Lenovo ThinkPad Tシリーズは、ThinkPadの中では比較的安価に買えるビジネスモデルの機種になります。
ThinkPadのハイエンドモデルであるXシリーズと同じような性能に、ビジネスに必要な機能が付いているのですが、価格は一番安いもので約9万円からと、かなりコスパが高いシリーズです。
なぜ同じ機能と性能なのにXシリーズより安いのかって?
各機種の特長も交え、ご紹介していきます。
Lenovo Thinkpad Tシリーズの特徴
<ThinkPad T15g>
まずはThinkPad各種類の特徴です。
性能 | 特徴 | |
Xシリーズ | ![]() |
薄型軽量ハイエンドモデル・高価格で妥協しないPCを必要な人。グラボ付き有り |
Yoga | ![]() |
ハイエンドモデルの2 in 1 PC |
Tシリーズ | ![]() |
軽量・ハイスペックだが、Xシリーズより若干大きいため中価格 |
Eシリーズ | ![]() |
インターフェイスが若干少なく、LTEなどもないので低価格、でも高性能 |
Lシリーズ | ![]() |
低性能~高性能まで幅広いラインナップなので、細かいスペックを知らないと低性能モデルを購入する可能性あり |
Aシリーズ | ![]() |
RyzenのAPUを使ったモデル 2018年より新機種が出ていない |
Pシリーズ | ![]() |
開発者向けの超高額モデル。CAD使用者向け・分析向け・写真、製版向けなどあり |
一番の特徴は、ハイエンドモデルのXシリーズのようなビジネスに必要な機能やセキュリティが搭載で堅牢性も高く、比較的安価に買える事です。
<
公式サイトより引用>
米軍の物資調達規格であるMILスペックに準拠しているので、頑丈です。砂漠や無重力空間に行く機会は少ないですが、「飲み物がかかったり、落としたりしても全く問題ありません」というのはすごいですね。以前見たテスト動画では、500mlまでの水をかけても大丈夫というようなテストをしていました。他にも、ワインやジュースもかけていましたね。
<
公式サイトより引用>
これは有名な話ですが、NASAは国際宇宙ステーションとミール宇宙ステーションにThinkPadを持ち込んで使っています。以前LenovoのCEOが、「持ち込んだThinkPadは市販されているものの電源を宇宙ステーション用に代えただけで、その他は触っていない」って言っていました。すごすぎですね。
型番
ThinkPadでは型番を見たらある程度新しいかどうかや、スペックが分かります。
例)T480(第8世代インテル)→T490(第10世代インテル)→T14 Gen 1(第10世代インテル)→T14 Gen 2・・・
この400番台は14型を表し、このように数字が上がっていき、CPUの世代が記載されているので、基本的に大きな数字/新しい世代のCPUがより高い性能になります。
また中にはT480s→T490s→T14s Gen 1の様に「S」が付いたモデルは、スリムタイプになります。
性能・機能
性能や機能は、ハイエンドモデルのXシリーズとほぼ変わりません。同じCPUやストレージなどを使用しています。でも低価格なんです。
Xシリーズ | Tシリーズ | |
価格 | 約10万円~(メインの価格帯は15万円~) | 約9万円~ |
サイズ | 小型軽量 | Sが付くモデル以外は普通サイズ |
機能 | LTE、WiFi6、Thunderbolt、ドッキングステーション、指紋センサー、顔認証など | LTE、WiFi6、Thunderbolt、ドッキングステーション、指紋センサー、顔認証など |
バッテリー | 15時間~20時間 | 15時間~17時間 |
ディスプレイ | FHD、WQHD、UHD | HD、FHD、WQHD、UHD |
Xシリーズとの違いは正直言うとそこまでないのですが、大きく分けて2点あります。
- サイズ
- ディスプレイ
サイズは上記したようにXシリーズの方が全体的に小型軽量で、Tシリーズは+200g前後、+1㎝前後大きいです。なので、持ち運びがしやすいのはXシリーズですが、持ち運びが少ない人にはあまり関係ないし、1㎝くらい大きくても関係ないって人はTシリーズがお買い得だと思います。
また、TシリーズにはT14sなどの「S」が付くモデルがあるので、これであれば小型軽量サイズです。
搭載できるディスプレイはほぼ同じで、フルHDに2K画質のWQHD、4K画質のUHDがありますが、XシリーズのフルHDの方が性能が高く、TシリーズのフルHDは低性能~高性能まで選べるようになっています。
例えばXシリーズのフルHDは300nitが基本ですが、Tシリーズは250nitから選べます。このnitは輝度を表し、250nitは室内では問題ないですが、日が当たる室内や外で使うには若干暗いです。
なのでイメージとして、Tシリーズは比較的低い性能のパーツから高いものまで選べ、Xシリーズに比べると大きい筐体(ほかのモデルと比べると標準サイズ)と思っていたら間違いありません。
サポート・保証
