ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Editionの実機レビュー おしゃれで高性能クリエイターPC

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洋服ブランドのA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ/以下エイプと呼んでいます)とコラボをしたVivobookです。

エイプ同様おしゃれな機種で、レビュー機が着た瞬間「これ、買おう」って思ったくらいセンセーショナルなノートパソコンです。

これ、ちょっと高いですが、学生が持ってたらかなり注目の的になるPCだと思います。

もちろん、外観だけじゃなくスペックも高いので、がっつりと働く大人にも合う機種です。

スペック 4.4 out of 5 stars
コスパ 4 out of 5 stars
総合評価 4.6 out of 5 stars

レビュー機はASUS様からお借りしており、Core i9-13900H、メモリ16GB、SSD 1TBになります。

サクッと概要をつかみたい方は、こちらの動画をどうぞ。

4/15日まで新生活応援セールを開催中で、最大38.9%オフのセールが開催中です。詳しくはこちらをどうぞ。

Vivobook S 15 OLED BAPE Editionのスペック

CPU Core i5-13500H
Core i9-13900H
メモリ LPDDR5 16GB
ストレージ SSD 512GB/1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(15.6型) 2.8K OLED グレア 120Hz
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 6E
生体認証 指紋認証
WEBカメラ FHD解像度
寸法(幅×奥行×高さ) 359.3 × 229.4 × 19.35mm
重さ 約1.6㎏
バッテリー
電源
最大約14.4時間
90W
標準保証 1年間
価格 14.9万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは、最新のインテル第13世代・Core i9-13900Hが搭載です。末尾がHのものはハイパフォーマンスモデルで、かなり高い性能です。

グラフィック性能もそこそこ高いので、「グラボは必要ないけどある程度のグラフィック性能がある機種が欲しい」というユーザーにも合います。グラボあると重たいから、持ち運びしにくいですしね。

また、電源は90Wと大きいので、性能も高いです。

メモリはLPDDR5-4800MHzで、オンボード16GBと大容量です。ストレージはSSD PCIe 4.0で1TBと、こちらも大容量です。

ディスプレイは15.6インチの大画面で、2.8K(2880×1620ドット)と高精細、そして完全な黒を表現できるOLED液晶を搭載しています。一般的に使用されるIPS液晶よりも色域が広く、高コントラストで輝度も高いです。

また、リフレッシュレートは120Hzと一般的なノートパソコンの倍もあるので、ゲームをしていても滑らかな映像が楽しめます。

その他のスペックはWindows 11 Homeに、Wi-Fi 6Eに対応、Webカメラは高画質のFHD 207万画素、そして一瞬でログインできる指紋センサー搭載です。

バッテリー駆動時間は長めの最大約14.4時間で、15.6インチと大きいですが重さは約1.6㎏と比較的軽いので、持ち運びにも向いています。

スペックもさることながら、本機の最大の特徴はエイプとコラボした点で、すごくおしゃれなんですよね。スケーターが動画撮影をし、その場で本機を使って編集をしたりするとかっこいいですね。

ディスプレイの最大輝度は600ニトと言うことなので(レビュー機は384ニトでした)、明るい屋外でも画面が見やすいです。

また、本機はEvoプラットフォーム認証を得ており、簡単に言うと「超快適に使えるノートパソコン」です。

 

 

Core i5モデル公式ページ

 

Core i9モデル公式ページ

 

2023年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

13世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
×
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Thunderbolt 4 生体認証 バッテリー14時間以上

本機は画面アスペクト比が16:9なので、この点以外はすべて満たしています。

 

 

Evoプラットフォーム認証

Evoプラットフォーム認証

第13世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第4世代のEvoになります。CPUで言えば11、12、13世代のインテルCPUに、Evo認証があります。

ただし、13世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

  • Iris Xeグラフィックス搭載の第13世代CPU搭載機種
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • AI推論も高速で使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • 9時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1秒以内でスリープから復帰
  • 30分の充電で4時間駆動
  • Wi-Fi 6E実装
  • Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
  • フルHD以上のWebカメラを搭載
  • 音声ノイズ抑制機能搭載
  • Thunderbolt 4搭載
  • ノートパソコンであること
  • Intel Unisonのサポート

