Lavie T8 2023年モデルの実機レビュー 電子書籍を読むのにちょうどよい8インチタブレット

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Lavie T8 2023年モデルのレビューです。

スマホよりも大きく電子書籍を見るのに合い、バッテリー駆動時間が長く、312gと軽いので持ち運びも便利です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 3 out of 5 stars
コスパ 2.5 out of 5 stars
総合評価 2.7 out of 5 stars

レビュー機はLavie様からお借りしており、MediaTek A22、メモリ3GB、ストレージ32GBになります。

 5月23日まで春タブ祭を開催中で、ノートパソコンスタンドとBluetoothイヤホンが同時購入で最大2点、実質0円になります。

また、お役立ち品(バッテリーやタンブラー、ケースなど)が割引になります。この機会をお見逃しなく

Tab T8のスペック

SoC MediaTek A22
メモリ 3GB/4GB
ストレージ 32GB/64GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(8型) HD 1280×800、高視野角液晶
OS Android 12
無線 Wi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n)
生体認証 無し
カメラ 500万画素/200万画素
寸法(幅×奥行×高さ) 119.8 × 198 × 9.0mm
重さ 318g
バッテリー 最大約15時間
標準保証 1年間
価格 27,480円~

<性能評価>

 

タブレットの心臓部であるSoCは、ローエンドモデルのMediaTek Helio A22が搭載です。不思議なことにAntutuやGeekbenchなどのベンチマークで、性能を測ることができませんでした。

ただし、使っていてわかりますが、性能は高くないです。

メモリはLPDDR4X 3GBか4GBになり、レビュー機は3GBになります。正直言うと、4GBは欲しいですね。3GBだと若干もたつくこともあるので、より快適に使いたい人は4GBモデルを検討した方が良いです。

ストレージは32GBか64GBになり、レビュー機は32GBです。7GBほどシステムなどで使っているので、32GBモデルは25GBしか空きがありません。

microSDカードを搭載できますが、いろんなものをダウンロードする人は、64GBがおすすめです。

ストレージのシーケンシャル速度は遅く、何をするにしても若干の待ちがあります。

ディスプレイはHD解像度(1280×800)ですが、画面が8インチと小さいので画質の荒さは分かりません。視野角は広く、輝度もそこそこあるので屋外でも見やすいです。ただし、太陽光の下では見にくいです。

その他のスペックは、OSはAndroid 12で、無線はWi-Fi 5、そして指紋センサーや顔認証は無しです。無線はWi-Fi 5に対応ですが、5GHz接続も可能なので遅くはないです。

カメラはフロントが200万画素、リアが500万画素と低画素なので、写真や動画を撮ったりと言うよりも、ビデオ通話やオンラインレッスンなどに使えます。

318gと軽く、バッテリー駆動時間は最大約15時間と長いので、丸一日持ち歩いてもバッテリーの心配はなさそうです。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

Lavie T0855 CAS 正面

旧モデルも同じ名称でLavie T8ですが、型番がTAB08/H04になります(2023年モデルはT0855/GASかTAB08/H04です)。筐体サイズは同じで、中身が若干変わっています。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
SoC MediaTek A22 MediaTek Helio P22T
メモリ 3/4GB 3/4/6GB
ストレージ 32/64GB 32/64/128GB
ディスプレイ 1280 × 800 高視野角液晶 1280×800 IPS液晶
無線 Wi-Fi 5 Wi-Fi 5
バッテリー 最大15時間 最大13時間
重量 318g 305g
寸法 199.1×121.8×8.15㎜ 199.1×121.8×8.15㎜

変更点です。

・SoCがMediaTek A22に変更
・以前はメモリ6GBやストレージ128GBがあったが、本機は無し
・以前はドルビーアトモス対応だったが、現在は無し
・13g重たくなった
・以前はIPS液晶だったが、本機は高視野角液晶と記載(見た目ではIPS液晶との違いは分かりませんでした)

 

本機はなぜだか、SoCの性能を測るベンチマークが一切使えなかったので、旧モデルからどのくらい性能が上がったのか全然分かりません。

ただし、一般的に新機種になればSoC性能は上がっているはずです。

 

 

Lavie T8の特徴

Lavie T8 2023 外箱

シンプルで、ちょっと安っぽい箱に入っています。2.7万円もするので、もっと頑丈な箱をイメージしていました。

 

Lavie T8 2023 付属品

中には本体、10W充電アダプタ、microSDカードトレーを取り出すピンが入っています。

 

Lavie T8 T0855 CAS 正面

コンパクトなタブレットは解像度が低くても、きれいに見えますね。ベゼル(画面の黒い枠)も太くないし、おしゃれな感じはします。

寸法は

・縦 199.1㎜
・横 121.8㎜
・厚さ 8.15㎜

で、コンパクトな8インチタブレットです。

 

Lavie T8 2023 重さ

重さも実測312gと軽いので、こんな風にも持てます。

Lavie T8 2023 持っても疲れないほど軽量

余裕で片手持ちできますが、それでも312gをずっと持っていたら手は疲れます。

 

