FrontierはMade in Japanにこだわりを持つBTO(Build to Order/受注生産)で、山口県柳井市にある工場でパソコンを製造しています。
電源のコンデンサーなどの重要パーツも日本製の部品が使われているほど、日本クオリティにこだわった会社です。
だからと言って価格が高いわけじゃなく、その他のBTOと同じか、むしろセール中などは激安なんです。
カスタマーサポートも充実しており、評判もいいですよね。ヤマダ電機の子会社であるバースネットが運営しているので、企業形態もしっかりしたものになっています。
元々は、Windows 95が販売される前から国内生産のパソコンを作っていたので、歴史も長いです。
そんなFrontierのデスクトップゲーミングPCの全機種の、レビューを紹介します。
Contents
FrontierのゲーミングPCの種類

フロンティアのゲーミングデスクトップにはGB、GH、GA、GKの4種類があり、サイズが変わり、サイドパネルが透明のものも有ります。
GBシリーズの方がGAよりも性能が高そうに見えますが、基本的にカスタマイズからスペックは変えることが出来るので、同じスペックにできます。
何が違うのかと言うと、サイズが違うので拡張性やファンの数が変わってきますよね。マザボが若干違うものも有りますが、搭載できるスペックはほぼ同じなので、まぁ、形式的にGB > GH > GA, GKとなっています。
当然ですが、「筐体が大きい方がファンの数も多く、エアフロ―も良い」のでフルタワーのGBシリーズが良いですが、個人的にはミドルタワーでもそれなりにエアフロ―は良いので問題なく使えます。
全機種に共通して、CPUやメモリ、グラボ、CPUクーラーやグリスなどのカスタマイズが出来るので、拡張性は高いです。また、1年間の保証が付いています。
Frontier GBシリーズ
フルタワーで拡張性も高く、エアフロ―にもこだわった機種で、前面大型ファンに、4基のファンが搭載されています。
また、マザーボードは性能が高いASUS製ROG STRIX Z490-F搭載です。
その他に共通している主な点は、
- メモリ16GB(増設可能)
- 電源 850W 80PLUS GOLD(変更可能)
- 空冷CPUクーラー
- 光学ドライブ無し(搭載可能)
- メディアカードリーダー無し(搭載可能)
- Microsoft Office無し(搭載可能)
- 無線LAN無し(USB接続外付け無線LANあり)
- 寸法 234x533x558㎜
になります。
FRGBZ490/SG1

初っ端から申し訳ないですが、このグラボでこの価格は高いですね。電源は850Wと大きいに越したことは無いのですが、この機種だと電源供給が40%ほどで賄えるので、850Wは大き過ぎですね。
GTX 1660 Superを選ぶなら、下で紹介しているGKシリーズが11万9800円なのでおすすめです。
CPU | Intel core i7-10700 |
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メモリ | 16GB(最大128GB) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 1TB |
価格 | 14万9800円(税抜) |
FRGBZ490/SG2

CPU | Intel core i7-10700K |
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メモリ | 16GB(最大128GB) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060 Super |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
価格 | 17万9800円(税抜) |
FRGBZ490/SG3

メモリも2933MHzで動作するし、ストレージも大きいので言う事ありません。
ゲームを高画質で楽しみたい人や、重量級ゲームをする人におすすめです!
CPU | Core i9-10900K |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 2TB |
価格 | 20万1800円 |
FRGBZ490/L

空冷よりもメンテナンスはちょっと面倒ですが、システム温度の上昇が抑えやすいので、長時間ゲームをする人に向けのモデルです。
CPU | Core i7-10700F |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 2TB |
価格 | 18万5800円 |
Frontier GHシリーズ
GHシリーズの筐体は、LEDライトニングが使えるミドルタワーになります。やっぱりゲーミングPCは光った方がいいですよね。
筐体のサイズは幅210㎜x高さ453㎜、奥行き465㎜になります。フルタワーより一回り小さいですが、拡張性も高く、足元にスペースが無い場合、机上に置いても圧迫感は若干少ないですね。
GHシリーズもマザーボードは、性能が高いASUS製ROG STRIX Z490-F搭載です。
その他に共通している主な点は、
- メモリ16GB(増設可能)
- 電源 850W 80PLUS GOLD(変更可能)
- 空冷CPUクーラー
- 光学ドライブ無し(搭載可能)
- メディアカードリーダー無し(搭載可能)
- Microsoft Office無し(搭載可能)
- 無線LAN無し(USB接続外付け無線LANあり)
- 寸法 210x453x465㎜
になります。
FRGHZ490/SG1