12世代のEvo認証の要件に、「Intel Unisonのサポート」が追加されました。これは、スマホとPCをリンクして、PC上でスマホのデータをコピペしたり、スマホをPC上で操作できるものです。今も「スマートフォン連携」と言うアプリがありますが、これの連絡先にiPhoneも加わりました。

Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。

 

 

Vivobook S 15 OLED BAPE Editionの付属品

本機が届いたときに箱の大きさに驚いてツイートしたのですが、かなり大きな箱で送られてきます。

何が入ってんだ?と思っていたら、いろんなものが入っていました。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 付属品

本体、バッグ、BABY MILOのフィギュア、着せ替え可能なマウス、そしてステッカーなどが入っています。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 付属のバッグ

エイプのバッグ付きですが、これだけでも2~3万円しそうですね。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 付属のバッグ

ポケットも豊富で、いろんなものを入れることができるので便利ですね。

 

Baby MILOのフィギュアもかわいいですね。でも、以外に重たいし大きいです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 付属のマウス

マウスはコンパクトで、クリック音も静かです。丸みがないので、手を載せたときにマウスと手のひらの間に空間ができ、クリックするときに無駄な力が入ります。

1日8時間マウスを使うような人じゃなければ気にならないかもしれませんが、個人的には「力を抜いた手の形」にフィットするマウスの方が好みです。

 

 

Vivobook S 15 OLED BAPE Editionの特徴

Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 正面

壁紙もデザインとマッチしており、めちゃくちゃかっこいいんです。

 

Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 天板Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 背面

天板にもエイプのデザインがあります。天板はアルミニウム素材だと思いますが、ここ以外は樹脂素材になっています。

 

Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 底面カバー

底面のゴム足は長さを変え、1つはオレンジですね。右下のゴム足は矢印、左下は三角です。見えないところまでこだわった造りです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 筐体

ボディラインも美しく、筐体がすごく薄く見えるんです。電源ポートはアダプタを抜き差しすると画面がブラックアウトするので、ちょっと使いにくいです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 筐体側面

ASUSの多くの機種は、外から見える部分はポート部分のみ大きく、手前にいくにつれての方はmacみたいに薄いんです。

 

ベゼル(画面の黒い枠)幅は左6.8㎜、右6.4㎜、上8.6㎜、下14.9㎜で、約86%の画面占有率になります。

ベゼルは極細とは言いませんが、狭額ベゼルです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 横から

寸法は

・幅 359.3㎜
・奥行 229.4㎜
・高さ 19.35㎜

と大きいですが、あまり大きさを感じません。重さは実測1599gで、公称値の約1.6㎏と同じですね。

15.6インチと言えば1.7㎏が標準なので、すごく軽いです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 180°開けるディスプレイ

ディスプレイは約180°開けるので、人と画面をシェアしたり、床に座って作業をしたりと、いろんな状況でも使いやすいです。

 

排気性能

排気口は左側面とヒンジ裏にあり、底面にはそこまで大きくない通気孔があります。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 底面のゴム足

奥にあるゴム足は4.8㎜も高さがあるので、底面の通気孔からフレッシュエアーを吸い込みやすいと思います。

 

Cinebench R23と言うCPUをフルパワーで使うベンチマークと、グラフィック性能を測るFire Strikeを計測時に、CPU温度を測りました。

温度がケルビンで表記されているので摂氏にすると、最大温度はFire Strike時は92°(ケルビンでは365)、Cinebench時は93°(ケルビンでは366)で、Fire Strike時は大きくクロック数が上下に振れています。Cinebench時は4分を過ぎたあたりからクロック数が落ちていますね。

これは、うまく排熱できずに、温度が上がり過ぎたのでCPUが熱暴走しないように性能を下げたことになります。

 

 

WEBカメラ

Webカメラは高画質、FHD解像度になります。ビジネスPCではFHD解像度は多いですが、おしゃれな普段使い用PCでは珍しいですね。

 

