Lenovo ThinkPad E15 Gen 4(第12世代インテル)の実機レビュー

低価格モデルのThinkPad Eシリーズは、上位モデルに引けを取らないくらいサクサク快適に使えます。

上位モデルとの違いはCPUなどの性能と言うよりも、筐体の素材だったり、マイクやスピーカー、インターフェイスなどのパソコンの速度性能以外の点になります。

まずは、本機のレビューのまとめからどうぞ。レビュー機はCore i5-1235U、メモリ8GB、SSD 512GBになります。

良い点

・ThinkPadなのに低価格
・天板がアルミニウム素材で高級感がある
・CPUがインテル第12世代で高性能
・メモリが最大40GBと大きい
・SSDが最新モデルで、最大2枚搭載可能
・GeForce MX550搭載可能
・高画質FHD WEBカメラ搭載可能
・バッテリー駆動時間が長い
・Thunderbolt 4搭載

 

残念な点

・若干重たい
・メモリが旧モデル
・底面カバーが安っぽい
・画面アスペクト比が16:10じゃない
・インターフェイスが乏しい

 

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ThinkPad E15 Gen 4 インテルのスペックレビュー

CPU Intel Core i3-1215U
Intel Core i5-1235U
Intel Core i7-1255U
Intel Core i5-1240P
Intel Core i7-1260P
メモリ 最大40GB
ストレージ SSD×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
NVIDIA GeForce MX550
ディスプレイ(15.6型) FHD IPS
OS Windows 11 Home / Pro
無線 Wi-Fi 6/6E
ギガビットイーサネット
オーディオ Harman Kardon 2W×2
生体認証 指紋センサー、顔認証(オプション)
WEBカメラ 720p、1080p
セキュリティ ThinkShieldなど
寸法(幅×奥行×高さ) 365 × 240 × 18.9㎜
重さ 1.78㎏~
バッテリー 45Whr 最大12.6時間
57Whr 最大15.6時間
保証 1年間
価格 10.0万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは省電力モデルのUシリーズと、通常版のPシリーズが搭載できます。バッテリー重視の人はUシリーズ、持ち運びをあまりしない性能重視の人ならPシリーズを選ぶと良いと思います。

メモリはオンボード+スロットで、オンボードは8GB、スロットには最大32GBが搭載できます。旧モデルはスロット1つだったので、より高性能になっています。

ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載です。旧モデルのPCIe 3.0より帯域幅が倍になっているので、データ転送速度も速くなっています。また、M.2スロットがもう一つあるので増設も可能です。

グラフィックスは内蔵グラフィックスで、Core i3とメモリ1枚の機種はUHDグラフィック、Core i5以上でメモリが2枚の場合はIris Xeになり、MX550も搭載可能です。

Iris Xeでも高性能ですが、Officeワークが多い人はMX550を選んでも良いと思います。

ディスプレイはフルHDで、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶か、低価格のTN液晶もあるとのことです(TN液晶は販売未確認)。輝度はTN液晶以外の全モデルが300ニトと明るめで、広色域のsRGB 100%もあります。

パソコンのコア性能は高めで、高負荷な作業もできる仕様です。

その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、Wi-Fi 6かWi-Fi 6Eが選択可能、有線はギガビットイーサネット搭載、高画質のFHD 1080p Webカメラも搭載できます。

モデルによっては、指紋センサーや顔認証なども標準搭載なので、購入時にご確認を。

15.6インチで1.78㎏とちょっと重たいかな?というくらいですが、据え置き用として使う人が多いインチ数だし、重たくても、外出先でも大画面で作業をしたいという人に合いますね。

 

公式サイト

 

2022年のトレンドと比較

2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。

ハイエンドPCは2022年に入り、基本スペックが高く、欠点が減ってきている状況です。欠点というと、例えばWebカメラが720Pの低画質や、マイクの質だったりですが、今まで別途購入が必要だったものが標準搭載、もしくは搭載可能になってきたイメージです。(〇は標準搭載、△はオプションで搭載可能、×はなし)

12世代CPU Evo DDR5 PCIe 4.0
× ×
アスペクト比16:10 sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
×
Wi-Fi 6/6E メタル素材 Dolby Atmos 全方位360°マイクが4つ
△(天板のみ) × ×
Thunderbolt 4 生体認証 18時間以上バッテリー
指紋、顔認証 ×