Lenovoは標準保証で「1年間引き取り修理」があり、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、保証は最長5年まで延長できます。標準サポートは朝9時から夕方6時までで、通常、第1第3日曜日が休みです。
Tシリーズは、「オンサイト修理」と「プレミアサポート+翌日オンサイト修理」という保証やサポートにアップグレードできます。(機種によってははオンサイト修理が標準搭載)
「オンサイト修理」は万が一の時にPCをLenovoの工場に送ることなく、エンジニアが直接家や会社に来て修理をしてくれるので、セキュリティ的にも安心だし楽です。
プレミアサポートは24時間365日、ハイスキルな専任エージェントが対応してくれるものです。
他にも、盗難紛失、水濡れなどの通常保証ではカバーされない損傷を保証するADP(アクシデント・ダメージ・プロテクション)や、ハードディスク返却不要サービス、内蔵バッテリー交換サービスなどもあります。
ThinkPad Tシリーズの比較
- CPUは注釈が無い限り第10世代
- CPUのUは省電力モデルのUシリーズ(例Core i3-10110U、Core i5-10210U、Core i7-10510U)
- メモリ・ストレージは最大搭載容量
- バッテリー駆動時間は最大値
- 機種名をクリックするとページ下部のレビューに移動します。ブラウザの戻るボタン「←」を押すとまたここに戻ってきます
↓グラフは横にスクロールできます↓
新しい順に掲載↓ | CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | 重さ | バッテリー |
T15 Gen 2 | 11世代 Core i5,i7, |
48GB/3200MHz オンボード1スロット1 |
SSD 2TB | FHD タッチパネルあり UHD |
1.75㎏ | 16.8時間 |
T14s Gen 2 | 11世代 Core i5,i7 |
32GB/4266MHz オンボード |
SSD 2TB | FHD タッチパネルあり UHD |
1.28㎏ | 23.6時間 |
T14 Gen 2 | 11世代 Core i5,i7 |
48GB/3200MHz スロット1オンボード1 |
SSD 2TB | FHD タッチパネルあり UHD |
1.47㎏ | 14.5時間 |
CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | サイズ | バッテリー | |
T15g 23.4万~ |
Core i5,i7,i9 H Xeon |
128GB/3200MHz 4スロット |
SSD 4TB | FHD UHDタッチパネルあり |
375.4×252.3×24.5㎜ 2.74㎏ |
17.4時間 |
T15 Gen 1 12万円~ |
Core i5,i7 U | 48GB/3200MHz オンボード1スロット1 |
SSD 2TB | FHD タッチパネルあり UHD HDR |
365.8x248x19.95㎜ 1.82㎏ |
14.9時間 |
T14 Gen 1 11万円~ |
Core i5,i7 U | 48GB/3200MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 2TB | HD TN FHD IPSマルチタッチ・省電力あり UHD IPS HDR |
329x227x18.9㎜ 1.46㎏ |
17時間 |
T14 Gen 1 AMD 10.1万円~ |
Ryzen 5Pro 4650U Ryzen 7Pro 4750U |
32GB/3200MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 1TB | HD TN FHD タッチパネル・省電力あり |
329x227x17.9㎜ 1.57㎏ |
15.9時間 |
CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | サイズ | バッテリー | |
T14s Gen 1 12.1万円~ |
Core i5,i7 U | 32GB/3200MHz オンボード |
SSD 2TB | FHD IPS UHD HDR |
328.8×225.8×16.1㎜ 1.24㎏ |
23.1時間 |
T14s Gen 1 AMD 11.9万~ |
Ryzen 5Pro 4650U Ryzen 7Pro 4750U |
32GB/2666MHz オンボード |
SSD 1TB | FHDタッチパネルあり | 329x226.1x16.7㎜ 1.33㎏ |
14.9時間 |
T590 14.6万円~ |
Core i5,i7 U 8世代 |
48GB/2400MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 1TB | FHD IPSタッチパネルあり UHD IPS |
