Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD)のレビュー

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Chromebookを除くIdeaPad史上最軽量の機種で、新しいシリーズのSlim 5 lightになります。

14インチで最軽量モデルが1.17㎏と軽く、バッテリー駆動時間も約17時間と長いです。持ち運びに特化しており、それでいて、価格は8万円からと安くなっています。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック 4.4 out of 5 stars
コスパ 4.3 out of 5 stars
総合評価 4.4 out of 5 stars

 

Lenovoではゴールデンウィークセールを実施中で、年に一度の大型セールです。

土日は週末セールをやっているのでお見逃しなく!

IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD)のスペック

CPU Ryzen 3 7330U
Ryzen 5 7530U
Ryzen 7 7730U
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 最大512GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) FHD IPS液晶
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 6
生体認証 指紋センサーあり
WEBカメラ FHD 1080p
寸法(幅×奥行×高さ) 324.1 × 215.7 × 17.1㎜
重さ 約1.17㎏~1.24㎏
バッテリー 最大約17時間
標準保証 1年間
価格 8.4万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 7000シリーズで、中位モデルの7030Uシリーズになります。旧モデルのRyzen 5000シリーズよりも最大約20%ほど高い性能になっています。

ただし、最新規格のメモリやストレージに対応していないので、メモリはDDR4が搭載、ストレージはSSD PCIe 3.0×4接続になります。

そのメモリはDDR4-3200MHzで最大16GB、ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載ですが、PCIe 3.0×4接続で最大512GBになります。

旧モデルとは言え十分な速度があるので、まず困ることはないと思います。

ディスプレイはここ最近はやりの画面アスペクト比が16:10じゃなく、16:9のFHD IPS液晶になります。ここ最近の上位モデルはディスプレイが縦に長い16:10を採用することが多いのでちょっと残念ですが、これ以上価格を上げたくなかったんじゃないかなと思います。

その他のスペックはWindows 11 Homeに、高速安定通信ができるWi-Fi 6に対応、Webカメラは高画質FHD 1080pになります。

指紋センサーは執筆時現在標準搭載ですが、カスタマイズから無しにもできます。

そして、本機の最大の特徴で、IdeaPad Slimシリーズ史上最軽量モデル・1.17㎏からになります。めちゃくちゃ軽いです。筆者がメインで使っているThinkPad X1 Carbon(現在17.7万円から販売中)が1.12㎏なので、50gしか変わりません。これが9.2万円から購入できるのはすごいです。

ちなみに、最安モデルは8万円台から販売されていますが、こちらはディスプレイの色域がNTSC 45%で、1.24㎏になります。1.17㎏のモデルは色域がsRGB 100%のモデルになります。

それにしても、14インチで1.24㎏でもすっごく軽いので、こちらも良いですね。

また、バッテリー駆動時間は最大約17時間と長めで、丸1日外出する社会人や学生にピッタリです。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

IdeaPad Slim Lightは初めて発売されるシリーズで、旧モデルはありません。

 

 

IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD)の特徴

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 左斜め前から

さすがコンパクトな機種なので、ベゼル(画面の黒い枠)が細くスタイリッシュです。ここ最近のSlim 5シリーズは、ハイエンドモデルの様なスペックや外観をしていますね。

WEBカメラ部分はノッチになっており、カメラやマイクがある部分のみ大きく、その他を細くしています。このおかげで、より引き締まったスリムな見た目になっています。

 

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 横から

寸法は

・幅 324.1㎜
・奥行 215.7㎜
・高さ 17.1㎜

で、コンパクトモバイルPCですね。高さ(厚さ)が17.1㎜と細いので掴みやすく、重さもsRGB 100%モデルは1.17㎏とかなり軽量なので、持ち運びや移動がしやすいです。

 

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 背面

天板は樹脂素材を使用し、パームレストはマグネシウム合金塗装、そして底面はマグネシウムとアルミニウムを使用しているようです。

MIL-STD 810Hと言う米軍の物資調達規格に準拠しており、日常の衝撃や衝突に耐える高い堅牢性もあるので、安心して持ち運びができます。

 

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 天板

底面には幅広い通気孔があり、エアフローも良さそうです。特に、CPUには発熱が低いRyzenを使用しているので、安心感もあります。

 

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 天板

天板は、すっごくシンプルです。

 

 

WEBカメラ周り

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 正面

Webカメラは高画質FHD 1080pで、プライバシーシャッターが搭載しています。標準的なWebカメラはHD画質なので、本機であれば相手により鮮明な映像が映し出されます。

全然違いますね。また、プライバシーシャッターを搭載しているので、WEBカメラを使わないときは、閉じておくと安心です。

マイクは2つ搭載しており、フロントフェイスのステレオスピーカー1.5Wが2つ搭載です。音楽を聴いたり、Web会議をしたりと、特に困ることのないスペックです。

 

 

キーボード

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) キーボード

キーボードは84キー・日本語キーで、バックライト付きです。左右カーソルキーが大きいので、ミスが起こりにくいと思います。

電源ボタンは指紋センサー統合型なので、電源を付けたらサインインも完了しています。

 

 

CPU

 

Ryzen 7 7730U Ryzen 5 7530U Ryzen 3 7330U
製造プロセス 7nm
アーキテクチャ Zen 3
コア/スレッド 8/16 6/12 4/8
L3キャッシュ 16MB 8MB
ベースクロック 2.0Hz 2.3GHz
ブーストクロック 4.5GHz 4.3GHz
GPUコア 8 7 6
TDP 15W

アーキテクチャはRyzen 5000シリーズと同じZen 3になり、TDPは省電力の15Wです。最大温度が95°と低いので、今までよりも長時間高負荷な作業がしやすくなっています。

