Lenovo IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)のレビュー

低価格モデルにしてはベゼル(画面の黒い枠)も細く、速度が速いストレージが搭載で、このクラスのノートパソコンとしては悪くないと思います。

プロセッサーはRyzen 3000シリーズが搭載ですが、普段使い用であれば十分に機能する性能があり、特段、パソコンにこだわりがない人であれば、ストレスもなく使えると思います。

追記)2022年5月24日にRyzen 5 5500U搭載モデルが追加されました。

Lenovoでは12月22日までクリスマスセールを実施中で、Lenovoのほぼ全製品が対象じゃないか?ってくらい、多くの製品があります!!納期も速いので、お急ぎの人にも合います。

クリスマスセールおすすめ機種も併せてどうぞ

IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)のスペックレビュー

IdeaPad Slim 170 右斜め前から

CPU Athlon Gold 3150U
Ryzen 3 3250U
Ryzen 5 3500U
Ryzen 5 5500U
メモリ 最大8GB
ストレージ SSD 最大256GB
グラフィックス Radeonグラフィックス
Radeon Vega 8
ディスプレイ(15.6型) FHD TN 光沢なし
OS Windows 11 Home
無線 WiFi5、Bluetooth 5.0
生体認証 なし
寸法(幅x奥行きx高さ) 360.2 x 236 x 17.9㎜
重さ 1.6㎏
バッテリー 最大約12時間
保証 1年間
価格 4.1万円~

パソコンの頭脳であるCPUは2世代前のRyzen 3000シリーズが搭載で、現行のRyzen 5000シリーズと比べるとかなり性能が落ちますが、低価格モデルの機種としては普通の性能になります。

追記)Ryzen 5 5500Uが追加されたので、CPU性能がかなり高くなっています。

メモリは最大8GBで、Ryzenモデルはメモリスロットが1つなので増設も可能のようです。(Athlonモデルはオンボード、スロットなし)

ストレージは意外にも高速モデルのPCIe 3.0×4が搭載で、標準的なモデルと同じものが搭載です。PCIe NVMeなので、速いですね。

ディスプレイはフルHD TN液晶で、輝度があまり高くないので屋外で使うことがある人には暗くて見にくい時があると思います。

本機種最大の特徴は、Windows 11が搭載と言うところですね。Windows 11はパソコンのセキュリティや性能が一定水準に達していないと搭載できないOSなので、Windows 11=安心して使えるパソコンになります。

また、15.6型にしては比較的軽い1.6㎏で、数年前の14型クラスの重さなので、持ち運びもしやすいと思います。

 

旧モデル(2021年モデル)との比較

Ideapad Slim 170 15.6型 AMD<筐体は同じです>

2021年に発売されたモデルと、2022年のモデルを比較します。。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

2021年モデル 2022年モデル
CPU Athlon Gold 3150U
Ryzen 3 3250U
Ryzen 5 3500U
Ryzen5 5500U
メモリ 8GB DDR4-2400 8GB DDR4-3200
ストレージ SSD 256GB SSD 256GB
ディスプレイ FHD TN
無線 Wi-Fi5、Bluetooth
バッテリー 12時間 12.8時間
重量 1.6㎏
価格 4.1万円~ 6.0万円~

筐体などの外観に変わりはなく、CPUがRyzen 3000からRyzen 5000に変更し、メモリがDDR4 2400MHzから3200MHzに変更になっています。メモリの周波数が高いと処理速度が上がるので、今回のアップデートで約30%ほど速くなっています。

もともと古いCPUを搭載していたので、低価格モデルだなという感じでしたが、2022年モデルは、上位モデルと同じCPUで使い勝手も高くなっています。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・2022年 青・・・2021年

Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 5 3500U  7079
Ryzen 3 3200U  4239
Athlon Gold 3150U  4112

 

公式サイト

ライバル機種

IdeaPad Slim 170 15.6型と比較機種<左から本機種・Slim 350 14型・Slim 550 15.6型>

本機種と似たような機種との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)

本機種 Slim 350 14 Slim 550
CPU Athlon Gold 3150U
Ryzen 3 3250U
Ryzen 5 3500U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 3 4300U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 7 4700U
Ryzen 3 5300U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB 8GB 16GB
ストレージ SSD 256GB SSD 512GB SSD 512GB
ディスプレイ 15型)FHD TN 14型)HD TN
FHD TN
15型)FHD IPS
無線 WiFi5 WiFi5 WiFi6
バッテリー 10.8時間 9時間 15時間
重量 1.6㎏ 1.5㎏ 1.66㎏
価格 4.1万円~ 4.8万円~ 5.9万円~