こちらは左が本機で、右は別のVivobookのWEBカメラでで撮影した写真です。色も違うし、全然違いますね。本機はFHD解像度なので高精細です。

Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 底面カバー

スピーカーは1.5Wが2つ底面に搭載しており、音質はまぁまぁ良いと思います。

 

 

MILスペック

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition MIL規格に準拠した堅牢性

本機はMIL規格と言う米軍の物資調達規格に準拠しており、堅牢性も高く安心して使える機種です。

 

キーボード

主要キーはすべて同じ大きさで、一般的な日本語キーと違いアルファベットの刻印が大きくて、視認しやすいです。普通の日本語キーはごちゃごちゃ感がすごいですよね。

筆者はシンプルなUSキーが好みですが、このキーボードであれば私のような人にも使いやすいです。

また、テンキーが付いているので、エクセルなどで数字を扱うことが多い人にも合います。が、ナムロックにライトがないので、テンキーがオンなのかオフなのか使ってみないと分かりません。

バックライトはF7でON/OFFが変更でき、3段階の明るさがあります。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.6×19.3㎜で、窮屈じゃない幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.2㎜と浅く、カチャカチャ音がします。

ビジネス用途でなければ、気にならないと思います。

タッチパッドは130×83.6㎜と大きく、操作性も高いです。また、タッチパッドにエイプのデザインがあるのもおしゃれですね。

 

 

ハイエンドCPU搭載

Core i5-13500H Core i7-13700H Core i9-13900H
製造プロセス 10nm
Pコア 4 6
Eコア 8
スレッド 16 20
キャッシュ 18MB 24MB
ターボブースト 4.7GHz 5.0GHz 5.4GHz
Pコア最大周波数 4.7GHz 5.0GHz 5.4GHz
Eコア最大周波数 3.5GHz 3.7GHz 4.1GHz
GPU実行ユニット 80EU 96EU
ベースパワー 45W
マックスパワー 95W 115W

本機はCore i5-13500HとCore i9-13900Hモデルがあり、たった今気づいたのですが、Core i7モデルがないですね。一応、上のスペック表はCore i7も記載しています。

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

今からCPU MarkとGeekbench 6、そしてCinebench R23の計測結果を紹介しますが、全体的に見てゲームや動画編集などもグラボがない機種にしてはすごく快適にできるスペックです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition CPU Mark計測結果

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Core i9-13900Hは28937とかなり高いスコアになりました。

その他のCPUとの比較です。(以下、平均値は各ベンチマーク社が公表している数値です)

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13980HX  48765
Core i9-13950HX  45822
Core i9-13900HX  45440
Core i7-13850HX  39035
Core i7-13700HX  35130
Core i9-13900H/平均  30459
Core i5-13600HX  29716
Core i7-13700H  31090
Core i7-13700H  29157
Core i9-13900H/Vivobook BAPE Edition  28937
Core i7-13800H  27829
Core i7-13620H  27302
Core i5-13500H/平均  23206
Core i7-1370P  22664
Core i7-1360P  21549
Core i5-1350P  20032
Core i5-1340P  20197
Core i5-13420H  19950
Core i7-1355U  15878
Core i5-1335U  18931
Core i3-1315U  13755

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition Geekbench 6計測結果

こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

シングルコアは2567、マルチコアは12054とどちらも高い性能ですが、平均値にはちょっと足りませんでした。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-13700HX  13914
Core i9-13900H/平均  12706
Core i7-13800H  12460
Core i7-13700H  12410
Core i5-13500H/平均  12215
Core i9-13900H/Vivobook BAPE Edition  12054
Core i5-1340P  10302
Core i5-13420H  9912
Core i7-1360P  9542
Core i5-1335U  8102
Core i5-1340  7281
Core i3-1315U  6784
Ryzen 7 7730U  6714
Ryzen 5 7530U  5546

