Lenovo ThinkPad E14 Gen 5のレビュー 画面比16:10のThinkPad Eシリーズ登場

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画面アスペクト比が16:10になった、ThinkPad Eシリーズ・E14 Gen 5です。

Core i3モデルでも8.1万円からとかなり低価格で、筐体もコンパクトになり、フラッグシップモデルのThinkPad X1 Carbon Gen 11よりも小さな筐体になっています。

こんなに安くていいの?と思うくらい、コスパが高く、据え置き用としても外出用としてもメインPCとして使えるほどの機種です。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 4.4 out of 5 stars
コスパ 4.9 out of 5 stars
総合評価 4.8 out of 5 stars

※12月14日追記)いつの間にかCore i5-13500HとCore i7-13700Hが追加されていたので、情報をアップデートしています。

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

ThinkPad E14 Gen 5のスペック

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i5-1340P
Core i7-1360P
Core i5-13500H
Core i7-13700H
メモリ 最大32GB
ストレージ 最大SSD ×2
グラフィックス 内蔵グラフィックス
GeForce MX550
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢なし、タッチあり
OS Windows 11 Home.Pro
通信 Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット
生体認証 指紋センサー、顔認証あり
WEBカメラ FHD 1080p、FHD+IR
オーディオ ドルビーアトモス対応スピーカー
寸法(幅×奥行×高さ) 313 × 219.3 × 18mm
重さ 約1.41㎏~
バッテリー 最大約15.4時間
標準保証 1年間
価格 8.1万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のインテル第13世代で、省電力モデルのUシリーズと、パワフルなPシリーズがあります。Uシリーズは性能が下がる反面、バッテリー駆動時間が長いです。Pシリーズは高性能ですが、Uシリーズよりもバッテリー駆動時間が短いです。

メモリはDDR4-3200MHzで、オンボード+スロットで最大32GBになります。ようやく普通の仕様になったので、カスタマイズのし甲斐もあります。以前まではオンボードが8GBだったので、大きくしようと思ったら24GBや40GBになってましたね。

ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、最大2つのSSDを搭載可能です。1つはPCIe 4.0に対応で、もう1つのスロットはPCIe 3.0に対応です。ここ最近、SSDの価格も下がっているので、自己増設した方が安いです。

PCIe 4.0はデータ転送速度がかなり速く、パソコンの起動は10秒ほどです。

グラフィックスは内蔵グラフィックスとNVIDIA GeForce MX550があるとのことですが、過去にもMX550が搭載できると書かれていたけど、現在まで一度も選べたことがありません。Officeを多用する人は、選べたら選んでもよいと思います。

ディスプレイはついに画面アスペクト比が16:10と縦に長くなり、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。ついに、上位モデルの仲間入りですね。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)か2.2K(2240×1400ドット)で、視野角が広いIPS液晶、輝度は300ニトになります。タッチパネルもあり、2.2KはsRGB 100%と広い色域です。

無線はWi-Fi 6かWi-Fi 6Eに対応し、1ギガビットイーサネットもあるので有線接続も可能です。指紋センサーや顔認証もあり、モデルによっては標準搭載です。

Webカメラは高画質FHD 1080pで、IRカメラとのハイブリットカメラもあります。仕様書にはHD 720p解像度もあるとのことですが、執筆時現在、見当たりませんでした。購入時には念のため確認をした方が良いです。

重さは14インチでは標準的な1.41㎏で、バッテリー駆動時間は最大約15.4時間と長めです。ただし、この場合は57Whrのバッテリーを搭載しているので、標準搭載の47Whr時よりも重たくなります。

インターフェイスはイーサネットやThunderbolt 4も搭載しており、USB Type-Cが2つ、USB-Aも2つと、困らないくらいにあります。

8万円台のビジネスPCでこのスペックは、本当にすごいと思います。今までのEシリーズの欠点を改善した機種で、コスパも高く文句なしです。

 

 

公式サイト

2023年のトレンドと比較

2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

13世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
×
Wi-Fi 6/6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Thunderbolt 4 生体認証 重量1.4㎏前後 最大バッテリー14時間以上

