HP Dragonfly G4の実機レビュー 完成形に近いモバイルビジネスPC

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2023年モデルのHP Dragonfly G4のレビューです。

率直な感想は、4世代まで進化し、穴がほとんどないかなと言う印象です。CPUなどビジネスに十分なスペックがあり、プラスアルファとして多くの機能やセキュリティがあります。

また、1㎏と軽量でバッテリーは最大13.5時間あり、外出が多いビジネスパーソンにお勧めです。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 4.3 out of 5 stars
コスパ 4.4 out of 5 stars
総合評価 4.7 out of 5 stars

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i7-1355U、メモリ16GB、SSD 512GBになります。

サクッと概要をつかみたい方は、こちらの動画をどうぞ。

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HP Dragonfly G4のスペック

CPU Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
メモリ LPDDR5 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.5型) WUXGA+ UWVA液晶 光沢
OS Windows 11 Pro
無線 Wi-Fi 6E、WWAN
生体認証 IRカメラ、指紋センサー
WEBカメラ 500万画素
オーディオ Bang & Olfsen、クアッドスピーカー
セキュリティ HP Wolf Security
寸法(幅×奥行×高さ) 297.4 × 220.4 × 16.4mm
重さ 約1㎏
バッテリー 最大約13.5時間
標準保証 1年間
価格 21.4万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第13世代です、上位モデルのCore i5かi7になります。末尾がUの省電力モデルで、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。

メモリはLPDDR5で、オンボード16GBと大容量です。ストレージはSSD 256GBから最大2TBと、自分に合った容量が選べます。

ディスプレイは画面アスペクト比が3:2と縦に長く、13.5インチですが14インチ以上の情報が表示されます。解像度は1920×1280と縦に200ドットも長く(通常のFHD解像度は1920×1080)、より多くの情報が表示できるので作業効率も上がります。

光沢ありのディスプレイで映り込みが若干あり、スマホの様に背景が反射しやすいです。気になる人もいれば、気にならない人もいると思います。

その他のスペックはWindows 11 Proに、最新のWi-Fi 6Eに対応、LTEや5Gを搭載できるモデルもあるようですが、執筆時現在、販売されていませんでした。後々出てくると思います。→WWANモデルも発売が始まりました!!

Webカメラは超高画質の500万画素で、IRカメラ搭載です。配信をする人でも、このカメラで十分満足いくと思います。

また、こんなに小さく軽いですが4つのスピーカーを搭載しており、オーディオは老舗メーカーのBang & Olfsenです。Web会議はもちろん、音楽や動画視聴にも合います。

スペックも抜群でおしゃれな外観、そして、13.5インチでたったの1000gと超軽量、バッテリー駆動時間は最大約13.5時間となります。

これだけ軽いと持ち運びがすごく楽で、社内移動が多い人や外出が多い人に合います。

 

 

公式サイト

 

2023年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

13世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ以上
Thunderbolt 4 生体認証 重量1.4㎏前後 バッテリー14時間以上
×

 

 

旧モデルとの比較

HP Dragonfly G4 正面

旧モデルのDragonfly G3との比較です。筐体は同じで、CPUが変わりました(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Elite Dagonfly G3
CPU Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
Core i5-1235U/1245U
Core i7-1255U
メモリ LPDDR5 32GB
ストレージ SSD 2TB
ディスプレイ WUXGA+ UWVA
無線 Wi-Fi 6E、5G / LTE
バッテリー 13.5時間 14.32時間
重量 1.0㎏

変更点はほとんどないですね。CPUが12世代から13世代に上がりましたが、性能的にはそこまで変わりがありません。ちなみに、名称から「Elite」がなくなり、HP Dragonfly G4となりました。

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1365U  14982
Core i7-1355U  15878
Core i5-1345U  16802
Core i5-1335U  13220
Core i7-1255U  13919
Core i5-1245U  13130
Core i5-1235U  13039

 

Evoプラットフォーム認証

Evoプラットフォーム認証

第13世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第4世代のEvoになります。CPUで言えば11、12、13世代のインテルCPUにEvo認証があります。

ただし、13世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

  • Iris Xeグラフィックス搭載の第13世代CPU搭載機種
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • AI推論も高速で使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • 9時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1秒以内でスリープから復帰
  • 30分の充電で4時間駆動
  • Wi-Fi 6E実装
  • Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
  • フルHD以上のWebカメラを搭載
  • 音声ノイズ抑制機能搭載
  • Thunderbolt 4搭載
  • ノートパソコンであること
  • Intel Unisonのサポート