365.8x248x19.95㎜ 1.82㎏ |
16.2時間 |
T490 12.2万円~ |
Core i5,i7 U 第8・10世代あり |
48GB/2400MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 1TB | HD TN FHD IPS WQHD IPS |
329x227x18.9㎜ 1.44kg |
17.8時間 |
CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | サイズ | バッテリー | |
T495 9万円~ |
Ryzen 3 Pro 3300U Ryzen 5 Pro 3500U Ryzen 7 Pro 3700U |
32GB/2400MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 1TB | HD TN FHD IPSマルチタッチあり |
329x227x17.9㎜ 1.57kg |
15.8時間 |
T490s 12万円~ |
Core i5,i7 第8世代 |
32GB/2400MHz オンボード |
SSD 1TB | FHD IPSマルチタッチ省電力有り WQHD IPS |
329×226.1×16.7㎜ 1.24㎏ |
23.95時間 |
T495s 9.9万円~ |
Ryzen 5 Pro 3500U Ryzen 7 Pro 3700U |
16GB/2666MHz オンボード |
SSD 1TB | FHD IPS マルチタッチ省電力あり |
329x226.1x16.7㎜ 1.26㎏ |
16.5時間 |
T580 販売無し |
Core i5,i7 U 第7・8世代 |
32GB/2400MHz スロット2 |
SSD+HDD | HD TN FHD IPSマルチタッチあり WQHD IPS |
336.6×232.5×19.95㎜ 1.65㎏ |
14.8時間 |
T480s 12万円~ |
Core i5,i7 U 第8世代 |
24GB/2400MHz オンボード1+スロット1 |
SSD 256GB | FHD IPSタッチパネルあり WQHD IPS |
331×226.8×18.45㎜ 1.32㎏ |
15.4時間 |
CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | サイズ | バッテリー |
Tシリーズはメモリがオンボード+スロットと、オンボードのみがあるので、メモリ増設を考えている人は注意して購入しましょう。
また、新しい機種はメモリが3200MHzで、今現在パソコンに搭載されて販売されているメモリでは最高のものです。この周波数が高いと処理速度が上がるので、より高速表示が可能です。
SSDも最近の機種は最大2TBとかなり大容量、ディスプレイも4K画質のUHDがあるので細かい作業をする人にも使いやすいし、画像のレタッチや編集をするにも向いていますね。
バッテリーは基本的に長めの15時間以上なので、困る事は無いと思います。
これは記載していなかったですが、新しい機種はWiFi6にも対応しています。
全機種に共通することは(在庫によっては下記スペック搭載モデルがない可能性もあり)、
- 堅牢なセキュリティ
- 指紋センサーもしくは顔認証
- NFC
- LTE
- ドッキングコネクター使用可能
などがあります。
ちなみにTシリーズには2020年9月にリリースされたワークステーション・ThinkPad T15gがあるのですが、これだけこちらで別途紹介します。と言うのも、「なぜこれがTシリーズで販売されたのか?」と言うくらい場違いなスペックで、どちらかと言うとワークステーションのPシリーズに属するようなスペックだからです。
CPU | メモリ/クロック数 スロット数 |
ストレージ | ディスプレイ | サイズ | バッテリー | |
T15g 23万円~ |
Intel core i5-10400H Intel core i7-10750H/10850H/10875H Intel core i9-10885H/10980HK Intel Xeon W-10855M/10885M |
128GB/3200MHz スロット4 |
SSD 4TB | FHD IPS UHD IPS UHD OLED マルチタッチあり |
375.4×252.3×24.5㎜ 2.74㎏ |
17.4時間 |
T15gはNVIDIA GeForce RTX 2080 Super Max-Q/2070 Super Max-Q搭載なので、はっきり言ってLenovo史上最高クラスのパソコンです。
2021年リリース
ThinkPad T15 Gen 2
第11世代インテルCPU搭載のハイスペックモデルです。メモリ最大48GB、ストレージも2TBと全体的に容量が大きいですね。WiFi6にLTEも搭載可能、新規格のUSB 4も搭載と、最新規格満載の機種です。