コスパ的には良くも悪くもない中間的なものになります。
CPU | Core i5-10400 |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 2TB |
価格 | 13万2800円 |
FRGHZ490/SG2

CPU | Core i7-10700 |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060 Super |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
価格 | 17万6800円 |
FRGHZ490/SG3

20万円とちょっと高いですが、性能や質も高いです。
CPU | Core i7-10700K |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
価格 | 19万5800円 |
Frontier GAシリーズ
拡張性やコスパを考えると、一番おすすめのシリーズです。
GHシリーズよりも若干小さいですが、自分で後々がっつりカスタマイズしていじらないのであれば、このくらいの筐体で十分だと思います。
共通している主な点は、以下になります。
- 電源 850W 80PLUS GOLD(変更可能)
- マザボ ASUS製ROG STRIX Z490-F
- 空冷CPUクーラー
- 光学ドライブ無し(搭載可能)
- メディアカードリーダー無し(搭載可能)
- Microsoft Office無し(搭載可能)
- 無線LAN無し(USB接続外付け無線LANあり)
- 寸法 幅200x高さ423x奥行485㎜
FRGAH470F/SG1

動画編集や配信も出来るほどの性能で、超ヘビーユーザーじゃなければ困る事は無いと思います。
CPU | Core i7-10700 |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 2TB |
価格 | 14万9800円 |
FRGAB450F/SG3/NTK

本機種はRTX 2070 Super搭載で16万2800円とお買い得になっているので、Ryzen搭載モデルの高性能PCが欲しい人はこれに限ります!
プロセッサー | AMD Ryzen 7 3700X |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
価格 | 16万2800円 |
FRGAH470F/SG2

CPU | Intel core i9-10900 |
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メモリ | 32GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
価格 | 18万9800円 |
Frontier GKシリーズ
筐体が一番小さいですが、一番コスパが高いシリーズになります。外観はシンプルですが、左側面が透明の強化ガラスになっており内部が見える仕組みになっています。
また、サイドパネルはワンタッチプッシュボタンで開けることが出来るので、メンテナンスやカスタマイズの際も簡単に内部にアクセスできます。
330㎜までのグラフィックボードが搭載可能なので、RTX 2080 Tiも搭載できるほどです。
マザーボードが今までの機種と変わっており、Intel B460になります。例えば、オーバークロックに対応していない、USB 3.2 Gen 2(Gen 1には対応)に対応していないなどの細かい違いはありますが、特別使いにくいわけじゃないのでご心配なく。
シリーズの共通点はこちらになります。
- マザボ Intel B460
- 空冷CPUクーラー
- 光学ドライブ無し(搭載可能)
- メディアカードリーダー無し(搭載可能)
- Microsoft Office無し(搭載可能)
- 無線LAN無し(USB接続外付け無線LANあり)
- 寸法 幅209x高さ381x奥行391㎜
FRGKB460/SG1

価格・性能などを見ると他の機種よりも断然お買い得になっています。
CPU | Intel core i7010700F |
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メモリ | 16GB |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super |
ストレージ | SSD 500GB+HDD 1TB |
電源 | 600W(Bronze) |
価格 | 11万9800円 |
FRGKB460/SG2

ヘビーユーザーにおすすめの一品です。快適にゲームも編集もできます。
CPU | Intel core i7-10700 |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB+HDD 2TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super |
電源 | 850W(GOLD) |
価格 | 16万4800円 |
まとめ
Frontierでは筐体で分けているだけで、実質4機種って感じですよね。スペック自体はどのシリーズを選んでも同じスペックにできるので、最終的にはどれだけの拡張性が欲しいか、どれだけのエアフロ―が欲しいかによって、どのシリーズを選ぶかになります。
Frontierでは時々セールをやっていて、結構な割引がしてある機種もあるので、セール情報もチェックしてみて下さい。