Lenovo ThinkPad T16 Gen 1のレビュー 16型で持ち運びがしやすいパワフルモデル

ThinkPad Tシリーズはパワフルな性能を持った機種が多く、最上位モデルのX1シリーズに近いスペックになります。

ただし、筐体が樹脂素材だったり、X1シリーズに比べちょっと大きかったりするので、価格は比較的安めです。

本機ThinkPad T16 Gen 1はTシリーズ初の16インチモデルで、グラフィックボードも搭載可能、そして比較的コンパクトで軽量モデルになります。

16インチなので据え置き用としても使いやすいですが、持ち運びをする人に特におすすめです。

まずはレビューのまとめをどうぞ。

良い点

・16インチとしては小型軽量で持ち運びがしやすい
・バッテリー駆動時間が17.4時間と長い
・画面比が16:10で、より多くの情報が表示される
・最新のインテル第12世代CPU搭載
・メモリ容量が大きい
・最新のSSD PCIe 4.0搭載可能
・高画質1080p Webカメラ搭載可能
・Wi-Fi 6E対応で、LTEも搭載可能
・Thunderbolt 4が2つ
・最大135Wの電源が選べる

 

残念な点

・メモリが最新モデルじゃない
・筐体が樹脂素材

 

Lenovoでは9月29日まで四半期決算セールを実施中で、大幅割引になっています!!

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ThinkPad T16 Gen 1のスペックレビュー

CPU Core i5-1235U/1245U
Core i7-1255U/1265U
Core i5-1240P/1250P
Core i7-1260P/1270P/1280P
メモリ 最大48GB
ストレージ 最大 2TB
グラフィックス Iris Xe
GeForce MX550
GeForce RTX 2050
ディスプレイ(16型) WUXGA/WQXGA IPS マルチタッチあり
OS Windows 11 Home/Pro
無線
有線LAN
Wi-Fi 6E、4G LTE、Bluetooth 5.2
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
オーディオ ドルビーオーディオ
生体認証 顔認証、指紋センサー
Webカメラ 720p/1080p、IRカメラあり
セキュリティ パワーオン パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、ハードディスク パスワード(NVMe パスワード)、セキュリティ キーホールなど
寸法(幅×奥行×高さ) 361.9 × 255.5 × 20.5㎜
重さ 1.64㎏~
バッテリー
電源
最大約17.4時間
45W/65W/135W
保証 1年間
価格 15.1万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第12世代で、省電力モデルのUシリーズか、通常版のPシリーズが搭載可能です。

本機は16インチで1.64㎏と軽いので、持ち運びをするという人は、バッテリー駆動時間が長いUシリーズでもいいかもしれません。もしくは、がっつり高性能が良い場合は、Pシリーズですね。

とは言え、UシリーズもPシリーズも高負荷なことを処理するPコアと、低負荷なことを処理するEコアがあるので、どちらも省電力性は高いです。また、いくつかのCPUはvProにも対応しているので、企業にも購入しやすいと思います。

メモリはDDR4-3200MHzが搭載で、オンボード+スロット・最大48GBになります。メモリ容量は大きいですが、最新のDDR5じゃないので、性能評価のグラフでは7.8点を付けました。

ストレージは256GBモデルのみ最新モデルのPCIe 4.0を表す「Gen 4」と記載されていないですが、512GB~2TBモデルはGen 4となっています。最新のPCIe 4.0は、旧モデルのPCIe 3.0より帯域幅が倍になり、最大データ転送速度も64Gbpsとかなり速くなっています。

グラフィックスは内蔵グラフィックスのIris Xeに、OfficeワークがしやすくなるMX550、そして、画像・動画編集がしやすくなるRTX 2050が搭載可能です。用途によってグラフィックを選べるので、無駄な出費も減りますね。

ディスプレイは画面アスペクト比が縦い長い16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。もともと大きな画面ですが、より多くの情報を一目で見て取れるので、作業効率も高くなります。

特に、本機は軽いので持ち運びをする人も多いと思いますが、外付けモニター無しでも本格的な作業がしやすいですね。

FHD相当のWUXGAと2.5K解像度のWQXGAがあり、WQXGAにはHDR対応モデルもあります。色域も広めのsRGB 100%があるので、画像編集をする人にも使いやすい機種です。