Lavie T8 2023 背面

背面カバーは、残念なことにすごく安っぽいプラスチックです。見ても触っても安っぽさがあります。3万円近い機種なので、これは残念ですね。

 

Lavie T8 2023をスマホと大きさ比較

筆者が使っている6.6インチのThinkPhoneと、Lavie T8の比較ですが、1.4インチ違うだけで全然大きさが違いますね。

スマホは189gで本機は312gなので、やはり持ちやすさはスマホにはかないません。

ただし、Webサイトや電子書籍、動画視聴などは、言うまでもなく大きな画面のT8の方が読みやすいです。

 

Lavie T8 2023とスマホで電子書籍を読み比べ

これ、最近はハマっている「しょせん他人ですから」と言うKindleの電子書籍で、スマホだとズームをしないと文字が読みにくい箇所って多いのですが、T8ズームせずにサクサク読めます。

性能は低めのタブレットですが、電子書籍くらいなら問題なしです。

 

 

スタイラスペンに対応

Lavie T8 ペンに対応のハズだが、特定できず

筆者所有のデジタルペンで書けるか試してみましたが、ダメでした。先ほどアマゾンで全機種対応のスタイラスペンを購入したので、到着したらそちらを試します。

 

追記)

Lavie T8 2023 スタイラスペンでメモ取り

KINGONEのスタイラスペンがどのデバイスでも使えるということで購入してみましたが、スタイラスペンは普通に使えました。

ただし、手を置いて書くと反応しないので、手をあげて使う必要があります。

 

 

スピーカー

スピーカーはタブレットの上下に1つずつあり、聞きやすいです。音質自体は普通で、悪くないと思います。

 

 

カメラ

Lavie T8 背面カメラ

カメラはフロント200万画素、リア500万画素とかなり低解像度です。ただし、PCのWebカメラは92万画素や207万画素がほとんどなので、オンラインレッスンやミーティングのなどにも問題なく使えます。

 

こちらはT8のカメラで撮影した写真です。リサイズなしで容量の圧縮のみしています。

あまり良い品質ではないですね。

 

 

サブモニターにできる?

Lavie T8 2023 サブモニター化

Lenovo Freestyleと言う、簡単にサブモニター化できるアプリを使用しました。これ、Lenovoって付いていますがどのAndroidデバイスでも使用できます。

同じWi-Fiに繋ぎ、同じIDでサインインして接続します。

まぁ、タブレットのスペックが低いのでカクカクしていますが、例えばPC上で読んでいる電子書籍のタブをタブレットに移動して、読んだりできますね。

詳しくは、Lenovo Freestyleの接続方法をどうぞ。

 

 

ローエンドSoC

Lavie T8 2023 SoC情報

MediaTek A22(MT8166B)
コア 4コア
最大クロック 2.0GHz
GPU PowerVR Rogue GE8300

Socは最近主流のbig.Littleではなく、1種類のコアになります。

これ初めてのことなのですが、なぜだかベンチマークが実行できなかったので、詳しい性能は分かりません。

使用感はシングルタスクでも動作に待ちがあり、マルチタスクをすると数秒待ちます。

 

 Lavie T8 2023 Antutuでは計測できず<Antutuを実行したところ、サポート外とのこと>

Lavie T8 2023 Geekbench 6は実行できない<Geekbench 6を実行したらシングルコア・マルチコアの性能が計測できず、なぜだかTensorFlowのみ計測可能>

 

 

PCMark for Android

次はPCMark for Androidで、アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを計測します。このベンチマークは動作しました。

Lavie T8 2023 PCMark for Androidの計測結果

Work 3.0のスコアは5219、Web browsing 3.0は4883、Video Editingは4088と低調でした。

その他のSoCとの比較です。

Work 3.0Webブラウジング

Work 3.0

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone/Snapdragon 8+ Gen 1  15388
Tab P12 Pro/Snapdragon 870  13047
Tab P11 Pro Gen 2/MediaTek Kompanio 1300T  12242
Tab P12/Dimensity 7050  11412
Tab P11 Pro/Snapdragon 730G  8343
Tab M10 Plus 3rd Gen/Snapdragon 680  6892
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/MediaTek Helio P22T  5430
Lavie T8 2023/MediaTek A22  5219
Tab M7 (3rd Gen)/MediaTek MT8166  4585

Webブラウジング

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone  13470
Tab P11 Pro Gen 2  11795
Tab P12 Pro  9824
Tab P12/Dimensity 7050  9511
Tab P11 Pro  6986
Tab M10 Plus 3rd Gen  6392
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)  5523
Tab M7 (3rd Gen)  4966
Lavie T8 2023/MediaTek A22  4883

 

 

3Dグラフィックス性能

Lavie T8 Sling shot計測結果

Sling Shotは515と最低記録でした。

その他のSoCとの比較です。

 

