Lenovo ThinkPad T15gのレビュー・ワークステーションで動画・画像編集、3Dゲームもできる高性能機種

ThinkPad T15gはPシリーズと同じ仕様で、ワークステーションになります。先日販売されたP15とほとんど同じ構成ですが、グラフィックボードがQuadroじゃなくRTX 20シリーズに変わっていて、カラーキャリブレーションも設定できるところが違いますね。

T15gはCADなどを使うワークステーションとしてはもちろん、3Dゲームもでき、ディスプレイもHDR規格や4K UHDがあるので画像編集をするクリエイターにも合う機種となっています。

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Lenovo ThinkPad T15gのレビュー

Lenovo thinkpad T15gの外観・正面

CPU Intel core i5-10400H
Intel core i7-10750H/10850H/10875H
Intel core i9-10885H/10980HK
Intel Xeon W-10855M/10885M
メモリ 最大128GB(Xeon選択時ECCメモリ搭載可能)
ストレージ SSD 最大4TB(2TB+2TB)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 2080 Super Max-Q
NVIDIA GeForce RTX 2070 Super Max-Q
OS Windows 10 Home
Windows 10 Pro
Windows 10 Pro for workstation
ディスプレイ(15.6型) FHD IPS 光沢なし 300nit
FHD IPS 光沢なし 500nit HDR
UHD IPS 光沢なし 600nit HDR
UHD OLED 反射・汚れ防止 400nit HDR マルチタッチ
無線LAN WiFi6、Bluetooth 5.1
有線 RJ45(10BASE-T/100BASE-T x /1000BASE-T)
生体認証 顔認証、指紋センサー(搭載可能)
LTE 搭載可能(CAT 16)
RAID構成 RAID 0、RAID 1
カラーキャリブレーション あり(UHDのみ)
セキュリティ パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワード、セキュリティケーブルスロット、システム マネジメント パスワード、TPM、Windows Defender、ThinkShutter
寸法 375.4x 252.3 x 24.5㎜(~31.45㎜)
重さ 2.74KG
バッテリー 17.4時間
価格 23.4万円~

なんか異次元の構成ですね。このPCで出来ないことはほとんどないですよ。あえて挙げるなら、グラフィックボードがDirectX(3Dゲーム)に最適化されたRTX 20シリーズなので、高度な技術計算(OpenGL)に最適化されたQuadroでCADなどを使う場合は若干差があるみたいです。

ただしGeForce RTXもOpenGLに対応しているので、使えないというわけじゃありません。簡単に言うと、Quadroは精度が高い。GeForce RTXは速度が速いという違いになります。

また、Quadroはより高性能のものがありますね。例えばQuadro RTX 5000とか。これはグラボ単体で37万円くらいするのですが、RTX 20シリーズじゃ歯が立たないくらいの性能です。

メモリはワークステーションなら64GBは欲しいし、ゲームや編集なら16GB~32GBあれば十分ですが、T15gでは最大128GBなので困る事は無いですね。

ストレージもSSD最大2TBx2なので、大容量です。

個人的にすごいなと思うところは、バッテリーが17.4時間もあるところです。通常ワークステーションって3~5時間くらいのバッテリー駆動が多いと思いますが、17.4時間ってかなり長いですね。LTEも搭載できるので、外出が多い人向けの機種でもあるからでしょう。

ディスプレイも<FHD IPS 光沢なし 300nit>を除いては、全てHDRだし、輝度も高く、4Kディスプレイもあるので快適に作業が出来ますね。

また、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を取得しているので、不具合が絶対に許されないプロの現場でも安心して使えます。

Lenovo公式ページ

Lenovo ThinkPad T15gの特徴

Lenovo thinkpad T15gの外観・左前から

OSはWindows 10 Home、Windows 10 Proが選べ、CPUにXeonを選んだ場合はWindows 10 Pro for Workstationが搭載になります。For Workstationは、WindowsシリーズでもっともパワフルなOSで、高速データ処理、エラーを見つけて修復するファイルシステム搭載、最大4つのCPUと6TBのメモリをサポートします。

Lenovo thinkpad T15gの外観・背面

さすがワークステーションなので、大きめですね。まぁ、コレだけ高性能で、多くの機能が付いているのでしょうがないですね。バッテリーも17.4時間なので、こうなってしまいますね。

とは言っても、一般的なワークステーションと比べたら小さく、そして軽くなっています。

Lenovo thinkpad T15gの外観・左側面

寸法は幅375.4㎜、奥行き252.3㎜、そして厚さが24.5㎜です。一般的な15型のノートパソコンより、幅と奥行きは+1㎝~2㎝、厚さは+0.5㎝~1㎝と言ったところです。寸法は気にならないレベルではありますが、重さは2.74㎏と重たいですね。

Lenovo thinkpad T15gの天板

天板にはいつもの様に、ThinkPadのロゴがさりげなく入っています。

Lenovo thinkpad T15gの排気口

グラフィックボードには超高性能のNVIDIA GeForce RTX 20シリーズが搭載だし、CPUにもCore i9が選べたりと性能が高い分、排熱効率を高めるために側面に2つ、背面に2つの排気口があります。

