HP 15s-eq2000(2021年モデル)のレビュー Ryzen 5 5500Uも搭載できる高性能エントリーモデル

HPのHPシリーズはエントリーモデルで、スペックは低いが低価格モデルで購入しやすい機種です。ただし、本機種は最大でRyzen 5 5500Uも搭載できるのでスペックは高めです。

エントリーモデルなので特筆する箇所はほとんどありませんが、WiFi6対応モデルもあり、重さ1.6㎏と15.6型にしては軽い機種なので、使いやすいと思います。

追記)本記事はeq1000の記事でしたが、eq2000が発表されたので情報を更新しています

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HP 15s-eq2000のスペックレビュー

HP 15s-eq2000 左斜め前から

カラー ナチュラルシルバー、ピンクローズ
CPU AMD 3020e
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
メモリ 4GB/8GB
ストレージ SSD 512GB
グラフィックス AMD Radeon内蔵グラフィックス
ディスプレイ(15.6型) フルHD IPS 非光沢
無線 WiFi5、Bluetooth 5.0(3020eモデル)
WiFi6、Bluetooth 5.2
生体認証 指紋センサー(Ryzenモデルのみ)
寸法(幅x奥行きx高さ) 358 x 242 x 17.9㎜
重さ 1.6㎏
バッテリー 9.5時間
保証 1年間引き取り修理
価格 3万7800円~(3020e)
6万5800円~(Ryzenモデル)

パソコンの頭脳であるプロセッサーは最新のRyzen 5000シリーズが搭載で、かなり性能が高くなっています。Ryzen 3はインテルCore i5並みの性能で、Ryzen 5はCore i7並みの性能があるのでかなり使い勝手が高いです。ただし、低価格モデルの3020eはエントリーモデルで、「あまりパソコンを使わないけどパソコンが必要」と言う人に合います。

Ryzenモデルのメモリは最速のDDR4-3200MHzが搭載で、8GB(4GB x2枚)のデュアルチャンネルメモリーなので、メモリ1枚の機種よりも処理速度が速いです。3020eモデルもDDR4ですが、動作周波数の低い2400MHzで4GBメモリ1枚なので、処理速度が遅いし、4GBじゃストレスが溜まりますね。

ストレージもRyzenモデルは最速モデルのM.2 PCIe NVMeなので、パソコンの起動もデータ移動もサクサクですね。3020eモデルもSSDですがSATA接続なので、遅いです。

ディスプレイは高画質のフルHDで、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶が搭載です。低価格モデルでも、しっかりとしたディスプレイが搭載です。

その他にもWiFi6対応、指紋センサー搭載(Ryzenモデルのみ)と、低価格モデルとは思えないほど「まとも」なスペックです。

Ryzenモデルは全体的に見ても使いやすいしっかりとしたスペックですが、3020eモデルははっきり言って動作が遅いしストレスがたまるので、3万円台のPCをお探しならChromebookを購入した方がいいと思います。

 

公式サイト

旧モデルとの比較

HP 15s-eq2000と旧モデルの筐体比較<左/本機種・右/HP 15s-eq1000>

旧モデルのHP 15s-eq1000との比較です。筐体は全く同じものを使用しており、若干の変更点があります(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

旧モデル 本機種
CPU Athlon Silver 3050U
Ryzen 3 3250U
AMD 3020e
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB SSD 512GB
ディスプレイ FHD IPS
無線 WiFi6あり
バッテリー 11時間 9.5時間
重量 1.6㎏
価格 3.9万円~ 3.7万円~

プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 3 5300U  10092
Ryzen 3 3250U  4117
Athlon Silver 3050U  3201
AMD 3020e  2588

 

別機種と言うくらい、性能が上がっていますね。

ライバル機種

HP 15s-eq2000と比較機種の筐体<左から本機種・Pavilion 15-eg・Lenovo Ideapad Slim 550 AMD>

本機種と似たような最新機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Pavilion 15-eg Slim 550
CPU Athlon Silver 3050U
Ryzen 3 3250U
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB 16GB
ストレージ SSD 512GB SSD 1TB SSD 512GB
ディスプレイ FHD IPS
無線 WiFi5/6 WiFi6
バッテリー 9.5時間 8時間 15時間
重量 1.6㎏ 1.71㎏ 1.66㎏
価格 3.7万円~
6.5万円~(Ryzen)
6.5万円~ 5.8万円~

ん?並べて初めて気づきましたが、本機のRyzen 3モデルと上位モデルのPavilionが同じ価格ですね。インテルとAMDと言う違いはありますが・・・。しかも、同じく上位モデルのLenovo Ideapadに至っては、約7000円も安いです。

また、本機種は樹脂(プラスチック)素材ですが、PavilionとIdeaPad slim 550はアルミニウム素材も使用されています。

プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。ビジネス用途で快適に使う時の目安が7000前後なので、3020e以外は高性能ですね。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Ryzen 3 5300U  10092
Core i3-1115G4  6546
AMD 3020e  2588

