Lenovoの11インチのタブレットと言えば、P11 Pro gen 2(11.2インチ)やP11 Gen 2(11.5インチ)がありますが、本機は10.95インチとぎりぎり11インチですね。
このくらいのサイズであれば持ち運びもしやすく、手で持ってゲームもでき、そして大画面なのでサブモニターとして使うこともできます。
本機は全体的に標準的なスペックですが、オーディオはドルビーアトモスにスピーカーが4つ搭載となかなかハイスペックです。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | |
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コスパ | |
総合評価 |
Contents
Tab B11のスペック
SoC | MediaTek Helio G88 |
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メモリ | LPDDR4X 4GB |
ストレージ | eMMC 128GB |
ディスプレイ(10.95型) | 1920×1200ドット 90Hz |
Netflix | HD認定 |
OS | Android 13(Android 14にアップグレード可能) |
無線 | 802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5) |
生体認証 | ― |
カメラ | 800万画素/800万画素、フラッシュなし |
オーディオ | ドルビーアトモス、スピーカー 1W×4 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 255.3 × 166.3 × 7.2mm |
重さ | 465g |
バッテリー | 最大約10時間 |
標準保証 | 1年間 |
セキュリティメンテナンス | 2028年3月30日まで |
ペン | Lenovo Tabペン同梱 |
価格 | 39,422円 |
<性能評価>
タブレットの心臓部であるSoCはミドルクラスのHelio G88で、シングルコア、マルチコアともにほどほどの性能になっています。少なくとも、本機はLPDDR4Xのメモリが4GB搭載しているので、動きは悪くないです。
ストレージはeMMC 128GBとそこそこ大きな容量で、microSDカード(最大1TB)も搭載できるので安心です。
ディスプレイは10.95インチの16:10とここ最近のPCと同じで、WUXGA(1920×1200ドット) IPS液晶になり、色域はsRGB 100%相当のNTSC 72%と高色域です。リフレッシュレートは90Hzと高いです。
パソコンと同じ画面アスペクト比で、タブレットも約11インチと大きいので、モバイルモニターとしても使えますね。
その他のスペックはOSはAndroid 13で、無線はいわゆるWi-Fi 5、カメラは低スペックでリア・フロントともに800万画素、ドルビーアトモスに対応した1Wスピーカーが4つ搭載です。
標準保証は1年間で、セキュリティメンテナンスは2028年3月30日までとなっています。
10.95インチで465gと標準的な重さで、バッテリー駆動時間は丸一日外出しても十分じゃないかなというくらいの10時間になります。
旧モデルとの比較
Tab BシリーズにはB10がいくつか販売されていますが、B11は初になります。
大きなディスプレイでモバイルモニターとしても使える
ディスプレイは10.95インチの大画面で、解像度は1920×1200ドットのWUXGAになります。これって、ここ最近発売されているノートパソコンの画面比と同じ16:10なんです。
また、本機は約11インチと大きな画面なので、モバイルモニターとしても使いやすいです。
Lenovo公式アプリの「Lenovo Freestyle」をダウンロードして、同じIDとWi-Fiにつなげばすぐにモバイルモニターとして使えます。
以前は接続しにくくカクカクで使いにくかったですが、2023年からUIもおしゃれに変わり、20Mbpsくらいの速度があれば使いやすくなっています。
詳しい接続方法は、「Lenovo Freestyleの使い方と設定方法」をどうぞ。
最大1TBのmicroSDカードを搭載可能
本機のストレージは128GBとそこそこ大きいですが、最大1TBのmicroSDカードも増設できるので大容量にできます。
便利ですね。
ドルビーアトモスン対応したスピーカーが4つも搭載
本機は、ドルビーアトモスに対応した1Wスピーカーが4つも搭載しています。ドルビーアトモスは平面的な音じゃなく立体的な音を体感でき、しかも4つもスピーカーがあるので、音楽を聴いたり動画視聴に合います。
ペンが同梱
4096段階の筆圧検知があるLenovo Tab Penが付いており、簡単なイラストを描いたりメモを取ったりできます。
別途購入しなくてよいので、助かりますね。
ちなみにカバーケースは4950円で、おそらく高性能のLenovo Tab Pen Plusは8800円で販売されています。ペンは同梱しているので買う必要はないですが、ケースはあった方が使いやすいです。
その他の特徴
カメラ
カメラはリアとフロントどちらも800万画素と、いつものタブレットと言った画質です。シングルカメラでフラッシュもありません。
写真を撮るなら、スマホが良いですね。
ミドルクラスのSoC
MediaTek Helio G88 | |
コア | 2x A75 6x A55 |
コア | 8コア |
最大クロック | 2.0/1.8GHz |
GPU | ARM Mali-G52 MC2 GPU |
Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
性能は高くないですが、低すぎることもないです。
こちらはGeekbench 5のスコアです。
Geekbench5 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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MediaTek Kompanio 1300T P11 Pro 2nd Gen |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 680 | |
