スマホよりも大きな画面で、動画や電子書籍を見たいという人に向いた機種です。
一般的なタブレットは10インチくらいが多いですが、本機はそれよりも小さく持ち運びに向いています。
スマホじゃ見にくい!と思うことが多い人は、検討の価値があります。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | |
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コスパ | |
総合評価 |
Contents
Lenovo Tab M9のスペック
SoC | Helio G80 |
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メモリ | LPDDR4X 3GB |
ストレージ | eMMC 5.1 32GB |
ディスプレイ(9.0型) | 1340×800ドット IPS液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、LTEあり |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | 200万画素/800万画素 |
オーディオ | ドルビーアトモス |
寸法(幅×奥行×高さ) | 215.43 × 136.76 × 7.99㎜ |
重さ | 344g |
バッテリー | 最大約13時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 2.1万円~ |
<性能評価>
全体的に低価格モデルのスペックで、のんびり使う人向けです。
タブレットの心臓部であるSoCは2020年ごろに発売されたMediaTek Helio G80で、マルチコア・シングルコア共に低い性能です。
メモリは性能が高いLPDDR4Xで、3GBメモリです。ちょっと小さな容量なので、サクサク快適と言うわけではないです。普通に使える程度です。
ストレージはeMMC 5.1で、32GBになります。かなり小さな容量ですが、最大2TBのmicroSDを増設できるので、多くのアプリをダウンロードしない限り問題ないと思います。
ディスプレイはHD解像度並みの1340×800と低解像度ですが、ディスプレイが9インチと小さいので気になりません。筆者は10インチのHD解像度タブレットを持っていますが、10インチのFHD解像度と比べても違いがほとんどわからないくらいです。
その他のスペックはWi-Fi 5に対応し、LTEモデルもあります(当サイトでは未確認)。カメラは前面200万画素、リア800万画素と低価格タブレットのスペックで、好んで使うことはないと思います。
意外なことにドルビーアトモスに最適化された2つのスピーカーがあり(W数は未記載)、マイクは1つ搭載です。
9インチで344gと軽く、小さなボディなので持ちやすいです。
本機は、動画配信をスマホよりも大きな画面で見たいという人や、電子書籍を読むなどの使い方に合います。
Tab M9の特徴
低価格モデルですが、意外にコンパクトで、これまた意外にもメタル素材を使用しています。スペックは高くないですが、プラスチック素材の低価格モデルとは一線を画しています。
寸法は
縦 215.43㎜
横 136.76㎜
厚さ 7.99㎜
で、コンパクトですね。9インチのタブレットって少ないので、貴重と言えば貴重ですね。LenovoではM7、M8、M9、M10とスマホ以上の大きさから1インチごとにモデルがあり、筆者が先日購入したLenovo Tab P12は12.7インチと、ほぼノートパソコン並のディスプレイです。
こちら「Lenovoタブレット全機種の比較レビュー」でいろんな機種を紹介しているので、こちらもどうぞ。
厚さも約8㎜と、一般的なスマホよりも薄いくらいだと思います。
こういったカバーやフィルムも楽天で販売されています。フィルムは650円くらいから、カバーは1300円くらいから販売されています。
顔認証機能があり、サインインは楽にできます。
フロントカメラは200万画素、リアカメラは800万画素と、いつものタブレットと言ったスペックです。
写真を撮るならスマホを使った方が良いですが、オンラインレッスンやビデオ通話などには十分です。
また、スピーカーは2つあり、ドルビーアトモスに最適化されています。ドルビーアトモスは一般的なオーディオの様な平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。
デジタルペン非対応
ペンには対応していないようです。
ローエンドSoC
MediaTek Helio G80 | |
プロセス | Arm Cortex-A75 Arm Cortex-A55 |
コア | 8コア |
最大クロック | 2GHz |
GPU | Arm Mali-G52 MC2 |
Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。
Geekbench 6 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
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Snapdragon 870 | |
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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MediaTek Kompanio 1300T | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 695 | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T | |
Ryzen 3 3250C | |
Snapdragon 680 | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 662 | |
Snapdragon 662 | |
MediaTek MT8183 | |
Unisoc T610 | |
MediaTek Helio P90 | |
MediaTek Helio P22T | |
MediaTek Helio P60T | |
Snapdragon 439 | |
Helio G80 | |
Ryzen 3 3250C | |
Snapdragon 429 | |
MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
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MediaTek Helio A22 |
Geekbench 6 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
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Snapdragon 870 | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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Snapdragon 695 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 690 5G Lenovo TAB6 |