グラフィック性能は下の「グラフィックス」の項目で紹介していますが、インテル11世代はかなり高い性能なので、クリエイティブワークにも向いています。

各機種の特徴です。

  • 本機種・・・Ryzen 5000シリーズ搭載のHPノートパソコンでは、低価格
  • Pavilion 15-eg・・・CPUにインテル11世代搭載。グラフィック性能が高いので、画像編集などをする人に使いやすい。ディスプレイはタッチパネル
  • IdeaPad Slim 550・・・同じくRyzen 5000シリーズ搭載で低価格。バッテリー駆動時間も長くお勧めの機種。唯一オンボードなのでメモリの増設は不可。自分でカスタマイズしたい人には不向き

 

HP 15s-eq2000の特徴

HP 15s-eq2000 正面

HPのHPシリーズは低価格モデルなので他のシリーズに比べ、ベゼル(画面の黒い枠)が太いですね。ちょっとずんぐりむっくり感もあります。

HP 15s-eq2000と上位モデルの筐体比較

本機種と先ほども紹介したPavilionの筐体比較ですが、ベゼル(画面の黒い枠)の細さが全然違いますよね。

2機種の比較です。

奥行き 高さ 重さ
本機 358㎜ 242㎜ 17.9㎜ 1.6㎏
Pavilion 15 360㎜ 234㎜ 17.9㎜ 1.71㎏

幅は本機が2㎜小さいですが奥行きは8㎜大きく、110g軽いです。この8㎜がベゼルに反映されていますね。

ただし、2019年販売の旧モデルと比べると、画面占有率も82%と10%も上がり、全体的にコンパクトになっています。

寸法は、

・幅358㎜(≒千円札2.5枚分/375㎜)
・奥行き242㎜(≒一万円札1.5枚分/240㎜)
・高さ17.9㎜(≒一円玉の直径/20㎜)

とほぼ同じで、小さくないですが極端に大きいわけでもありません。

HP 15s-eq2000の左側面インターフェース

厚さ(高さ)は17.9㎜なので掴みやすく、重さは1.6㎏と15.6型にしては軽いです。

HP 15s-eq2000 背面

天板にはシンプルな「hp」のロゴがあります。

HP 15s-eq2000の筐体エッジ

筐体のエッジは丸みを帯びており、かわいらしい印象を与えますね。

 

カラーは2種類

HP 15s-eq2000 カラー

本機種はナチュラルシルバーとピンクローズの2種類があり、好みのカラーを選べます。パソコンって通常1つのカラーしかないので、選択肢が広がりますね。

 

指紋センサー

HP 15s-eq2000 右斜め前から

低価格モデルには搭載していないことが多い、指紋センサーが搭載です。サインインが一瞬で終わるので楽だし、すぐに使い始めることができます。

キーボード

HP 15s-eq2000のキーボード

キーボードはフルサイズで、テンキー(数字のキー)付きです。

キーストローク(キーを押す深さ)は1.5㎜と、このクラスのパソコンでは押しやすい深さで、若干軽いタッチでのタイピングが合います。また、キーストローク(1つのキー中心部から次のキーの中心までの距離)は、縦横18.7㎜x18.7㎜と普通サイズです。余裕をもってタイプできます。

ちなみに電源ボタンがキーボード左上にあるので、間違えないように。

CPU

Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U AMD 3020e
アーキテクチャ Zen 2 Zen 2
コア/スレッド 4/8 6/12 2/2
キャッシュ 4MB 8MB 4MB
GPUコア 6 7 3
基本クロック 2.6GHz 2.1GHz 1.2GHz
ブーストクロック 3.8GHz 4.0GHz 2.6GHz
TDP 15W 15W 6W

CPUはRyzen 5000シリーズで最新アーキテクチャのZen 3でなく、Ryzen 4000シリーズと同じZen 2になります。

コアとスレッドの解説

大きな変化として、今まで主なCPUは1コア当たり1スレッド(例4コア4スレッド)でしたが、Ryzen 5000は1コア当たり2スレッド(例4コア8スレッド)・「マルチスレッディング」になったので、より多くのデータを同時に処理できるようになりました。(AMD 3020eは除く)

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCなど専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5800U  19960
Ryzen 5 5600H  17768
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Ryzen 3 5300U  10092
Core i3-1115G4  6546
Athlon Silver 3050U  3198
AMD 3020e  2588

こちらはCinebench R23のスコアで、マルチコアはパソコンの総合性能ですが、シングルコア性能が高いとクリエイティブワークがしやすくなります。

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-11800H  12180
Ryzen 5 5600H  9974
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-11400H  9237
Ryzen 5 5500U  7783
Core i7-1185G7  6246
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i7-1065G7  4475
Core i5-1035G1  3672
Core i3-1115G4  3343

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1185G7  1538
Core i7-1165G7  1504
Ryzen 7 5800H  1445
Core i5-11400H  1415
Core i5-1135G7  1343
Core i3-1115G4  1319
Ryzen 5 5700U  1274
Ryzen 5 5500U  1180
Core i7-1065G7  1153
Core i5-1035G1  1060

