Intel Core Ultra 5 125Hのベンチマーク

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第14世代は性能が高いですね~。第10世代以降かな、急激に性能が上がっていき、普段使い用PCでも超高性能モデルが増えてきました。

今回レビューをしたCPUはIntel Core Ultra 5 125Hで、ハイパフォーマンスモデルのCPUです。全体的に高いベンチマークスコアを出し、グラフィック性能はGTX 1650やGTX 1650 Tiに近い性能でした。

モンスターCPUです。

 

 

レビュー機

Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 9 Core Ultra 5 125H搭載モデル

今回ベンチマーク使用した機種はLenovo IdeaPad Slim 5i Gen 9になり、Core Ultra 5 125H、メモリ16GB、SSD 512GBになります。

普段使い用PCなのでそこまで高い性能のPCじゃないですが、それでもかなり高いスコアをたたき出したので、ゲーミングPCやクリエイターPC、ビジネスPCなどに同じCPUが搭載された場合はもっと高いスコアになるんじゃないかなと思います。

 

IdeaPad Slim 5i Gen 9のスペック

 

 

Core Ultra 5 125Hのスペック

Core Ultra 5 125H
製造プロセス Intel 4(7nm)
P/E/LPコア 4/8/2
スレッド 18
キャッシュ 18
Pコア最大クロック 4.5GHz
Eコア最大クロック 3.6GHz
Xコア 7
ベースパワー 28W
マックスパワー 64/115W

CPUは今までのようにPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)も搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、14世代からLP Eコアという低消費電力コアも搭載しており、よりバッテリーが長持ちしやすくなっています。

AI専用のプロセッサーであるNPUが搭載し、グラフィックスはIntel Arcベースになっています。

 

 

CPU Mark

<左・バランス/右・パフォーマンス>

通常であればパフォーマンスモードのほうがより高い性能ですが、本機の場合はほぼ同じスコアでした。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H   33266
Core i9-13900H   29430
Core i7-13700H   27666
Core Ultra 7 155H   24271
Core Ultra 5 125H/バランス   24203
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス   24184
Core i5-13500H   23206
Core i7-1370P   23042
Core i5-1340P   20922
Core Ultra 5 125H/平均   20071
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P   18691
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P   17318
Core i7-1355U   16378
Core i5-1335U   13220

 

 

Geekbench 6

<左・パフォーマンス/右・バランス>

 

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機 青・・・比較

Core i9-13900H  12608
Core Ultra 7 165H  12545
Core i7-13700H  12410
Core i5-13500H  12215
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス  11543
Core Ultra 5 125H/バランス  10242
Core Ultra 5 135H  10239
Core Ultra 5 125H/平均  10239
Core Ultra 5 135U  9396
Core i5-1335U  8102

シングルコア性能

オレンジ色・・・14世代 青・・・13世代

Core i9-13900H  2819
Core Ultra 9 185H  2522
Core Ultra 7 165H  2502
Core i7-13700H  2426
Core Ultra 7 155H  2294
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス  2264
Core Ultra 5 125H/平均  2256
Core Ultra 5 135H  2247
Core i5-1335U  2319
Core i5-13500H  2378
Core Ultra 5 125H/バランス  2184
Core Ultra 5 135U  2174

 

Cinebench R23

<左・パフォーマンス/右・バランス>

パフォーマンスもバランスもあまり変化がないですが、高い性能です。

 

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H  ??
Core i9-13900H  18874
Core Ultra 7 155H  16825
Core i7-13700H  16201
Core Ultra 5 125H/バランス  11000
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス  10971
Core i5-13420H  9948
Core i7-1355U  9033
Core i5-1235U  5545
Core i5-1340P  5251
Core i5-1335U  5104

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 185H  ??
Core Ultra 7 155H  1761
Core i7-13700H  1704
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス  1684
Core i5-13420H  1661
Core Ultra 5 125H/バランス  1646
Core i5-1340P  1532
Core i5-1335U  1514
Core i5-1235U  1472

 

PCMark10

Intel Core Ultra 5 155H PCMark10のベンチマーク計測結果

 

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

総合性能の目安は以下になります。

  • 5000以上・・・ハイスペック
  • 4000以上・・・ミドルハイ
  • 3000以上・・・ミドルクラス
  • 2000以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6168
  • Essentialは9781→通常用途やビデオ会議などはかなり使いやすい
  • Productivityは7892→かなり高速に使える
  • Digital content creationは8250→外付けGPUが無い機種ではかなり高性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H   9781
Core i7-1260P   9744
Core i5-1240P   9728
Core i5-1340P   9549
Core i5-1335U   9383
Core i7-1355U   9110
Ryzen 5 5625U   9036
Ryzen 7 5700U   8951
Core i5-1235U   8197
Ryzen 5 PRO 6650U   8130
Ryzen 7 7735U   7590

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 7735U  8540
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Core i7-1355U  7619
Ryzen 5 5500U  7209
Core i5-1340P  6632
Core i5-1335U  6452
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Core i7-1355U  5572
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Core i5-1335U  5141
Core i5-1235U  4716
Core i5-1340P  4661
Ryzen 3 5425U  4240

 

グラフィック性能

前評判通りグラフィック性能は高く、すべてのベンチマークでGTX 1650 Max-Qよりも高いスコアでした。現在はあまり見かけないグラボですが、それでも2022年ごろまで普通に販売されていたグラボにCPU内蔵グラフィックスが勝つというのはすごいです。

