HP EliteBook 860 G10のレビュー Evoプラットフォーム認証のハイエンド16インチ

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2022年に初めて発売された、EliteBookの16インチの後継モデルになります。

旧モデルも高性能でしたが、本機もハイスペックで、Evoプラットフォーム認証を得た機種になります。

16インチにしてはちょっと重たいですが、据え置き用として使いやすい機種です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 4.6 out of 5 stars
コスパ 4 out of 5 stars
総合評価 4.5 out of 5 stars

 

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EliteBook 860 G10のスペック

CPU Core i5-1340P/1350P
Core i7-1360P/1370P
メモリ 16GB(最大64GB)
ストレージ SSD 最大512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA UWVA、400ニト、画面比16:10
OS Windows 11 Pro
無線 Wi-Fi 6E
オーディオ バング&オルフセン
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ 500万画素、IRカメラ
セキュリティ HP Wolf Security for Business
寸法(幅×奥行×高さ) 約358.7 × 251.0 × 19.2㎜
重さ 1.97㎏~
バッテリー(JEITA 2.o) 最大約23時間34分
標準保証 1年間
価格 17.0万円~

<性能評価>

 

Evoプラットフォーム認証に準拠したハイスペック機種で、大きな16インチになります。

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第13世代CPUが搭載で、4つのCPUから選べます。Core i5-1350PとCore i7 1370PはvPro対応で、企業で使う場合は一括管理がしやすくなるので、こちらをお勧めします。

13世代PシリーズなのでどのCPUを選んでも性能はかなり高く、高負荷な作業も余裕でこなせると思います。

メモリはDDR5-5200MHzが搭載で、標準搭載16GBと十分な容量です。メモリスロットが2つあり最大64GBまで増設できるので、ワークステーション並みにできます。

ストレージはCore i5モデルが256GB、Core i7モデルが512GBになり、どちらも高速データ転送速度があるM.2 PCIe NVMeです。データ転送速度が速く、パソコンの起動も速いです。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチですが17インチ並みの情報が表示されます。光沢なしのディスプレイで反射しにくく、輝度は400ニトと高めで屋外で使う場合でも使いやすいです。

OSはWindows11 Proで通信は最新のWi-Fi 6Eに対応していますが、16インチなのにイーサネットコネクタ(RJ45)はありません。有線接続をする場合は、Thunderbolt経由でイーサネットアダプタを使えば大丈夫です。

その他のスペックは、指紋センサーに顔認証、WEBカメラは500万画素と超高画質、HP Wolf Securityも搭載でセキュリティも搭載です。

16インチで1.97㎏と重たいですが、最大約23.5時間のバッテリー駆動時間があるので、外出先でもガッツリ作業ができます。

電源は100Wと大きいので、よりパワフルな機種ですね。

 

 

公式サイト

 

2023年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

13世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ以上
Thunderbolt 4 生体認証 バッテリー14時間以上

 

 

旧モデルとの比較

<左/本機種・右/旧モデル>

旧モデルのElitebook 850 G9との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

旧モデル 本機種
CPU Core i5-1240P/1250P
Core i7-1260P/1280P
Core i5-1340P/1350P
Core i7-1360P/1370P
メモリ DDR5-4800 64GB DDR5-5200 64GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 16型)WUXGA UWVA
無線 Wi-Fi 6E
バッテリー 約22時間 約23.5時間
重量 1.83㎏ 1.97㎏
寸法 358.7 × 251.0 × 19.2㎜

主な変更点です。

・CPUが13世代に
・メモリ周波数が5200MHzに上がった
・バッテリー駆動時間が伸びた
・140g重くなった

G8は1.69㎏でしたが、G9は1.83㎏、そしてG10は1.97㎏と年々重くなっています。今気づきましたが、毎年140gアップしていますね。普通、技術が進歩して軽くなるんですが、不思議ですね。

プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1280P  22897
Core i7-1370P  22664
Core i7-1360P  21549
Core i5-1350P  20032
Core i5-1340P  20197
Core i7-1260P  18691
Core i5-1250P  18498
Core i5-1240P  17664

 

 

Evoプラットフォーム認証

Evoプラットフォーム認証

第13世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第4世代のEvoになります。CPUで言えば11、12、13世代のインテルCPUに、Evo認証があります。

ただし、13世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。

  • Iris Xeグラフィックス搭載の第13世代CPU搭載機種
  • アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
  • AI推論も高速で使える
  • 電源を問わずにレスポンスが良い事
  • 9時間以上のバッテリー駆動時間
  • フルHD以上
  • 1秒以内でスリープから復帰
  • 30分の充電で4時間駆動
  • Wi-Fi 6E実装
  • Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
  • フルHD以上のWebカメラを搭載
  • 音声ノイズ抑制機能搭載
  • Thunderbolt 4搭載
  • ノートパソコンであること
  • Intel Unisonのサポート

12世代のEvo認証の要件に、「Intel Unisonのサポート」が追加されました。これは、スマホとPCをリンクして、PC上でスマホのデータをコピペしたり、スマホをPC上で操作できるものです。今も「スマートフォン連携」と言うアプリがありますが、これの連絡先にiPhoneも加わりました。

代々、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかなく、特別な機種になります。

 

HP Wolf Security搭載

HP Wolf Security for Business

セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載で、包括的なセキュリティになっています。

  • HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
  • HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
  • HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
  • HP Sure Start Gen 6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
  • HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
  • HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
  • ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる

「世界で一番安全なビジネスPC」と言っているだけありセキュリティは万全で、次項で紹介する東京生産ということもあり、安心して使えます。

 

 

東京生産・日本でのサポート

東京生産モデル概要

HPのビジネスPCは「世界中で高品質な製品を提供したい」ということで、東京でビジネスPCを生産しています。やはりMade in Japanだと安心しますよね。

また、日本で生産していいるので日本の雇用にも寄与しており、個人的に応援もしたくなります。

 

HP サポート

HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。

保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
  • アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応

保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。

また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。

 

 

HP Product Quality

HP Product Quality

HP 品質テストの一部

本機は12万時間の品質テストをクリアし、米軍の物資調達企画であるMIL-STD 810Gの19項目に適合と堅牢性の高い機種です。

持ち運びやオフィスでの使用にも、安心して使えます。

 

 

画面アスペクト比16:10のディスプレイ

HP EliteBook 860 G10 ディスプレイ

解像度 光沢 液晶 画面比
16インチ WUXGA(1920×1200) なし UWVA 16:10
輝度 その他
400nit ambient light sensor

ディスプレイは通常の画面アスペクト比の16:9よりも縦に長い16:10で、16インチでも17インチ並みの情報が表示されます。一目でより多くの情報が見て取れるので、スクロールする回数も減ります。

解像度はFHD相当のWUXGAで1920×1200ドット、液晶はUWVA(ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングル)で視野角が広いです。

ambient light sensorは周囲の光を感知し、それに合わせてデバイスの画面を適切に調整します。個人的にすごく嫌いな機能ですが、役に立つと思う人もいると思います。

輝度は400ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

500万画素WEBカメラ

HP EliteBook 860 G10 WEBカメラ

Webカメラは超高画質の500万画素で、内蔵Webカメラとしては最高峰の品質です。一般的なPCにはHD解像度(約92万画素)、ビジネスPCにはFHD解像度(約200万画素)が搭載していますが、本機は倍以上の500万画素です。

Web会議やビデオ通話はもちろん、オンラインレッスンの講師など仕事で使う人にも使えます。

また、カメラ拡張機能で、オートフレームやAIベースのノイズリダクションなど「あったらいいな」という機能が付いているので、より快適に使えます。

もちろんプライバシーシャッターも搭載しているので、使用していないときや離席時に閉じておくと安心です。

マイクはデュアルマイクで、オーディオはデンマークの高級老舗オーディオメーカーのバング&オルフセンで、2つのスピーカーを搭載しています。HP Dynamic Voice Levelingやサウンドキャリブレーションなどよりスムーズに会話ができる機能もあります。

