Lavie Direct N16(R) 2024年モデルのレビュー

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2024年1月に販売開始したLavie Direct N16(R)になります。N16というインテルCPUが搭載したものもありますが、本機のほうが断然高いスペックで価格は同じくらいです。また、両機種は全く同じ筐体を使用し、同じカラーが選べます。

本機はスペックが高く、光学ドライブ搭載モデルなので、簡単な動画編集や画像編集をしつつデータをDVDなどに保存するような人に合います。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 4.1 out of 5 stars
コスパ 3.5 out of 5 stars
総合評価 3.8 out of 5 stars

 

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Lavie Direct N16(R)のスペック

CPU Ryzen 3 7335U
Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS液晶 スーパーシャインビュー
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
光学ドライブ なし
DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイディスクドライブ
生体認証 指紋センサー(オプション)
WEBカメラ FHD
オーディオ スピーカー2W×2、ヤマハ製AudioEngine
寸法(幅×奥行×高さ) 362.4 × 253.5 × 24.6mm
重さ 約2.1㎏~
バッテリー(JEITA 2.0/3.0) 最大約9.2時間/4.8時間(標準バッテリ)
最大約15.6時間/8.1時間(大容量バッテリ)
標準保証 1年間
価格 12.8万円~

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズで、中位モデルの7035シリーズです。Zen 3+アーキテクチャでDDR5やSSD PCIe 4.0にも対応しています。

メモリDDR5-4800MHzで最大32GBで、メモリスロットは2つになります。

ストレージはデータ転送速度が速いSSDが搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

ディスプレイは画面比16:10のWUXGA(1920×1200ドット)でIPS液晶、そしてスーパーシャインビュー(グレア)です。光沢がある液晶は明るく発色もよく見えますが、背景などが反射しやすく気になる人もいると思います。

その他の特徴はOSにはWindows 11 HomeかProが選べ、無線はWi-Fi 6Eに対応、ギガビットイーサネットもあるので有線でも無線でも高速通信が可能です。

Webカメラは高解像度のFHD 1080p、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ、そしてヤマハ製AudioEngine機能が搭載しています。

また、生体認証(指紋センサー)はオプションで追加できます。

光学ドライブが搭載しているので24.6㎜とぶ厚く大きな筐体で、重さは2.1kgからになります。

インターフェイスは若干貧相で、USB Type-Cは1つしかなく、USB-Aは2つありますがデータ転送速度がは5Gbpsになります(USB Type-Cは10Gbps)。

持ち運びを想定していないと思いますが、大容量バッテリを選べば半日以上の作業が、標準バッテリを選べば短時間の外出であれば十分だと思います、

本機はDVDを焼いたり、写真をDVDに入れたりしたいという方や、ブルーレイをパソコンで見たいという人に合います。また、見るだけや焼くだけにしては性能が高いので、簡単な動画編集もする人に合います。

 

 

公式サイト

 

2023年~2024年のトレンドと比較

ノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

Ryzen 7000 DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
USB4 生体認証 重量1.7㎏前後 バッテリー14時間以上(JEITA 2.0)
× ×

残念ながらUSB4はないですが、最新スペックも多く使用されています。

 

 

旧モデルとの比較

N16(R)は2024年1月に初めて発売されたシリーズで、旧モデルはありません。あえて言えば、N15(15.6インチ)が旧モデルになります。

 

 

光学ドライブが搭載!

Lavie N16(R) 光学ドライブ

Lavieでは貴重な光学ドライブ搭載機種を作っており、本機にもDVDスーパーマルチドライブか、ブルーレイディスクドライブが搭載可能です。ここ最近、光学ドライブが搭載できる機種はめっきり減ってきましたね。

ちなみに、モデルによってはカスタマイズから追加しないと、搭載していません。

 

 

カラーバリエーションが多い

Lavie N16(R)は4種類のカラーがある

本機は4つの色があり、カラーバリエーションが豊富です。通常1色しかないですが、Lavieだと用途によって選んだりもできますね。

特にオリーブグリーンは珍しい色ですね。シックな感じで興味がそそられます。

 

 

画面アスペクト比が16:10と縦に長い

Lavie N16(R)とN15の比較<左・N15(16:9)/右・N16(R)(16:10)>

左は画面アスペクト比が16:9のN15(15.6インチ)で、右が本機ですが、下ベゼルの太さが全然違いますね。本機は17インチ並みの情報が表示され、一目で見て取れる情報が多く作業効率がぐんと上がります。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)と一般的なFHDに比べ120ドットも縦に長く、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶を採用しています。

ただし、スーパーシャインビューという光沢がある液晶で反射しやすいので、好みが分かれるかもしれません。

 

 

こだわりのキーボード

Lavie N16(R) 正面

キーボードはテンキー付きで、103キーになります。テンキーがあるので、数字を使うことが多い人にも使いやすいです。また、キーボードに傾斜がつくリフトアップヒンジを採用しており、ちょっとだけタイピングしやすく、タイピング音が静かになる静音設計もされています。

 

Lavie N16(R) 右斜め前から

静かなカフェや図書館で使うことがある人、もしくは家族が寝静まった後に使うことがある人でも、安心です。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は縦横19㎜と幅広く、キーストローク(キーを押し込む距離)は公称1.7㎜と悪くないです。

 

 

国内生産

NEC Lavie 国内生産

これ、珍しいですよね。普通はコスト削減のため中国などで製造されますが、Lavieは一貫して国内で生産しています。

Made In Japanで安心ですが、この分価格にも転嫁されています。

 

 

高画質FHD Webカメラ搭載

Lavie N16(R) Webカメラ

WEBカメラは高画質のFHD画質で、プライバシーシャッター付きです。物理シャッターがあるので、カメラを使用していないときは、閉じておくと安心です。

 