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900HX  2712
Core i9-13900H/平均  2617
Core i9-13900H/Vivobook BAPE Edition  2567
Core i7-1355U  2567
Core i7-1370P  2536
Core i7-13700H  2426
Core i5-13500H  2378
Core i5-13420H  2321
Core i5-1340P  2317
Core i7-1360P  2306
Core i5-1335U  2183
Core i3-1315U  2124
Ryzen 5 7530U  1885
Ryzen 7 7730U  1857
Core i5-1350P  1727
Core i7-1365U  1636

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition Cinebench R23計測結果

Cinebench R23はギークベンチの様にマルチコアとシングルコアを計測します。マルチコアは12895、シングルコアは1909と、どちらもかなり高い性能です。

 

PCMark10

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

総合性能の目安は以下になります。

・5000以上・・・ハイスペック
・4000以上・・・中位モデル
・2000以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6053→ハイエンド
  • Essentialは10005→通常用途やビデオ会議などかなり使いやすい
  • Productivityは8138→かなり高速に使える
  • Digital content creationは7394→グラボ無しではかなり高い性能

その他のCPUとの比較です。

EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900H  10005
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core i7-1165G7  9553
Core i5-1340P  9549
Core i5-1135G7  9502
Core i5-1335U  9383
Core i5-1355U  9176
Core i7-1355U  9110
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Core i5-1235U  8197
Ryzen 7 7735U  7590
Ryzen 5 7520U  7546
Core i5-1235U  7399

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7735U  8540
Ryzen 3 5425U  8193
Core i9-13900H  8138
Ryzen 7 5700U  8065
Core i7-1355U  7619
Core i5-1355U  7227
Ryzen 5 7520U  6952
Core i7-1165G7  6643
Core i5-1340P  6632
Core i3-1215U  6570
Core i5-1235U  6532
Core i5-1335U  6452
Core i5-1135G7  6300
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900H  7394
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Core i5-1355U  5839
Core i7-1355U  5572
Ryzen 7 5700U  5282
Core i7-1165G7  5150
Core i5-1335U  5141
Core i5-1235U  4818
Core i3-1215U  4796
Core i5-1235U  4716
Core i5-1340P  4661
Ryzen 5 5500U  4445
Ryzen 3 5425U  4240
Core i5-1135G7  4189
Ryzen 5 7520U  3660

 

 

グラフィックス

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition graphics mark計測結果

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

Graphics Markで計測したら、3501と高いスコアでした。

その他のCPUとの比較です。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1165G7  3681
Core i9-13900H/vivobook BAPE edition  3501
Core i7-1260P  3263
Core i5-1340P  2542
Ryzen 7 7730U  2432
Ryzen 7 5800U  2416
Core i5-1240P  2326
Ryzen 5 5500U  2326
Core i3-1215U  2258
Ryzen 7 5700U  2251
Core i5-1235U  2196
Ryzen 5 5600U  2101
Ryzen 5 5625U  2021

 

グラフィック性能が高かったので、もうちょっと詳しく性能を計測しました。

こちらはFire StrikeとNight Raidのベンチマーク計測結果で、Fire Strikeは5610、Night Raidは19788でした。

Fire StrikeはArc A350MやGTX 1650 Max-Qが約6800なので、本機は弱化劣りますが、ほぼ似たような性能です。

Night Raidのスコアも19,788と高く、グラボがない機種にしてはグラフィック性能が高いです。

ゲームの予想fpsは、このようになりました。

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE ゲームの予想fps

軽めのFortniteは175+、Apex Legendsは55+、Battlefieldは45+、そしてGTA Vは145+でした。

軽めの3Dゲームなら余裕でできるほどです。

 

ディスプレイ

Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 正面

解像度 光沢 液晶 輝度
15.6型 2800×1620 あり OLED 600nit
コントラスト比 色域 視野角 リフレッシュレート
DCI-P3 100% 120Hz

画面アスペクト比が16:9の15.6インチで、2.8K解像度と高精細、そしてOLED液晶を採用、色域はDCI-P3 100%とクリエイター向けのスペックです。動画・画像編集も正確にできるし、高精細なので細かなところまで編集もしやすいです。