指紋センサーと顔認証に対応しており、サインインは一瞬です。

 

 

その他の特徴

 

外観

HP EliteBook 860 G10 左斜め前から

ベゼルが細く、コンパクトで洗練された外観ですね。

寸法は

・幅 358.7㎜
・奥行 251.0㎜
・高さ 19.2㎜

で、コンパクトな16インチPCです。

 

HP EliteBook 860 G10 右側面インターフェイス

高さは19.2㎜とちょっと厚いですが、2㎏近い筐体で持ち運びを考えて購入する人は少ないと思うので、あまり影響はないと思います。むしろ据え置き用であれば、排気性能を高めるために厚いほうが良いですね。

 

HP EliteBook 860 G10 背面

筐体はアルミニウムの塊から削り出し、CNC精密加工を施しておりたわみに強く、高級感のある外観に触感もよいユニボディーになります。

ユニボディとは、1つのパーツで作られたものになり、継ぎはぎがないので、高級感もあるし、耐久性も高いです。エッジもさすがユニボディなので、ボディラインがきれいです。

 

 

キーボード

HP EliteBook 860 G10 キーボード

キーボードは防滴機能、バックライト、そしてテンキー付きになり、主要キーは同じ大きさなのでタイプミスも減ると思います。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18×18㎜で、悪くない大きさです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と浅すぎず深すぎずの、標準的なものになります。

タッチパッドは2世代前のモデルに比べ38%も拡大しており、操作性も高さそうです。

 

 

CPU

i7-1370P i7-1360P i5-1350P i5-1340P
コア(P/Eコア) 14(6/8) 12(4/8)
スレッド 20 16
Pコアクロック 1.9GHz 2.2GHz 1.9Hz
Pコア最大クロック 5.2GHz 5.0GHz 4.7GHz 4.6GHz
Eコアクロック 1.4GHz 1.6GHz 1.4GHz
Eコア最大クロック 3.9GHz 3.7GHz 3.5GHz 3.4GHz
L3キャッシュ 24MB 18MB 12MB
GPU 96EU 80EU
ベース/マックスパワー 28/64W

※Core i5-1350PとCore i7-1370Pは、vPro対応です。

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・13世代 青・・・12世代

Core i7-13700HX  33484
Core i7-1370P  22664
Ryzen 7 7735U  21486
Core i7-1360P  21549
Core i5-1350P  20032
Core i5-1340P  20197
Core i7-1270P  19915
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P  18691
Core i5-1250P  18498
Core i5-1240P  17664
Core i5-1335U  17000
Core i7-1165G7  10620

 

次はCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900H  18874
Core i7-13700H  16201
Core i5-13500H  11782
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i7-1360P  8262
Core i5-1335U  6639
Core i7-1355U  5775
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251
Core i5-1335U  5104

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1355U  2551
Core i9-13900H  2039
Core i5-13500H  1770
Core i7-1360P  1738
Core i7-13700H  1704
Core i5-1335U  1698
Core i5-13420H  1661
Core i5-1340P  1532
Core i5-1335U  1514
Core i5-1235U  1472

 

 

グラフィックス性能

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

その他のCPUとの比較です。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7735U  5098
MX550  5089
MX450  3715
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i5-1135G7  2898
Core i5-1340P  2542
Core i5-1240P  2326
Core i5-1235U  2319
Core i3-1215U  2258
Ryzen 7 5700U  2251
Ryzen 5 5625U  2021
Ryzen 3 5425U  1859
Core i5-1235U  1831

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-5200MHzで、16GBになります。最新のメモリで動作周波数も高く、処理速度が速いメモリです。

メモリスロットが2つあり、最大64GBにできるので、高負荷な作業する人にも合います。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