ズームするとわかりやすいですが、一般的なPCに搭載されるHD解像度に比べると細かな毛並みも見えます。オンラインミーティングや会議、オンラインレッスンなど幅広い用途に対応できます。

また、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ搭載しており、ヤマハ製AudioEngine機能も搭載しているので、より聞きやすい音になっています。

 

 

その他の特徴

 

高性能Ryzen 7035シリーズ搭載

Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535U Ryzen 7 7735U
製造プロセス 7nm
アーキテクチャ Zen 3+
コア/スレッド 4/8 6/12 8/16
L3キャッシュ 8MB 16MB
GPUコア 4 6 12
基本クロック 3.0GHz 2.9GHz 2.7GHz
ブーストクロック 4.3GHz 4.55GHz 4.75GHz
TDP 28W

アーキテクチャがZen 3+になっており、クロック数が上がり、Ryzen 7のGPUコアが12と増えていますね。

Zen 3+はZen 3と比べ、以下の点が変わっています。

・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応

 

ちなみに、Ryzen 7000シリーズって5種類あり、それぞれ仕様や規格が全然違うんです。見分け方は下2桁の数字です。

20U 30U 35U 40U/HS 45HX
プロセス 6nm 7nm 7nm 4nm 5nm
アーキテクチャ Zen 2 Zen 3 Zen 3+ Zen 4 Zen 4
最大温度 95° 95° 100° 100°
メモリ DDR4 DDR4 DDR5 DDR5 DDR5
PCIe 4.0 PCIe 3.0 PCIe 3.0 対応 対応 対応
USB4 × × 内蔵 内蔵 ×

本機搭載モデルは下2桁が「35」で、ちょうど真ん中のモデルです。程よく新スペックと旧スペックが混ざっており、性能はビジネス用途にも十分なほどです。

 

こちらはCPU Markスコアで、CPUの性能を数値化したものです。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 14000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1360P  21549
Ryzen 7 7735U  21486
Core i5-1340P  20197
Ryzen 7 5825U  18328
Ryzen 5 7535U  17419
Core i7-1355U  16378
Ryzen 5 7530U  16139
Ryzen 5 5625U  15108
Core i3-1315U  13755

 

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7840HS  16854
Ryzen 9 PRO 6950H  14670
Ryzen 7 6800H  14135
Ryzen 5 7535U  8071
Ryzen 7 7735U  8013
Ryzen 7 7730U  7170
Ryzen 5 7520U  4976

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7840HS  1815
Ryzen 9 PRO 6950H  1662
Ryzen 7 7735U  1509
Ryzen 7 6800H  1498
Ryzen 5 7535U  1447
Ryzen 7 7730U  1399
Ryzen 5 7520U  1150

 

 

メモリは最新のDDR5を搭載

ようやくお目に掛かれた気がします。DDR5。Lavieって旧スペックを多用するので、なかなか最新スペックにならないのですが、本機はDDR5-4800MHzが搭載で、最大32GBになります。

販売モデルには8GB、16GB、32GBがあり、8GBのみメモリが1枚のシングルチャンネルメモリになっています。シングルチャンネルメモリだとメモリの処理速度も遅く、何よりもグラフィック性能がすごく落ちるので、16GB以上をお勧めします。

もし8GBを購入した場合は、自身で増設するとよいです。

 

 

ストレージは普通

ストレージはデータ転送速度が速いSSDが搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

 

 

Wi-Fi 6Eに対応し、ギガビットイーサネットも搭載

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

また、1ギガビットイーサネットも搭載しているので、有線でも無線でもサクサク使えます。

 

インターフェイス

インターフェイスは左に偏っており、右は光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブかブルーレイディスクドライブ)のみです。ポートは豊富ではないですが、困らない程度に困らない速度のものが搭載しています。

 

Lavie N16(R) 左側面インターフェイス

左から電源コネクタ、RJ45、HDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1が2つ、そしてヘッドフォン/マイクジャックになります。

データ転送速度はUSB-Cが10Gbps、USB-Aが5Gbpsになります。

 

Lavie N16(R) 右側面インターフェイス

右側面には、光学ドライブがあります。

 

 

バッテリー駆動時間は短い

標準バッテリを搭載した場合は最大約9.2時間/4.8時間(動画再生時)になり、大容量バッテリ(+5500円)を搭載した場合は最大約15.6時間/8.1時間(動画再生時)になります。

標準バッテリだと駆動時間は短いので、外出以外はACアダプタを持ち歩いた方が良いと思います。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)

最長5年まで延長できるので、安心ですね。

また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。

サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。

NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。

 

 

まとめ

良い点

・Ryzen 7000シリーズ搭載
・メモリはDDR5-4800MHz
・ここ最近珍しい光学ドライブが搭載できる
・筐体のカラーバリエーションが豊富
・画面アスペクト比が16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示される
・高画質FHD Webカメラ搭載
・国内生産で安心
・Wi-Fi 6Eに対応し、ギガビットイーサネットも搭載
・WEBカメラが高画質

 

残念な点

・この価格なら、もうちょっとまともなUSBポートが欲しかった

 

総合評価

光学ドライブが搭載できる機種にRyzen 7035シリーズが搭載で、ディスプレイも画面比が16:10と縦に長く、より多くの情報が一目で見て取れます。

また、最新のWi-Fi 6Eに対応しつつ、有線接続もできるのでどちらでも高速通信が可能です。

全体的に高めのスペックで、結構がっつり使う人に向けた機種ですね。

あとLavieと言えばサポートが手厚いことで有名で、特にデジタルライフレスキューサービスはPC初心者にはうれしいサポートで、電話で何でも聞けるのは助かります。

 

 

公式サイト