OLED液晶は完全な黒が表現でき、コントラスト比や輝度が高く、視野角も広いです。

ただし、光沢がある液晶なので反射しやすく、ここは好みが分かれるかもしれません。

輝度は最大600ニトとかなり高く、リフレッシュレートは120HzとゲーミングPC並みです。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE 色域計測結果

i1 Display Proで色域を計測したら、予想以上でした。

・DCI-P3カバー率は99.9%、DCI-P3比は113.6%
・Adobeカバー率は97.2%、Adobe比は114.3%

でした。

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE 輝度計測結果

計測輝度は383ニトで、公称値である600ニトは遠く及びませんでした。おかしいですね。と言うか、体感でも400ニトくらいだろうという感じだったので、間違いないと思います。

こちらは輝度の目安です。ディスプレイの品質にもよるので、あくまでも目安として紹介しています。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

リフレッシュレートが120Hzとぬるぬるなので、ゲームをしていても動きが滑らかです。また、UFO Testを実施し、シャッタースピード1/2000で撮影したのですが、残像が一切ありませんでした。

ASUS シーケンシャル速度S 15 OLED BAPE Edition UFO Testの結果

すごく良いディスプレイです。

 

 

メモリ

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

Memory Markで計測したら3190と、かなり良いスコアでした。使っていてもメモリがボトルネックになるようなこともないし、快適に使えます。

その他のメモリとの比較です。本機は、各メモリの平均値(当サイト計測)を大きく上回っていますね。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

DDR5-4800MHz平均  2774
LPDDR4-4266MHz平均  2735
LPDDR5平均  2703
DDR4-3200MHz平均  2151

 

 

ストレージ

ASUS シーケンシャル速度S 15 OLED BAPE 計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載メモリは最新のSSD PCIe 4.0で、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は4947MB/秒、ライト(書き込み速度)は4615MB/秒と速いです。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を5回計測し、平均値は13秒78でした。速いですね。

1回目 13秒54
2回目 14秒43
3回目 13秒49
4回目 13秒81
5回目 13秒67
平均 13秒78

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

 

 

WWAN

LTEなどのWWANはありませんが、必要であればスマホのテザリングで使うことになります。

LTE用の格安SIMなら大手のIIJmioか、楽天最強プランおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは4セル・75Whrと大容量で、最大バッテリー駆動時間は14.4時間になります。このスペックで、しかもOLED液晶を使用していて14時間以上もあればすごく長い方です。

 

 

インターフェイス

インターフェイスはThunderbolt 4がありますが、必要最低限になっています。USB-Aのデータ転送速度は5Gbpsと480Mbpsになり、このクラスのPCにUSB 2.0がついているのは残念です。

 

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 左側面

ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition 右側面

マイク/ヘッドフォンジャックとHDMIもありますが、SDカードリーダーはありません。クリエイターPCで、これは残念です。Amazonで1000円くらいから売っているので、必要な方は一緒に購入した方が良いですね。

Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

サポート・保証

ASUS 安心保証

ASUSでは購入から1年以内であれば、絶対にサポートをしてもらえます。これはすごいですね。

また、メールやLINE、電話(朝9時から17時まで)でのサポートもあり、サポート体制はばっちりだと思います。

 

 

まとめ

良い点

・BAPEとコラボしたおしゃれなPC
・全体的な性能が高く、Evoプラットフォーム認証のお墨付き
・最新スペック満載
・ディスプレイが高品質
・15.6インチで1.6㎏と軽い
・バッテリー駆動時間が長い
・Thunderbolt 4搭載

 

残念な点

・インターフェイスがちょっと残念
・ナムロックにライトがない
・電源アダプタを抜き差しすると、画面が暗く消える(レビュー機のみの可能性あり)

 

総合評価

おしゃれです。

こんなおしゃれな機種を持ってたら、無駄にカフェに言って作業をしそうですよね(笑)。

おしゃれなだけじゃなく全体的な性能も高く、多くの用途に使えるハイエンドモデルだと思います。グラフィック性能が高いので、ある程度の動画編集や画像編集もしやすいですしね。

ただし、本機はクリエイター向けのスペックになっているにもかかわらず、SDカードリーダーがないのが残念です。

 

 

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