人気のPavilionに、これまた人気のAMD Ryzen 4000シリーズのプロセッサーが搭載した機種が販売スタートしました。
販売直後から「お届けまでに1か月以上かかります」と注意書きが出ているほど人気なんです。
HPに聞いたところによると、2月ごろから普通に販売される予定とのことなので、ちょっと待っても大丈夫と言う人は今から注文しておいたら、早く手に入ると思います。
ん?このPCの何がすごいって?
プロセッサーの性能が半端なく高く、メモリやストレージも速いものが搭載、全体的にミドル~ハイクラスのパソコンなのに、5.4万円からという低価格なんです。
いわゆる「コスパ最高」の機種なので、人気なんです。
HPでは2021年2月28日まで期間限定タイムセール第2弾を実施しており、多くの機種が割引されています。この機会をお見逃しなく!
Contents
Pavilion 15-eh0000のスペックレビュー
カラー | フォグブルー・セラミックホワイト |
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CPU | Ryzen 3 4300U Ryzen 5 4500U Ryzen 7 4700U |
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | AMD Radeon内蔵グラフィックス |
ディスプレイ | 15.6型 フルHD IPS 光沢あり |
OS | Windows 10 Home |
Microsoft Office | Office Home & Business 2019搭載可能 |
無線 | WiFi6、Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 指紋センサー |
セキュリティ | Windows Defender、TPM、セキュリティロックケーブル用スロットなど |
寸法 | 360x234x17.9㎜ |
重さ | 1.71㎏ |
バッテリー | 7.5時間 |
保証 | 1年間引き取り修理 |
価格 | 税別)5.4万円~ |
パソコンの頭脳であるプロセッサーが「半端なく」高い性能です。こんなに性能高くても持て余すんじゃ?と言うくらい高い性能なので、ハイスペックモデルを求める人はもちろん、普通の性能でいいという人も価格が安いRyzen 3で快適に使えます。
最近はWebサイトのコンテンツがリッチになっているので、性能が高いに越したことはないですね。
メモリもDDR4-3200MHzという処理速度が速いものが搭載で、ぜいたくに2枚組になっています。メモリは1枚で8GBよりも、2枚で8GB(4GBx2)の方が処理が速くできるんですね。
ストレージはSSD M.2が搭載で、パソコンの起動は10秒ほどです!データ転送速度が速いストレージなので、快適に使えます。
ディスプレイは高画質のフルHDで、視野角が広く、コントラスト比も高いIPS液晶が搭載です。普通にきれいなディスプレイですね。
安いモデルには省かれる音が多い指紋センサーも搭載し、次世代通信規格のWiFi6にも対応しています。こんなにスペックが高いのに、こんなに低価格でいいんでしょうか?
あえて言えば、バッテリー駆動時間が最大7時間30分と長くないので、外出時には充電アダプターの持ち運びが必要かと思います。とは言っても、本機種は15.6型なので、基本的に据え置き用のPCとして使う人が多いと思います。
Pavilion 15-eh0000の特徴
<フォグブルー>
ここ最近のHPのパソコンは、ベゼル(画面の黒い枠)が細いですね。HPって結構ベゼルが太い機種が多かったのですが、2020年末以降にリリースされた機種はどれもベゼルが細いです。画面も見やすくなったし、ベゼル=余計な部分が無いので筐体も小さくなっています。
前モデルとの比較ですが、同じ15.6型でも一回り小さくなっていますね。特に奥行きが12㎜も削減され、110gも軽くなっています。15.6型で1.71㎏は軽い方です。
画面占有率も86%と高く、無駄がなくなっていますね。
アルミニウム素材を使用
天板とキーボード面にはアルミニウム素材を使用しており、軽量でも耐久性の高い作りになっています。
<セラミックホワイト>
カラーは2種類あり、クールなフォグブルーと、おしゃれなセラミックホワイトが選べます。セラミックホワイトの天板は指紋が付きにくく、ひっかき傷にも強いアニオン電着塗装がされています。安心して使えますね。
コネクテッド・モダンスタンバイ
パソコンを使用時に閉じると、通常「スリープモード」になるのですが、本機種は「コネクテッド・モダンスタンバイ」という低電力で動作し続ける機能があり、閉じていてもメールの受信をしたりと情報がアップデートされます。
サクッと使い始めることが出来るんです。
キーボード
キーボードはフルサイズで、テンキー(数字のキー)付き、バックライト付きです。暗がりでパソコンを使っても、タイピングがしやすいです。
<下部四角のボタンが指紋センサー>
本機種はディスプレイを開くと、キーボードの奥が若干持ち上がる「リフトアップヒンジ」を採用しているので、タイピングがしやすくなっています。
CPU
Ryzen 7 4700U | Ryzen 5 4500U | Ryzen 3 4300U | |
コア/スレッド | 8/8 | 6/6 | 4/4 |
基本クロック | 2.0GHz | 2.3GHz | 2.7GHz |
ブーストクロック | 4.1GHz | 4.0GHz | 3.7GHz |
キャッシュ | 8MB | 8MB | 4MB |
TDP | 15W | 15W | 15W |
CPUには、超人気の第3世代Ryzen 4000シリーズが搭載です。2020年春先に出た新しいプロセッサーで、性能がかなり高く、価格も安いため超人気で、このプロセッサーを搭載した機種は「在庫なし」が多いです。本機種もまたしかりで、リリースされたばかりですが執筆時現在、1か月待ちになっています。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い