 

マルチコア性能はAMD Ryzenですが、シングルコアはインテルの方が高めです。

グラフィックス

グラフィック性能が高いとOfficeワークがしやすくなったり、画像・動画編集などのクリエイティブワークもしやすくなります。

こちらはVideo Card Benchmarksのスコアです。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX450 3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 5 5500U  2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
Ryzen 3 4300U  1607
UHD  888

 

内蔵グラフィックスとしては良い性能ですが、インテル11世代の方が性能は高いですね。

ディスプレイ

HP 15s-eq2000のディスプレイ

解像度 液晶 光沢 その他
FHD IPS なし
FHD フル・ハイディフィニション、1920 x 1080ドット
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比や視野角が高く視野角が広い

ディスプレイは高解像度のフルHDで、コントラスト比が高く、視野角も広いIPS液晶です。スタンダードなディスプレイで、見やすく目にも優しいですね。

 

メモリ

メモリはパソコンの作業台で、メモリが大きいとより快適にパソコンが使えます。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、現行最高の動作周波数(MHz)があるので、処理速度はかなり速いです。また、8GB(4GBx2)でデュアルチャンネルメモリーと言うメモリ2枚組になっているので、1枚しか使用しない場合に比べ処理速度が速くなっています。

3020eモデルはDDR4-2400MHzで、4GBになります。プロセッサーが2400MHzまでしか対応していないので、3200MHzのメモリを自分で入れても2400MHzでの動作になります。

もし、3020eモデルの購入をお考えなら、自分でメモリの増設をしたら使いやすくなります。(ただし、自己責任でお願いします)

 

ストレージ

ストレージはデータ転送速度が速く、パソコンの起動も速いSSD M.2 PCIe NVMe(Ryzenモデル)かSSD SATA(3020eモデル)が搭載です。

SSD PCIe NVMe SSD SATA
最大データ転送速度 16Gbps~32Gbps 6Gbps
平均起動時間 10秒~15秒 15秒前後
温度 熱くなりにくい 熱くなりにくい
価格 高い 安い

RyzenモデルのPCIe NVMeはシーケンシャル速度が読み込み2000MB/秒前後とそこそこ速いですが、3020eモデルのSATAはMaxでも500MB/秒ほどなのでかなりの差があります。

公式サイト

WiFi6

WiFi6は次世代通信規格で、5G回線と共に注目されている通信規格です。

WiFi6の特徴は、

  • 理論値ベースの最大通信速度が9.6Gbps(WiFi5は6.9Gbps)
  • 一度に多くの電波を飛ばせるので、安定した通信が可能

です。簡単に言うと、混みあった回線でも今まで以上に安定した高速回線で通信ができるようになりました。

ただし、3020eモデルはWiFi5になります。

セキュリティ

  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティでウイルス対策機能がある
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納
  • パワーオンパスワード・・・電源を入れた時に入れるログインパスワード
  • アドミニストレーターパスワード・・・管理者以外はソフトウェアなどをダウンロードする時に、管理者の認証・パスワードが必要にできる。子供が有害なものをダウンロードしないように等の時に使います
  • マカフィーリブセーフ・・・セキュリティソフト30日試用版

 

バッテリー

バッテリーは3セルで、最大9.5時間のバッテリー駆動時間があります。

また、HPファストチャージと言う急速充電に対応しているので、外出前や外出中でもサクッと充電すれば長時間使えますね。

 

インターフェイス

HP 15s-eq2000の右側面インターフェース

右側面にはSDカードリーダー、ヘッドフォン/マイクジャック、USB-C、HDMIがあります。

HP 15s-eq2000の左側面インターフェース

左側面には電源コネクタとUSB-Aが2つあります。

USBは最大データ転送速度が5Gbpsになり、USB-Cはデータ移動機能のみです。映像出力機能はありません。

インターフェースは、最低限必要なものがあると言った感じですね。

 

保証・サポート

HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついています。

パソコンに同梱される「パソコン入門書」を見ながら設定や使い方を見ることが出来、分からない場合は電話でサポートを受けることが出来るので、安心して購入できます。

HP Pavilionの延長保証保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料

 

まとめ

良い点

・3020eモデルは安い
・メモリスロットが2つある
・WiFi6対応モデルあり

残念な点

・3020eモデルは限定的な用途のみ使いやすい
・Ryzenモデルは上位モデル並みの価格

総合的に見て、どうしてもRyzen 5000シリーズ搭載のHP製品が欲しいけど、上位モデルのPavilion 15-eh1000(7.4万円~)は高すぎるという人に向いた機種だと思います。本機はコスパが良い機種ではありません。

また、AMD 3020搭載モデルはほぼお勧めするポイントがありませんが、Chromebookは嫌だという場合で、ほとんどパソコンを使わない人であれば検討してもいいかもしれません。

個人向けモデル全機種のまとめレビューがあるので、こちらも併せて読んでみてください。

 

公式サイト