Evoプラットフォーム認証は、100機種以上販売しているLenovoでも数機種しかないほどのものになります。

全体的に見ると、速度に関するスペックは高めですが、素材やマイク、バッテリー駆動時間などの速度以外のスペックが、ハイエンドモデルと差がありますね。

まぁ、ハイエンドモデルは価格も全然違うのでしょうがないですが、すべてのスペックにこだわらない人なら、本機は検討の価値があります。

 

旧モデルとの比較

Lenovo thinkpad E15 Gen 4と旧モデル<左/本機種・右/ThinkPad E15 Gen 2>

旧モデルのThinkPad E15 Gen 2との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 ThinkPad E15 Gen 2
CPU Core i3-1215U
Core i5-1235U/1240P
C0re i7-1255U/1260P
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
メモリ 40GB(3200MHz)
オンボード+スロット1つ
32GB(3200MHz)
スロット1つ
ストレージ SSD ×2
PCIe 4.0
SSD ×2
PCIe 3.0
ディスプレイ FHD IPS FHD TN/IPS
無線 Wi-Fi 6/6E Wi-Fi 5/6
バッテリー 15.6時間 12.1時間
寸法 365 × 240 × 18.9㎜ 365 × 240 × 18.9㎜
重量 1.78㎏ 1.7㎏
価格 10万円~ 8.2万円~

変更点です。

・CPUが11世代から12世代に
・メモリスロットが1つだったのが、オンボード+スロットに
・SSDがPCIe 3.0から最新の4.0に
・TN液晶と輝度250ニトがなくなった
・FHD Webカメラが追加
・Wi-Fi 6Eが追加
・最大バッテリー駆動時間が上がった
・80g増量

 

筐体の寸法などは同じで、メモリがオンボードとスロットになったりと、内部がちょっと変わっています。

速度に関するスペックは結構上がっていますね。

こちらはプロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  17154
Core i5-1240P  17664
Core i7-1255U  13251
Core i5-1235U  11752
Core i3-1215U  13007
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1115G4  6546

 

ThinkPad E15 Gen 4の特徴

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 正面

ThinkPad Eシリーズはベゼル(画面の黒い枠)があまり細くないですが、しっかりしたつくりに見えますね。

ベゼルは実寸で上部11.5㎜、下部約17㎜、左右約8.5㎜となっています。太いわけじゃないですが、細いわけでもない寸法です。

筐体は15.6インチにしては若干大きいかな?と言うくらいで、

・幅 365㎜
・奥行き 240㎜
・高さ 18.9㎜

となっています。平均的な15.6インチ以上で、16インチ以下と言ったサイズです。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 横から

使っていたらボディが大きいなとは思わないと思いますが、持ち運びがしやすいわけじゃないです。重さは1.78㎏と重たく、毎日パソコンを持ち運ぶ人は、もうちょっと価格が高くても「ThinkPadT16 Gen 1(16インチ・1.64㎏・15.1万円)」や「ThinkPad T14 Gen 3(14インチだが画面比16:10で15.6インチ並みの表示情報アリ)」などを検討してもいいかもしれません。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 天板

天板はアルミニウム素材で、高級感もあり、耐久性も高いです。ただし、若干ですが指紋が付きやすいです。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 底面

天板は樹脂素材になっており、ちょっと安っぽいです。見られることが少ない個所なので気にならないかもしれませんが、もうちょっと高級感のある樹脂を使ってくれていたら良かったです。

通気口は多くあり、ベンチマークを取っていた時でも、筐体はそんなに熱くなりませんでした。エアフローは良さそうです。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル スピーカー<底面にあるスピーカー>

オーディオはハーマンカードンで、底面前部に2Wスピーカー2つ搭載しています。

ハーマンカードンは、BMWやベンツなどの高級車に搭載されることが多いメーカーで、一般的なオーディオよりも良いと思いますが、音質は一般的なノートパソコンと同じくらいと言った感じです。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル ディスプレイを最大限開いた状態

本機はディスプレイを170°ほど開くことができるので、現場で地面に座って作業をすることがあるエンジニアにも使いやすいです。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 右斜め前から

ThinkPadは低価格モデルのEシリーズでも、ハイエンドモデルでも、安定したかっこよさがありますね。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 Intel 右斜め前から

スマートカードリーダー搭載モデルもあるようですが、執筆時現在、確認できませんでした。

 

WEBカメラ

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル Webカメラ

WebカメラはHD画質720pが搭載で、オプションでFHD 1080pカメラ、もしくは、FHD 1080pカメラ+IRカメラ(顔認証)が選べます。ただし、モデルによってはFHDカメラが標準搭載しています。

