Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9のレビュー・小型軽量フラッグシップモデル

ThinkPadと言えばX1 Carbonと言うくらい人気のシリーズで、本機種は最新のインテル第11世代CPU搭載、特に機能・性能が高いノートパソコンに与えられるEvoプラットフォーム認証を受けた機種になります。

本機種X1 Carbon Gen 9は名前から分かる通りカーボン素材なので、とにかく軽いんです。14インチなのに、たったの1.13㎏!!10インチなみの軽さですね。

無線も充実しており、WiFi6搭載、LTE(4G CAT12, 5G CAT20!!)は搭載可能、Thunderbolt 4も搭載なので、どこででも快適に作業ができます。

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ThinkPad X1Carbon Gen 9のスペックレビュー

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 正面

CPU インテル第11世代CPU
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(14型) UHD IPS ,HDR400 Dolby Vision, DCI-P3 100% ,500nit, 省電力パネル
FHD IPS ,sRGB 100%、タッチスクリーンあり、省電力パネルあり
グラフィックス Iris Xe
OS Windows 10 Home、Pro
無線 WiFi6、Bluetooth 5.1搭載
LTE、NFC搭載可能
生体認証 指紋センサー、顔認証
Office Office Home &Business 2019搭載可能
オーディオ Dolby Atmos
セキュリティ TPM、パワーオン パスワード、ハードディスク パスワード、スーパーバイザー パスワード、システム マネジメント パスワード、セキュリティ キーホール、HPD
寸法 314.5 x 221.6 x 14.9㎜
重さ 1.13kg~
バッテリー 最大15時間
保証
価格

パソコンの頭脳であるCPUには最新のインテル第11世代CPUが搭載で、Evoプラットフォーム認証を受けた機種になります。詳細は後述していますが、Evo認証は11世代CPUを搭載した機種全てが得られる認証じゃなく、その中でも特に「快適に使える機種」のみに与えられる認証なんです。

また、グラフィックスはIris Xeで、外部グラフィックボードのNVIDIA MX350なみの性能があり、内臓グラフィックスで最高峰の性能です。動画編集や画像編集が、今まで以上にやりやすくなっています。

メモリはLPDDR4x・最大32GBと大容量で、メモリを多く搭載したいヘビーユーザーにも対応しています。前機種・X1 Carbon Gen 8はLPDDR3・最大16GBまでだったので、本機種はより多くのユーザーにとって使いやすくなっていますね。

ストレージはSSD 最大1TBで、まずまずの容量があります。

ディスプレイは14インチ・画面縦横比16:10と通常のディスプレイ(16:9)よりも縦が長いので、表示される情報が増えています。縦が長いので、資料作成もしやすく、単純に今までより見やすいですね。

また、ディスプレイの種類も豊富で、4K画質のUHD・DCI-P3 100%・HDR400の省電力パネルを筆頭に、フルHDにはタッチパネルや省電力パネル、Privacy Guard付きのディスプレイもあります。共通した特徴として、「輝度が高い」です。400nit~500nitの輝度なので、日中の日の当たる場所で作業をしてもディスプレイは十分明るく見やすいですね。

本機種は超小型軽量モデルで、14型なのに重さが1.13㎏(スペックにより若干前後)です。持ち運びが多い人は、特に恩恵を受ける機種ですね。

ただし、軽いといってもさすがThinkPad X1シリーズ。バッテリー駆動時間は最大15時間と、丸一日外出しても大丈夫なほどです。モバイルバッテリーや充電アダプターの持ち運びが必要ない人が、ほとんどだと思います。

指紋センサーに顔認証、WiFi6にThunderbolt 4も搭載、LTEは4GのCAT 12か5GのCAT 20が搭載可能と、最高装備ですね。また、ここ最近薄型ノートパソコンでは省かれることが多いUSB-Aが2つあるのはポイントが高いです。

公式サイト

Evoプラットフォーム認証

インテルEVOプラットフォーム

Evoプラットフォームは以前Engineered For Mobile Performance(エンジニアのためのモバイルパフォーマンス)という認証だったのですが、インテル第11世代CPUから名称が変わりました。

11世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

  • Iris Xeグラフィックス搭載の第11世代CPU搭載機種
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • AI推論も高速で使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • 9時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1秒以内でスリープから復帰
  • 30分の充電で4時間駆動
  • WiFi6対応
  • Thunderbolt 4搭載
  • ノートパソコンであること

第11世代CPU搭載モデルは増えてきましたが、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかありません。 そのくらい特別な機種なんですね。

ThinkPad X1 Carbon Gen 9の特徴

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の外観 左斜め前から

外観はいつのもThinkPadですが、左右と下のベゼル(画面の黒い枠)が結構細いのでスリムに見えますね。

寸法は幅314.5㎜、奥行き221.6㎜、そして高さは14.9㎜で、小型の13型ノートと同じくらいのサイズです。ベゼルが細いので、ここまで小型にできていますね。

大学ノートA4サイズ(297㎜x210㎜)と比べると、幅は+1.75㎝、奥行きは+1.16㎝とほぼ同じサイズです。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 閉じた状態の厚さ<閉じた状態>