全機種同じIdeaPadですが、Slim 1シリーズ、Slim 3シリーズ、Slim 5シリーズと別モデルになり、数字が大きいシリーズが上位モデルになります。

CPUもランクごとにきれいに分かれており、

  • 本機・・・Ryzen 3000シリーズ(2019年発売)
  • Slim 350・・・Ryzen 4000シリーズ(2020年発売)
  • Slim 550・・・Ryzen 5000シリーズ(2021年発売)

になります。当然Ryzen 5000シリーズの方が高性能です。

こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 7 4700U  14402
Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 5 4500U  11559
Ryzen 3 5300U  10092
Ryzen 3 4300U  8067
Ryzen 5 3500U  7079
Ryzen 3 3200U  4239
Athlon Gold 3150U  4112

価格を考えると、Slim 350 14型が5万円以下(Ryzen 3 4300Uモデル)でコスパも高いと思いますが、性能は気にしないから安いものが良いという人は本機がおすすめですね。

がっつりハイスペック機種を堪能したい場合は、Slim 550が合うと思います。

 

IdeaPad Slim 170 15.6型 (AMD)の特徴

IdeaPad Slim 170 15.6型 正面

Slim 1シリーズは低価格モデルなので、通常ベゼル(画面の黒い枠)が太めで全体的に大きめなのですが、本機種は上位モデルと同じくらいスリムベゼルになっているし、寸法もほとんど変わりません。

IdeaPad Slim 170 15.6型とSlim 550 15.6型の筐体比較<左・本機種/右・Slim 550>

奥行 高さ 重さ
本機 360.2㎜ 236㎜ 17.9㎜ 1.6㎏
Slim 550 356.7㎜ 233.1㎜ 17.9㎜ 1.66㎏

上位モデルのSlim 550と比べてみると、幅は+3.5㎜、奥行きは+約3㎜、高さは同じで60g軽くなっています。

15型にしては持ち運びがしやすい機種ですね。

IdeaPad Slim 170 右側面

高さ(厚さ)は17.9㎜なので、横から見てもスリムですね。

IdeaPad Slim 170 15.6型の天板

IMR(In-mould decoration/金型のデコレーション)という加工を表面にしており、つやと光沢がある仕上がりになっています。(このYoutubeが実際の加工をしているところで、どんな仕上がりか分かります。動画で加工をしているのは、ASUSの天板です。)

天板には「LENOVO」とロゴがあるだけで、シンプルですね。

IdeaPad Slim 170 左斜め前から

素材はすべて樹脂素材になっていますが、特にチープな感じはしません。

IdeaPad Slim 170 底面

底面カバーは明らかにプラスチックと言った仕上がりで、若干安っぽいですが、見ることもほとんどないので気にならないと思います。

吸気口は標準的な大きさで、エアフローも悪くないと思います。

 

キーボード

IdeaPad Slim 170 15.6型 全体の外観<販売されているモデルのキーボードは日本語キーになります>

キーボードは84キーのJIS配列で、テンキー(数字のキーパッド)付き、バックライト非搭載です。

テンキー付きなので、Excelなどで数字をよく使う人には特に使いやすいです。

また、指紋センサーなどの生体認証はありません。

 

CPU

Athlon Gold 3150U Ryzen 3 3250U Ryzen 5 3500U Ryzen 5 5500U
製造プロセス 14nm 7nm
コア/スレッド 2/4 4/8 6/12
キャッシュ 4MB 8MB
基本クロック 2.4GHz 2.6GHz 2.1GHz 2.1GHz
ブーストクロック 3.3GHz 3.5GHz 3.7GHz 4.0GHz
TDP 12~25W 15W

Ryzen 5 5500Uは「Zen 2」アーキテクチャで、旧アーキテクチャに比べ以下のような特徴があります。

  • 1サイクルあたり最大15%多くの命令
  • 2倍のL3キャッシュ容量(最大32MB)
  • 2倍の浮動小数点スループット(256ビット)
  • 2倍のOpCache容量(4K)
  • 2倍のInfinity Fabric帯域幅(512ビット)
  • TAGE分岐予測機構

ざっくり言うと、旧アーキテクチャの「Zen」に比べ、エンコードが速くなり基本的な性能も上がりました。ただし、執筆時現在の最新アーキテクチャは「Zen 3」になります。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Ryzen 5 4500U  11559
Core i7-1185G7  10958
Core i7-1165G7  10620
Ryzen 3 5300U  10092
Core i7-1065G7  9063
Core i5-1035G1  8010
Ryzen 5 3500U  7079
Core i3-1005G1  5188
Ryzen 3 3200U  4239
Athlon Gold 3150U  4112

 

現在販売されている標準的なモデルに比べ性能は劣りますが、Ryzen 5はスコアが7000近くもあるので使いやすい性能です。

Ryzen 3とAthlonは4000台とそこまで高い性能ではありませんが、普段使い用であればそこまで気にならないと思います。

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。Ryzen 5はVega 8が搭載でRyzen 3は通常Vega 3、AthlonはRadeonグラフィックスが搭載ですAthlonの情報はないですが、かなり低い性能になると思われます。