パソコンのコア性能は高く、最近の流行を取り入れた機種です。

その他のスペックは、Windows 11 HomeかProが選べ、WebカメラはHD画質の720pかFHD画質の1080pが選べ、指紋センサーや顔認証もあります。

アスペクト比16:10の16インチとしては軽い1.64㎏で、Wi-Fi 6E対応、4G LTEも搭載可能、そしてバッテリー駆動時間は最大17.4時間と長いので、機動性が高い機種です。

インターフェイスもUSB-Aが2つ、Thunderbolt 4が2つ、RJ45もあり、問題ないインターフェイスです。

 

公式サイト

 

2022年のトレンドと比較

2022年のハイエンドノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。

ハイエンドPCは2022年に入り、基本スペックが高く、欠点が減ってきている状況です。欠点というと、例えばWebカメラが720Pの低画質や、マイクの質だったりですが、今まで別途購入が必要だったものが標準搭載になってきたイメージです。

12世代CPU Evo DDR5 PCIe 4.0
× ×
アスペクト比16:10 sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Wi-Fi 6E メタル素材 Dolby Atmos 全方位360°マイクが4つ
× × ×
Thunderbolt 4 生体認証 重量1.6㎏前後 18時間以上バッテリー
指紋・顔

Evoプラットフォーム認証は、100機種以上販売しているLenovoでも数機種しかないほどのものになります。

メモリは最新じゃなく、旧モデルのDDR4です。樹脂素材を使用しており、オーディオはDolby Audio、マイクは2つになります。

あまりパソコンの速さに関係ない部分を削っている印象ですが、バッテリー駆動時間は長めです。

総合性能はハイエンドとは言えませんが、Core i7-1280Pが搭載でき、メモリも最大48GBと大きいので、パソコンの速さだけ見るとハイエンドと呼んでいいと思います。

 

旧モデルとの比較

ThinkPad Tシリーズは、今まで15.6インチと14インチのみだったので、初の16インチになります。執筆時現在、2022年最新のTシリーズは14インチと16インチのみリリースされています。

2021年ごろから15.6インチの数が少しづつ減り、その代わりに16インチモデルを投入していますね。と言うのも、16インチでも15.6インチ並みの重量が実現できているので、より使いやすい16インチにシフトしているかもしれません。

 

ThinkPad T16 Gen 1の特徴

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 正面

16インチと大型の筐体ですが、ベゼル(画面の黒い枠)が細いですね。上部はノッチになっていないので、ちょっと太く見えます。

ノッチと言うのは、カメラ部分のみ大きくなった仕様で、こうすることで全体的にスリムに見えるんです。

まぁ、それでも全体的に細めだと思います。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 側面

寸法は

・幅 361.9㎜
・奥行き 255.5㎜
・高さ 20.5㎜

で、一般的な16インチサイズです。

ThinkPadの人気モデルの15.6インチThinkPad E15 Gen 2(画面アスペクト比16:9)と、比較してみます。

奥行き 高さ 重さ
本機種
16インチ
361.9㎜ 255.5㎜ 20.5㎜ 1.64㎏
E15 Gen 2
15.6インチ
365㎜ 240㎜ 18.9㎜ 1.7㎏

奥行きはアスペクト比が違うので、本機の方が大きくなっていますが、全体的に本機はコンパクトですね。重さも60g軽いです。

 

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 左側面インターフェイス

厚さは20.5㎜と厚めですが、RTX 2050を搭載できることを考えたら、熱がこもりにくくなるのでOKだと思います。ここ最近のモデルは薄くしすぎて、排熱性能が損なわれ本領発揮できない機種もあるので、個人的に2㎜くらいは歓迎する厚さです。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 右側面インターフェイス

右側面には通気口があります。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 排気口

背面にはかなり大きな通気口があり、エアフローも良さそうですが、ヒートパイプは1本だけでした。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 天板

天板はいつものThinkPadで、シンプルです。

本機は天板も底面も樹脂素材を使用しており、若干「プラスチック感が強い」筐体です。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 右斜め前から

指紋センサーは電源ボタンと統合しており、電源を入れたらサインインも完了です。サッと仕事に取り掛かれますね。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 180°開いた状態

ちなみにディスプレイは約180°開くことができるので、現場で地面に座って作業をすることがあるような場合でも使いやすいです。

 