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の外観 半分開いた状態の右側面

厚さ(高さ)は14.9㎜と薄く、1円玉(直径20㎜)の2/3サイズです。個人的に嬉しいのは、USB-Aがあることですね。わざわざUSB-A – USB-C変換ケーブルを買う必要がないです。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 開いた状態の左側面

横から見ると、薄さが際立ちますね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の天板

カーボン柄の天板はすっごくおしゃれで、これぞ「X1 Carbon」って見た目ですね。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の天板<カーボン柄の天板>

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の底面

底面です。発熱が小さいCPU搭載なので、吸気口は大きくないですね。

MILスペック

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の外観 背面

本機種は12のMILスペックに準拠した堅牢性があり、衝撃や振動、湿気、砂や粉塵などに対する200以上のテストを行っており、安心して使うことができます。

ThinkPadと言えば、NASAが宇宙ステーションに持って行ったPCとしても有名ですよね。どんな環境でも対応できるんですね。

キーボード

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9のキーボード

キーボード上部にある電源ボタンは指紋センサーも搭載しているので、電源を入れると同時にサインインもできます。

また、110㎜と大きなトラックパッドに、赤ポチ(トラックポイント)も付いているので、いつものThinkPadように作業がしやすい仕様ですね。

カーソルキーが若干出っ張っているので、ミスタイプも少なそうです。

オーディオ

オーディオは映画館やNetflixでも採用されている、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)です。ドルビーアトモスは最大9.1.6chのサラウンドが可能で、ここからもそこからも音が聞こえます。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の上部スピーカー

スピーカーはキーボードの左右に1つずつあり、底面に2つの低音スピーカー(ウーファー)があるので、この小さなノートパソコンに4つのスピーカーなんですね。すごいです。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 底面にあるウーファー<底面にあるウーファーの一つ>

また、本機種には360度方位のマイクが4つ搭載されており、Dolby Voiceという「バックグラウンドのノイズを排除し、クリアな会話を可能にする音声処理技術」が搭載しているので、Zoomなどでの会議でも音がクリアに相手に伝わります。

CPU

CPUの詳細は発表されていないのですが、メモリがLPDDR4xを使用しているので、省電力モデルの第11世代CPUが搭載されると思います。また、内臓グラフィックスがIris Xeのため、Core i3モデルはなさそうです。

製造プロセス コア/スレッド
キャッシュ
グラフィックス ベースクロック
ターボブースト時
Core i7-1180G7 10nm
SuperFin
4/8
12MB
Iris Xe 2.2GHz
4.6GHz
Core i7-1160G7 10nm
SuperFin
4/8
12MB
Iris Xe 2.1GHz
4.4GHz
Core i5-1140G7 10nm
SuperFin
4/8
8MB
Iris Xe 1.8GHz
4.2GHz
Core i5-1130G7 10nm
SuperFin
4/8
8MB
Iris Xe 1.8GHz
4.0GHz

第11世代CPUから、メーカーが独自にTDPを設定できるため、紹介しているスコアは参考値として見てください。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

↓グラフをタップすると数値が表示されます↓

本機種が販売され次第、詳細を追加します。

グラフィックス

グラフィックスは最高峰の内蔵グラフィックスである、Iris Xeが搭載です。

趣味で画像編集や動画編集もしやすくなっていて、今まで以上に3Dエフェクトも使いやすくなっています。

こちらも細かいデータが揃い次第、情報を追加していきます。

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9のディスプレイ

右にスクロールできます↓

解像度 光沢 液晶 輝度 マルチタッチ 色域 その他
UHD
3840×2400
あり IPS 500nit DCI-P3 100% HDR Dolby Vision
省電力パネル
ブルーライトカット
FHD
1920×1200
無し IPS 400nit sRGB 100% 省電力パネル
ブルーライトカット
FHD
1920×1200
無し IPS 400nit sRGB 100% ブルーライトカット
FHD
1920×1200
無し IPS 500nit sRGB 100% Privacy Guard
UHD ウルトラ・ハイディフィニション、いわゆる4K画質
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250~300nitなのでかなり高輝度
DCI-P3 アメリカの映画製作業界団体が策定した色空間の規格で、映画撮影に使われるカラーフィルムの色域に対応した高色域の規格
sRGB Web用画像編集にも向いているほどの色域
HDR ハイダイナミック・レンジの略で、黒つぶれ、白飛びなどが無く、より本来の色を表現できる。
Dolby Vision Dolby独自の規格。最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できる
Privacy Guard 輝度を下げ、視野角を狭くして背後からののぞき見を防止する機能

ディスプレイは、縦横比が通常の16:9じゃなく16:10なので縦の比率が高く、より多くの情報が表示されるため作業がしやすくなっています。また、全体的に輝度が高いので、日中の日向でも使いやすいと思います。