Video Card Benchmarks

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MX450  3715
Core i7-1165G7  3681
Core i5-1135G7  2898
MX250  2582
Ryzen 5 5500U 2326
Ryzen 7 5700U  2251
Core i3-1115G4  2118
Ryzen 7 4700U  2066
Iris Plus  1859
Ryzen 5 4500U  1818
Ryzen 3 4300U  1607
Vega 8  1447
Vega 3  1070
UHD  888

Ryzen 5 5500Uのグラフィック性能は、そこそこ高いですね。

 

公式サイト

ディスプレイ

IdeaPad Slim 170 15.6型 正面

右にスライドできます↓

解像度 光沢 液晶 輝度 コントラスト比 色域 視野角
HD
1366×768
なし TN 220nit 400~500:1 NTSC 45% 90°
HD ハイディフィニション、低解像度で安い機種に使用される
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
TN液晶 コントラスト比が低く、視野角も狭い。若干青みがかった色
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準
色域 色空間の企画で、NTSC 45%は標準的なディスプレイ
コントラスト比 最少輝度と最大輝度の差。値が大きいと、より力強い描写が可能

ディスプレイは標準的な低価格モデルに搭載される品質で、過去に使ったパソコンが同じ解像度であれば気にならないと思いますが、長時間作業をする人にはお勧めしません。目が痛くなりそうですね。

また、視野角もかなり狭いので、見る角度によっては四隅が暗く見えたりしやすいです。

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR4 2400MHzか3200MHz(Ryzen 5 5500Uモデルのみ)で、Ryzenモデルはメモリスロット1つ、Athlonはオンボードになります。Ryzenモデルは今挿さっているメモリを外して増設もできますが、保証外になるので自信のある方はどうぞ。

 

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 最大32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

本機種は意外なことに(意外と言っちゃ失礼ですね)、高速データ転送速度を持つPCIe 3.0×4が搭載です。上位モデルと同じ仕様なので、サクサク使えますね。

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・42Whバッテリーが搭載で、

  • Athlon・・・9.8時間
  • Ryzen 3・・・12時間
  • Ryzen 5・・・10.8時間
  • Ryzen 5 5500U・・・12.8時間

の最大駆動時間があります。この価格の15.6型で10時間以上のバッテリー駆動時間は長い方ですね。

 

インターフェイス

IdeaPad Slim 170 15.6型のインターフェース

右側面インターフェースはSDカードなどが使えるメディアカードリーダーと、USB-A 2.0になります。

IdeaPad Slim 170 15.6型のインターフェース

左側面には電源コネクタ、USB-A 3.2 Gen 1、HDMI、USB-C 3.2 Gen 1、そしてヘッドフォン/マイクジャックがあります。

右のUSB-A 2.0はマウスやキーボードを接続する用なので、外付けHDDなどでデータ転送をしても遅いのでご注意を。左のUSBはどちらも5Gbpsの転送速度があるので、比較的速いです。

インターフェースは少ないですが、7 in 1ハブなどを購入したら、十分なインターフェースになります。

 

サポート・保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長3年まで延長できます。また、Premium Careと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

引き取り修理とは、家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

修理拠点は日本国内なので対応も速く、安心して任せることができます。

まとめ

良い点

・低価格モデルにしてはストレージが高品質
・15.6型にしては軽い
・ベゼルが細い
・Windows 11搭載
・Ryzen 5 5500Uが追加

 

残念な点

・ディスプレイの品質が控えめ
・インターフェースが少ない
・指紋センサーなどの生体認証がない

総合評価

2世代前のRyzen 3000シリーズもありますが、Ryzen 5 5500Uを選んだ場合は高い性能があり、Ryzen 3やAthlonを選んだ場合でもSSDの品質が高いので、ストレスになるほど動作が遅いということはありません。(速いわけでもありません)

メモリも標準的な8GBなので(Athlonのみ4GB)そこそこの作業には対応できるし、「遅すぎる」と言う場合は、保証が外れますがメモリの増設も可能です

15.6型のディスプレイにHD TN液晶はちょっと解像度が低く見え、気持ちよく使えるかと言うと疑問に思いますが、今現在、同じHDディスプレイを使っている人であれば気にならないと思います。それでも、毎日長時間使う人にはお勧めできない品質です。

本機はこういった要望の人であれば、特に気にならずに使えると思います。

  • 安い機種が欲しい
  • ディスプレイは気にしない
  • 大画面で大学のレポートをしたい
  • 外付けモニターを持っている
  • 家計簿などをExcelでつけたい

 

公式サイト