今までのWebカメラってHD画質ばかりで、ビジネスパーソンは別途外付けカメラを買うことがあったと思いますが、本機は安心ですね。

720p HDカメラと比べると、全然違いますよね。Web会議でも、高解像度の自分の映像が相手に映されるので、印象もアップすると思います。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル プライバシーシャッターを閉じた状態<プライバシーシャッターを閉じた状態>

プライバシーシャッターもあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。

 

指紋センサー

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテルの電源ボタン

電源ボタンと統合した指紋センサーが搭載で、電源を入れたらサインインも完了するので、サッと仕事に取り掛かれますね。

ちなみに本機種は指紋センサー無しですが、指紋センサー付きの電源ボタンは円を描くようなライトが付きます。

ThinkPad 指紋センサー付き電源ボタン<指紋センサー統合型電源ボタン>

また、IRカメラを選べば顔認証でのサインインもできます。

 

MILスペック

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 背面

本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

キーボード

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル キーボード

キーボードはフルサイズ110キーで、バックライト有りなしが選べます。日本語キーとUSキーを選べるのも、ThinkPadの魅力ですね。

トラックパッドは100㎜×69㎜と、幅が狭いですね。ただし赤いボタンのトラックポイントがあるので、操作性は問題ないと思います。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.8㎜ × 19.4㎜と、余裕を持ってタイピングできる幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測約1.6㎜と深く、一般的なノートパソコンに比べると打鍵感が高いです。

AMDモデルのThinkPad E15 Gen 4 AMDはバックライト無しのキーボードを選んだのですが、プラスチック感が強く安っぽさがありました。バックライト付きのキーボード方が打鍵感も深く、タイピングしやすいです。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル キーボード

ThinkPadはキートップが湾曲しているので、指にフィットする感じでミスタイプも減るし、キーストロークが深いので打鍵感も高いです。

 

インテル第12世代CPU搭載

CPUは大きく分けて、末尾がPのモデルと末尾がUの2種類になります。Pは通常版で、Uは省電力モデルになります。

Core i7
1260P
Core i5
1240P
Pコア 4 4
Eコア 8
スレッド 16 16
キャッシュ 18MB 12MB
Pコア最大周波数 4.7GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 2.1GHz 1.7GHz
GPU実行ユニット 96 80
ベースパワー 28W
最大パワー 64W
Core i7-1255U Core i5-1235U Core i3-1215U
Pコア 2
Eコア 8 4
スレッド 12 8
キャッシュ 12MB 10MB
Pコア最大周波数 4.7GHz 4.4GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 1.7GHz 1.3GHz 1.2GHz
Eコア最大周波数 3.5GHz 3.3GHz 3.3GHz
GPU実行ユニット 96 80 64
ベースパワー 15W
最大パワー 55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。また、11世代以前のCPUに比べ、コアとスレッドが増えたので、マルチタスクがよりしやすくなっています。

Uシリーズは消費電力が15Wと小さいので、バッテリーの持ちがよくなりますが、Pシリーズに比べ性能が若干劣ります。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル Passmarkスコア計測結果

Core i5-1235Uの計測結果は、11752でした。もうちょっと行くかと思いましたが、まぁ、それでもかなり高い性能です。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  27754
Core i7-1280P  22897
Core i7-1270P  19915
Core i7-1260P  17154
Core i5-1240P  17664
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1265U  12334
Core i7-1255U  13251
Core i5-1245U  11934
Core i5-1235U  11752
Core i3-1215U  13007
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1115G4  6546

Uシリーズは省電力モデルながら、高い性能がありますね。11世代のCore i7-1165G7よりも高い性能です。

 

こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル Cinebench R23計測結果

本機の計測結果はマルチコア6919、シングルコア1593となりました。

マルチコアは6000以上で高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能です。

マルチコアシングルコア

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  16745
Core i7-1260P  10571
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-1240P  8397
Core i5-1235U  6834
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i3-1215U  5532

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  1806
Core i7-1260P  1773
Core i5-1235U  1593
Core i3-1215U  1574
Core i7-1165G7  1504
Core i5-1240P  1477
Core i5-1135G7  1343
Ryzen 5 5700U  1274

 