12世代のEvo認証の要件に、「Intel Unisonのサポート」が追加されました。これは、スマホとPCをリンクして、PC上でスマホのデータをコピペしたり、スマホをPC上で操作できるものです。今も「スマートフォン連携」と言うアプリがありますが、これの連絡先にiPhoneも加わりました。

代々、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。

 

 

DragonFly G4の特徴

HP Dragonfly G4 右斜め前から

Dragonfly、名前もかっこいいですが、筐体もすごくかっこいいですね。できるビジネスパーソンが使っていそうな機種です。

 

ベゼル(画面の黒い枠)はすっごく細く、左右4.5㎜、上9.5㎜、下8.7㎜となっており、今までレビューをした機種でTOP5に入るんじゃないかなと言うくらい細いです。

このおかげでディスプレイが大きいのに、コンパクトなんです。また、ディスプレイ左側には「Made in TOKYO」のステッカーがありますね。やはり、日本で作られたというのは、セキュリティ上安心感があります。

 

HP Dragonfly G4 横から

寸法は

・幅 297.4㎜
・奥行 220.4㎜
・高さ 16.4㎜

と、コンパクトです。

 

HP Dragonfly G4 重量

13.5インチで、実測1001g!!13.3インチの平均は1.3㎏程なので、それよりも大きいのに300gほど軽いです。

 

しかも、これ指一本でディスプレイを開くことができるんです。片手にドリンクなど別のものを持っているとき、すごく便利です。指一本で開けることができる機種ってすくないんですよね。難しいんでしょうね。

ただし、写真の様にちょっと筐体が持ち上がりグラつきます。

 

HP Dragonfly G4 背面

19項目のMILスペック(米軍の物資調達規格)に準拠しており、堅牢性も兼ねそろえた機種です。持ち運びがメインになる機種ですが、安心してどこにでも連れていけますね。

 

HP Dragonfly G4 天板

天板には上位モデルのみに採用されるロゴがあり、落ち着いた外観です。

 

HP Dragonfly G4 底面

底面には幅広い通気孔があり、省電力モデルのCPUを搭載しているので、排熱性能も問題なさそうです。

 

HP Dragonfly G4 底面のゴム足

底面には長くしっかりとしたゴム足があり、しっかりと筐体を固定してくれます。

 

HP Dragonfly G4 筐体側面

横から見てもおしゃれ度が高いデザインです。角が丸くなっており、ユニセックスな印象を与えます。

 

レビュー機にはマウスがついていたのですが、公式サイトには一切マウスのことが記載されていないので、すべてのモデルに付属するかどうかわかりません。

有線マウスでちょっと安っぽく、使い心地は一般的な廉価マウスと同等です。クリック音は比較的静かなので、図書館などでも使えると思います。

 

 

Webカメラ

HP Dragonfly G4 Webカメラ

Webカメラは超高画質の500万画素で、2台のカメラを同時サポートする世界初のビジネスノートパソコンです。

まずはこの500万画素のWebカメラですが、通常HD(92万画素)か、ビジネスPCではFHD(207万画素)が主流になってきています。本機はそのさらに上を行く500万画素で、例えば配信をする人でも、外付けカメラ無しで十分な品質を確保できます。

 

HP Dragonfly G4 マルチカメラ対応

また、世界初の2台のカメラを同時にサポートするビジネスPCで、例えば画像の人の例で言えば、ノートパソコンのカメラは自分(ギター)に向け、外付けカメラをホワイトボードやタブ譜を撮影していたら、配信もうまくいきます。

二つのカメラのどちらをあなたが直面しているかAIが認識するので、アイコンタクトもずれません。

これはすごい機能ですね。

マイクは360°音声トラッキング機能付きのデュアルマイクに、4つのスピーカーが搭載、そしてオーディオはBang & Olfsenになります。配信をする人は外付けマイクがあった方がいいですが、スピーカーの音も音量も良く、全体的に高品質です。

 

 

HP Auto Lock and Awake

HPオートロックアンドアウェイクは人感検知機能のことで、PC前からいなくなったら画面のスリープとロックを設定でき、PC前に戻ってくると復帰します。

本機はIRカメラ搭載なので、PCの前に戻るとゼロタッチでサインインでき、作業を再開できます。

 

 

キーボード

HP Dragonfly G4 キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.1×18.4㎜で、ほぼフルサイズ並なので余裕があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.4㎜とちょっと浅いですが、ちょっと堅めの打鍵感なのでしっかりと打てます。

