムDVDスーパーマルチドライブ
重さ 最大5.3㎏
電源 260/310/380W
価格 10.2万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkCentre M70s Small Gen 3

ThinkCentre M70s Small Gen 32年ぶりの新しい機種で、インテル第12世代CPU搭載のパワフルな機種です。メモリやストレージの増設も可能なので、安くハイエンドスペックにできます。性能は文句なしです!

リリース 2022年3月15日
CPU Core i5-12400/12400F、12500/12500F
Core i7-12700/12700F
Core i9-12900/12900F
メモリ 最大128GB
ストレージ SSD+HDD×2
OS Windows 11 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、Wi-Fi 6・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
重さ 最大5.3㎏
価格 12.4万円~

レビュー

公式サイト

 

ThinkCentre M75s Small Gen2

Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen 2

超高性能のRyzen 9搭載可能の本機種は、インテルモデルに比べ低価格で販売されています。最大重量が若干重く5.3㎏となっていますが、問題ないと思います。低価格・高性能でおすすめです!

リリース 2020年12月4日
CPU Athlon Silver 3050GE/Gold Pro 3150G
Ryzen 3 Pro 4350G
Ryzen 5 Pro 3400G/4650G
Ryzen 7 Pro 4750G
Ryzen 9 Pro 3900
メモリ 最大128GB
ストレージ SSDx1+HDDx2
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大5.3㎏
価格 4.6万円~

レビュー公式サイト

ThinkCentre M70c Small

Lenovo ThinkCentre M70c Small

Smallモデルで唯一Cが付く機種で、より小型です。性能は他と同じくらいですが、WiFiなし、Bluetoothなし、メモリ2スロットと若干スペックが下がっています。WiFiが無くてもBluetoothが無くても良い場合は、より小型のこの機種でもいいかもしれません。

リリース 2020年9月29日
CPU Intel Celeron、Pentium
Intel core i3-10100
Intel core i5-10400
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD+HDD
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、WiFi無し、Bluetooth無し
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大4.5㎏

公式サイト

ThinkCentre M90s Small

Lenovo ThinkCentre M90s Small

このサイズのパソコンで最高クラスのスペックです。メモリも大容量でストレージも多いので、大きなデータを扱う人でも十分な容量があります。

リリース 2020年6月23日
CPU Intel core i3-10100
Intel core i5-10400/10400F
Intel core i7-10700/10700F
メモリ 最大128GB
ストレージ SSDx2+HDDx2
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大4.5㎏
価格 6.9万円~

レビュー公式サイト

ThinkCentre M80s Small

Lenovo ThinkCentre M80s Small

実は本機種は、Core i9も搭載できる最高スペックなんです。M90sではCore i9が選択できないので、本機種はCPUの性能だけで見たらSmallシリーズのインテルモデルで一番高い性能になります。

リリース 2020年5月26日
CPU Intel core i3-10100
Intel core i5-10400
Intel core i7-10700
Intel core i9-10900
メモリ 最大128GB
ストレージ SSDx2+HDDx1
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大4.5㎏
価格 7.1万円~

レビュー公式サイト

ThinkCentre M70s Small

Lenovo ThinkCentre M70s Small

vPro非対応ですが、一番安く高性能モデルの購入が可能です。vProが必要ない人は、これが一番良いと思います。

リリース 2020年5月26日
CPU Intel core i3-10100
Intel core i5-10400
Intel core i7-10700
メモリ 最大128GB
ストレージ SSDx1+HDDx2
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能(DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブ)
その他 イーサネット、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大4.5㎏
価格 6.3万円~

レビュー公式サイト

ThinkCentre M75s-1 Small

Lenovo ThinkCentre M75s-1 Small

こちらは量販店モデルで、Lenovo公式ページでは販売されていない機種です。現在では後継機種のM75s Gen2が出ているので、そちらがおすすめです。
スペック的には普通に高いので良い機種ですが、量販店モデルは価格も細かなスペックも各お店により変わるので、確認して購入してください。

リリース 2019年10月16日
CPU Ryzen 3 Pro 3200G
Ryzen 5 Pro 3400G
メモリ 最大128GB
ストレージ SSD+HDD
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能
その他 イーサネット搭載、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大6㎏
価格 4万9800円~

楽天

ThinkCentre M920s Small

Lenovo ThinkCentre M920s Small

CPUが第8世代でメモリが64GBまでと言う以外は、ほかの新モデルと性能差はほとんどないので値段によってはお買い得だと思います。
こちらも量販店モデルなので、公式ページに記載されている基本構成と各店舗の構成が違う可能性があるので、購入時にご確認ください。

リリース 2018年7月6日/Newモデル 2020年3月3日
CPU Intel core i5-8500
Intel core i7-8700
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ 搭載可能
その他 イーサネット搭載、WiFi・Bluetoothなし、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大6㎏
価格 7万9800円~

楽天

ThinkCentre M720s Small

Lenovo ThinkCentre M720s Small

第8世代と第9世代のCPUが混じっていますが、事細かにカスタマイズが出来るし、自分好みのスペックにしやすいです。ただし、最大ストレージがSSDとHDD合わせて1.25TBなので、増設か外付けHDDのが必要になる人が多いと思います。

リリース 2018年6月15日/Newモデル 2020年12月8日
CPU Intel core i3-8100
Intel core i5-8400/9400
Intel core i7-8700
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD 最大256GB+HDD 最大1TB
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
その他 イーサネット搭載、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大6㎏
価格 5.8万円~

公式サイト

ThinkCentre M720e Small

Lenovo ThinkCentre M720e Small

量販店モデルですが、今楽天を確認したらOffice搭載モデルで5.8万円でありました。2019年の機種なので結構安くなっているみたいですね。性能的には中くらいのスペックですが、低価格ビジネスパソコンを探している人には合うかもしれません。

リリース 2019年11月5日
CPU Intel Celeron
Intel core i3-8100
Intel core i5-8400
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD+HDD
OS Windows 10 Home、Pro
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
その他 イーサネット搭載、WiFi・Bluetooth搭載可能、
同梱 マウス、キーボード
保証 1年間オンサイト
重さ 最大4.25㎏
価格 4.9万円~

楽天

最後に

ThinkCentre Smallは通常版のCPUで性能が高く、メモリもほとんどの機種が4スロットあるので128GBまで増設可能、ストレージも多いので5~6TB可能です。

小型で場所も取らないので設置もしやすいし、比較的低価格なのでまとめて購入もしやすいと思います。

また、オンサイト保証は機種により変わりますが、3年~5年に延長できるので、延長した方がより安心だと思います。