PCMark10

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル PCMark 10計測結果

こちらはPCMARK10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

総合性能の目安です。

5000以上・・・超ハイスペック
4000以上・・・ハイスペック
3000以上・・・中位モデル
2000以下・・・エントリ―クラス

本機のスコアはこの様になりました。

  • 総合性能は4309
  • Essentialは8015→通常用途やビデオ会議など使いやすい
  • Productivityは5886→Office系のアプリは複雑じゃなければ快適に使える
  • Digital content creationは4603→外部GPU無しにしては高性能

総合性能を見ても4000以上とハイスペックで、ビジネス用途でも快適に使えるスコアが出ています。

他のCPUとの比較はこちらをどうぞ。

Open
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  9553
Core i5-1135G7  9502
Ryzen 7 4700U  9230
Ryzen 7 5700U  8951
Core i7-1065G7  8661
Core i3-1115G4  8411
Ryzen 3 Pro 4350G  8271
Core i5-1235U  8015
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 7 4700U  7641
Ryzen 3 Pro 4350G  7534
Ryzen 5 5500U  7209
Core i7-1165G7  6643
Core i5-1135G7  6300
Core i3-1115G4  5994
Core i5-1235U  5886
Core i7-1065G7  5487

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 7 4700U  5178
Core i7-1165G7  5150
Core i5-1235U  4603
Ryzen 3 Pro 4350G  4555
Ryzen 5 5500U  4445
Core i5-1135G7  4189
Core i7-1065G7  3699
Core i3-1115G4  3646

 

グラフィックス

グラフィックスは内蔵グラフィックスになり、Core i3とCore i5以上でもメモリが1枚の場合はUHDグラフィックスで、Core i5以上でメモリが2枚の時はIris Xeになります。

また、NVIDIA GeForce MX550も選択でき、これはゲームをするためのビデオカードじゃなく、Officeワークなどをより快適に使えるようにするものになります。ゲームや動画編集用などには向いていませんが、そこそこの性能があります。

GeForce MX550
アーキテクチャ Turing
CUDAコア 1024
メモリ GDDR6 2GB
TDP 15~25W

 

こちらはPerformanceテストの、VideoCard Benchmarkの結果です。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル VideoCard benchmarks計測結果

メモリ1枚なので低めの性能ですが、メモリ2枚だと20%ほど性能が上がりました。詳しいベンチマークは、「Core i5-1235Uのベンチマーク」で確認できます。

 

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX550  5089
MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 7 5800U  2416
Ryzen 5 5500U  2326
Core i3-1215U  2258
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 3 5425U  1859
Core i5-1235U UHD  1859
Ryzen 5 4500U  1818

 

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル ディスプレイ<FHD IPS NTSC 45%のディスプレイ>

解像度 光沢 液晶 輝度
FHD なし IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1
800:1
1200:1
NTSC 45%
NTSC 45%
sRGB 100%
170°
タッチディスプレイ

※仕様書によるとTN液晶もあるようで、輝度は250ニト、コントラスト比は500:1、NTSC 45%になっています

FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920 × 1080ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能。一般的なモデルは700~800:1
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準

ディスプレイはフルHDで、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶になります。

コントラスト比は、sRGB 100%のディスプレイは1200:1と高めで、よりシャープでくっきりした描写になります。

また、色域も広いので、より鮮やかです。

sRGB 100%のThinkbookとNTSC 45%のThinkbook<左・NTSC 45%/右・sRGB 100%>

画像編集をする人もちろんですが、映画を楽しみたい人や画像を見ることが多い、インスタグラムをするような人も、sRGB 100%ディスプレイを選んだ方がより楽しめます。

レビュー機はNTSC 45%のディスプレイにしたので、あまり良い色彩ではありません。ただし、2つ並べてみない限り気にならないかもしれません。

輝度は高めの300ニトとなっているので、明るいオフィスでも使いやすいです。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

本機はDDR4-3200MHzが搭載で、オンボードに8GB、スロットに最大32GB搭載できます。

ちなみに、8GBのモデルはメモリが1枚しかないので、速度も遅めで、UHDグラフィックというグラフィック性能が低いものになります。メモリは基本的に2枚1組で使用した方がいいので、もう1枚追加した方がより高性能になります。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル Memory Mark計測結果

8GBモデルをMemory Markで計測した結果、2069となりました。世界平均が2552なので若干遅めです。メモリを2枚にしたときは、約30%ほど数値が上がります。詳しいベンチマークは、「Core i5-1235Uのベンチマーク」で確認できます。