SSDはM.2 PCIe NVMeで、高速データ転送速度があります。Core i5モデルは256GBと小さいので、ご注意を。

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは6セル・76Whrで、最大23時間34分のバッテリー駆動時間があります。かなり長いバッテリー駆動時間なので、持ち運び用としても使いやすいです。

また、30分で4時間分の充電ができ、1000回の充放電が可能なロングバッテリーです。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは必要十分にあり、Thunderbolt 4が2つもあるので据え置き時にも使いやすいです。ただし、16インチで(おそらく)据え置きを想定した機種なので、イーサネットコネクタは欲しかった。

 

HP EliteBook 860 G10 右側面インターフェイス

左からNANO LOCKスロット、USB 3.1、そして3.5㎜オーディオ/マイクコンボになります。

 

HP EliteBook 860 G10 左側面インターフェイス

左からHDMI 2.0、USB 3.1、そしてUSB4(Thunderbolt 4)が2つになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

ライバル機種

 

ThinkBook 16 Gen 6 Intel

Lenovo ThinkBook 16 Gen 6 IntelのレビューThinkPadの様なThinkBookで、メモリやストレージの増設も可能、CPUには最高でCore  i7-13700Hも搭載できます。画面アスペクト比が16:10と縦に長く17インチ並みの情報が表示されます。最高で2.5K sRGB 100%のディスプレイがあり、Wi-Fi 6/6EにRJ45もあり。Thunderbolt 4やSDカードリーダーもあります。16インチで1.7㎏なので、時々持ち運ぶけど据え置き用として使うという人に合います

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i5-13500H
Core i7-13700H
メモリ DDR5-5200 最大64GB
ストレージ SSD 最大1TB(M.2スロットは2つあり)
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS 光沢なし
WQXGA IPS 光沢なし sRGB 100%
通信 Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー、顔認証あり
重さ 約1.7㎏~
バッテリー 最大15.2時間
セキュリティ ThinkShield
価格 24.3万円~(割引前価格)

レビュー

 

 ThinkPad E16 インテル

Lenovo ThinkPad E16のレビューThinkPad初の画面アスペクト比が16:10の機種で、Thunderbolt 4も初めて搭載しています。スペック的に「低価格モデル」と呼べないスペックになっていますが、価格は8万円台からとかなり安いです。Thunderbolt 4がないですが、AMDモデルは7.9万円からと安くなっています

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i5-1340P
Core i7-1360P
メモリ 最大24GB
ストレージ SSD×2
ディスプレイ(16型) WUXGA/WQXGA IPS タッチあり
通信 Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー/顔認証(オプション)
WEBカメラ FHD、FHD+IRカメラ
重さ 1.76㎏~
バッテリー 最大約13.9時間
価格 8.1万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・アルミニウム素材のユニボディで、筐体もおしゃれ
・Evoプラットフォーム認証
・メモリが最大64GBと大容量にできる
・画面アスペクト比が16:10と縦に長い
・Wi-Fi 6Eに対応
・WEBカメラが高画質
・バッテリー駆動時間が長い
・HP Wolf securityィが搭載
・生体認証が搭載

 

残念な点

・16インチでは重たい
・イーサネットコネクタがない

 

総合評価

Evoプラットフォーム認証に準拠していることからもわかるように、全体的にハイエンドスペックで、上記した重量とイーサネットコネクタがない点を除けばすごく満足が行く機種です。

特にWEBカメラは超高画質、そして高機能で、Web会議だけじゃなくオンラインレッスンの講師でも十分に使えるスペックです。メモリも最大64GBと大きいので、重たい作業をする人にも合いますね。

画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、16インチでも17インチ並みの情報が表示され、外部モニターなしでも使いやすいと思います。

バッテリー駆動時間は長いですが重量が1.97㎏もあるので、持ち運びに向いているとは思いませんが、時々であればそこまで苦にならないと思います。

 

 

公式サイト