カメラ回り

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 WEBカメラ

WebカメラはHD画質の720pが標準搭載で、カスタマイズからFHD画質の1080pが選べます。ビデオ通話やWeb会議が多い人は外付けカメラを使うことも多かったと思いますが、1080pを選べば相手に映し出される自分の映像が高画質になるので、外付けカメラは必要なさそうです。

また、顔認証用のIRカメラも搭載でき、WebカメラとIRカメラのハイブリットになります。この場合は、人体検知(HPD)機能付きになるので、のぞき見されていると警告を出したりできます。

 

MILスペック

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 背面

本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

キーボード

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 キーボード

キーボードはフルサイズの110キーで、バックライト付き、JISキーかUSキーが選択できます。トラックパッドは115㎜×67.7㎜で奥行きはありますが、幅は115㎜と13.3インチ並みのサイズです。

ThinkPadのキーボードは打鍵感が高くタイピングしやすいので、タイピングが多い人に特に人気です。

ちなみにキーボード上部に2.0Wスピーカーが2つあり、オーディオはドルビーオーディオと普通なスペックです。

 

CPU

CPUは大きく分けて、末尾がPのモデルと末尾がUの2種類になります。Pは通常版の位置づけで、Uは省電力モデルになります。

Core i7-1280P Core i7
1270P/1260P
Core i5
1250P/1240P
Pコア 6 4 4
Eコア 8
スレッド 20 16 16
キャッシュ 24MB 18MB 12MB
Pコア最大周波数 4.8GHz 4.8/4.7GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 1.8GHz 2.2/2.1GHz 1.7GHz
GPU実行ユニット 96 96 80
ベースパワー 28W
最大パワー 64W

※Core i5-1240Pと1250Pはほぼ同じ仕様ですが、グラフィックス最大動的周波数が1.3GHz(1240P)1.4GHz(1250P)となっています。

Core i7-1255U/1265U Core i5-1235U/1245U
Pコア 2
Eコア 8
スレッド 12
キャッシュ 12MB
Pコア最大周波数 4.7GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 1.7/1.8GHz 1.3/1.6GHz
Eコア最大周波数 3.5GHz 3.3GHz
GPU実行ユニット 96 80
ベースパワー 15W
最大パワー 55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。また、11世代以前のCPUに比べ、コアとスレッドが増えたので、マルチタスクがよりしやすくなっています。

こちらは、CPUの性能を測るPassmarkスコアです。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  27754
Core i7-1280P  22897
Core i7-1270P  19915
Core i7-1260P  18771
Core i5-1250P  ??
Core i5-1240P  17664
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1265U  12334
Core i7-1255U  ??
Core i5-1245U  11934
Core i5-1235U  ??
Core i3-1215U  13007
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Ryzen 3 5300U  10092
Core i3-1115G4  6546

 

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  16745
Core i7-1280P  ??
Core i7-1270P  ??
Core i7-1260P  10571
Core i7-1250P  ??
Core i5-1240P  ??
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  1806
Core i7-1280P  ??
Core i7-1270P  ??
Core i7-1260P  1773
Core i7-1250P  ??
Core i5-1240P  ??
Core i7-1165G7  1504
Core i5-1135G7  1343

 

グラフィックス

内蔵グラフィックスは、メモリが1枚の場合はUHDグラフィックとして動作し、2枚の場合はIris Xeで動作します。UHDグラフィックの場合はシングルチャンネルメモリなので、グラフィック性能がガタ落ちします。

ビデオカードはNVIDIA GeForce RTX 2050とMX550が搭載可能で、RTX 2050はレイトレにも対応し、ゲーム用途にも使えます。

NVIDIA GeForce RTX 2050
アーキテクチャー Ampere
CUDAコア 2048基
Tesorコア 256
RTコア 32
ブーストクロック 1155-1477MHz
ベースクロック 1185MHz
メモリタイプ GDDR6 4GB
メモリパス幅 最大112GB/秒
メモリ速度 最大14Gbps
TDP 30~45W

RTX 2050の性能はまだ出ていないので、分かり次第追記します。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX550  5089
MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 7 5800U  2416
Ryzen 5 5500U  2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
Ryzen 3 5400U  1734
Ryzen 3 4300U  1607

MX550はOfficeワークをより快適にするために使用し、RTX 2050は動画編集などをより快適にすることができます。

 