リリース | 2021年3月 |
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CPU | Intel core i7-1185G7/1165G7 Intel core i5-1145G7/1135G7 |
メモリ | 最大48GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX450 Iris Xe インテルUHDグラフィックス |
ディスプレイ(15.6型) | UHD IPS液晶、HDR Dolby Vision FHD IPS液晶 マルチタッチあり |
その他 | WiFi6、Bluetooth 5.2、RJ45(LANポート)、顔認証、指紋センサー、4G LTE、Thunderbolt 4、Office Home &Business 2019 |
寸法 | 365.8x248x19.1㎜ |
重さ | 1.75㎏ |
バッテリー | 16.8時間 |
価格 | 12万120円~ |
ThinkPad T14s Gen 2
11世代CPU搭載
14型でたったの1.28㎏と軽い本機種は、WiFi6に5G LTEも搭載可能、バッテリー駆動時間は最大23.6時間と機動性抜群の機種です。Webカメラに高解像度のFHD 1080pが搭載可能なので、ビデオ会議などが多い人は、より印象が良くなりますね。モダンスタンバイ機能付きなので、スリープからの復帰も一瞬です。おすすめの機種です!!
リリース | 2021年3月 |
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CPU | Intel core i7-1185G7/1165G7 Intel core i5-1145G7/1135G7 |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | UHD IPS液晶、HDR Dolby Vision FHD IPS液晶 マルチタッチあり |
その他 | WiFi6、Bluetooth 、顔認証、指紋センサー、4G/5G LTE、Thunderbolt 4、Office Home &Business 2019 |
Webカメラ | FHD 1080p/HD 720p |
寸法 | 327.5 x 224 x 16.1㎜ |
重さ | 1.28㎏ |
バッテリー | 23.6時間 |
価格 | 13万152円~ |
ThinkPad T14 Gen 2
11世代CPU搭載
一つ前に紹介した機種の通常モデルで、寸法がほんの少し大きく、190g重くなった機種です。持ち運びが少ない人なら、本機種の方がコスパが高いのでお勧めです。
リリース | 2021年3月 |
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CPU | Intel core i7-1185G7/1165G7 Intel core i5-1145G7/1135G7 |
メモリ | 最大48GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX450 Iris Xe インテルUHDグラフィックス |
ディスプレイ(14型) | UHD IPS液晶、HDR Dolby Vision FHD IPS液晶 マルチタッチ、省電力あり |
その他 | WiFi6、Bluetooth 、顔認証、指紋センサー、RJ45、4G LTE、Thunderbolt 4、Office Home &Business 2019 |
寸法 | 329 x 227 x 17.9㎜ |
重さ | 1.47㎏ |
バッテリー | 14.5時間 |
価格 | 11万2926円~ |
2020年リリース
2020年リリースの機種は、WiFi6対応、LTE CAT16対応、テレビ電話用ボタンがあります。
ThinkPad T15g
CPU | Intel core i5-10400H Intel core i7-10750H/10850H/10875H Intel core i9-10885H/10980HK Intel Xeon W-10855M/10885M |
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メモリ | 最大128GB(Xeon選択時ECCメモリ搭載可能) |
ストレージ | SSD 最大4TB(2TB+2TB) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2080 Super Max-Q NVIDIA GeForce RTX 2070 Super Max-Q |
OS | Windows 10 Home Windows 10 Pro Windows 10 Pro for workstation |