タッチパッドは約120×80mmと十分な大きさがあり、使いやすいです。

最下部のキーは若干小さくなっていますが、主要キーはすべて同じ大きさで、ミスタイプもしにくいと思います。

全体的に見て、普通に打てるキーボードです。

ただし、若干気になる点もあります。

 

HP Dragonfly G4 電源キー

電源キーはキーボードに配置されており、デリートキーとカメラシャッターボタンの間にあります。電源はちょっと長押ししなくちゃ反応しませんが、ミスしたら怖い場所にあります。

 

HP Dragonfly G4 指紋センサー

また、指紋センサーがあるのはうれしいですが、電源ボタンと統合してくれていたら、起動するときに2度手間にならずに済みました。

 

 

CPU

i5-1345U i5-1335U
コア(P/Eコア) 10(2/8)
スレッド 8
Pコアクロック 1.6GHz 1.3GHz
Pコア最大クロック 4.7GHz 4.6GHz
Eコアクロック 1.2GHz 0.9GHz
Eコア最大クロック 3.5GHz 3.4GHz
L3キャッシュ 12MB
GPU 80EU
ベース/マックスパワー 15/55W
i7-1365U i7-1355U
コア(P/Eコア) 10(2/8)
スレッド 8
Pコアクロック 1.8GHz 1.7GHz
Pコア最大クロック 5.2GHz 5.0GHz
Eコアクロック 1.3GHz 1.2GHz
Eコア最大クロック 3.9GHz 3.7GHz
L3キャッシュ 12MB
GPU 96EU
ベース/マックスパワー 15/55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアの平均値です。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1370P   23042
Core i5-1340P   20922
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P  18691
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P   17318
Core i7-1365U   16232
Core i7-1355U   16378
Core i5-1345U   18673
Core i5-1335U   13220
Core i5-1235U  13039

 

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

こちらは3D Graphics Markの平均値です。2500ほどあればそこそこ快適に使える性能になります。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Core i5-1340P  2542
Ryzen 7 5800U  2416
Ryzen 7 PRO 5850U  2328
Core i5-1240P  2326
Ryzen 5 5500U  2326
Core i5-1235U  2319
Core i3-1215U  2258

 

 

ディスプレイ

HP Dragonfly G4 右斜め前から

ディスプレイは2種類あり、どちらも13.5インチ WUXGA+(1920×1280)、UWVA液晶光沢があり、ambient light sensor付きになります。1つのモデルは400ニトで、Sure View Reflect(プライバシースクリーン機能)付きは1000ニトになります。

まずは、画面アスペクト比が13.5インチと珍しいです。通常13インチであれば13.3インチですが、若干大きいです。しかも、画面比が3:2と縦に長いので、14インチ以上の多くの情報を表示できます。

今まで13インチじゃ小さくて作業効率が落ちるからと敬遠していた人でも、満足すると思います。

液晶はUWVA(ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングル)で、視野角の広い液晶です。ただし光沢があるので背景が反射しやすいです。

ambient light sensorと言うのは、センサーが照明の状態を検知し、本来のコンテンツの色が一貫して見えるように画面を調整する機能です。難しいことを言いましたが、イメージとしてはスマホについてる自動輝度の様なものです。

画面が明るくなったり暗くなったりするので、個人的に必要ない機能ですが、好きな人もいると思います。

 

輝度は400ニトか1000ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

1000ニトのモデルはSure View Reflectと言うのぞき見を防止する機能付きで、ボタン1つで輝度を落とし、横から画面を見にくくします。

人が多い場所で、作業をするときに役に立つ機能です。

HP EliteBook 830 G6のSure View-min<Sure View Reflectのイメージ>

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5で、オンボード・最大32GBになります。LPDDR5は処理速度が速く、重たいタスクも快適に扱えます。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・機種 青・・・比較

DDR5-4800MHz平均  2774
LPDDR4-4266MHz平均  2735
LPDDR5平均  2703
DDR4-3200MHz平均  2151

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe NVMeで、パソコンの起動はそこそこ速く、大きなデータも扱いやすいです。

起動時間を計測したら平均は16秒94と、思ったよりも遅かったです(SSDは通常10秒~15秒ほど)。おそらくセキュリティのせいだと思います。

1回目 18秒61
2回目 16秒64
3回目 16秒54
4回目 16秒32
5回目 16秒62
平均 16秒94

 

 

セキュリティ

HP Wolf Security for Business

世界で最も安全なビジネスPCをうたっているだけあり、HP独自の堅牢なセキュリティが搭載できます。標準では非搭載なので購入時に追加する必要があり、1年で1980円から、最長の5年は9900円です。