↓グラフをタップすると数値が表示されます↓
Ryzen 3でも「ビジネス用途で使える」スコアの目安の7000を大きく超えて、8052となっています。すごいですね。
Ryzen 5は1万1000オーバー、Ryzen 7は1万4000オーバーです。Zoomをしながら調べ物をして、資料作成も同時になんて言う高負荷がかかる使い方でも、サクサクですね。
こちらはマルチコアとシングルコアの性能を測るCinebench R20です。(上3つが本機種搭載CPU)
やはり高い性能ですね。Ryzen 3ですら、Core i5-1035G7並みの性能です。マルチタスクがやりやすいですね。
ディスプレイ
解像度 | 液晶 | 光沢 | タッチディスプレイ | その他 |
フルHD 1920×1080 |
IPS | あり | 〇 | ブライトビュー |
ディスプレイは高解像度のフルHDで、コントラスト比が高く、視野角も広いIPS液晶です。スタンダードなディスプレイで、見やすく、目にも優しいですね。
また、スマホやタブレットと同じタッチディスプレイなので、画面を触って操作も出来ます。
メモリ
メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより快適にパソコンが使えます。
本機種には8GB(4GBx2)か16GB(8GBx2)の2種類があり、8GBあればまず心配ないと思います。ビジネス用途で大きなデータを扱うという人は、16GBにしてもいいと思います。
搭載メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロットは2つになります。メモリは8GB1枚よりも4GB2枚での方が処理が速く、動作周波数(MHz)が高いと、より速い処理速度があります。
本機種はメモリ2枚組だし、3200MHzの現行最高速の周波数があるのですごく良い組み合わせになっています。
ストレージ
ストレージはデータ転送速度が速く、パソコンの起動も速いSSD M.2 PCIe NVMeが搭載です。
以前主流だったHDD(ハードディスクドライブ)と比べると、使い勝手がかなり良くなっています。
SSD | HDD | |
最大データ転送速度 | 16Gbps~32Gbps | 6Gbps |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 30秒~2分 |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 安い |
バッテリー
バッテリーは最大7.5時間と、長くないですね。本機種は15.6型と言うのもあって、外出が多い人向けでないので、こうなっていると思います。
ただし、45分の充電で50%まで回復できる急速充電に対応しているので、外出前や外出中でもサクッと充電すれば長時間使えますね。
WiFi6
WiFi6は次世代通信規格で、5G回線と共に注目されている通信規格です。
WiFi6の特徴は、
- 理論値ベースの最大通信速度が9.6Gbps(WiFi5は6.9Gbps)
- 一度に多くの電波を飛ばせるので、安定した通信が可能
です。簡単に言うと、混みあった回線でも今まで以上に安定した高速回線で通信ができるようになりました。
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティでウイルス対策機能がある
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納
- パワーオンパスワード・・・電源を入れた時に入れるログインパスワード
- アドミニストレーターパスワード・・・管理者以外はソフトウェアなどをダウンロードする時に、管理者の認証・パスワードが必要にできる。子供が有害なものをダウンロードしないように等の時に使います
- セキュリティロックケーブル用スロット・・・PCを持ち運びできないようにワイヤーを設置する箇所。展示品などについているようなワイヤーが使用可能
- マカフィーリブセーフ・・・セキュリティソフト30日試用版
インターフェイス
右側面には、セキュリティロックケーブル用スロット、USB Type-A、電源コネクタがあります。
左側面には、HDMI、USB-AとUSB-C、microSDカードリーダーにヘッドフォンとマイクジャックがあり、USB-Cは給電充電対応、Display Port 1.4(映像出力付き)になります。
フルサイズのSDカードリーダーがなく、microSDカードリーダーの搭載なので、一眼やデジカメを使う人は、USB-A – SDカードリーダー(500円くらいからあり)が必要です。
これ以外だと、必要なもの全てあると思います。
保証・サポート
HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついています。
パソコンに同梱される「パソコン入門書」を見ながら設定や使い方を見ることが出来、分からない場合は電話でサポートを受けることが出来るので、安心して購入できます。
保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
まとめ
超大人気のRyzen 4000シリーズと人気のPavilionのコラボ機種は、すごく人気も高いと思います。
とにかくコスパが良く、性能が高い!
WiFi6もあれば、ここ最近省かれることが多いUSB-AにHDMIもあり。ディスプレイもフルHD IPS液晶なのでばっちりですね。
価格的にも学生にも購入しやすいし、性能的にはビジネスパーソンでも満足が行くものだと思います。大画面なので、リビングに置く「家族共用PC」としても機能すると思います。ただし、最大の欠点は、「人気があり過ぎて待たなくちゃいけない」ということです。
執筆時現在は「一か月以上の待ち」になっていますが、最新情報は公式ページでご確認ください。