まずは3D Graphics Markのスコアです。

Intel Core Ultra 5 155H 3D graphics Markのベンチマーク計測結果

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  5507
Ryzen 7 7735U  5098
Core i7-1165G7  3681
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Core i5-1340P  2542
Ryzen 7 5800U  2416
Ryzen 7 PRO 5850U  2328
Core i5-1240P  2326
Ryzen 5 5500U  2326
Core i5-1235U  2319
Core i3-1215U  2258

 

次はDirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Intel Core Ultra 5 155H Fire Strikeのベンチマーク計測結果<右・バランス/左・パフォーマンス>

GTX 1650 Max-Qよりも性能が高く、GTX 1650とほぼ同じスコアを付けました。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4060  23768
Radeon RX 6600M  19910
RTX 4050  18269
RTX 3060  17853
RTX 2070 Max-Q  15624
RTX 2060 Max-Q 13876
GTX 1660 Ti 13074
RTX 3050 Ti 11768
RTX 3050 10718
GTX 1650 8033
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス 7944
Core Ultra 5 125H/バランス 7888
GTX 1650 Max-Q 6861
Arc A350M 6770

 

Night RaidはCPU内蔵グラフィックス向けのDirectX 12のベンチマークです。

<左・パフォーマンス/右・バランス>

Night Raidは、GTX 1650 Tiに近いスコアです。

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26261
Core Ultra 5 125H  26164
GTX 1650 Max-Q  20322

 

Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。こちらもほぼGTX 1650並みです。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050 51293
RTX 3050  34590
RTX 3050  33448
RTX 3050 Ti  29016
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H/バランス  23037
Core Ultra 5 125H/パフォーマンス  22927
GTX 1650 Max-Q  16974

 

ゲームのベンチマーク

2Dゲームで軽めのドラゴンクエスト10と、ちょっと重ためのFFXIV 暁月のフィナーレのベンチマーク計測結果です。

ドラクエは標準品質が17314と高得点で、高品質はなぜだかそれを上回る18367でした。FFは標準品質が10161で、高品質が8145とどちらも「快適」でした。

下の表は標準品質のものです。

ドラクエXFFXIV

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen 5 5500U  10769
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Core i7-1260P  6272
Core i7-1355U  6213
Core i5-1240P  6204
Core i3-1215U  5651
Core i5-1335U  5150
Core i5-1235U  5135

FFXIV 標準品質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  10161
Ryzen 5 PRO 6650U  10140
Core i5-1240P  6402
Core i7-1355U  6270
Core i7-1260P  6155
Core i3-1215U  5913
Core i5-1335U  5386
Ryzen 7 7730U  5295
Ryzen 5 5625U  4254
Ryzen 3 5425U  4082
Ryzen 5 5500U  3732
Ryzen 7 5700U  3731
Core i5-1235U  3443

 

 

 

 

Core Ultra 5-125H搭載機種

 

ThinkBook 13x Gen 4

Lenovo ThinkBook 13x Gen 4 インテルのレビュー第14世代搭載のクリエイターPCで、最大でCore Ultra 9+メモリ32GBとハイスペックです。2.8K解像度にsRGB 100%の高色域、顔認証や指紋センサーと快適に使えるスペックです。エッジ トゥ エッジデザインでキーボードが筐体の端から端まで広がっているので、コンパクトな筐体ですが十分なキーピッチがありタイピングがしやすいです。1.17㎏と軽く、バッテリー駆動時間は最大約12.1時間と丸一日使えます

CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 9 185H
メモリ LPDDR5X 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
ディスプレイ(13.5型) 2.8K(2880×1920) IPS液晶 タッチあり
無線 Wi-Fi 6E
その他 FHD+IRカメラ、指紋センサー、顔認証、Dolby Atmos
寸法(幅×奥行×高さ) 292.9 × 205 × 12.9㎜
重さ 1.17㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約12.1時間
価格 15.9万円~

レビュー

公式サイト

 

IdeaPad Pro 5i Gen 9

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 14型 正面Lenovo一発目の14世代PCは普段使い用のIdeaPadからで、Proモデルのハイスペック機種です。ディスプレイが特に高品質で2.8K OLED(IPSもあり)、高色域のDCI-P3 100%+10bit表示で業務用スペックです。全体的に欠点がない機種で、持ち運び兼据え置き用に合うクリエイターPCです

CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ LPDDR5X 32GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス インテルArcグラフィックス
ディスプレイ(14型) 2.8K(2880×1800) IPS sRGB 100% 光沢なし
2.8K(2880×1800) OLED  DCI-P3 100% 光沢
無線 Wi-Fi 6E
その他 FHD 1080p+IRカメラ、Thunderbolt 4
重さ 1.46㎏
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約10.5時間(動画再生時)
標準保証 1年間
価格 12.9万円~

レビュー

公式サイト

 

Spectre x360 14-eu

HP Spectre x360 14-euのレビュー インテル14世代CPU搭載クリエイターPCインテル14世代CPUが搭載し、ほぼ欠点がないんじゃないかというくらいハイエンドなクリエイターPCです。グラフィック性能が高くディスプレイは2.8K OLED、高色域のDCI-P3 100%です。Thunderbolt 4が2つありますが1つは充電兼用で、あとはUSB-Aが1つとマイク/ヘッドフォンジャックだけなので、インターフェイスが乏しいです。Thunderbolt 4対応ドックがあれば快適に使えます

CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
メモリ LPDDR5X 32GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス インテルArcグラフィックス
ディスプレイ(14型) 2.8K(2880×1800) OLED ブライトビュー
無線 Wi-Fi 6E
その他 顔認証、指紋センサー、900万画素WEBカメラ、人感検知機能付き、デジタルペン付属
重さ 1.44㎏
バッテリー 最大約13時間
価格 27.9万円~

レビュー

公式サイト

 

 

関連リンク

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PC各社のセール情報

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