搭載している、主なセキュリティをご紹介します。

  • HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
  • HP BIOSphere・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
  • HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
  • HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
  • HP Sure Run・・・ウイルス対策ソフトやOSのセキュリティ機能をOFFにさせない
  • HP Sure Recover・・・OSがウイルスに感染した場合でも、正常な状態に自動リカバー
  • HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
    セキュリティナノロックケーブル用スロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット

 

 

Wi-Fi 6に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

 

 

WWAN

5GやLTEモデルもあるようですが、執筆時現在まだ発売されていません。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は最大約13.5時間で、この小さな筐体にしては長い時間です。作業内容や輝度によっては1日十分に使えるので、機動性が高い機種です。

 

 

インターフェイス

インターフェイスはThunderbolt 4が2つにUSB 3.1 Gen 1(転送速度5Gbps)になり、薄型機種にしてはUSB-Aも付いているので助かります。

数は多くないですが、困ることも少ないと思います。

左側面にはThunderbolt 4、Nano SIMスロット(WWANモデルのみ)、HDMI 2.1になります。右側面は、Nano LoclスロットにThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 1、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

 

サポート・保証

HP ビジネスモデルのサポート

HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金8:00-21:00、土8:00-17:30になります。電話は専用回線になっており、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。

保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理/翌日オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
  • アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応

保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。

また、他にも多くの有料サポートがあるので、購入時に確認してみてください。

 

 

ライバル機種

 

ASUS Zenbook S 13 OLED

ASUS Zenbook S 13 OLEDのレビュー13,3インチで1㎏、しかも2.8K解像度にOLED液晶を搭載して、バッテリー駆動時間は最大約14.1時間と長いです。キーピッチも大きく、リフトアップヒンジを採用しているので、タイピングがしやすいです

CPU Core i5-1335U
メモリ 16GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ(13.3型) 2.8K(2880×1800ドット) OLED グレア
無線 Wi-Fi 6E
WEBカメラ FHD 207万画素 IRカメラ内蔵
バッテリー 最大約14.1時間
重さ 1kg
価格 14.9万円~

レビュー

 

 ThinkPad X1 Nano Gen 3

Lenovo ThinkPad X1 Nano Gen 3の実機レビュー13インチで最軽量モデルが966.5gからと、ThinkPad最軽量モデルです。軽いだけじゃなくパワフルなスペックで、MILスペックに準拠した堅牢性もあります。バッテリー駆動時間も長く、毎日PCを持ち運ぶ人にピッタリの機種です

CPU Core i5-1340P/1350P
Core i7-1360P/1370P
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(13型) 2K IPS タッチあり
無線 Wi-Fi 6E
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ FHD 1080p+IRカメラ、MIPI(人勧検知機能)モデルあり
重さ 966.5g~
バッテリー 最大約19.7時間
価格 22.1万円~

レビュー

 

 LIFEBOOK WU2/H1

LIFEBOOK WU2/H1第13世代搭載で、メモリも最大32GBと大きく、ストレージも申し分なし。ディスプレイがアスペクト比が16:10と縦に長く、2023年のハイスタンダードPCです

カラー ピクトブラック、シルバーホワイト、ガーネットレッド
CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
ディスプレイ(14型) WUXGA 非光沢
その他 Wi-Fi 6E、指紋センサー
バッテリー 11~29.5時間
重さ 736g~
価格 15.5万円~

公式サイト

 

 

まとめ

良い点

・Made in Japan
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・Evoプラットフォームで性能が高い
・画面比が3:2で、13.5型でも14型以上の情報が表示される
・メモリが最大32GBと大きい
・Webカメラが超高画質
・スピーカーが4つも搭載
・セキュリティなども含め、最高峰のモバイルビジネスPC

 

残念な点

・あえて言えば電源キーの位置と、指紋センサーが電源に統合されていない点

 

総合評価

全体的にそつなく作られた機種で、最高峰のモバイルビジネスPCだと思います。

CPUやメモリなどの基本性能もさることながら、人感検知機能や500万画素のWebカメラ、ディスプレイも14インチ以上の情報が表示できたりと、モバイルビジネスPCのお手本のような機種です。

そして、HPのビジネスPCと言えばWolf Securityですよね。これがあるので購入する人も多いと思います。標準で搭載していないですが、5年で9900円と低価格なので購入しやすいと思います。

外出が多いビジネスパーソンや、動画配信などをする人にも合います。

 

 

公式サイト