他機種との比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Thinkbook 13s Gen 2 16GB  2921
Ideapad Flex 550i 14型 8GB  2700
ThinkPad X12 Detachable 16GB  2549
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 16GB  2539
Yoga 660 16GB  2417
Ideapad Slim 550i 8GB  2385
Thinkbook 15 Gen 2 8GB  2227
ThinkPad T14 Gen 3 AMD 32GB  2204
ThinkPad E14 Gen 2 Intel 8GB  2205
IdeaPad Slim 360(17) 8GB  2195
Ideapad Flex 550i 15型 8GB  2175
ThinkPad E14 Gen 4  2127
Thinkbook 14 Gen 2 8GB  1908
ThinkPad E15 Gen 4  1859
Ideapad s145 AMD 8GB  1682

 

メモリ1枚だと処理速度も遅く、グラフィック性能も低いので、2枚組にした方が良いですが、公式サイトで販売されているメモリは若干高いので、カスタマイズに自信がある人はAmazonなどで購入して自分でやった方が安いです。(ただし保証が外れます)

購入の際は、DDR4-3200MHz Sodimm(もしくはSO-DIMM)と記載されているか確認してください。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

本機はSSD PCI Express 4.0が搭載で、最大データ転送速度は最高の64Gbpsになっています。また、M.2スロットが1つ空いていて、SSDの増設も可能ですが、こちらはPCI Express 3.0に対応しています。

ただし、自己増設をした場合は保証が外れるのでご注意を。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル シーケンシャル速度計測結果

シーケンシャル速度はかなり高いスコアで、リード(読み込み)は2935MB/秒、ライト(書き込み)は3059MB/秒でした。書き込みがこんなに速いSSDもすごいですね。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPad E14 Gen 2 Intel 256GB  3402MB/秒
Ideapad Flex 570 14型 256GB  3362MB/秒
Ideapad Flex 550i 14型 512GB  3333MB/秒
ThinkPad T14 Gen 3 AMD 256GB  3251MB/秒
ThinkPad E15 Gen 4 AMD  3187MB/秒
Thinkbook 14 Gen 2 256GB  2986MB/秒
ThinkPad E15 Gen 4 Intel  2935MB/秒
ThinkPad E14 Gen 4 Intel 256GB  2868MB/秒
Yoga 660 512GB  2410MB/秒
ThinkPad X12 Detachable  2395MB/秒
Ideapad slim 550i 512GB  2385MB/秒
Thinkbook 13s Gen 2 512GB  2302MB/秒
Thinkbook 15 Gen 2 256GB  2240MB/秒
Thinkbook 14 Gen 3 8GB  1868MB/秒

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
  • Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • セキュリティキーホール・・・ワイヤーを設置できる箇所

などがあり、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られています。(詳しくは、公式サイトをどうぞ。)

ThinkShield

 

この様に、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

Wi-Fi 6Eに対応

周波数 通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4/5GHz 300Mbps
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6、もしくはWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。

将来的に速い回線で接続したい場合は、Wi-Fi 6Eを選んだ方が良いと思いますが、Wi-Fi 6でも激速です。

 

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル Wi-Fi速度

頑張って1画面に入れたかったので下手な写真ですが、Wi-Fi 6EとWi-Fi 6、そしてWi-Fi 5の機種で同時にWi-Fi速度を計測しました。(ルーターから直線距離で約5m、壁1つ隔てた部屋で計測)

左が本機で140Mbps、右がWi-Fi 6で80Mbps、そして真ん中がWi-Fi 5で69Mbpsでした。現在Wi-Fi 6Eの6GHzはないので、実質Wi-Fi 6と同じ5.0GHzでの接続ですが、本機のWi-Fiが一番速いようです。アンテナの感度やパソコンの品質にも左右されるので、参考程度に見てください。

 

公式サイト

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル45Whrが標準搭載で、最大12.6時間のバッテリー駆動時間、3セル57Whrは15.6時間になります。

57Whrだとバッテリー駆動時間がかなり長いので、出先でがっつり使うことが多い人には便利だと思います。

また、電源は65Wになります。

 

インターフェイス

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 右側面インターフェイス

右側面にはUSB 2.0、RJ-45、そしてセキュリティキーホールになります。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 インテル 左側面インターフェイス

左側面はUSB 4 (Thunderbolt4 対応)、USB 3.2 Gen1、HDMI、そしてマイク/ヘッドフォン・コンボ・ジャックになります。

USB4は充電兼用なので、充電中にまともに使えるのはUSB 3.2 Gen 1のみですね。USB 2.0は、マウスやキーボードを接続するのに使うので転送速度が遅く、データ移動などには向きませ。