Snapdragon 662 Tab P11 |
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Helio G88 | |
MediaTek Helio P90 X Game |
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MediaTek Helio P22T | |
Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
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MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
Geekbench5 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MediaTek Kompanio 1300T P11 Pro 2nd Gen |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 680 | |
Helio G88 | |
Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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Snapdragon 429 Tab B10 |
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MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機は高性能LPDDR4xで、4GBと標準的な大きさです。
Wi-Fi 5に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
最新のWi-Fi 6ではなく、Wi-Fi 5に対応しています。最新じゃないとはいえ、最大6.9Gbpsもあるので悪くないと思います。
LTE
LTEモデルはありません。自宅のWi-Fiやスマホのテザリングで、インターネットが使用できます。
テザリングを使うのであれば、楽天最強プランがおすすめです。筆者はIIJmioでドコモ回線20GB/月 約2000円と、楽天最強プランを契約していますが、月に20GB以上使うのであれば楽天がお得です。
バッテリー駆動時間
バッテリーは大容量の7040mAhで、最大約10時間のバッテリー駆動時間になります。一日外出していても、ずっと使わない限り十分な時間かなと思います。
充電時間は約3.6時間と平均的です。
インターフェイス
ポートは1つのみで、USB 2.0 Type-Cになり、OTG機能付きです。OTG機能はパソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができる機能です。
サポート・保証
標準で1年間の「片道引き取り修理保証」と、電話・チャット・LINE・メールでのサポートがあり、最長4年まで延長できます。また、プレミアムケアと言うサポートにアップグレードができ、こちらは24時間365日専任のエージェントが電話対応します。(通常サポートは朝9時~夕方6時まで)
- 片道引き取り修理・・・自分でリペアセンターに自費で郵送。修理後の配送は無料
- 引き取り修理・・・家などの指定住所にLenovoの指定業者がPCを引き取りに来てリペアセンターに配送、修理後、郵送してくれる保証です。保証期間内は、基本的に修理費・郵送費など無料です。
ライバル機種
Tab P12
Lenovoでは上位モデル、全体を見渡すとミドルハイスペックに近い機種です。画面が12.7インチと大きく、解像度も高く広色域です。動画視聴が多い人や、ビジネス用PCのお供に合います。本機よりも1万円ほど高いですが、性能は比べ物にならないくらい高いです
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 128/256GB |
ディスプレイ(12.7型) | 3K (2944×1840) LTPS液晶 60Hz |
OS | Android 13 |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋、顔認証 |
オーディオ | ドルビーアトモス、JBLスピーカー×4 |
重さ | 615g |
バッテリー | 最大約10時間 |
価格 | 49,830円~ |
Tab P11 Gen 2
本機よりも4000円ほど高いですが、4000円以上の価値があるスペックです。全体的にうまくまとめられた機種で、ディスプレイ以外は標準的なスペックです。ディスプレイはクリエイター向けの高品質・ハイスペックで、リフレッシュレートは120Hz、色域はDCI-P3 97.5%と広いです。
SoC | MediaTek Helio G99 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ(11.5型) | 2000×1200ドット IPS液晶 |
OS | Android 12L |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | フェイスアンロック |
カメラ | 800万画素/1300万画素 |
重さ | 520g |
バッテリー | 最大約10時間 |
価格 | 4.4万円~ |
まとめ
良い点
・大画面で見やすい
・ハイスペックオーディオ
・microSDカードの増設可能
・ペンが同梱
・LTEモデルもあり
・リフレッシュレートが90Hz
残念な点
・無線LANがWi-Fi 5
総合評価
画面が大きく、アスペクト比も16:10とパソコンと同じで、リフレッシュレートは90Hzと快適にゲームもできるスペックで、ディスプレイは比較的良いと思います。また、オーディオも意外に良いスペックなのも見逃せないですね。
ペンが同梱されているので新しく買う必要もないし、メモ取りや簡単なイラストもできます。
全体的にみると標準的なスペックで、使いにくい点もないのが最大の特徴かと思います。