ディスプレイ(15.6型) | FHD IPS 光沢なし 300nit FHD IPS 光沢なし 500nit HDR UHD IPS 光沢なし 600nit HDR UHD OLED 反射・汚れ防止 400nit HDR マルチタッチ |
その他 | WiFi6、Bluetooth 5.1、RJ45(LANポート)、顔認証、指紋センサー、LTE、RAID設定 |
カラーキャリブレーション | あり(UHDのみ) |
セキュリティ | パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワード、セキュリティケーブルスロット、システム マネジメント パスワード、TPM、Windows Defender、ThinkShutter |
寸法 | 375.4x 252.3 x 24.5㎜(~31.45㎜) |
重さ | 2.74㎏ |
バッテリー | 17.4時間 |
価格 | 23.4万円~ |
2020年9月4日にリリースされたThinkPad T15gは、通常のTシリーズとは違いワークステーションなんですね。CADやCAEを使う人向けのPCは、通常はOpenGL(高度な技術計算)に最適化されたQuadroというグラフィックボードを使うことが多いのですが、本機種はDirectX(3D描写)に最適化されたGeforce搭載になっています。
実際にQuadroじゃなくてもSolidWorksなんかも全然使えるので、Geforceのグラボを積んでいる人は多いですよね。
本機種は見ての通り性能がかなり高いので、基本的に何でも出来ます。Lenovo史上で上位に入るほどスペックが高いです。
ディスプレイの質も良いので画像編集・動画編集も、結構重ためのゲームも出来るし、前述したように3DCADも全然使えます。
通常こういった高性能モデルはXシリーズで出るのですが、Xシリーズは軽量・薄型・高性能モデルなので、本機種はXシリーズじゃなくTシリーズでの発表になったと思います。
ThinkPad T15 Gen 1(15型)
CPU | Intel core i5-10210U Intel core i5-10310U Intel core i7-10510U Intel core i7-10610U |
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コア | 4コア8スレッド |
メモリ | 8GB~48GB |
ストレージ | SSD 128GB~2TB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
ディスプレイ | FHD(250nit) IPS 光沢なし FHD(300nit) IPS 光沢なし マルチタッチパネル UHD(500nit) IPS 光沢なし HDR |
グラフィックス | UHD グラフィックス 620 NVIDIA GeForce MX330 |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
その他機能 | LTE、NFC、WiFi6 |
重量 | 1.82㎏ |
バッテリー | 14.9時間 |
価格 | 12.5万円~ |
2020年5月末にリリースされた機種で、新しい機能が付いています。
- WiFi6対応
- LTE CAT.16対応
- ビデオ電話用のボタン
今後5G回線やWiFi6の普及を見越して、対応できるようになっていますね。
また、コロナの影響でテレワークが多くなったので、Zoomなどで会議をする人が増えたことに対応するため、楽に受信・終了できるようになりました。
性能は、第10世代のCPUにメモリ最大48GBと大容量だし、UHDディスプレイという4K画質のディスプレイもあるので、困ることは無いですね。
LTEも付いていますが、重量が約1.8㎏と軽くないので外出が多い人は次に紹介するT14sがおすすめです。
ThinkPad T14s Gen 1(14型)
CPU(Intel) | Intel core i5-10210U Intel core i5-10310U Intel core i7-10510U Intel core i7-10610U |
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CPU(AMD) | Ryzen 5 Pro 4650U Ryzen 7 Pro 4750U |
コア | 4コア8スレッド |
メモリ | 8GB~32GB |
ストレージ | SSD 128GB~2TB |
ディスプレイ | FHD(250nit) IPS 光沢なし FHD(300nit) IPS 光沢なし マルチタッチパネル FHD(400nit) IPS 光沢なし 省電力 UHD(500nit) IPS 光沢あり HDR |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
その他 | NFC、LTE CAT.16、WiFi6、テレビ電話用ボタン |