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 左斜め前から

解像度 光沢 液晶 輝度
WUXGA なし IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1 NTSC 45% 170° マルチタッチあり
解像度 光沢 液晶 輝度
WUXGA
WQXGA
なし IPS 400nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
1000:1
1200:1
sRGB 100% 170° 省電力、BL軽減
HDR、BL軽減

※BL軽減はブルーライト軽減パネル

WQXGA 解像度は2560×1600ドット
WUXGA フル・ハイディフィニション相当で解像度は1920×1200ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。差が大きい方が力強い描写が可能
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準
HDR ハイダイナミックレンジで、白はより白く、黒はより黒く描写でき、力強い描写が可能

ディスプレイは画面アスペクト比が縦に大きい16:10で、より多くの情報を表示できます。16インチでも17インチ並みに情報が表示されるので、エクセルなど上に行ったり下に行ったりする回数も減り、作業効率がアップします。

アスペクト比16:10は共通ですが、ディスプレイは大きく分けて2種類あり、NTSC 45%(一般的な低価格モデルに搭載の色域)とsRGB 100%があります。sRGB 100%は画像編集向きの広い色域で、色彩が鮮やかですね。

sRGB 100%とNTSC 45%のディスプレイ<左・NTSC 45%/右・sRGB 100%>

NTSC 45%のディスプレイは色域は狭いですが、輝度も300ニトでコントラスト比も800:1とそこそこ高いので、質が悪いわけじゃありません。

sRGB 100%のディスプレイは2.5K WQXGAか、FHD相当のWUXGAになり、どちらも輝度は400ニトと高いです。これだけあると屋外の明るい場所でも使いやすいです。

また、WUXGAは省電力パネルを搭載しているので、若干省電力性が高くなります。WQXGAはHDR(ハイダイナミックレンジ)対応で、よりくっきりシャープで、力強い描写が可能です。

HDR ONとOFFの比較<左・HDRオフ/右・HDRオン>

据え置き用として使用し、外部モニターを常に使う場合は色域が狭いディスプレイでも良いですが、それ以外だとsRGB 100%のディスプレイを選んだ方が良いと思います。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzが搭載で、オンボード1つとスロットが1つ・最大48GBと大容量です。

オンボードは最大16GB、スロットは最大32GBになり、一般的にメモリは2枚1組で搭載するので、理想は16GB+16GBの組み合わせです。ただし、より大きなデータを快適に処理したい場合は、16GB+32GBでも良いと思います。

メモリが大きいと、PhotoshopにLOW画像を大量に放り込んでも処理が速くなるので、個人的には2枚のメモリが同じにできなくても大きなメモリを選ぶことが多いです。(2枚1組でできたらそれが一番ですが・・・)

先述した様に、メモリを1枚にした場合はシングルチャンネルメモリなので、グラフィック性能がかなり落ちます。必ず2枚搭載することをお勧めします。

 

ストレージ

SSD(PCIe 4.0×4) SSD(PCIe 3.0×4) HDD
最大データ転送速度 最大64Gbps 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 SSD

SSDはGen 4と書かれたモデルは最新のPCIe 4.0で、Gen 4と書かれていない256GBは分かりませんが、Gen 3の可能性が高いです。

どちらにしても256GBじゃ少ないので、出来たら512GBモデルがおすすめです。

こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  7000MB/秒
 5000MB/秒
PCIe 3.0×4  3000MB/秒
 2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
  • Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • セキュリティキーホール・・・ワイヤーを設置できる箇所

などがあり、一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。

 

Wi-Fi 6Eに対応

周波数 通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps
IEEE802.11n 2.4/5GHz 300Mbps
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

また、有線接続もでき、ギガビットイーサネットが搭載です。

 

LTE

4G CAT16のLTEを搭載可能という事ですが、執筆時点ではLTEは選べないので、名称やスペックが分かりません。後々追加されると思うので、その時に追記します。

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは4セル52.5Whrか、大容量86Whrが選択可能です。最大約17.1時間のバッテリー駆動時間と長く、外出が多い人にも使いやすいと思います。ただし、ビデオカード搭載モデルはバッテリー駆動時間も短くなるし、PhotoshopやPremiere Proなどの編集アプリで高負荷な作業をすると、ここまで長持ちしません。

 

電源

電源は45W、65W、そして135Wが選択可能です。通常、135Wを選ぶのはビデオカードを搭載した場合ですが、カード無しでも大きな電源があればパフォーマンスが高くなるので選んでも良いと思います。