エアフロ―が良くなったので、熱がパソコン内部にこもりにくくなっています。

Lenovo thinkpad T15gのキーボード

キーボードにはトラックポイントがあるので、慣れたら手がホームポジションから離れずに作業が出来ます。

また、若干ですがカーソルキーが下に出っ張っているので、これも慣れたら使いやすいです。普通のカーソルキーって上下のキーが小さくなってるから、押し間違えって多いですよね?(私だけ??)これならミスしにくいです。

Lenovo thinkpad T15gのキーボード・Fキーにビデオ電話受信・終了キーが搭載

また、Fキー列にビデオ電話の受信・終了ボタンが配置されているので、テレカンが多い人は使いやすくなっています。

Lenovo thinkpad T15gの外観・180度開いたところ

本体は、この様にほぼ180度開くことが出来ます。

また、米軍の物資調達規格のMIL-SPECに準拠しており、耐久性・堅牢性が高くなっています。MIL規格とは、簡単に言うと紛争地など普通の状況じゃない場所に持って行っても大丈夫なくらい頑丈なもの、ってことですね。

実際、国際宇宙ステーションとミール宇宙ステーションにThinkPadを持って行っているくらいなので、その耐久性・堅牢性は確かですね。

CPU

横にスクロールできます↓

Xeon W-10855M/10885M i5-10400H i7-10750H/10850H/10875H i9-10885H/10980HK
開発コード名 Comet Lake Comet Lake Comet Lake
製造プロセス 14nm 14nm 14nm 14nm
コア/スレッド 6/12,8/16 4/8 6/12,6/12,8/16 8/16
ベースクロック 2.8GHz/2.4GHz 2.6GHz 2.6GHz/2.7GHz/2.3GHz 2.4GHz
クロック・ブースト時 5.1GHz/5.3GHz 4.6GHz 5.0GHz/5.1GHz/5.1GHz 5.3GHz
キャッシュ 12MB/16MB 8MB 12MB/12MB/16MB 16MB
TDP 45W 45W 45W 45W

XeonはECCメモリと組み合わせて信頼性やセキュリティ向上ができ、業務用サーバー、ワークステーションに特化したモデルになります。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

(グラフをタップすると数値が表示されます)

このクラスのノートパソコンを買うならCore i5-10400Hは見劣りする性能ですが、一般的に見たら高性能CPUになります。

ただし、Core i7以上なら6コア12スレッド、もしくは8コア16スレッドとかなり性能が高いので、i7以上を選びたいですね。あとは、どこまで快適にパソコンを使いたいかによります。

「Xeon(ジーオン)じゃないといけない」という場合を除けば、i7-10875Hなんておすすめですね。

グラフィックス

グラフィックスは、DirectXに最適化されたRTX 20シリーズです。基本的に性能が高いので、CADなどのソフトは問題なく使えます。ただし、本格的にCAD専用に購入を考えている場合はQuadro搭載の、ThinkPad P15になります。

RTX 2070 Super Max-Q RTX 2080 Super Max-Q
アーキテクチャー Turing Turing
CUDA コア 2560 3072
ベースクロック 930MHz 975MHz
ブーストクロック 1155MHz 1230MHz
レイトレーシング 対応 対応
フレームバッファ GDDR6 8GB GDDR6 8GB
メモリ帯域幅 352GB/秒 352GB/秒

RTXシリーズは、レイトレーシング技術搭載のグラボです。レイトレーシングとは、光の反射などの伝播を物理法則に従ってシュミレートし表現する技術で、光の動きを追跡して描写する技術です。

水やガラスにに反射する光や影などが現実の様に表現されるので、ゲームがより現実に近づいています。

また、画像・動画編集もNVIDIA Studioが対応なので、Adobe Premier Proのビデオ編集が最大11倍高速化や、8K動画をリアルタイムでレンダリング(デコード)したり出来ます。Unreal Engineなどで空間の視覚化も容易にできます。(NVIDIAより)

(グラフをタップすると数値が表示されます)

どちらのグラボのスコアも2万オーバーで、かなり性能が高いです。そんじゃそこらのゲーミングPCやクリエイターPCよりも、全然高性能ですね。

ディスプレイ

横にスクロールできます↓

光沢 液晶 輝度 コントラスト比 NTSC 視野角
FHD 無し IPS 300nit 700:1 72% 160度
FHD/HDR 無し IPS 500nit 1200:1 72% 160度
UHD/HDR 無し IPS 600nit 1400:1 Adobe 100% 178度
UHD/HDR
マルチタッチ
あり OLED SDR 400nit
HDR 500nit
100000:1 DCI-P3 100% 170度

※HDRは全てDolby Vison HDR

FHD フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080
UHD ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160
IPS 視野角が広く、コントラスト比も比較的高く、自然な色合いが描写できる
OLED 有機EL液晶で、視野角が広くコントラスト比は現在最高のもので、より厳密な色を描写できる
光沢なし 映り込みが軽減された液晶
nit 輝度(明るさ)を表す単位で、通常250前後が標準
HDR ハイ・ダイナミック・レンジの略で、黒つぶれ、白飛びなどが無く、より本来の色を表現できる