重さ | 1.24㎏~1.38㎏(ディスプレイによる) |
バッテリー | 13.9時間~23.1時間(ディスプレイによる) |
価格 | 12.9万円~ |
こちらは今紹介したT15 Gen 1の14型になり、大きな違いは以下になります。
T14s Gen 1(14型) | T15 Gen 1(15型) | |
メモリ | 最大32GB | 最大48GB |
ディスプレイ | 省電力パネル有り | 省電力パネル無し |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス | UHD グラフィックス620 NVIDIA GeForce MX330 |
重さ | 1.24㎏~1.38㎏ | 1.82㎏~ |
バッテリー | 13.9時間~23.1時間 | 14.9時間 |
価格 | 12.9万円~ | 12.5万円~ |
省電力パネルを選んだ場合はバッテリーがかなり長いので、外出が多い人はT14sの省電力パネルがおすすめですね。
メモリは48GBも必要な人はそこまでいないと思うので、違いは気にしなくてもいいと思います。
作業のしやすさは画面が大きいT15ですが、パソコンを持ち運びすることが多い人は、断然T14sですね。
AMDモデル・T14s Gen 1(AMD)はこちらからどうぞ
ThinkPad T14 Gen 1
CPU(Intel) | Intel core i5-10210U Intel core i5-10310U Intel core i7-10510U Intel core i7-10610U |
---|---|
CPU(AMD) |
Ryzen 5 Pro 4650U Ryzen 7 Pro 4750U |
コア | 4コア8スレッド |
メモリ | 8GB~48GB |
ストレージ | SSD 128GB~2TB |
ディスプレイ | HD(220nit) 光沢なし TN液晶 FHD(250nit) IPS 光沢なし FHD(300nit) IPS 光沢なし マルチタッチパネル(Privacy Guard付き有り) FHD(400nit) IPS 光沢なし 省電力 UHD(500nit) IPS 光沢あり HDR |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス NVIDIA GeForce MX330 |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
その他 | NFC、LTE CAT.16、WiFi6、テレビ電話用ボタン |
重さ | 1.55㎏ |
バッテリー | 13.1時間~(ディスプレイによる) |
価格 | 11.2万円~ |
先ほど紹介したT14sのスリムじゃない版です。ほとんどの性能はT14sと同じですが、数点違っています。
T14は、
- メモリ最大48GB
- グラフィックスにNVIDIA GeForce MX330を選べる
- T14sより2.7㎜ほど分厚い
- 2万円弱安い
と言った違いがあります。
T14sは外出が多い人が買うタイプで、T14は自宅などの室内で使う人をメインにした作りになっています。
言い換えたら、「自宅や職場で使うだけ」という人であれば、T14の方が高性能で価格も安くなっています。
おすすめの機種です。
AMDモデルはこちらからどうぞ。
2019年リリース
ThinkPad T590(15型)
CPU | Intel core i5、i7 |
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メモリ | 8GB~48GB |
ストレージ(SSD) | 128GB~1TB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
グラフィックス | 内蔵UHDグラフィックス、NVIDIA GeForce MX250 |
ディスプレイ | FHD、UHD |
指紋センサー | 有り |
顔認証 | 有り無し(IRカメラを選べば有り) |
バッテリー | 最大16.2時間 |
LTE(WWLAN) | 搭載有・無し |
重量 | 1.82㎏ |
サイズ | 365.8x248x19.95mm |
保証 | 1年間引き取り修理 |
金額 | 約14.6万円~ |
ThinkPad Tシリーズで一番性能が良いT590です。
15型なので重量が1.8㎏とちょっと重いのですが、持ち運びにもそこまで不便なサイズじゃないし、バッテリーも16.2時間と長時間持ちます。
CPUもi7、メモリも最大48GBでNVIDIA GeForce のグラフィックスカードを付けることが出来るので、画像や動画編集をする人でも全然使える機能を持っています。
一番の特徴は、画面が大きいので作業がはかどる事ですね。
スペックの詳しい説明は「ThinkPad T590のレビュー」でかなり分かりやすく機能を紹介しているので、こちらもどうぞ。
もしくはレノボ公式ページで確認できます。