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MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T | |
Snapdragon 680 | |
Unisoc T610 | |
Snapdragon 662 | |
Snapdragon 662 Tab P11 |
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Helio G80 | |
MediaTek MT8183 | |
MediaTek Helio P60T | |
MediaTek Helio P90 | |
Snapdragon 439 | |
Snapdragon 429 | |
MediaTek Helio P22T | |
MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
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MediaTek Helio A22 |
性能は低いです。
ゲームは・・・無理
公式サイトでは何かのゲームをしている画像がありますが、メジャーなゲームは、まずほとんどできないと思ってください。ただし、軽めで速度が必要ないようなゲームであればできるものもあるかもしれません。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
9型 1340×800ドット | あり | IPS | 400nit |
コントラスト比 | 色域 | 視野角 | その他 |
1500:1 | NTSC 60% | 160° | ブルーライト軽減 |
低解像度ですが、9インチとディスプレイは小さいので普通に見れます。また、視野角も広くコントラスト比が高いIPS液晶なので、問題ないですね。特に、コントラスト比は1500:1と高いですね。
輝度も400ニトと高めなので、屋外でも使いやすいです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR4Xと高性能のものが搭載しており、処理速度が速いです。ただし、容量は3GBと小さいので、多くのことを同時にするには向いていません。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、Webサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージはeMMC 5.1で、32GBになります。こちらもなかなか高性能なストレージが搭載ですが、容量が小さいです。最大2TBのmicroSDカードを増設できるので、いろいろとダウンロードする方は増設しておいた方が良いです。
Wi-Fi 5に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
最新のWi-Fi 6ではなくWi-Fi 5に対応していますが、この機種であれば6でも5でもそこまで速度差は感じないかもしれません。
LTE
LTEモデルもあるようですが、現在楽天で販売されているのはWi-Fiモデルのみです。後日LTEモデルが出るかもしれませんね。
バッテリー駆動時間
バッテリーは5100mAhで、最大約13時間のバッテリー駆動時間があります。一般的なタブレットよりも長いですね。
インターフェイス
ポートは1つのみで、USB 2.0 Type-Cになります。マイク・ヘッドフォンジャックもあるので、ヘッドフォンがBluetooth接続じゃなくても使えます。
サポート・保証
標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長2年まで延長できます。
また、保証は通常は引き取り修理か、片道引き取り修理が選べます。ただし、本機は量販店モデルなので、購入時にご確認ください。
- 片道引き取り修理・・・自分でリペアセンターに郵送(有料)、修理後、郵送(無料)してくれる保証です。
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
ライバル機種
ワンサイズ上のM10と、ワンサイズ下のM8をライバル機種としてご紹介です。
Tab M10 Plus(3rd Gen)
旧モデルからSoCの性能が50%ほど上がり、ストレージの最大増設容量が1TBと大きくなっています。LTEもあるので、持ち運びをする人に使いやすい機種です。また、バッテリーは最大約12時間あるので、使い方によっては丸1日使えると思います
SoC | Qualcomm Snapdragon 680 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB(最大1TB 増設可能) |
ディスプレイ(10.61型) | 2K IPS液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、LTEあり |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | フロント・リア 800万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 251.2 × 158.8 × 7.5㎜ |
重さ | 465g |
バッテリー | 約12時間 |
価格 | 3.7万円 |
Tab M8 (4th Gen)
量販店モデルの本機種は、典型的な低価格モデルといったスペックで、電子書籍を読んだり、ユーチューブを見たりといったライトな使いかたに合います。 LTEモデルもあるようなので。外出先でも気兼ねなく使うことができます。以前は量販店や楽天などのECサイトのみで購入できましたが、2023年3月ごろから、Lenovo公式サイトでも購入できます
SoC | MediaTek Helio A22 |
---|---|
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ(8型) | 1280×800 IPS液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、WWANモデルあり |
カメラ | 200万画素/500万画素 |
重さ | 320g |
バッテリー | 最大約16時間 |
価格 | 1.8万円~ |
総合評価
9インチとスマホよりも大きく、10インチタブレットよりも二回りほどコンパクトで、小さすぎず大きすぎずのちょうどよいサイズだと思います。
意外にもドルビーアトモスに最適化されたスピーカーを2つ搭載しており、高級感のあるメタルボディを採用と、低価格モデルよりもちょっとランクが上のタブレットです。
また、最大2TBのmicroSDカードが増設可能なので、電子書籍などを多くダウンロードする人にも合います。
スペック自体は低いので、メイン機と言うよりも、スマホの拡張版として使う人に合います。
先述しましたが、公式サイトでは販売されておらず、楽天などのECサイト、もしくは街の電気屋さんで販売されています。