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 14000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i5-1340P  20197
Ryzen 7 7730U  19034
Core i7-1260P  18691
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P  17664
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1255U  13251
Ryzen 3 7330U  11816
Core i7-1165G7  10620

Ryzen 3でもスコアが1万オーバーと、かなり高い性能です。Ryzen 5や7は、何を気にすることもなく快適に使えるほどのスコアですね。

 

 

グラフィックス

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。

グラフィック性能は、実機を入手次第追記します。

 

 

ディスプレイ

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) ディスプレイ

解像度 光沢 液晶 輝度
14型 FHD なし IPS 300nit
コントラスト比 色域 視野角 その他
800:1
1200:1
NTSC 45%
sRGB 100%
170° ブルーライト軽減

ディスプレイは、低価格モデルに搭載される様なスペックですが、広色域のsRGB 100%のディスプレイもあります。先述したように、こちらは1.17㎏と軽量モデルです。

2022年以降のトレンドとして、PC画面は画面アスペクト比が16:10と縦に長いものが登場し、10~12万円以上のPCはほとんどが16:10です。本機は軽さが一番の特徴で価格を抑えているため、16:10にしなかったのではないかなと思います。

解像度は標準的なフルHDで、視野角が170°と広いIPS液晶です。また、光沢なしなので背景などが反射せずに、見やすい仕様になっています。

輝度は300ニトと室内では十分明るく、屋外でも日陰ならそこまで見にくくないと思います。

色域はNTSC 45%とsRGB 100%の2種類があり、若干価格が高くなりますが、sRGB 100%がおすすめです。

左がsRGB 100%で右がNTSC 45%のディスプレイです。同じものを見ても、全然鮮やかさが違いますね。

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR4-3200MHzで、オンボード・最大16GBになります。仕様書によると、8GBモデルはシングルチャンネルメモリで、16GBはデュアルチャンネルメモリになります。

どちらも1枚のメモリですが、16GBの場合はシングルに比べ2倍の帯域幅があり、データ転送速度やグラフィック性能が上がります。特に、グラフィック性能は大きく変わるので、画像編集などをしたい人は16GBモデルがおすすめです。

 

 

ストレージ

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージは最新のSSD PCIe 4.0が搭載ですが、CPUがPCIe 3.0×4までしか対応していないので、若干速度が落ちます。とは言え、ビジネス用途でもPCIe 3.0×4は十分な速度があるので、特に困ることはないと思います。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

セキュリティ

Lenovoのセキュリティ

セキュリティソフトをお考えの場合は「Lenovoパソコンにおすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。

 

 

Wi-Fi 6に対応

 

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

 

WWAN

LTEや5GなどのWWANはありません。カフェのWi-Fiを使ったり、スマホのテザリングを使用することになります。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・47Whrで、最大約17時間のバッテリー駆動時間になります。バッテリーが長持ちなので、丸一日外出する人にも使いやすいです。

また、急速充電に対応しており、約2時間で満充電です。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは標準的で、多くはないですが、普段使い用PCでは普通です。

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 左側面インターフェイス

左側面はUSB 3.2 Gen 1、HDMI、USB 3.2 Gen 1 Type-C(Powerdelivery 対応、DisplayPort 出力機能付き)、そしてマイクヘッドフォンジャックになります。

 

Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD) 右側面インターフェイス

右側面はSDカードリーダーとUSB 3.2 Gen 1で、すべてのUSBのデータ転送速度は5Gbpsになります。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、通常であればPremium Care Plus/プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができますが、執筆時現在、まだこの保証はありません。こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)

 

  • 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。

 

 

ライバル機種

 

Pavilion Aero 13-be

HP Pavilion Aero 13-beAero 13-beの2023年モデルです。CPUがRyzen 7000シリーズになり、Wi-Fi 6Eにも対応しました。背面のロゴがおしゃれになったので、うれしいですね。全体的にハイスペックです、1㎏を切る軽量モデルです。

CPU Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 最大512GB
ディスプレイ(13.3型) WUXGA IPS 400nit sRGB 100%
無線 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
生体認証 指紋センサー
重さ 957g
バッテリー 12時間
価格 10.9万円~

レビュー

 

HP 14s-dq

HP 14s-dq200014インチで1.29㎏と軽量で、持ち運びがしやすい機種です。全体的に2021年のスペックですが、Coreモデルは普通に使いやすいです

CPU Celeron N4500
Core i3-1115G4
Core i5-1135G7
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD 256GB
ディスプレイ(14型) FHD IPS 光沢
OS Windows 11 Home/Windows  11 Sモード
無線 Wi-Fi 6、Wi-Fi 5
生体認証 指紋センサー
重さ 1.29㎏
バッテリー 最大約7.5時間
価格 5万3900円~(Celeron)
9万200円~(Core)

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・超軽量でコンパクトなモバイルPC
・性能が高い最新のRyzen 7000シリーズ
・WEBカメラが高画質FHD
・バッテリー駆動時間が最大17時間!
・8万円台からと低価格
・USB Type-CがDisplayPort 出力機能付き
・指紋センサー搭載

 

残念な点

・8GBメモリはシングルチャンネルメモリで、グラフィック性能が落ちる

 

総合評価

本機最大の特徴は、14インチで1.17㎏と超軽量であることです。また、軽いだけじゃなくバッテリー駆動時間も長いので、外出が多い人に使いやすい機種です。

高性能のRyzen 7000シリーズが搭載しているので、パソコンの基本性能は高く、Wi-Fi 6やFHDカメラなど+アルファのスペックです。

価格も頑張って抑えているので、学生にも購入しやすいと思います。

 

 

公式サイト