Eシリーズは一応「低価格モデル」なので、価格がアップするDDR5は頑なに搭載しないようです(笑)。まぁ、あまり影響ないのでこれはこれでよいと思います。

SSDは2つ搭載でき、1つはPCIe 4.0×4、もう一つはPCIe 3.0×4の対応です。色域は2.2KディスプレイのみsRGB 100%で、他のモデルはNTSC 45%になります。

また、生体認証はモデルによっては指紋センサーや顔認証が標準搭載ですが、購入時に確認した方が良いです。

それにしても、8万円台のPCですが、ハイエンドモデルに近いスペックですね。Thunderbolt 4搭載のビジネスPCで8万円台と言うのは、ほぼ見ないです。

 

 

旧モデルとの比較

<左/本機種・右/旧モデル>

旧モデルのThinkPad E14 Gen 4との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 Gen 4
CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
Core i5-1340P
Core i7-1360P
Core i3-1215U
Core i5-1235U
Core i7-1255U
Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 32GB 40GB
ストレージ SSD ×2(PCIe 4.0/3.0) SSD ×2(PCIe 3.0)
ディスプレイ WUXGA/2.2K IPS FHD IPS
無線 Wi-Fi 6/6E Wi-Fi 6/6E
バッテリー 15.4時間 11.8時間
重量 1.41㎏ 1.64㎏
寸法 313 × 219.3 × 18㎜ 324 × 220.7 × 17.9㎜

変更点です。

・CPUが13世代に
・メモリが32GB(16GB×2)に。(以前は8GB+32GB)
・SSDのM.2スロットがPCIe 4.0に対応
・画面比が16:10に
・バッテリー駆動時間が3.6時間伸びた
・230gも軽くなり、筐体幅が1㎝以上小さくなった

 

長年の懸念であった画面アスペクト比がようやく16:10になり、重量も14インチの標準的な約1.4㎏になり、持ち運びがしやすく、作業効率が上がりました。

こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i7-1360P  21549
Core i5-1340P  20197
Core i5-1240P  17664
Core i5-1335U  17460
Core i7-1260P  17154
Core i7-1355U  15711
Core i3-1315U  13755
Core i7-1255U  13251
Core i5-1235U  13039
Core i3-1215U  10907

 

 

ThinkPad E14 Gen 5の特徴

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 右斜め前から

旧モデルから幅が11㎜小さくなり、液晶が16:10と縦に長くなったにもかかわらず、奥行きは1㎜ちょっと小さくなりました。コンパクトにまとまり、スリムでおしゃれになりました。

また、WEBカメラ部分はノッチになり、カメラやマイクがある部分だけ大きく、その他の部分は細くなっています。このおかげで洗練さも増し、ディスプレイを開くときはカメラ部分が指に引っ掛かるので、開けやすくなりました。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 横から

寸法は

・幅 313㎜
・奥行 219.3㎜
・高さ 18㎜

で、かなりコンパクトですね。これ、フラッグシップモデルのThinkPad X1 Carbon Gen 11(20万円以上!)よりもコンパクトです。

んん?何かのミスでしょうか?最上位モデルより小さい??

比較です。

X1 Carbon・315.6 × 222.5 × 15.36㎜

本機・313 × 219.3 × 18㎜

高さは負けますが、同じ14インチで、本機の方が数ミリ小さいですね(笑)。半分以下の価格の本機ですが、妥協なく作られているようです。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 閉じた状態

高さは18㎜と普通で、重量も1.41㎏と普通です。旧モデルより230gも軽くなっているので、持ち運びが楽になりますね。

また、カメラ部分が出っ張った様になっており、開けやすくなりました。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 背面

天板はアルミニウムを使用し、手触りもよく、高級感があります。底面カバーは樹脂素材です。

MIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、200の項目の品質チェックをしており、安心して使える機種です。

 

 

WEBカメラ周り

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 intel 正面

Webカメラは高画質FHD 1080pでプライバシーシャッター付き、そして顔認証用のIRカメラモデルもあります。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel搭載Webカメラ

IRカメラを選んだ場合はハイブリットカメラになり、1つのカメラでWebカメラとIRカメラの機能が付いています。

FHD Webカメラは高画質で、Web会議などで相手に表示される自分の映像が高精細ですが、ハイブリットカメラの場合は、若干画質が劣ります。

マイクはデュアルアレイで2つ搭載、そしてドルビーアトモス対応の2Wスピーカーが2つあります。また、周囲の騒音があるときや、複数人で会議をしているときに、自動的に音量を調整するDolby Voiceにも対応しています。