NTSCのカバー率72%はsRGB100%相当なので、Web用の画像編集などに向いているくらい画質も良いです。

4K UHDディスプレイはAdobe RGB(画像の規格)カバー率100%なので、編集作業をするクリエイター向けです。UHD OLEDはDCI-P3(動画の規格)100%なので、動画編集も快適です。

また、UHDディスプレイを選ぶとファクトリーカラー・キャリブレーションが使えるので、わざわざ自分でディスプレイの色調整をしなくて済みますね。簡単に工場出荷時の色に戻せます。

というのも、ディスプレイは使っていくうちに色が変わって来るので、通常200時間を超えたらキャリブレーションするのですが、これがまた面倒くさいんですよね。

これをしたくない人は、UHDを選んだ方がいいですね。

Lenovo公式ページ

メモリ

メモリはPC4-25600 DDR4が搭載で、Xeonを選んだ場合はPC4-23400 DDR4 ECCメモリの搭載が可能です。

ECCメモリはXeonと組み合わせて信頼性やセキュリティ向上ができ、業務用サーバー、ワークステーションに特化したモデルになります。メモリ上で発生した1ビットエラーの検出に対して訂正が可能なメモリで、金融機関や科学技術計算などの「データの破損」が許されないようなコンピューターに搭載されることが多いです。

画像・動画編集や3Dゲームであれば16GB~32GB(4K編集)あれば十分で、ワークステーションとして使う場合は最低32GB、普通は64GBくらい欲しいですね。

ストレージ

ストレージは超高速のM.2 PCle-NVMe SSDが搭載で、最大2TBx2の4TB搭載できるデュアルストレージです。

PCle-NVMeは、大きなファイルを扱う人なら大きな恩恵を受けます。というのも、データ転送速度の理論値は40Gbpsで、HDDの数十倍の速さになります。

デュアルストレージにした場合は、RAIDも設定が出来ます。

RAID0は例えば100のデータを1つのストレージに入れるのではなく、2つのストレージに50・50で保存する仕組みです。メリットは高速書き込みですが、1つのストレージに異常が発生すると全てのデータにアクセスできなくなります。

RAID1は複数のストレージに「同じデータ」を書き込むので、万が一、一方のストレージに不具合があってももう一方のストレージからデータを使って作業が出来ます。保険的な意味合いですね。

無線LAN

次世代通信規格のWiFi6に対応しており、通信速度の理論値は9.6Gbpsと超高速です。ただし、契約回線やルーターもWiFi6に対応していないと、ルーター対応規格での通信になります。

LTE

LTEはnanoSIMを使って、常時インターネットに接続できる機能です。外出が多いビジネスパーソンが使うことが多いですね。移動中や外出中にわざわざWiFIを探さなくても良いので、時間を無駄にしないです。

搭載LTEはFibocom L860-GL LTE CAT16で、4G回線になります。上り(アップロード)は最大75Mbps、下り(ダウンロード)は最大1Gbpsと速いです。

LTE・Fibocom L860-GLの対応バンド

携帯大手3社の重要バンドにはすべて対応しています。

  • docomo・・・1,3,19
  • au・・・1,18
  • softbank・・・1,3,8

LTE用の格安SIMなら、大手のIIJmioがおすすめですよ。

セキュリティ

  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれます。
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでパスワードを設定できるので、パソコン内部のデータが盗み見られる可能性がかなり減ります
  • ThinkShutter・・・前面カメラの物理カバー
  • セキュリティケーブルスロット・・・パソコンが持ち出されないようにロックするワイヤー設置する個所

インターフェイス

Lenovo thinkpad T15gのインターフェイス・側面 Lenovo thinkpad T15gのインターフェイス・背面

  1. スマートカードリーダー(カスタマイズより搭載可能)
  2. SDメディアカードリーダー
  3. USB Type-A 3.1 Gen1
  4. セキュリティロックスロット
  5. HDMI
  6. USB Type-A 3.1 Gen1
  7. SIM トレイ(LTE対応モデル)
  8. コンボ・ジャック
  9. イーサネットコネクター(RJ45)
  10. USB Type-C 3.1 Gen1
  11. USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3対応)
  12. 電源ジャック

インターフェイスは多いですね。さすがビジネス用途なので、困る事は無いと思います。

まとめ

超高性能ワークステーションで、動画編集も画像編集も軽々できるすごいスペックですね。当然、3Dゲームも快適にプレイできます。

また、LTE対応なので外出が多い人でもWiFiを探さずに常時インターネットに接続することも出来ます。WiFi6にも対応なので、高速通信も可能ですね。

仕事で必要な人はもちろん、とにかく快適に何でもできるパソコンが欲しい人にも合います。

現在Lenovoはセール中なので、詳細は公式ページをどうぞ。

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