バッテリーも長持ちなゲーミングPC Legion 550Pi(15.6型)がリリースされましたね。
価格は10.2万円からと安いのに、スペックが高いです!グラボもエントリークラスからハイスペックモデルまで3種類選べるし、なんとゲーミングPCでバッテリーが10時間越えです!
WiFi6にも対応しているので、今後は気軽に部屋以外でゲームもしやすくなりますね。
本機種は「新生活応援キャンペーン」対象機種で、2021年1月21日~5月9日まで最大5500円の割引になっています!
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Legion 550Piのレビュー(15.6型)

CPU | Intel core i5-10300H Intel core i7-10750H |
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コア/スレッド | i5)4/8、i7)6/12 |
クロック数 | i5)2.5GHz(ブースト時4.5GHz) i7)2.6GHz(ブースト時5.0GHz) |
メモリ | 8GB・16GB(最大32GB) |
ストレージ | SSD 512GB~1TB |
ディスプレイ | FHD IPS 光沢なし |
リフレッシュレート | 60Hz(GTX 1650)、144Hz(GTX 1660Ti, RTX 2060) |
外部ディスプレイ出力 | 4096x2160(HDMI) 3840x2160(Display Port) |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 GeForce GTX 1660Ti GeForce RTX 2060 |
WiFi6 | 対応 |
オーディオ | Dolby Atmos |
サイズ | 363.1×259.6×23.6mm |
重さ | 2.3㎏ |
バッテリー | 10.8時間 |
電源 | 170W |
保証 | 1年間 |
価格 | 9.8万円~ |
Legion Y7000の兄弟機種でほぼ同じ構成ですが、CPUが最新世代のハイパフォーマンスモデル・Hになっていますね。かなり性能が高いCPUです。
メモリは販売されているのは16GBまでですが、スロットが2つあるので16GBのメモリ2つ増設したら32GBまで行けますね。
グラフィックスも重量級ゲームでもfps(フレームレート)を下げたら出来るGTX 1650から、ちょっと性能が上の1660Tiに、ハイスペックモデルのRTX 2060が選べます。
ストレージもPCle-NVMeのSSDが搭載されているので、パソコンの起動やゲームのロード時間も速くなっています。
リフレッシュレートは144Hzのディスプレイがあるので、かなり快適にプレイが出来ますね。
大きな特徴は、バッテリー時間が外出用ノートパソコン並みの10.8時間になり、WiFi6対応なので、LANケーブルを使わなくても高速通信が可能になっています。
電源が170Wと大きいので、高いパフォーマンスが期待できます。通常10万くらいのモデルは120W~150Wと小さめの電源なのですが、本機種は170Wと大きいのでより快適に使えます。
このスペックで10万円台からと驚きの価格です。
Legion 550Piの特徴

画面の黒い枠(ベゼル)が細いので、全体がディスプレイみたいに見えますね。
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最近のLegionは特徴的な形をしていますね。後ろの下部分がちょっと出っ張った感じです。天板もレギオンのロゴがあり、シンプルにかっこいいです。

特徴的なキーボードで、Legion TrueStrikeというゲーミングの為に設計されたキーボードになります。カーソルキーが使いやすい様にタッチパッドのそばに大きく付いているので、操作性がかなり増しました。
また、高い精度と応答時間を実現する100%アンチゴースト機能があるので、複数のキーを押したときも正確に反応してくれますね。
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排気口は本体の後ろに2つと、底面に大きなものが一つあります。4チャンネル換気システムで、空気の流れが良くなっているので温度が上がりにくくなっていますね。
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充電時間は2.3時間で、バッテリーは約10.8時間持ちます。ゲーミングPCと言えばバッテリーが2~3時間が当たり前でしたが、本機種はかなり長くなっています。スペックも高いので、LANパーティーにノートPCを持って行く日も近いかも。(そんなことないでしょうね(笑))
サイズは363.1×259.6×23.6㎜で、ちょっと大きいですね。まぁ、ゲーミングPCはどれも大きいのでしょうがないですが。
重さは2.3㎏なので、ゲーミングPCでは普通サイズですね。
ディスプレイ