 

 

キーボード

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel キーボード

キーボードはフルサイズの89キーで、日本語キーか英語キーが選べ、バックライト有り無しも選べます。

ThinkPadは打鍵感が良く、タイピングがしやすいのが特徴ですね。ただし、バックライト無しのキーボードはプラスチック感が強く打鍵感も低いので、バックライトありを強くお勧めします。

指紋センサーを選んだ場合は、電源に統合されているので、電源を入れたらサインインも完了です。

 

 

高性能インテル第13世代CPU

Core i3-1315 Core i5-1335U Core i7-1355U
コア(P/Eコア) 6(2/4) 10(2/8) 10(2/8)
スレッド 12
Pコアクロック 1.2GHz 1.3GHz 1.7GHz
Pコア最大クロック 4.5GHz 4.6GHz 5.0GHz
Eコアクロック 0.9GHz 0.9GHz 1.2GHz
Eコア最大クロック 3.3GHz 3.4GHz 3.7GHz
L3キャッシュ 10MB 12MB 12MB
GPU 64EU 80EU 96EU
ベース/マックスパワー 15/55W
Core i7-1360P Core i5-1340P
コア(P/Eコア) 12(4/8) 12(4/8)
スレッド 16 16
Pコアクロック 2.2GHz 1.9GHz
Pコア最大クロック 5.0GHz 4.6GHz
Eコアクロック 1.6GHz 1.4GHz
Eコア最大クロック 3.7GHz 3.4GHz
L3キャッシュ 18MB 12MB
GPU 96EU 80EU
ベース/マックスパワー 28/64W 28/64W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

Core i5-13500HとCore i7-13700Hのハイパフォーマンスモデルが追加されたので、CPU性能はより一層高くなっています。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-13700H  29157
Core i5-13500H  23206
Core i7-1370P  22664
Core i7-1360P  21549
Ryzen 7 7735U  21486
Core i5-1350P  20032
Core i5-1340P  20197
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P  18691
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1335U  17460
Core i5-1240P  17318
Core i7-1355U  15711
Core i7-1255U  13919
Core i3-1315U  13755
Core i5-1235U  13039
Core i7-1165G7  10620

 

Core i3でも1.3万ほどの性能で、前世代のCore i5なみ、前々世代のCore i7より30%ほど高い性能です。どのCPUを選んでも、快適に使えます。

 

Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-13900H  18874
Core i7-13700H  16201
Core i5-13500H  11782
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i7-1360P  8262
Core i5-1335U  6639
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1355U  2551
Core i9-13900H  2039
Core i5-13500H  1770
Core i7-1360P  1738
Core i7-13700H  1704
Core i5-1335U  1698
Core i5-13420H  1661
Core i5-1340P  1532
Core i5-1235U  1472

 

 

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel ディスプレイ

解像度 光沢 液晶 輝度
14型 WUXGA なし IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1
1500:1
NTSC 45%
sRGB 100%
170° タッチあり

ディスプレイは14インチで、画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示されます。

一目で多くの情報を見て取れるので、スクロールアップ/ダウンをする回数も減り、作業効率が上がります。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)か2.2K(2240×1400ドット)があり、2.2Kは若干高精細ですが、色域がsRGB 100%と広いので、画像編集をするクリエイターにも向いています。

左がsRGB 100%で、右がNTSC 45%の色域です。全然色が違いますね。sRGB 100%の液晶は、クリエイターのみじゃなく、動画配信を見るような人にも向いています。

輝度は全モデル300ニトとそこそこ明るく、WUXGAモデルにはタッチパネルモデルもあります。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzで、最大でオンボードに16GB+スロットに16GBの32GBになります。今までのEシリーズはオンボードが8GBだったので、今回からはより「普通」のスペックアップができます。

普通と言うのは、16GB+16GBの様に同じメモリを搭載できることです。今までは8GB×2枚であればできましたが、これ以上は8GB+16GBや、8GB+32GBだったので、完全に性能を引き出せていなかったんです。メモリは基本的に2枚1組で使うので、これができるようになりました。