ThinkPad T495とT495S
(14型)
CPU | AMD Ryzen 5 Pro, 7Pro |
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メモリ | 8GB、16GB |
ストレージ(SSD) | 128GB~1TB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
グラフィックス | AMD Radeon Vegaグラフィックス |
ディスプレイ | FHD、FHDマルチタッチ、FHDマルチタッチ省電力 |
指紋センサー | 有り |
顔認証 | 有り無し(IRカメラを選べば有り) |
キーボードバックライト | 有り無し |
バッテリー | 最大16.5時間(495S)、15.8時間(495) |
LTE(WWLAN) | 搭載有・無し |
重量 | 1.26㎏(495S)、1.57㎏(495) |
厚さ | 16.1㎜(495S)、17.9㎜(495) |
保証 | 1年間引き取り修理 |
金額 | 約11.7万円~ |
T495と495Sは、インテルのCPUでなくAMDのRyzenを使っています。
使った感じ、個人的にはインテルもAMDも同じかなと思いますが、ここ最近のCPUデータを見るとAMDの方が上と評価されることが多くなっています。
特長は軽い!に限りますね。495Sはたったの1.26㎏で、14型のノートパソコンではかなり軽い方になります。
上で紹介したT590とほぼ同じ機能が付いていて、価格は11.7万円からとコスパが高いモデルです。
詳しくは下記リンク、もしくは公式ページをどうぞ。
ThinkPad T490とT490S
(14型)
CPU | Intel core i5、i7(最新の第10世代) |
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メモリ | 最大48GB |
ストレージ(SSD) | 128GB~1TB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX250 |
ディスプレイ | HD、FHD、WQHD |
指紋センサー | 有り |
顔認証 | 有り無し(IRカメラを選べば有り) |
バッテリー | 最大17.8時間(T490) 最大約24時間(T490S) |
LTE(WWLAN) | 搭載有・無し |
重量 | 1.44㎏~(T490) 1.24㎏~(T490S) |
厚さ | 18.9㎜(T490) 16.1㎜(T490S) |
保証 | 1年間引き取り修理 |
金額 | 約12.2万円~ |
T490とT490Sはほぼ同じスペックで、PCの厚さとバッテリー時間が変わります。
ThinkPad Privacy Guardというのぞき見防止機能が付いていたり、かなりハイスペックな機種で、CPUも最新の第10世代なので快適さが全然違いますよ。
しかも、T490Sで省電ディスプレイを選ぶと、約24時間のバッテリーです!
これは出先で使う人にはたまらないですね。1日出張でも、充電器を持ち歩かなくて済みますね。
当然LTE付きなので、SIMカードを入れてパケット通信でインターネットが出来るので、外出が多いビジネスマンには最適な一品です。
また、14型なので、大き過ぎず小さ過ぎずでちょうどいいと思います。
上で紹介したT495との主な違いは、CPUがインテルかAMDかと言った違いです。
詳しくは「T490のレビュー」か、公式ページをどうぞ。
2018年リリース
ThinkPad T480S(14型)
CPU | Intel core i7 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ(SSD) | 256GB |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス620 |
ディスプレイ | FHD |
指紋センサー | 有り |
顔認証 | 有り無し(IRカメラを選べば有り) |
バッテリー | 最大15.4時間 |
LTE(WWLAN) | 無し |
重量 | 1.32㎏ |
厚さ | 18.4㎜ |
保証 | 1年間引き取り修理 |
金額 | 約10.4万円~ |
T480Sの一番の特徴はFIDO(Fast Identity Online)認証で、これは強固なセキュリティに守られたパスワード記憶装置です。
これを使えば、ネットで決済するときのパスワードを記憶してくれます。
他にもTPMという独立したチップに暗号などの重要情報を格納したり、ハードディスクパスワードもあるし。
セキュリティはかなり強固です。
詳しくはT480Sのレビューか公式ページをどうぞ。
最後に
TシリーズはThinkPadの中では安価な方で、ビジネスに必要な機能やセキュリティも豊富なので、ビジネス用途のノートパソコンを探している方は公式ページで詳しく確認してください。