ディスプレイは、15.6型 FHD IPS液晶 光沢なし 60Hzもしくは144Hzになります。どちらの液晶もsRGBカバー率100%なので、一般的なパソコンよりもより鮮やかで、詳細な色が描写されます。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
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IPS液晶 | 視野角が広く画面の角度を変えても見やすい |
光沢なし | 映り込みが軽減された液晶 |
Hz | 周波数・リフレッシュレートの数値 |
リフレッシュレート | 単位はfps(1秒間に切り替わるフレームの数)で、低いレートだと画面がカクカク動く |
sRGB | 色空間の規格、Web用画像編集に適しているほど高色域 |
ゲーミングPCで、一番重要な性能の一つと言っていいリフレッシュレート。実は2種類あるので注意してください。
Lenovo公式ページは何でここを隠すのかな?と思うのですが、2020年8月現在82AY(GTX 1650)~と82AW(GTX 1660Ti, RTX 2060)~の2種類の型番があります。

AY(GTX 1650)のほうはリフレッシュレートが60Hzまでになりますが、AW(RTX 2060)は、リフレッシュレートが144Hzなのでfpsが必要なゲームをする場合はこちらがおすすめです。
<画面左が60Hz、右が144Hzのディスプレイ>
リフレッシュレートが60Hzはカクカクに動くわけじゃなく、ゲームによっては全然問題ないですが、144Hzは全然きれいで違和感がないです。

また、RTX 2060には「RTX グラフィックス プラットフォーム」システムがあり、RTXをONにすると色彩などが上がりかなりきれいな画質になっていますね。
CPU
CPUは、以下の2種類になります。
Intel core i5-10300H(4コア8スレッド)
Intel core i7-10750H(6コア12スレッド)
末尾がHというものはハイパフォーマンスモデルで、性能がめっちゃ高いです。通常のノートパソコンにはUというタイプが多く、これは省エネタイプになります。
下のグラフは550PiのCPUと、その他のCPUのPassMarkスコアの比較です。タップすると数値が表示されます。
i5-10300Hは、ノートパソコンに使われる性能が高いCore i7-10610Uよりも上の性能ですね。
i7-10750Hは、i5の約50%ほど性能が高くなっています。予算にもよりますが、断然Core i7がおすすめです。
また、i5が4コア8スレッド、i7が6コア12スレッドとなっています。6コア12スレッドなんて、デスクトップのCPUにどんどん近づいていますね。
クロック数(動作周波数)が高いと、処理できるデータ量が高くなります。
- i5)2.5GHz(ブースト時4.5GHz)
- i7)2.6GHz(ブースト時5.0GHz)
平時で2ギガ越えのハイスペックですが、i7はブースト時5.0GHzですよ。5ギガの壁を越えましたね。
グラフィックボード

グラボは用途によって3種類選べます。
- NVIDIA GeForce GTX 1650
- NVIDIA GeForce GTX 1660Ti
- NVIDIA GeForce RTX 2060
GTX 1650 | GTX 1660Ti | RTX 2060 | |
アーキテクチャ | Turingシェーダー | Turing | Turing |
CUDA コア | 896 | 1536 | 1920 |
Giga レイ | なし | なし | 5レイ/秒 |
ベースクロック | 1410MHz | 1500MHz | 1365MHz |
メモリ速度 | 12Gbps | 12Gbps | 14Gbps |
メモリ帯域幅 | 192GB/秒 | 288GB/秒 | 336GB/秒 |
レイトレーシング | 非対応 | 非対応 | 対応 |
フレームバッファ | 4GB GDDR6 | 6GB GDDR5 | 6GB GDDR6 |
電力 | 50W | 60W | 80W |
RTX 2060はレイトレーシング技術搭載のGPUです。
レイトレーシングとは、光の反射などの伝播を物理法則に従ってシュミレートし、表現する技術で、光の動きを追跡して描写する技術です。映画のような描写が出来るようになったんですね。
簡単に言うと、描写がめっちゃきれいで現実っぽい映像になりました。
下記グラフは本機種搭載のGPUと、その他のGPUのベンチマークスコアの比較です。
GTX 1650はエントリークラスな性能ですが、重量級ゲームもfpsを下げれば出来るくらいの性能です。
ミドルクラスのGTX 1660Tiに、高性能モデルのRTX 2060といろいろ選べます。
ゲームベンチマークスコア