データ転送速度は、USB 2.0は480Mbps、USB 3,2 Gen 1は5Gbps、そしてUSB4は40Gbpsで、USB4(Thunderbolt 4)には、こういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

インターフェイスは少ないので、人によってはUSBハブなどを購入して使った方が便利だと思います。

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

保証は片道引き取り修理と引き取り修理、オンサイト修理と翌営業日オンサイト修理の4種類があります。

  1. 片道引き取り修理・・・修理依頼時、自分で配送会社を使って送付する。修理後はLenovo負担で郵送
  2. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  3. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  4. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

また修理拠点は日本国内なので、対応も速く、安心して任せることができます。

 

ライバル機種

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 Intelと比較機種<左から本機種・ThinkPad T14 Gen 3・ThinkPad T16 Gen 1>

本機種と似たような最新機種との比較ですが、インチ数が異なります。

Lenovoでは、2022年に入り今まで15.6インチだったモデルを、16インチに変更することが多くなっています。これは16インチでも軽量コンパクトモデルを作れるようになったからだと思います。

また、画面アスペクト比が16:10の14インチPCは、本機の様なアスペクト比が16:9の15.6インチ並みの情報が表示できるようになったので、15.6インチの数を少なくしているのかなと思います。

下の表は、メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます。

本機種 ThinkPad T14 Gen 3 ThinkPad T16 Gen 1
CPU Core i3-1215U
Core i5-1235U/1240P
Core i7-1255U/1260P
Core i5-1235U/1245U
Core i7-1255U/1265U
Core i5-1240P/1250P
Core i7-1260P/1270P/1280P
メモリ 40GB 48GB
ストレージ SSD ×2
PCIe 4.0
SSD×1
PCIe 4.0
SSD×1
PCIe 4.0
グラフィックス UHD
Iris Xe
MX550
Iris Xe
GeForce MX550
GeForce RTX 2050
ディスプレイ FHD IPS
画面比16:9
WUXGA、2.2K
4K IPS
画面比16:10
WUXGA
2.5K IPS
画面比16:10
無線 Wi-Fi 6/6E Wi-Fi 6E、LTE Wi-Fi 6E、LTE
バッテリー 15.6時間 19.9時間 17.4時間
重量 1.78㎏ 1.21kg 1.64㎏
Core i3モデル
Core i5モデル
10万円~
11万円~

14.1万円~

15.1万円~

比較的似た様なスペックですが、比較機種の2つは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、より多くの情報を表示できます。

 

こちらは各機種の特徴です。

本機種・・・CPUなどの速度に関するスペックは速いが、アスペクト比が16:9と一般的なディスプレイ。SSDを2枚搭載できるが若干重たい

T14 Gen 3・・・アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示される。最大でRTX 2050も搭載でき、14インチなのに1.21㎏と軽量、しかもバッテリー駆動時間は約20時間!

T16 Gen 1・・・16インチでも本機E15 Gen 4より軽く、アスペクト比も16:10なので17インチ並みの情報が表示される。

 

まとめ

良い点

・ThinkPadなのに低価格
・天板がアルミニウム素材で高級感がある
・CPUがインテル第12世代で高性能
・メモリが最大40GBと大きい
・SSDが最新モデルで、最大2枚搭載可能
・GeForce MX550搭載可能
・高画質FHD WEBカメラ搭載可能
・バッテリー駆動時間が長い
・Thunderbolt 4搭載

 

残念な点

・若干重たい
・メモリが旧モデル
・底面カバーが安っぽい
・画面アスペクト比が16:10じゃない
・インターフェイスが乏しい

 

総合評価

良くも悪くも「いつものThinkPad E15シリーズ」で、性能は高いですが、旧モデルからの変更点も少なく、CPUなどのが新しいものに変わったマイナーアップデート機種です。

また、15.6インチと言えば主に据え置き用で使う人が多いですが、その割にインターフェイスが乏しいので、USBハブなどを持っていた方が良さそうです。

Eシリーズは低価格モデルなので、ハイエンドモデルの様に「あれもこれも」あるわけじゃないですが、この価格で高性能のThinkPadが買えるのでお得な機種だと思います。

パソコンの速度に関するスペックは高めで、メモリも最大40GBも搭載できるし、GeForce MX550も搭載可能と、速度に関しては上位モデルに引けを取りません。

 

公式サイト