メモリ自体は旧モデルですが、処理速度も普通に速いです。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載で、もう1つSSDを追加できます。ただし、1つのスロットはPCIe 3.0までしか対応していないので、ストレージを2枚搭載した場合は、1枚は少し遅いです(遅いと言っても、ビジネス用途で十分使える速度です)。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

ThinkShield

ThinkPadは、全方位から備えるサイバーセキュリティのThinkShieldによって守られており、堅牢性が高い機種になっています。

一般的なノートパソコンよりは強固ですが、セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

Wi-Fi 6/6Eに対応し、RJ45もあり

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6、もしくは6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

イーサネットコネクタもあり、最大1Gbpsになります。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは47Whrが搭載で、57Whrも選べるようです(執筆時現在、まだ選べません)。

57Whrを搭載した場合は、最大で約15.4時間と長めです。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは十分にあり、8万円から購入できる機種ではめずらしく、Thunderbolt 4も搭載しています。データ転送速度も速いものが2つ搭載しており、USB 2.0は480Mbps、USB 3.1 Gen 1は5Gbps、3.2 Gen 2は10Gbps、そしてUSB4(Thunderbolt 4)は40Gbpsです。

Lenovoではいくつかのドックやハブが販売されているので、Lenovoドックのレビューも併せてどうぞ。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 右側面インターフェイス

右側面インターフェイスはUSB 2.0、RJ45、そしてセキュリティキーホールになります。

 

Lenovo ThinkPad E14 Gen 5 Intel 左側面インターフェイス

左側面はUSB 3.2 Gen 2 Type-C(充電兼用)、USB4(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2 Gen 1、HDMI、マイク/ヘッドフォンジャックになり、Thunderbolt 4にはこういった機能・性能があります。

  • Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
  • 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
  • PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
  • 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
  • 8K出力にも対応

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。また、プレミアサポートと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

また、保証は引き取り修理とオンサイト修理、翌営業日オンサイト修理の3種類があります。

  1. 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
  2. オンサイト修理・・・事務所や自宅にエンジニアが来て修理
  3. 翌営業日オンサイト修理・・・翌営業日(土日祝日以外)にエンジニアが来て修理

 

ライバル機種

 

ThinkPad X13 Gen 4 intel

Lenovo ThinkPad X13 Gen 4のレビュー13.3インチとコンパクトで、重さも1.09㎏からと羽のような軽さです。ハイエンドなモバイルPCで、性能も機動性は抜群です。それでいて、13万台からと低価格です

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
ディスプレイ(13.3型) WUXGA IPS
2.8K OLED
無線 Wi-Fi 6E、4G LTE/5G
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ HD、FHD、500万画素
重さ 1.09㎏~
バッテリー 最大約22.9時間
価格 13.6万円~

レビュー

 

ThinkPad T14s Gen 4 Intel

Lenovo ThinkPad T14s Gen 4 インテルのレビュー本機と若干似たスペックで、より軽く、バッテリー駆動時間も長い機種です。その分、価格は2.5万円(Core i5モデル)ほど上がります。バッテリー駆動時間が長い方が良い人は検討の価値ありです

CPU Core i5-1335U/1345U
Core i7-1355U/1365U
メモリ LPDDR5 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢なし タッチあり
2.2K IPS
2.8K OLED
無線 Wi-Fi 6E、4G/5G
生体認証 指紋センサー、顔認証
WEBカメラ FHD、500万画素+IRカメラ
重さ 1.25㎏~
バッテリー 最大約24.5時間
価格 14.7万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・かなりコンパクトな筐体
・天板にアルミニウム素材を使用し、高級感がある
・画面比が16:10で、14型でも15.6型並みの情報が表示される
・メモリとストレージの増設が可能
・Wi-Fi 6かWi-Fi 6E搭載
・イーサネットもあり
・Webカメラが高画質
・バッテリー駆動時間がそこそこ長い

 

残念な点

・なし

 

総合評価

ThinkPad Eシリーズ、すごくなりましたね。スペック的に上位モデルとそん色ないところまで来ました。画面比が16:10になったのが、大きな変化ですね。Eシリーズは価格が低めに設定されているので導入が遅かったですが、価格も上がらずにディスプレイが大きくなったので、よりお勧めしたい機種になりました。

個人的に不満は一切なく、この価格でこれ以上は求められないだろうと思います。

 

 

公式サイト