色域はsRGB 100%かDCI-P3 100%と、どちらを選んでも標準以上の色域で、色鮮やかに描写されます。

色域図<色域図>

また、HPD(Human Presence Detection)は、IRカメラと連携して「画面から顔を背けたら画面にぼかし」が入ったり、背後から誰かがのぞき見をしていたらアラートを出したりする機能があります。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9のディスプレイ HDR ONとOFFのディスプレイの比較

4K UHDディスプレイはDolby VisionというDolby社のHDR(ハイダイナミックレンジ)規格なので、最大輝度を高め、より大きなコントラストに滑らかなグラデーション、そして高い色域を表現できます。

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する場所で、パソコンの作業台になります。メモリが大きいと、より大きなデータが扱え、より速く処理されます。

本機種にはLPDDR4X-4266MHzが搭載で、オンボード・最大32GB搭載可能です。前モデルはLPDDR3で最大16GBだったので、性能がかなり上がっていますね。しかも、私の様に「大きなメモリ大好き」信者にとっては、かなり助かります。

また、動作周波数(MHz)が高いと処理速度が速くなるのですが、本機種搭載メモリの4266MHzは、現行最高周波数なのでサクサク快適に使えます。

ストレージ

ストレージはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)で、最大1TB搭載できます。ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動にも関わる重要なパーツなんですね。

SSD PCIe NVMe HDD
最大データ転送速度 16Gbps~32Gbps 6Gbps
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分(新品の場合)
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

 

WiFi6

本機種は、もちろん次世代通信規格のWiFi6が搭載しており、混雑した回線でも安定した高速通信が可能なので、カフェなどでも作業がしやすくなりますね。

WiFi6は旧規格のいわゆるWiFi5よりも、同時により多くのデバイスに電波を飛ばすことができ、最大通信速度もWiFi5より約40%速くなっているので、遅延も少なく、高画質のビデオ会議などにも対応できます。

LTE

LTEはnanoSIMカードを使った通信で、スマホの様に常時インターネットに接続ができ、5GのCAT20と、4GのCAT12があります。

・4G回線は下り最大450Mbps
・5G回線は下り最大10Gbps(ゆくゆくは20Gbpsと言われています)

となります。やっぱり4Gと5Gじゃ、全然速度が違いますね。数字は最大値なのでここまでは出ませんが、それでも約二十倍の違いなので快適度が違いますね。

セキュリティ

  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時のログインパスワード
  • ハードディスクパスワード・・・ハードウェアレベルでストレージにパスワードを設定
  • スーパーバイザーパスワード・・・BIOSなどの設定を見たり変更する時のパスワード
  • Windows Defender・・・Windows 10に標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
  • TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
  • セキュリティキーホール・・・ワイヤーを設置できる箇所

また、Privacy Guardと言う物理シャッターがディスプレイ上部のカメラにあるので、使わないときはカバーを閉じておくことができます。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9のPrivacy Guard

インターフェイス

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の右側面インターフェイス

右側面には、イヤフォン/マイクジャック、nanoSIMスロット、USB-A 3.2 Gen 1、セキュリティロックケーブル用スロットがあります。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9の左側面インターフェイス

左側面には、Thunderbolt 4(USB-C端子)が2つ、USB-A 3.2 Gen 1、HDMI 2.0が搭載で、一番左のThunderbolt 4は充電をするときにも使います。

ここ最近ノートパソコンの薄型化が進んできて、インターフェイスがめっきり減ってきましたが、本機種はHDMIもあるしUSB-Aもあるので嬉しいですね。

ちなみに、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があるので、これだけでも十分と言えば十分かもしれません。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応
  • USB4.0規格に準拠

 

サポート・保証

通常ThinkPadは、1年間引き取り修理保証と標準サポート(電話・チャット・メール・LINE)が付いており、サポートは朝9時から夕方6時までになります。引き取り修理とは、万が一の際にLenovo指定業者が引き取りに来て、リペアセンターに配送、修理後、郵送してくれるサービスで、保証期間内は郵送費などは無料です。

保証とサポートは以下のものにアップグレードできます。

  • オンサイト修理保証・・・エンジニアが指定住所に来て現地で修理
  • 翌営業日オンサイト修理・・・通常、翌営業日にエンジニアが指定住所に来て修理
  • プレミアサポート・・・専任エージェントが24時間365日対応。一般のコールセンターとは別のコールセンターで対応

また、アクシデントダメージプロテクションといった「通常保証ではカバーしない」水濡れや破損にも対応する保証があります。

ThinkPadのアクシデントダメージプロテクション 概要

まとめ

とにかく小型軽量で持ち運びがしやすく、それでいて性能も高いし、バッテリー駆動時間が長いので、外出が多い人は特に使いやすい機種ですね。

画面の縦横比が16:10なので、資料作成などの作業がかなりやりやすくなっているし、最低でもsRGB 100%の高色域で、最高でDCI-P3 100%なので映画を見る時も鮮やかでダイナミックの映像が楽しめますね。

まだ販売は始まっていませんが、始まり次第公式ページで確認ができます。

公式サイト