ゲームのベンチマークスコアです。数値の単位はfps(1秒間に切り替わるフレームの数)で、60fpsを下回ったら「快適」とは言い難い数値になります。(グラフをタップすると数値が見れます)
まずはハイエンドモデルのRTX 2060です。重量級ゲームのFF15とモンスターハンター ワールド、そして中量級ゲームのFF14です。
重量級ゲームでも高画質で90オーバーですね。快適にプレイできます。
次はミドルクラスのGTX 1660Tiです。
重量級ゲームは高画質だとFF15が71、モンハンが61となっています。標準画質でプレイする方がよさそうです。
最後にエントリークラスのGTX 1650です。
注)GTX 1650はGDDR6搭載なのですが、スコア結果はGDDR5のものを掲載しております。GDDR6を購入次第情報更新します。また、GDDR6の性能は10%ほど高くなっているので、グラフのスコアも上がると思います。
重量級ゲームは低画質じゃないとやりにくいでしょうね。中量級のFF14やフォートナイトなどは標準画質でも大丈夫です。
最後に、聞かれることの多いコールオブデューティー モダンウォーフェアのスコアです。
どのグラボを選んでも安心してプレイできます。
メモリ
メモリは現在8GBと、16GBが搭載可能です。
8GBの場合はスロットが一つ空いているので、メモリ増設が可能です。16GBは8GBのメモリが2つ入っているので、取り外して大きめのメモリを差せますね。
メモリの仕様は DDR4 2933MHz SDRAM SODIMMです。
ストレージ
ストレージはSSDで、M.2 PCle-NVMeという高速データ転送が出来るものが搭載されています。
よくSATAというタイプも搭載されているので併せて紹介します。
SATA・・・データ転送速度の理論値が6Gbps
PCle-NVMe・・・データ転送速度の理論値が40Gbps
SATAも6Gbpsと「速い」のですが、PCle-NVMeは約7倍の性能になり、「めっちゃ速い」です。
オーディオ
ゲームに欠かせないオーディオは、Dolby Atmos For Gaming PCになっています。
ドルビーアトモスは映画館なんかで導入が進んでいる音響で、9.1chのサラウンディングです。
よく聞く音響は5.1chが多いと思いますが、これは簡単に言うと5チャンネルから音が出ているのですが、アトモスは9chです!実際にそこにいるかのように、音が色々な方向から流れ出てきます。
WiFi6
WiFi6は、5Gと共に提供が始まった次世代通信規格です。
今までの回線は6.9Gbpsの通信速度だったのですが、WiFi6は9.6Gbpsとかなり速度がアップしています。
今後WiFi6の普及がどんどん広がるので、そうなればLANケーブルを使わなくても高速通信が可能になりますね。
高速通信なら「10ギガ対応のドコモ光はGMOとくとくBB」がおすすめです。
インターフェイス

- USB3.0 (Powered USB)
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- イーサネット・コネクター(RJ-45)
- USB3.0 Type-C(Display port出力機能付き)
- USB3.0
- HDMI
- 電源コネクタ
- セキュリティ キーホール
- USB3.0
多くのポートが本体後ろ部分についているので、配線が邪魔にならないですね。
Display port(以下DP)も付いていますが、ゲームをやる場合はHDMIがいいですよね?DPはモニターの電源を切ったら接続が落ちるし、DirectXを使っているアプリFF14とかも落ちるし・・・。
しかもHDMIの方が解像度もちょっとですが、高いです。
- HDMI・・・4096x2160
- DP・・・3840x2160
まとめ
10万円から買えるゲーミングPCで、結構性能が高いのでおすすめですね。
ただしリフレッシュレートが144Hzの82AW~のものは、14.6万円からになっています。まぁ、どちらにしてもゲーミングPCにしては安いですね。
今現在Lenovoではセールをやっているので、この機会をお見逃しなく!