 

公式サイト

 

インターフェイス

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 右側面インターフェイス

右側面インターフェイスはスマートカードリーダー、USB 3.2 Gen 1、そしてセキュリティキーホールになります。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1 左側面インターフェイス

左側面はRJ45、USB4(Thunderbolt 4対応)が2つ、HDMI、USB 3.2 Gen 1、、マイク/ヘッドフォンジャックになります。また、LTEモデルは、背面にnanoSIMスロットがあります。

1つのUSB4は充電兼用なので、パワーパススルー機能が付いたデバイスを使わない場合は、USB4は実質1つになります。

USBの最大データ転送速度は、USB 3.2 Gen 1が5Gbps、USB4が40Gbpsになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

 

ライバル機種

Lenovo ThinkPad T16 Gen 1と比較機種<左から本機種・ThinkPad P16s・Yoga 770i>

本機種と似たような最新機種との比較です。全機種16インチ、画面比16:10・sRGB 100%になり、比較機種はビデオカード搭載した価格です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 ThinkPad P16s Gen 1 Yoga 770i 16
CPU 第12世代
P・Uシリーズ
第12世代
Pシリーズ
第12世代
Hシリーズ
メモリ DDR4 48GB LPDDR5 32GB
ストレージ SSD PCIe 4.0
グラフィックス MX550
RTX 2050
NVIDIA T550 インテルArc A370M
ディスプレイ WUXGA/WQXGA IPS
sRGB 100%
WQXGA IPS
sRGB 100%
無線
有線
Wi-Fi 6E、LTE
あり
Wi-Fi 6E
なし
バッテリー
電源
17.4時間
45/65/135W
16時間
100W
20時間
100W
重量 1.64㎏ 1.68㎏ 2.16㎏
価格 15.1万円~ 16.2万円~ 18.2万円~

本機種は、RTX 2050搭載モデルがまだ販売されていないのですが、MX550は搭載できます(+約2万円)。他の機種は外部GPU搭載価格になり、Yoga 770iはインテルのビデオカード搭載です。

グラフィックボードは、RTX 2050>Arc A370M>T550>MX550の順に性能が高くなります。

 

各機種の特徴です。

本機種・・・省電力性が高いUシリーズのCPUもあり、最大でRTX 2050も搭載と、グラフィック性能は高い。電源も一番大きくメモリも大容量。バッテリー駆動時間が長く軽量なので、持ち運びが多い人にも合います

ThinkPad P16s Gen 1・・・業務用グラフィックボードのNVIDIA T550が搭載で、本機種T16に似たスペックで、エントリ―クラスのワークステーションです。

Yoga 770i 16・・・メタルユニボディの筐体で、すっごくおしゃれです。インテルArc A370Mというビデオカード搭載で、CPUはハイパフォーマンスモデルのHシリーズが搭載、メモリも最新のLPDDR5。LTEはない

 

まとめ

良い点

・16インチとしては小型軽量で持ち運びがしやすい
・バッテリー駆動時間が17.4時間と長い
・画面比が16:10で、より多くの情報が表示される
・最新のインテル第12世代CPU搭載
・メモリ容量が大きい
・最新のSSD PCIe 4.0搭載可能
・高画質1080p Webカメラ搭載可能
・Wi-Fi 6E対応で、LTEも搭載可能
・Thunderbolt 4が2つ
・最大135Wの電源が選べる

 

残念な点

・メモリが最新モデルじゃない
・筐体が樹脂素材

 

総合評価

最新のインテル第12世代CPU搭載で性能はすごく高く、グラボも最大でRTX 2050が搭載でき、高い性能にできます。

特に、クリエイター向けPCはメモリ容量が重要ですが、本機は最大48GBと大きいので、多くのデータも同時に処理しやすいです。

Wi-Fi 6E対応でLTEも搭載可能、そしてバッテリー駆動時間は17.4時間と長くLTEも搭載できるので、持ち運びが多い人にも使いやすい機種です。

CPUなどのPCの速さに直結する性能は高いですが、スピーカーやオーディオ、素材などの「その他のスペック」はやや低め(低価格モデル並み)です。まぁ、そのおかげで比較的低価格になっているので文句は言えませんが、こだわり派は最上位モデルのThinkPad X1 Extreme(30万円以上から)も検討したいかもしれません。

 

公式サイト