Sling Shot

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 Maxed Out
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 8440
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 5026
MediaTek Helio G99  3596
Snapdragon 730G
Lenovo Tab P11 Pro
 3475
MediaTek Helio P90
X Game
 2212
Snapdragon 680
XiaoXin Pad
 2130
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 1849
Helio P60T
IdeaPad Duet
 1820
MediaTek MT8166
Tab 7 3rd Gen
 523
MediaTek MT8166B
Lavie T8 2023
 515

 

 

重たいゲームは無理

Lavie Tab T8に原神をダウンロードしようとしたがメモリ容量不足

原神をダウンロードしようとしたら、メモリ不足で無理でした。

 

Lavie T8でSimCity builditをプレイ

そこで軽めのSimCity builditをダウンロードしました。ロードは遅くカクツキもありますが、プレイ自体はできます。

 

 

ディスプレイ

Lavie T8 T0855 CAS 正面

解像度 光沢 液晶 リフレッシュレート
8型 1280×800ドット あり 高視野角液晶 60Hz

HD解像度ですが、ディスプレイが小さいので高精細に見えます。小さな文字でも読みやすく、悪くないと思います。

色域は目測ですがNTSC 50%くらいで、上位タブレットと比べると色が薄く見えます(鮮やかじゃないです)。

視野角は広く、特に使いにくいわけじゃないです。

 

 

WidevineはL1非対応

ディスプレイがHD解像度なので当たり前ですが、Widevine L1に非対応です。NetflixやPrimeビデオを頻繁に見る人は、別のタブレットを買った方が良いかもしれません。

ちなみにAmazon Prime Videoのストリーミング品質は、最高で0.54GB/時です。

 

 

メモリ

Lavie T8 2023 メモリ速度計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリ速度を計測したら、1.44GB/秒とメモリ2GBのタブレット並でした。

その他のタブレットとの比較です。

メモリ速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

ThinkPhone/8GB  12.23GB/秒
Tab P12 Pro/8GB  10.34GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2/6GB  6.79GB/秒
Tab P12/8GB  5.26GB/秒
Tab P11 Pro/6GB  4.84GB/秒
XiaoXin Pad/6GB  4.44GB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  4.34GB/秒
ALLDOCUBE X Game  3.03GB/秒
Tab M7 (3rd Gen)/2GB  1.52GB/秒
Lavie T8 2023/3GB  1.44GB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)/4GB  1.4GB/秒

 

 

ストレージ

Lavie T8 2023 シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、Webサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージは32GBか64GBと小さいですが、microSDカードを増設できるので安心です。

シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み)は105MB/秒、ライト(書き込み)は178MB/秒と遅いです。ストレージだけじゃなく、メモリもCPUの性能も低いので、何をするにしても若干の待ちがあります。

 

その他の機種との比較です。

シーケンシャルリードシーケンシャルライト

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Tab P11 Pro Gen 2  1.32GB/秒
Tab P12 Pro  1.15GB/秒
Tab P12  668MB/秒
Tab P11 Pro  491MB/秒
XiaoXin Pad  420MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  354MB/秒
ALLDOCUBE X Game  334MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  220MB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)  173MB/秒
Lavie T8 2023/3GB  105MB/秒

シーケンシャルライト

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Tab P11 Pro Gen 2  778MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  555MB/秒
Tab P12 Pro  504MB/秒
Tab P12  465MB/秒
Lavie T8 2023  178MB/秒
Tab P11 Pro  168MB/秒
XiaoXin Pad  154MB/秒
ALLDOCUBE X Game  115MB/秒
Tab M10 FHD PLUS(2nd Gen)  90MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  64MB/秒

 

 

LTE

LTEモデルはありません。自宅のWi-Fiやスマホのテザリングで、インターネットが使用できます。

テザリングを使うのであれば、格安SIMのIIJmioか、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。

 

 

バッテリー駆動時間

最大バッテリー駆動時間は、約15時間と長いです。性能が低い分、消費電力も小さいのでうれしい副産物ですね。

 

 

インターフェイス

Lavie T8のスピーカー

ポートは1つのみで、USB 2.0 Type-Cになり、OTG機能付きです。OTG機能はパソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができる機能です。

 

 

サポート・保証

Lavie タブレットの保証

Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。ただし、ちょっと面倒で、購入時にそのまま2年に延長できず、Google検索で探さないとこのページを発見できません。ん??なんででしょう?公式サイトからはこのページに移動できないんです。。。

こちらの「タブレット延長保証サービス」から延長ができます。ちなみにこちらも公式サイトです(笑)。

保証は、何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。

Lavie タブレットの保証とサポート

また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。

 

 

まとめ

良い点

・スマホよりも大きなディスプレイで使いやすい
・バッテリー駆動時間が長い
・電子書籍を読むのにばっちり

 

残念な点

・価格の割に性能が低い

 

総合評価

本機は、スマホじゃ使いにくい・見にくいからちょっと大きめのデバイスを探している人に合う機種ですね。

性能は低いのでメイン機種としてはお勧めしませんが、サブ機であれば悪くないと思います。

 

 

公式サイト